注文住宅の費用・相場

家を建てる費用:注文住宅の相場や価格・予算はいくら必要なのか

家を建てる費用

これから家を建てる方の中で多くの相談を受けるのが、「費用」についてです。家は一生に一度の買い物になります。一番高い買い物だからこそ、家購入時にかかるお金は気になってしまうものではないでしょうか。

何も気にせず家を建てたら「お金が無くなってしまった」「住宅ローンが払えない」などの失敗は多く見かけます。新生活を送るとお金が必要になるため、計画的に考えなければいけません。

そこで本記事では、注文住宅の費用や相場について解説していきます。また、費用を抑えるポイントについてもお伝えするため、お得に注文住宅を購入しましょう。

1.土地をありの注文住宅購入費用

土地を所有している場合、土地購入費用がかかりません。そのため、費用のほとんどを建物にかけることができます。

土地の購入代金は、一般的に数千万円単位です。この金額がかからない分、建物にお金をかけられます。

住宅金融支援機構(フラット35の金融機関)の利用者調査によると、以下の表のデータになります。

注文住宅の所要資金

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

これは、土地がある方の住宅購入時の費用におけるデータになります。2015年のデータによると、以下のような地域別の金額になります。

  • 首都圏:3,586万円
  • 東海圏:3,377万円
  • 近畿圏:3,274万円
  • 全国平均:3,274万円

つまり、土地を持っている方は、約3,200~3,600万円の住宅を購入しているということです。土地の購入費用が必要ないため、建物にお金をかけられるのです。

それでは、さらに詳しい情報をお伝えしていきます。

1-1.世帯収入や毎月の返済額、年齢や家族構成

土地があり、住宅を購入している方の詳しい情報をご紹介します。世帯年収や毎月の返済額、年齢や家族構成などの詳しい情報がわかるので、とても参考になるはずです。

先ほどもお伝えしたように、家は一生に一度の大きな買い物です。購入決定に慎重になってしまうのも仕方がありません。

しかし、ここで紹介する実際に家を購入している方のデータを参考にすれば、勇気を持って家を購入できるのではないでしょうか。

2015年度 全国平均 首都圏 近畿圏 東海圏 その他
年齢(歳) 42.3 43.9 42.3 41.2 41.9
家族数(人) 3.7 3.8 3.6 3.7 3.7
世帯年収(万円) 599 656 590 603 569
年収倍率(倍) 6.2 6.2 6.4 6.2 6.0
建設費(万円) 3,231 3,521 3,271 3,358 3,028
頭金(万円) 691 818 736 752 593
融資金(万円) 2,484 2,639 2,476 2,550 2,384
1カ月の返済額 (円) 92,200 100,400 93,100 94,300 87,000
総返済負担率(%) 20.2 20.2 20.6 20.3 20.1

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

※先ほどの数字と借り入れ金額が異なるのは、他の金融機関からもお金を若干借りているからになります。

1-2.土地ありの年齢

全国平均によると、年齢は「42.3歳」になります。結婚を平均的な30歳と仮定すると、12年経過して家を建てる方が多いのではないでしょうか。お子さんがもうすぐ中学生に入学するとなると、「子供部屋などを与えてあげたい」と思う方は多いかもしれません。

1-3.土地ありの家族数

家族数は、「3.7人」になるため、子供は複数いるケースが多く見られます。子供が多いと学費などが必要になるので、将来お金が必要です。

しかし、土地がある場合、購入費用がかからないため、その分家計に余裕が生まれます。土地があれば、子供が複数人いても夢の注文住宅を購入することはできるということです。

1-4.土地ありの世帯年収

また、世帯年収は「599万円」になります。年収600万円あれば、注文住宅を建てられる1つの目安といえます。旦那さんだけの収入で600万円あればいいかもしれませんが、なかなかそうもいきません。

しかし、共働きで年収600万円稼ぐことができれば、注文住宅を購入することは十分可能です。

たとえば、旦那さんの年収が400万円で奥さんが年200万円稼げば、世帯年収は600万円になります。1人では無理かもしれません。しかし、夫婦が協力すれば、年間で600万円稼げるのです。

