注文住宅の頭金:平均相場はいくら?0、なしでも建てられるのか

頭金ゼロ

注文住宅を購入する上で、頭金について多くのお問い合わせを受けます。あなたも以下のような悩みはありませんか。

  • 注文住宅の頭金の平均は
  • 頭金0(なし)でもいいのか
  • どうやって貯めているのか
  • いくら払うのが理想なのか

頭金を入れずに住宅ローンを組むことはできますが、月々の返済額やローンの借入額が高くなってしまいます。

できれば、頭金を入れたほうが無理のない返済ができるため理想的です。

そこでこのページでは、注文住宅の頭金として理想的な金額や貯め方などについてご紹介します。頭金の平均などを参考にして資金計画を立ててください。

注文住宅の頭金の平均の相場はいくら

注文住宅の頭金の平均額をご紹介します。実際に注文住宅を購入している方が、どのくらい頭金を入れているのかを参考にしましょう。

ただし、注文住宅は土地がある場合とない場合では購入金額が異なり、住宅購入時の平均年齢や年収なども変わってきます。

つまり、土地がある場合とない場合では頭金の平均金額が変わってくるのです。土地があるなしに応じて、頭金の平均額を参考にしてください。

土地がある場合の注文住宅の頭金

土地がある方は、土地購入費用が必要ないため、建物の費用だけで住宅ローンを組ム方がほとんどです。土地所有者が注文住宅を買う際の頭金の金額は、以下をご覧ください。

 建設費(万円)頭金(万円)頭金の割合(%)
首都圏3,52181823.2
近畿圏3,27173622.5
東海圏3,35875222.4
その他の地域3,02859319.6
全国3,23169121.4

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

全国平均で691万円です。そして、建設費と頭金の割合は、全国平均で21.4%になります。

土地所有している方の詳細データ

また、以下は土地を購入している方の年齢や年収などの詳細なデータです。

2015年度全国平均首都圏近畿圏東海圏その他
年齢(歳)42.343.942.341.241.9
家族数(人)3.73.83.63.73.7
世帯年収(万円)599656590603569
年収倍率(倍)6.26.26.46.26.0
建設費(万円)3,2313,5213,271
3,358
3,028
頭金(万円)691818736752593
融資金(万円)2,4842,6392,4762,5502,384
1カ月の返済額 (円)92,200100,40093,10094,30087,000
総返済負担率(%)
20.220.220.620.320.1

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

先ほどお伝えしたように、土地があるのとないのとでは、注文住宅を購入する年齢や年収は異なります。

土地を所有している方は、以上まででお伝えした内容を参考にしましょう。

土地がない場合の注文住宅の頭金

土地がない場合、注文住宅の建設費用に加えて土地取得費用が必要になります。そのため、それらを合わせた費用が住宅の購入費用になるのです。

注文住宅と土地を同時に購入している方データは、以下をご覧ください。

 建設費(万円)土地取得費(万円)頭金(万円)頭金の割合(%)
首都圏2,4932,12663813.8
近畿圏2,4961,53254213.5
東海圏2,7751,27352713.0
その他の地域2,60787040811.7
全国2,5821,31549712.8

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

頭金の全国平均額は、497万円です。そして、住宅と土地代の総額における割合は、12.8%になります。

つまり、住宅の購入費用の1割程度を頭金として用意している方が多く見られます。

土地がない方の詳細データ

以下は、住宅と土地を購入している方の年齢や年収などの詳細なデータです。

2015年度全国平均首都圏近畿圏東海圏その他
年齢(歳)37.338.1 37.236.837.1
家族数(人)3.43.33.33.43.4
世帯年収(万円)610695617615567
年収倍率(倍)6.97.27.17.06.6
建設費(万円)2,5822,4932,4962,7752,607
土地取得費(万円)1,3152,1261,5321,273870
頭金(万円)497638542527408
融資金(万円)3,2843,7983,3603,4252,983
1カ月の返済額 (円)111,100130,800114,500115,20099,800
総返済負担率(%)23.324.123.723.822.6

