住宅を購入してから25年程度経過すると、ローン残高が少なくなってきます。このとき、一括返済を行ってローンを返してしまおうと考えます。
ただ、一括返済を行ったことがないため、手続きの方法や手数料がどのくらいかかるのか分からない方は多いです。
ローンは金融機関から受ける融資のことで、金利に応じて利子を支払っています。そのため、あなたが支払っている月々の返済額は、利子が含まれた金額になります。
そこで、「一括返済を行えば金利分の残高が安くなるのでは」と疑問に思う方は多いです。
確かに、一括返済を行えば、残りのローンが10年残っている場合、その期間分の利子が無くなるからです。
住宅ローンは繰り上げ返済などを行えば、その分利子がなくなる仕組みです。そのため、残りの残高が少なくなり、一括で返済できるのであれば、それに越したことはありません。
ただ、一括返済を行うとその分貯金が無くなるため、無理にでも返済してしまったほうがいいのか悩みどころです。
残りの貯金とのバランスをよく考えないと、万が一お金が必要になった場合に困ってしまいます。そのため、よく考えて一括返済を行いましょう。
住宅ローン一括返済の計算や手続きとかかる手数料
住宅ローンを一括返済する際、どれほど安くなるのかは、お金を借りている金融機関によって計算方法や手続きの方法が異なります。そのため、一括返済を希望しているのであれば、一度ローンを組んでいる金融機関に相談するようにしましょう。
また、一括返済は、事実上繰り上げ返済になります。
そのため、金融機関によっては、手数料がかかります。これに関しても、借り入れ先によって金額が異なります。
たとえば、100万円未満ならば5,400円、100万円以上だと2万1,600円などというように、返済金額に応じて値段が変わる場合があります。
ただ、繰り上げ返済手数料が発生しない金融機関もあります。そのため、そのような金融機関でお金を借りると手数料を削減することができます。
したがって、あなたがお金を借りている先に、「手数料はどのくらいになるのか」を聞いてみると良いです。
一括返済は無理にでもしたほうがいいのか
一括返済は利子を削減できるため、行えばその分得をします。ただ、一括で残りのローンを支払うため、手元の貯蓄が無くなってしまいます。
このとき、貯金のほとんどを使ってまでも一括返済するのであれば、控えたほうがいいです。
なぜなら、今後急にお金が必要になる可能性は、十分に考えられるからです。万が一出費があった場合、現金を用意することができなくなってしまわないよう、適切な診断が必要です。
たとえば、残りの住宅ローンが700万円残っていて、貯金が900万円の場合、一括返済を行うと残りの貯蓄は、900万円(貯蓄) − 700万円(ローン残高) = 200万円(残りの貯金)になります。
そのため、今後200万円以上のお金が急に必要になった場合、新たに借入を行う必要があります。
このときのローンは、住宅ローンよりも金利が高くなる可能性が高いです。そのため、一括返済で無くなった金利分よりも多く利子を支払う必要があります。
それでは、「住宅ローンをそのまま借りていたほうがよかった」ということになってしまいます。
これから分かるように、一括返済は、返せる分と手元に残しておく現金のバランスをよく考えるようにしましょう。
得をする繰り上げ返済の方法
たとえば、繰り上げ返済を数回に分けて余裕ができ次第、返済を行うのも1つの方法です。これであれば、利息を減らすことができ、月々の支払う額や残りの返済期間を減らすことができます。
一括返済による利息軽減は魅力的です。しかし、今後の人生において、それ以上に手元のお金が無くなるほうがリスクは高いです。
万が一のことを考えて、ある程度は手元に現金を残しておくようにしましょう。そして、繰り上げる分と貯金のバランスを考えて、返済を行うようにしましょう。
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