夫婦で協力して夢のマイホームを手に入れましょう。

1-5.土地ありの年収倍率

年収倍率は「6.2倍」になります。これは、年収の何倍が借入金額になるかという倍率のことです。一般的に、年収の6倍の金額が購入金額の目安です。

年収が600万円の場合、3,600万円を目安にするようにしましょう。

1-6.土地ありの建設費

土地がある場合、住宅の建設費用は「3,231万円」です。土地購入費用を必要としないため、その分建設費用にお金をかけられます。建物の建設費用に3,000万円かけることができれば、理想通りのマイホームが手に入るのではないでしょうか。

土地があるメリットを利用して素敵な家を建設しましょう。

1-7.土地ありの頭金

土地を所有している場合の頭金の平均は、「691万円」になります。土地があるからといっても、貯金がないと住宅の購入は難しいです。そのため、頭金はできるだけ貯めておく必要があります。

ローンは、ある程度最初のうちに支払っておくと後々返済が楽になります。住宅は数千万円単位の高価な買い物です。無理のない返済プランで購入するようにしてください。

1-8.土地ありの融資金

借り入れ金額は「2,484万円」になります。このぐらいの融資額であれば、年収が500万円でも注文住宅を購入できます。年収倍率が6倍を目安にすると、無理なく返済できる金額になるからです。

ただし、無理をすると後々返済が苦しくなるため、あくまでもこの数字は参考程度にするようにしましょう。

1-9.土地ありの1カ月の返済額

土地がある場合、月々の返済額は「92,200円」が平均的な金額になります。世帯年収が600万円だと仮定すると、1月分の収入は50万円程度になります。

これから税金などが引かれたとしても、この返済額であれば、無理なく返済できるのではないでしょうか。

1-10.土地ありの総返済負担率

「総返済負担率」は、世帯収入における返済額の割合を求めることで、月々の支払額が適切なのかを判断できます。計算式は、以下の通りです。

総返済負担率 = (年間返済額/12) ÷ (世帯年収/12)

あなたの世帯年収や年間の返済額を当てはめると、理想の返済負担率が求められます。一般的に、30%が目安とされていますが、できれば20%にすると安心できます。極力、無理をしない返済プランにしましょう。

1-11.住宅ローンの返済額の落とし穴

住宅ローンには返済額や返済負担率だけでは、判断できない落とし穴があります。

「月々92,200円の返済であれば、借りている家賃が少し高くなるだけだから大丈夫」「92,200万円ならば払えるから思い切って注文住宅を購入しよう」と思う方は多く見られます。

実は、この考えが大きな間違いなのです。

住宅を購入するということは、月々のローンの支払いに加えてさらに月々2~3万円の出費を想定して置かなけれはいけません。固定資産税や10年に1度の外壁塗装などの修繕費がかかるからです。

家を購入するとローン返済以外にもお金が必要になるため、後々住宅ローンが支払えないという相談は多いのです。

「家賃は収入の3割が理想」という言葉がありますが、先ほどお伝えしたように保険や修繕費用を考慮した場合、実際は2割が理想的になります。

住宅購入時には、ローンの返済額に加えてさらに、お金が必要になることを覚えておきましょう。

土地がある場合の相場については、「家を建てる費用:土地ありなしのマイホームを建てるお金」の記事で解説しているので詳しくはこちらをご覧ください。

また、「注文住宅の相場・費用【土地ありなしの予算や価格】地域別の坪単価」でも解説しているので価格が気になる方はこちらにも目を通しましょう。

2.土地なしの注文住宅購入費用

土地がない場合、土地と住宅を購入する必要があります。土地購入費用に比べて住宅の購入費用がかかるため、費用が高くなってしまいます。

一生に一度の買い物です。「できるだけお得に夢のマイホームを購入したい」ものではないでしょうか。

そこで、実際に土地と注文住宅を購入している方の費用や相場を紹介します。具体的な数字がわかれば、あなたが家を購入する際の役に立つのではないでしょうか。

住宅金融支援機構(フラット35の金融機関)の利用者調査によると、以下の表のデータになります。

家を建てる費用:土地付き注文住宅費用

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

土地がない方の住宅購入時の費用におけるデータです。2015年のデータによると、以下のような地域別の金額になります。

  • 首都圏:4,666万円
  • 近畿圏:4,081万円
  • 東海圏:4,075万円
  • 全国平均:3,506万円

土地の購入費用に加えて建物の費用が加わるため、値段は4,000万円を超えるケースが多く見られます。

しかし、全国平均との差が首都圏に限っては、1,000万円程の開きがあります。そのため、地域差が大きいです。これは土地購入費用に差があるからです。それでは、以下でさらに詳しい情報をお伝えします。

