注文住宅見積もり

新築注文住宅の見積もり【予算オーバー】契約後削れる点や妥協点

見積もり予算オーバー

「新築の注文住宅の見積もりを依頼した」とき、または、「契約後にいろいろオプションを付けたら予算オーバーになってしまった」という方も多くいらっしゃいます。

注文住宅は、あなたの好きな仕様にできるため、ついついオプションを付けたりデザインにこだわったりしてしまうものです。

ただし、予算オーバーになってしまえば、オプションを諦めたりせっかくの注文住宅の仕様にこだわれなくなったりします。

そこで本記事では、新築注文住宅の見積もりが予算オーバーになってしまわない方法をご紹介します。

さらに、効率よく削れる点や妥協点をお伝えするので、見積もりで予算オーバーにならないための方法がわかるのです。

無駄を無くし、オプションや仕様にこだわりつつ予算内ですむようにしましょう。

見積もりが予算オーバーになる原因

見積もりが、予算オーバーになるのどのようことが原因でしょうか。値段が高くなってしまう原因がわかれば、予算オーバーにならないようにできます。

新築住宅において、予算オーバーなってしまう方のよくある原因をご紹介します。

諸費用がかかることを考慮していない

注文住宅は、建設費以外にもいろいろな諸費用がかかります。家は、建物以外にも引っ越し費用や外構工事費用(エクステリア工事)などのお金が必要になるからです。

たとえば、家の建設費用を仮に、2,000万円とした場合、多くの方は「2,000万円の予算があればいい」と勘違いしてしまうのではないでしょうか。

しかし実際は、家の建設費用に加えて約2割程度の諸費用がかかります。そのため、家の建設費用を2,000万円として場合、実際は諸費用2割を加えた2,400万円の予算が必要です。

家を購入する場合、思いがけない費用がかかります。「建設費用 = 予算」というわけではないことを覚えておきましょう。

 見積もりが予算オーバーの際削れる部分や妥協点

見積もりが予算オーバーした場合、見積もりの項目から削れる部分や妥協点はあるのでしょうか。注文住宅は工夫次第でコストダウンすることが可能です。

予算オーバーした際、以下の方法で無駄な費用を抑えましょう。

  • 水回りのグレードを下げる
  • 外観はシンプルなものにする
  • 間取りをシンプルにする
  • メリハリをつける
  • 家の広さを狭くする
  • 安い土地にする
  • 外構工事費用を抑える

それでは、順番にお伝えしていきます。

水回りのグレードを下げる

水回りを安いグレードにすると価格を抑えられます。キッチンやお風呂などは設備機器の中でも費用が高いからです。

また、安いくても品質は高いため、無理にグレードの高いものにせず、比較的安いものにするのがおすすめです。

外観はシンプルなものにする

外観をシンプルなものにすると、材料費や施工の手間を省けるため、費用を抑えられます。

たとえば、複雑な形状ではなく屋根をシンプルにするという手もあります。

予算オーバーコストダウン

このように、屋根を総2階のものにすると費用を抑えられます。また、家の形状もコの字の建物よりは、真四角のほうがコスト削減できるのです。

オシャレな外観に憧れる気持ちはわかりますが、予算オーバーを削減するためには見栄えにこだわるのよりも、機能性を重視しましょう。

間取りをシンプルにする

間取りをシンプルにしましょう。部屋数や壁の数を減らすと、簡単に100万円以上予算を削れます。

壁を無くすことにより、「開放感のあるリビングにできた」と満足する方は多く見られます。また、使わない部屋があっても無駄になるため、部屋数を思い切って減らすのもおすすめです。