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

土地代がかかるため、先ほどご紹介した土地を所有している方よりも費用は高くなるのです。

また、住宅ローンを35年で組むと仮定すると、土地がない方は5歳ほど早く住宅を購入していることがわかります。そのため、頭金の金額は少なくなっているのです。

土地がない方は、このような推移になることを想定して頭金などを事前に準備しましょう。

注文住宅の頭金なしや0でも家を建てられるのか

注文住宅は頭金ゼロでも購入することは可能です。昔とは異なり、頭金なしでも住宅ローンを組むことができるようになりました。

とはいえ、頭金なしでも本当に注文住宅を買えるのか不安ですよね。

以下では、注文住宅の購入時において、頭金なしの場合はどうなるのかをご紹介していきます。頭金を入れるのかどうかを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

頭金を用意しないと月々の返済額や総額が高くなる

注文住宅購入時に頭金がないと、月々の返済額や総額は高くなります。

たとえば、以下は3,000万円の費用のローンを組む際に、頭金を500万円支払った場合とそうではない場合の試算です。(35年ローン、ボーナス払いなし、固定金利1.5%)

 月々の返済額住宅ローンの総額
頭金なしの場合91,855円38,579,007円
頭金ありの場合76,546円32,149,099円
差額15,309円6,429,908円

毎月の返済額は、15,000円変わります。これが35年毎月続くとなると、頭金を入れておいたほうがリスクなく返済することができるのです。

審査に通りにくい

頭金なしで住宅ローンを組む場合、審査に通りにくくなってしまいます。借り入れ金額が増えてしまうからです。

頭金がある場合とそうではない場合では、審査に通りやすさが変わってきます。できるだけ頭金を入れるようにしましょう。

住宅ローンを家賃感覚でいると破産する

頭金を入れずに注文住宅を購入する方に多いのですが、住宅ローンの返済を頭金感覚でいると後悔します。

持ち家の場合、住宅ローンの返済に加えて固定資産税や外壁塗装などの修繕費の積み立てが必要になるからです。毎月の返済額に加えて2~3円の費用が必要になります。

つまり、ローンの返済額に加えて毎月2~3万円の費用がかかるのです。

ただ、このことを知らずに住宅ローンの購入を甘く考えている方は多くいらっしゃいます。そのため、住宅を購入してから想像以上の支払いに困ってしまうのです。

住宅ローンの8万円と家賃8万円は、同じようで全く異なります。

住宅ローンの返済額が8万円になり、支払っている家賃が8万円の場合、「今払っている家賃と変わらない」と思われる方は多くいらっしゃいます。

しかし実際は、住宅ローンの返済8万円に加えて、2~3万円の費用が必要になるのです。その場合、実質月々11万円の支払いになります。

家賃感覚でいると返済が大変になります。月々の負担を減らすためにも、頭金はなるべく準備するようにしてください。

頭金をどうやって貯めているのか

頭金を用意しようと考えたとき、「頭金をどうやって貯めればいいのか」気になるものですよね。

そこで、実際に頭金を貯めて注文住宅を購入した方がどのように準備したのかをご紹介します。以下でお伝えする内容を参考にして、無理なく注文住宅を購入しましょう。

頭金を何年でいくら貯めたのか

頭金を貯めている方は、何年でいくらぐらい準備しているのでしょうか。どのくらいで頭金を用意しているのか気になるものですよね。

実際に頭金を貯金した方の年数別の金額は以下をご覧ください。

  • 5年未満:500万円以下
  • 5年以上:1,000万円以上

貯金年数が5年未満の方は、ほとんどの方が500万円程度準備しているという結果でした。また、多く貯めている方でも1000万円を超えることは稀です。

一方、5年以上頭金を貯めている方は、1,000万円以上準備している傾向にあります。すぐに頭金を貯めるのは難しいため、長い年月をかけて用意している方が多く見られます。

仮に、毎月数万円を貯金したと仮定する場合、年数ごとの貯金額は以下をご覧ください。

 毎月2万円毎月3万円毎月5万円毎月7万円
5年120万円180万円300万円420万円
7年168万円252万円420万円588万円
10年240万円360万円600万円840万円