2-1.世帯収入や毎月の返済額、年齢や家族構成

土地を購入してマイホームを手に入れる場合、土地と建物を購入するため、費用は高くなってしまいます。

しかし、「土地が無くても夢の注文住宅を手に入れたい」と思う方は多く見られます。そこで、実際に土地と家を購入している方たちのデータをご紹介します。

世帯年収や毎月の返済額、年齢や家族構成がわかれば、あなたが注文住宅を購入する際の目安になるのではないでしょうか。

2015年度 全国平均 首都圏 近畿圏 東海圏 その他
年齢(歳) 37.3 38.1 37.2 36.8 37.1
家族数(人) 3.4 3.3 3.3 3.4 3.4
世帯年収(万円) 610 695 617 615 567
年収倍率(倍) 6.9 7.2 7.1 7.0 6.6
建設費(万円) 2,582 2,493 2,496 2,775 2,607
土地取得費(万円) 1,315 2,126 1,532 1,273 870
頭金(万円) 497 638 542 527 408
融資金(万円) 3,284 3,798 3,360 3,425 2,983
1カ月の返済額 (円) 111,100 130,800 114,500 115,200 99,800
総返済負担率(%) 23.3 24.1 23.7 23.8 22.6

出典:住宅金融支援機構:フラット35利用者調査2015年度

※先ほどの数字と借り入れ金額が異なるのは、他の金融機関からもお金を若干ではありますが、借りているからになります。

2-2.土地なしの年齢

土地と注文住宅を購入している方の年齢は全国平均で「37.3歳」になります。先ほどの土地がある場合の42.3歳と比べると、5歳早くマイホームを手に入れてるということです。

一般的に、住宅ローンは35年になります。遅く購入すると老後までローンが残ってしまいます。そのため、住宅の完済プランをよく考えて考えるようにしてください。

2-3.土地なしの家族数

また、家族数が「3.4人」ということは、子供が2人よりは1人のほうが多いことになります。

子供の数が増えるとその分学費などがかかるため、土地付き注文住宅を購入する方は少なくなるのではないでしょうか。

2-4.土地なしの世帯年収

そして、世帯年収は「610万円」になります。先ほどお伝えしたように、共働きで600万円であればそこまで難しくはありません。

一人では大変かもしれませんが、夫婦が協力すれば年間で600万円は手が届く数字ではないでしょうか。二人で協力して夢のマイホームを手に入れましょう。

2-5.土地なしの年収倍率

年収倍率は、「6.9倍」になるため、土地と住宅の購入金額が年収の約7倍ということです。

つまり、年収が600万円ということは、土地と家を合わせた値段が4,200万円になっているということになります。世帯年収が600万円の方は、4,200万円までを土地と住宅購入費用の目安にしましょう。

2-6.土地なしの建設費

そして、住宅の購入費用は「2,582万円」になります。土地を購入する分、建物にかけられるお金は少なくなる傾向があるのではないでしょうか。

とはいえ、建物だけの値段で2,500万円のお金をかけることができれば、とても立派な家が建ちます。土地と建物の費用のバランスを考えて、理想のマイホームを購入するようにしてください。

2-7.土地なしの土地取得費用

土地取得費用は「1,315万円」です。土地がない場合、土地購入費用がかかるため、その分お金がかかります。土地を購入予定の方は、全国平均でこれくらい費用がかかることを覚えておきましょう。

