【一軒家・住宅の建て替え】家を立て直す費用はどのくらい｜注文住宅の教科書：FP監修の家づくりブログ

家を建て替える場合、「どのくらいの費用がかかるのか」という相談は多く受けます。

今ある建物を取り壊して新しい家を建て替える場合の費用はどのくらいかかるのか気になるものですよね。

一軒家を立て直す際、家の建て替え費用以外にもお金が必要です。家の建設費用だけではなく、建て替えにかかるお金を踏まえた上で予算を考えるようにしましょう。

本記事では、一軒家の建て替えにかかる費用をご紹介します。家を建て直す際どのような費用がかかるのかを事前に把握しましょう。

解体工事費用

家を建て替える際、既存の建物を取り壊す必要があります。当然、解体工事費用がかかることを考えなければいけません。

一般的に、解体工事費用の相場は1坪3～4万円の費用が必要です。たとえば、30坪の2階建て木造住宅を取り壊す場合、以下の計算式になります。

30坪（建坪） × 4万円（1坪当たりの解体費用）= 120万円（解体費用）

解体工事の費用は、このように計算できます。そのため、立て直す予定の住宅の坪数に4万円を掛けてみると、おおよその目安を把握できるのです。

家を建て直す間、仮住まいしなければいけないため、引っ越し費用が必要になります。荷物の多さや家族数にもよりますが、数十万円単位になるので、あらかじめ把握しておきましょう。

また、ゴミが出た場合それを処分してもらう費用も必要です。引っ越しの費用は、20万円程度想定しておきましょう。

建物を取り壊して新たに建設する際、賃貸アパートなどに仮住まいしなければいけません。そのため、仮住まいの家賃が必要になります。

一般的に、注文住宅は6～8カ月程度かかるため、この期間分の費用を用意しておきましょう。

このとき、1カ月の家賃を8万円と仮定し、敷金が2カ月分、礼金が1カ月分とすると以下のようになります。

以上の場合、仮住まいの家賃の費用は、総額で88万円です。したがって、このくらい費用がかかることを想定しておいてください。

建て替えの場合、土地購入費用が必要ありません。そのため、その分の費用を注文住宅の建設費に充てることができます。

とはいえ、実際に土地を所有している方の建設費はどのくらいなのでしょうか。以下は、住宅金融支援機構（フラット35の金融機関）が土地を所有している方が購入した注文住宅の相場です。

住宅の建設費用は都道府県ごと相場が異なります。地域別の費用は以下をご覧ください。

あなたが住んでいる地域の費用を参考にしましょう。

全国平均で3,274万円です。建設費用に3,000万円以上の費用をかけられるため、こだわった注文住宅を建てることができるのではないでしょうか。

3,300万円の費用で住宅ローンを組むと仮定した場合、月々の返済額はどのくらいになるのでしょうか。

3,300万円ボーナス払いなし、35年ローンの固定金利1.5％と変動金利0.6％の借入金額は以下をご覧ください。

金利の種類	総支払額	月々の返済額
固定金利1.5％	42,436,997円	101,040円
変動金利0.6％	36,594,197円	87,129円

必ずこのような金額になるわけではありませんが、目安程度に捉えてください。

地域別の坪単価は以下の通りです。