夫婦二人で頑張って貯金すれば、数年後には数百万円単位になります。二人で協力すれば、お金を効率よく貯めることができるのではないでしょうか。

将来のために頑張って準備している方は、「その後の生活が楽になる」と言えます。夫婦で協力し合い、将来のために貯金をしましょう。

頭金を効率よく貯める方法は

頭金を貯める方法はあるのでしょうか。以下は頭金を貯める方法のランキングです。

  1. 自然と貯まった
  2. 定期預金をしていた
  3. 株やFXで利益を出した
  4. 副業で収入を増やした

多くの方は、「自然と貯まった」と答えています。とはいえ、無駄遣いを無くすために、外食を避けたり飲みに行く回数を減らしたりなどお金を貯める習慣を付けていたのではないでしょうか。

また、お金をついつい使ってしまうという方には、定期預金がおすすめです。毎月決められた金額を貯金できるため、定期預金を活用して効率よくお金を貯めましょう。

注文住宅の頭金はいくらいれるのが理想なのか

注文住宅の頭金はいくらぐらいが理想的なのでしょうか。統計では、土地がある方は、2割程度、土地がない方は1割程度入れています。

しかし、人それぞれ収入は異なるため、あくまでも目安でしかありません。以下のステップを参考にしてどのくらいの頭金が必要なのかを算出しましょう。

  1. 毎月のローンの返済額を決める
  2. 借り入れ金額や注文住宅の価格を検討する
  3. 必要になる頭金を求める

それでは、順を追って解説します。

1.毎月のローンの返済額を決める

最初に、毎月のローンの返済額を決めましょう。収入の手取りの1/4程度が理想的と言われています。

たとえば、手取りの給料が40万円の場合、10万円が理想的な毎月の支払い額です。

ただし、先ほどお伝えしたように毎月の修繕費用などの積み立てが必要になります。それらの費用を踏まえた上で、毎月の支払額を決めましょう。

つまり、手取り40万円の方の場合、10万円の内訳は以下になるのです。

10万円(毎月の支払い) = 7万円(住宅ローンの返済) × 3万円(修繕費用の積み立て)

また、毎月の貯金などのことを考えて毎月の返済額を決定しましょう。

なお、住宅ローンの返済に加えて、将来のための貯金もしなければいけません。そのため、毎月貯金する金額も考慮した上で、月々の返済額を求めましょう。

借り入れ金額や注文住宅を検討する

毎月のローンの返済額を求めることができたのならば、借入金額を検討しましょう。

月々の住宅ローンの返済額が7万円の場合、以下の借入金額になります。(35年ローンボーナス払いなし固定金利1.5%)

借入金額月々の返済額総返済額
2,400万円73,484円30,863,159円

月々の住宅ローンの返済額を7万円と仮定した場合、これくらいの借入金額になることを覚えておきましょう。

必要になる頭金を求める

欲しい住宅と借入金額に応じて頭金を求めましょう。

たとえば、3,000万円の注文住宅を購入すると仮定する場合、その2割である600万円の頭金を支払えば、2,400万円の借り入れになります。

もちろん、頭金がなければ2,400万円の費用で住宅を購入することも可能です。

しかし、頭金を入れることで住宅の購入に余裕が生まれます。その分グレードを上げることもできますし、その分支払う金額を少なくすることができます。

「年収」「返済額」「希望借入金額」この3つの返済バランスから理想の頭金を求めるようにしてください。

まとめ

注文住宅の頭金の平均は、土地がある場合で約2割程度、土地がない場合で1割程度です。

注文住宅の頭金は、住宅ローンの残債や月々の返済を少なくするためにできるだけ用意するようにしましょう。頑張って貯金をして頭金を準備できれば、その後の生活が楽になります。

そして頭金は、年収や借入金額、注文住宅の価格から無理のない返済プランで算出しましょう。

頭金がなくても家を建てることはできますが、無理をしてまでも購入する必要はないため、じっくりお金を数年貯めて購入するようにしてください。

注文住宅を700万円も安く購入する裏技

住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。

実は、値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?

建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。

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