しかし、土地の値段には地域差があります。東京の土地取得費は、「2,126万円」です。全国平均に比べて800万円ほどの違いがあります。

したがって、土地の取得費用は住んでいるエリアによって値段が変わることを覚えておきましょう。

2-8.土地なしの頭金

頭金は、全国平均で「497万円」になります。土地の購入費用が必要になる分、多いほど後々の返済が楽になります。返済プランを考慮した上で、最初に支払うお金を決めるようにしましょう。

2-9.土地なしの融資金

土地がない場合、融資金は「3,284万円」になります。土地購入費用と住宅の建設費用がかかるため、借入金額は高くなります。

土地と住宅を購入すると、予算オーバーしてしまう方は少なくありません。せっかく夢のマイホームになるため、立地や建物などこだわりたいものだからです。

しかし、借入金額が増えるとその後の支払いが大変になります。そのため、リスクとプランのバランスを考慮した上で、住宅ローンを組むようにしてください。

2-10.土地なしの1カ月の返済額

土地と住宅を購入する場合、購入費用や借入金額は高くなりやすいです。そのため、月々の返済額も10万円を超えるケースは多く見られます。実際に、全国平均の返済額は「月々111,100円」です。

土地がない場合、このぐらいの費用がかかることを覚えておきましょう。

ただし、先ほどもお伝えしたように、固定資産税や修繕費用がローンの支払いに加えて2~3万円程度かかります。生活していると思いがけない出費があります。

万が一、急な出費があってもいいように、月々の返済は無理のないようにしましょう。

2-11.土地なしの総返済負担率

土地を購入する場合の総返済負担率は、「23.3%」になります。

この数値が高くなると、月々の返済の負担が増えるということになります。20%を目安にすると無理なく返せる割合になります。

夢のマイホームは、魅力的です。しかし、生活が苦しくなっては元も子もないため、リスクを考慮した上でプランを決めるようにしてください。

土地なしの注文住宅の費用や相場は、「家を建てる値段はいくら必要?土地なしの注文住宅の費用」の記事にも目を通しておきましょう。

また、一般的に注文住宅は40坪の家を建てられる方が多いため、平均的な相場を知りたい方は、「注文住宅相場40坪はいくら?費用や間取り事例を紹介」のコンテンツも参考にしてください。

3.家を建てる際に必要な諸経費

住宅を購入する際、土地と建物以外にもお金が必要になります。土地購入の手数料や登記にかかるお金など、いろいろな諸経費がかかるからです。

では、一体どのような諸費用が必要になるのでしょうか。それは大きく分けて以下の3つに分けられます。

  • 土地にかかる諸経費
  • 建物にかかる諸経費
  • 建物以外にかかる費用

このようなお金が必要になります。これらは住宅ローンとは別に支払うのが一般的です。あらかじめ事前に用意しておきましょう。

ただ、具体的に「何にいくらかかるのかわからない」という相談は多く受けます。そのため、順番にお伝えしていきます。事前に必要な項目や金額がわかれば、前もって準備できるのではないでしょうか。

3-1.土地にかかる諸費用

項目 金額 内容
土地の仲介手数料 約700,000円(土地代が2,000万円の場合) 土地代の3%+60,000円+消費税
土地購入の印紙代 20,000円 金額によって増えるが、一般的な住宅地であれば20,000円
固定資産税 場合による 固定資産税は、土地を受け渡した残り期間に応じて決定する
金融機関手数料 31,500円 ローンを組む際に必要な手数料(金融機関によって異なる)
ローン保証料 約500,000円 金融機関によって異なる。一括で支払うほうが安く、月々で支払うと金利分高くなる
ローンの印紙代 21,000円 住宅ローンの契約書に貼る印紙。金額によって異なる
土地所有権移転登記 約200,000円 土地の所有権を変えるための手続きにかかる費用
抵当権設定費用 約150,000円 銀行に土地を担保にするための費用

土地を購入する場合、これらの費用が必要になります。土地をこれから購入する方は、あらかじめ用意しておきましょう。

3-2.建物にかかる諸費用

項目 金額 内容
下水道負担金 約500,000円 市町村に支払う水道工事費用
ガス引き込み代 約150,000円 ガスの引き込み工事費用。プロパンガスならば不要
エクステリア工事費用 約1,000,000円 庭の駐車場やフェンスなどの施工費用
金融機関手数料 31,500円 ローンを組む際に必要な手数料(金融機関によって異なる)
ローン保証料 約600,000円 金融機関によって異なる。一括で支払うほうが安く、月々で支払うと金利分高くなる
印紙代 21,000円 住宅ローンの契約書に貼る印紙。金額によって異なる
火災保険料 約600,000円 建物や住んでいる地域によって異なる
抵当権設定費用 約150,000円 抵当権を設定する費用

