注文住宅見積もり

注文住宅・家の見積もりは何社に頼めばいいの?無料見積もりの注意点

見積もり何社

「注文住宅・家の見積もりは何社に頼めばいいのか」という相談は多く受けます。

注文住宅の見積もりは、複数社に依頼しなければいけないとわかっていても、具体的に「何社に頼めばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

一生に一度の買い物だからこそ、相見積もり(あいみつもり:複数社に見積もりを依頼すること)取り、低価格で高品質な住宅を建てたいものですよね。

そこでこのページでは、注文住宅・家の見積もりは何社に頼めばいいのかをご紹介します。

相見積もりは何社に依頼すればいいのか

相見積もりを依頼するのであれば、3社程度に依頼しましょう。2社だけだと見積もりを比較するには少なく、逆に多すぎると1社ごとの打ち合わせの質が下がるからです。

そのため、見積もりを効率よく取るには、3社が少なすぎず多すぎずバランスが良いでしょう。

2社に見積もりを依頼する場合

2社に見積もりを依頼すると仮定すると以下のようになります。

  • A社:2,500万円
  • B社:2,100万円

費用やサービスは2社分しかわかりません。値段やサービスを比較するのであれば、物足りないのではないでしょうか。

それでは、3社に見積もりを依頼したと仮定するのであればいかがでしょうか。

  • A社:2,500万円
  • B社:2,100万円
  • C社:2,000万円

3社に見積もりを依頼した場合、A社だけ価格が高いことがわかります。2社だけでは判断できないことも、3社見積もりを取ることで相場がわかるのです。

注文住宅は、これから家を建てるため、施工会社によって値段は変わります。坪単価が50万円の工務店もあれば、70万円のハウスメーカーもあるからです。

そのため、なるべく多くの見積もりを取ったほうが価格やサービスを比較できます。よって、理想の施工会社を選ぶことができるのです。

4社に見積もりを依頼する場合

見積もりはできれば、多く取るほうが望ましいです。価格やサービスなどを数多く比較することができるからです。しかし、4社以上見積もりを依頼することは現実的ではありません。

見積もりを依頼するということは、ハウスメーカーごと打つ合わせを行わなければいけないからです。

つまり、休みの日に担当者に会い、打ち合わせを何度も行う必要があります。

このとき、4社同時に打ち合わせを行うのは現実的ではありません。欲張って4社に打ち合わせを行ったとしても、1社ごとの打ち合わせの質が下がってしまうのではないでしょうか。

貴重な休日を打ち合わせばかりでは疲れてしまいますよね。注文住宅は、打ち合わせを何度も行いプランを考えることで、理想のマイホームを考えることができます。

そのため、数多く質の濃い打ち合わせを行うのであれば、相見積もりは3社が理想的なのです。

複数社に見積もりを依頼する注意点

複数社に見積もりを依頼する場合、どのような注意点があるのでしょうか。実は、注文住宅の見積もりを依頼する際、ポイントがあります。

注文住宅の相見積もりを取ることに慣れていない方は、ここでお伝えするポイントを踏まえた上で見積もりを依頼しましょう。

見積もりを依頼する前にある程度候補を絞る

相見積もりを依頼する前に、ある程度候補を絞りましょう。むやみやたら見積もりを依頼しても、そのハウスメーカーや工務店があなたの希望通りのプランを提案してくれるとは限らないからです。

せっかく見積もりを依頼しても、あなたの要望と大きくかけ離れている場合無駄になってしまいます。

そのため、まずはカタログを資料請求してみたり住宅展示場で話を聞いてみたりしてから、見積もりを依頼する施工会社を決めるようにしてください。

同条件で見積もりを依頼する

相見積もりを行う際、できるだけ同じ条件で見積もりを依頼しましょう。あまりにも条件が異なる場合、比較しにくくなるからです。同じグレードで見積もりを依頼しなかったり、仕様が全く異なったりすると見積もりを比較しにくくなります。

たとえば、A社は普通のグレード、B社は高級なグレードで見積もりを依頼したと仮定すると以下のようになります。

  • A社・普通のグレード:2,000万円
  • B社・高級なグレード:2,800万円

この場合、当然ながら高級なグレードの見積もりのほうが、値段が高くなってしまうのです。これでは、当然価格が異なるため、比較することは難しいのではないでしょうか。

もし仮に、「良いグレードの見積もりも取りたい」というのであれば、普通のグレードと良いグレードの2つのパターンの見積もりを取るようにしてください。

値引き交渉ばかりするのは控える

複数社に見積もりを依頼する場合、値引き交渉ばかりするのは控えましょう。見積もりを比較するのは構いませんが、「○○メーカーは○○円でやってくれる」というように、値引き交渉に使うのは絶対に避けてください。

また、値段だけを追求すると良い提案をしてくれる機会が無くなってしまいます。

安さを求める気持ちはわかりますが、価格だけに気を取られると住みにくい家になってしまう可能性があります。

せっかく家を建てるのであれば、家族が快適に住みやすい注文住宅を建てたいのではないでしょうか。そのため、値引き交渉ばかり行うのは控えるようにしてください。

他のタイプの施工会社にも見積もりを依頼する

見積もりを依頼する際、どうしても同じタイプのハウスメーカーや工務店に見積もりを依頼してしまいがちです。

せっかく数社に見積もりを依頼するのであれば、違うタイプの施工会社の見積もりも取ることをおすすめします。

同じタイプの見積もりだけでは、想定外の提案やプランを提供してくれません。そのため、家づくりの可能性が少なくなってしまうのです。

ハウスメーカーや工務店ごとコンセプトは異なります。「価格重視」「工法重視」「構造重視」など、さまざまです。

そのため、コンセプトが違う会社の見積もりを依頼することで、あなたの想像もつかない、プランを提案してくれるかもしれません。

せっかく複数社に見積もりを依頼するのであれば、ちょっと違うタイプの施工会社に提案を受けてみましょう。

ただしその場合、どのような点を重視して見積もりを依頼するのかを考えましょう。

たとえば、「価格を重視したい」というのであれば、2社は価格重視の施工会社に依頼し、もう1社はその2社よりも少しグレードの高いハウスメーカーや工務店に見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。

値段を重視する場合、どうしてもシンプルな提案になりがちです。

そこに少しグレードの高い施工会社に提案してもらうことで、より住みやすい家のアイデアを提案してくれるかもしれません。

注文住宅は、あなた好みの仕様で家を建てることができます。せっかく複数社に見積もりを依頼するのであれば、少し遊びを加えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

注文住宅の見積もりは何社に依頼すればいいのか理解できましたでしょうか。多すぎても少なすぎてもいけません。バランスを考え3社に見積もりを依頼しましょう。

また、見積もりを複数社に依頼する場合、いくつかポイントがあります。より良い提案を受け、適正価格で優良業者に見積もりを依頼するためには、ここでお伝えしたことを参考にして相見積もりを取りましょう。

そして、あなたの理想のマイホームを購入してください。

【悪用厳禁】注文住宅を723万円も安く買ったコツ

住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。

実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?

建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。

ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。

【FP監修】建売よりも安く失敗しない注文住宅を建てるコツはこちら

※お断り自由・完全無料

合わせて読まれている記事
トップへ戻る