お金をかける部分とかけない部分のメリハリをつける

予算オーバーしてしまった際は、お金をかける部分とそうではない部分のメリハリをつけると費用を削減できます。

たとえば、外観をシンプルなものにして室内のキッチンやお風呂などの機能性の部分にお金をかけると、効率よく費用を抑えられます。

外観は見栄えでしかありませんが、キッチンやお風呂は毎日使うため、生活の満足度に直結するからです。

したがって、できるだけデザインや外観ではなく、機能性にお金を使うとコスト削減ができる上に、満足のいくプランになるのです。

家の広さを狭くする

家の広さを狭くするとコストを削減できます。家全体の大きさを少し小さくするだけでも、費用を抑えることができます。

また、子供部屋や客室などを少し狭くするのも効果的です。あまり使わない部屋であれば、そこまで大きくなくても普段の生活で困ることはありません。そのため、無駄を無くして効率よくコストダウンを行ってください。

壁紙を安いものにする

壁紙は外観には影響を与えません。また、壁紙を安くしても生活には直接的な影響を与えないため、思い切って安い壁紙にしてしまうのも1つの方法です。

どうしても予算を削らなければならない場合、まずは壁紙を安くしてみましょう。

安い土地にする

安い土地にすると費用を抑えられます。土地購入費用は1,000万円以上になるため、土地の購入費用を抑えることができれば、大幅にコストダウンすることができます。

たとえば、少し駅から離れている場所など、妥協できる範囲の土地にするのがおすすめです。妥協点と費用のバランスを考えて土地探しを行いましょう。

外構工事費用を抑える

外構工事(エクステリア工事)の費用を抑えると予算を削減できます。

家を購入したハウスメーカーでなくても外構工事は行えるため、直接専門業者に依頼するのがおすすめです。仲介手数料がかからないので、費用を抑えられます。

また、フェンスを安いものにしたり、カーポートを無くしたりすると予算を削れます。どうしても必ず必要なもの以外の費用を削減すれば、満足度はそのままで予算オーバーを防げるのです。

メンテナンスが必要なものは安くても問題ない

予算を削れない場合は、メンテナンスできるものは安いものにしても問題ありません。壁紙などは、後で張り替えることができるからです。

どの道古くなって張り替えるのであれば、予算内に抑えるためにも安いものにしても良いのではないでしょうか。

フローリングなどは、後で張り替えられますし、キッチンやお風呂などもあとでいくらでもリフォームすることは可能です。

そのため予算内に抑えるのであれば、いずれメンテナンスすることを考慮して安いグレードにしましょう。

予算を削るために見積書をよく確認する

予算を削るために、見積書をよく確認しましょう。よく検討すると、削れる部分はたくさんあるものです。

見積書の項目を1つずつ確認していき、「本当に必要なのか」を今一度確認してみてください。

たとえば、勝手口のドアは安いものにしたり、照明器具は自分たちで購入したりするなど、工夫次第でいくらでも予算を削ることはできます。

「本当に必要な部分は何か」という部分を気にして見積書を確認してみてください。そして、予算内に抑え理想のマイホームを手に入れましょう。

他の施工会社に見積もりを依頼する

見積もりの予算を削れない場合、一度ほかの施工会社に見積もりを依頼してみましょう。万が一契約してしまったとしても、違約金を払えばまだ間に合うからです。

他のハウスメーカーや工務店に今ある見積書を提出し、同じプランで見積もりを出してもらいましょう。

ただし、あくまでもどうしてもという場合のみです。なぜなら、基本的に、見積書を他社に見せるのは価格競争になり、工事の品質が低くなるため、おすすめできないからです。

とはいえ、予算が削れず、どうしてもオーバーしてしまうのであれば、ほかの施工会社に見積もりを依頼しましょう。

まとめ

注文住宅が予算オーバーしてしまったのであれば、予算を削りましょう。とはいえ、一時的な感情で予算を削ると後で後悔することになります。

よくプランを考えて必要な部分とそうではない部分を考慮した上で、妥協点を探してください。

予算が数百万円オーバーしたとしても、注文住宅は工夫次第でいくらでも費用を抑えることができます。そのため、あきらめず工夫をして予算内に収めましょう。見積もりを予算内に収め、理想の注文住宅を手に入れてください。

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