建物を購入する場合、これらの費用がかかります。住宅の建設費用に加えて、このようなお金が必要になります。注文住宅を購入するということは、これらの費用がかかることをあらかじめ把握しておきましょう。

3-3.建物以外にかかる費用

項目 金額 内容
地鎮祭 約50,000円 地鎮祭を行うとかかる費用
上棟式費用 約100,000円 上棟式に必要な費用
引越し代 約150,000円 4人暮らしの引っ越しにかかる費用
仮住まい費用 約8万 × 6カ月 = 約48万円 建て替えの場合、賃貸の費用が必要

土地や建物以外にこれらの諸費用が必要になります。これらは必ず必要になるわけではありません。予算に余裕がない場合、優先順位を決めて必要なものとそうではないもののメリハリをつけるようにしましょう。

諸費用は、地域や金融機関によっても異なるため、必ずこの金額や内容になるわけではありません。あくまでも目安としてとらえるようにしましょう。

どうしてもこれらの費用が支払えない場合、諸費用ローンというものが存在します。住宅ローンとは別に、お金を借りることができるのです。事前に何にお金がかかるのかを把握して、準備するようにしましょう。

建物以外にかかる費用については、「家を建てる諸費用はいくら?新築注文住宅本体以外にかかる費用」の記事をご覧ください。

4.注文住宅における坪単価の相場

注文住宅を建てる上でハウスメーカー選びはとても重要ですが、そこで重要なのが坪単価の相場です。

そこでこの項では、都道府県、ハウスメーカー・工務店ごとの坪単価をご紹介します。どのくらいの相場で家が建てられるのか坪単価を参考にしてください。

4-1.都道府県ごとの坪単価の相場

坪単価(万円) 総費用相場
北海道 49.6 2,565万円
青森県 49.0 2,480万円
岩手県 49.7 2,645万円
宮城県 50.1 3,021万円
秋田県 47.8 2,978万円
山形県 49.5 2,940万円
福島県 51.0 2,877万円
茨城県 50.2 2,745万円
栃木県 51.2 2,780万円
群馬県 51.3 2,733万円
埼玉県 50.1 3,029万円
千葉県 52.5 2,998万円
東京都 58.5 3,654万円
神奈川県 54.6 3,426万円
新潟県 52.3 2,836万円
富山県 51.6 2,763万円
石川県 50.6 2,705万円
福井県 51.3 3,010万円
山梨県 51.2 2,805万円
長野県 52.6 2,980万円
岐阜県 50.8 2,967万円
静岡県 53.8 3,098万円
愛知県 54.9 3,321万円
三重県 50.7 2,879万円
滋賀県 50.7 3,123万円
京都府 53.8 2,845万円
大阪府 54.7 3,264万円
兵庫県 53.2 3,045万円
奈良県 52.2 3,048万円
和歌山県 52.3 2,878万円
鳥取県 52.1 2,652万円
島根県 50.8 2,856万円
岡山県 52.1 3,005万円
広島県 51.1 2,895万円
山口県 52.2 2,836万円
徳島県 47.8 2,658万円
香川県 49.8 2,670万円
愛媛県 49.9 2,705万円
高知県 52.2 2,618万円
福岡県 52.3 2,756万円
佐賀県 48.5 2,675万円
長崎県 49.2 2,502万円
熊本県 47.6 2,448万円
大分県 47.2 2,580万円
宮崎県 44.5 2,159万円
鹿児島県 47.1 2,356万円
沖縄県 48.6 2,811万円
全国平均 51.9 2,858万円

4-2.ハウスメーカーや工務店ごとの坪単価

住宅メーカー 坪単価 詳細
ウェルダン 85~100万円 東京都立川市に本社を構える人気の輸入住宅メーカー。
スウェーデンハウス 80~100万円 工法や材料をスウェーデンから輸入している中堅ハウスメーカー。
フロンヴィルホーム千葉 75~100万円 千葉県千葉市に本社を構える人気の輸入住宅メーカー。
大成建設ハウジング 75~85万円 ゼネコンである大成建設のハウスメーカー。「バルコン」という鉄筋コンクリート造の住宅が有名。
三菱地所ホーム 70~80万円 三菱地所の子会社のハウスメーカー。
パナホーム 70~80万円 パナソニックグループのハウスメーカー。
ヘーベルハウス 70~80万円 「へーベルハウス」は全国的に有名。
住友林業 70~80万円 東京大手町に本社を置く大手ハウスメーカー。元々は林業を行っていたが、現在は注文住宅を行っている人気の住宅メーカー。
平成建設 70~80万円 静岡県に本社を置くハウスメーカー。主要工程を自社職人で行う日本唯一の住宅メーカー。「高学歴大工集団」で有名。
リンダルシーダーホームズ 65~85万円 東京都調布市に本社を構える人気の輸入住宅メーカー。
土屋ホーム 65~75万円 北海道札幌に本社を置く中堅ハウスメーカー。断熱工法を得意とする住宅メーカー。
ミサワホーム 65~75万円 東京西新宿に本社を置く大手ハウスメーカー。分譲住宅が有名。
セキスイハイム 65~75万円 積水化学工業が行っている住宅メーカー。大阪と東京に本社を置いている。積水ハウスは同社から誕生した。
トヨタホーム 60~70万円 愛知県名古屋市に本店を構える中堅ハウスメーカー。トヨタ自動車の子会社。
メープルホームズ 55~90万円 「赤毛のアンの家」シリーズの輸入住宅が有名な輸入住宅メーカー。
三井ホーム 55~90万円 木造枠組壁構法(ツーバイフォー)が有名な住宅メーカー。三井不動産の子会社。
一条工務店 55~70万円 東京都江東区と静岡県浜松市に本社を持つ大手工務店。木造軸組工法とツーバーシックス工法を得意としている。
ユニバーシス 50~80万円 兵庫県宝塚市に本社を構える人気の輸入住宅メーカー。
ユーロJスペース 50~80万円 東京都渋谷区に本社を構える人気の輸入住宅メーカー。
積水ハウス 50~80万円 セキスイハイムで知られる積水化学工業から独立して誕生した住宅メーカー。
細田工務店 50~70万円 分譲住宅と注文住宅に力を入れている東京に本社を持つ、ハウスメーカー。
大和ハウス工業 40~75万円 住宅業界を代表するハウスメーカー。年間売り上げが1兆円を超えているのは同社と積水ハウスの2社のみ。
サンヨーホームズ 55~65万円 プレハブ住宅が有名。オリックス・セコム・LIXILが株主になっている。
東日本ハウス 55~65万円 東日本で有名な住宅メーカー。岩手県盛岡市に本社を置いている。
ヤマダ・エスバイエルホーム 55~65万円 家電量販店大手のヤマダ電機の子会社。大阪に本社を置いている。
クラフトメイドハウス 50~70万円 東京都国分寺市に本社がある人気の輸入住宅メーカー。
フジ住宅 50~65万円 大阪府岸和田市に本店を構える不動産会社。
東急ホームズ 50~60万円 ツーバイフォー輸入住宅で有名なハウスメーカー。
住友不動産 50~60万円 東京に本社を置く、大手不動産会社。
レジェンダリーホーム 45~70万円 栃木県足利市に本社を構える人気の輸入住宅メーカー。
セルコホーム 45~70万円 宮城県仙台市に本社を構える住宅メーカー。カナダ風の注文住宅が有名。
木下工務店 40~70万円 超高層ビルの「新宿アイランドタワー」に本社を構える大手工務店。
菊池建設 40~60万円 静岡県静岡市に本社を構えるハウスメーカー。地元と首都圏各地で住宅を建設している。
ユニバーサルホーム 40~50万円 木造住宅の販売をフランチャイズ展開している住宅メーカー。
インデュアホーム 35~70万円 岩手県花巻市に本社がある輸入住宅メーカー。
インターデコハウス 35~55万円 北海道札幌市に本社がある、人気の輸入住宅メーカー。
ブルースホーム 35~50万円 東京都江東区に本社がある住宅メーカー。
クレバリーホーム 30~60万円 木造の注文住宅に強みを持つハウスメーカー木造の在来工法とツーバイフォー工法を行っている。
イエジャパン 30~50万円 神奈川県横浜市に本社がある輸入住宅メーカー。
アーデンホーム 30~50万円 山梨県中巨摩郡に本社がある、輸入住宅メーカー。
アエラホーム 30~50万円 山梨県甲府市に本社があるハウスメーカー。高気密、高断熱、高遮熱を売りにしている「クラ-ジュ」が有名。
藤木工務店 30~50万円 大阪市に本店がある大手工務店。病院や公共施設などの建設に強みを持っている。
アキュラホーム 30~50万円 日本最大のホームビルダーネットワークである「ジャーブネット」で有名。
穴吹工務店 30~50万円 香川県高松市に本社がある工務店。「サーパス」というブランドが有名。
タマホーム 30~45万円 「ハッピーライフ ハッピーホーム タマホーム」のCMでお馴染みの大手ハウスメーカー。木造住宅を得意としている。
三浦工務店 30~40万円 東京都足立区に本社がある建設会社。
ロビンスジャパン 25~50万円 千葉県八千代市に本社がある輸入住宅メーカー。
アイフルホーム 20~55万円 株式会社LIXILのフランチャイズのハウスメーカー。

ハウスメーカーはローコスト住宅メーカーではない限り、大手になるほど坪単価は高くなります。広告宣伝費などが加わってくるからです。

坪単価は、1坪あたりどのくらいの値段で家を建てられるのかの目安になります。注文住宅の相場を気にする方は、坪単価を1つの目安としてハウスメーカーの相場を調べるようにしましょう。

5.注文住宅の費用を抑える3つの秘訣

家を購入する場合、土地や建物、諸経費などさまざまなお金が必要になります。注文住宅を購入するにあたって、「少しでも費用を抑えたい」という要望は多く受けます。

家庭ができるとお金が必要です。また、将来の貯蓄もしなければいけません。そのため、できるだけ費用を抑えたいものです。そこで、家の購入費用を抑える秘訣をお教えします。

5-1.土地費用を節約する

土地費用を節約するようにしましょう。先ほどもお伝えしたように、土地を購入する場合その分費用がかかるからです。

逆を言えば、これを節約できれば大幅に家購入時の費用を抑えることができるのです。値段を決めて、許容できる条件の物件を探すと値段を抑えられます。

たとえば、駅から離れていたり人気のない分譲地にしたりすると、比較的安く土地購入費用を抑えられます。

また、実家を建て替えて二世帯住宅にするのも1つの方法です。この場合、土地の購入費用が必要ないため、値段を大幅に抑えられます。

家計の負担を減らすために、予算と条件とのバランスを考えて物件を選ぶようにしましょう。

5-2.建物のプランで費用を抑える

注文住宅は、好きな仕様やデザインで家を建てることができます。しかし、グレードなどにこだわるほど値段は高くなります。

そこで、注文住宅の購入時に予算を抑えたいのであれば、価格を抑える設計にしましょう。

たとえば、建物の形状をシンプルなものにすると費用を抑えられます。造りが複雑になるほど、柱や壁の数が増えるため、お金がかかるからです。

また、キッチンやお風呂などの機器のグレードにこだわりがないのであれば、工務店に任せると値段を抑えられます。水回りはセットで売られているものがあるため、そのようなものを利用できると価格を下げられるからです。

費用を抑えるのであれば、無駄のないプランで設計を考えるようにしましょう。そうすれば、値段を抑えつつ理想の注文住宅が手に入るのではないでしょうか。

5-3.地域密着の工務店に依頼する

地域密着の工務店に工事を依頼するようにしましょう。大手ハウスメーカーの場合、高額な仲介手数料がかかるため、値段が割り増しになるからです。このとき、約30~40%の中間マージンが発生します。

大手ハウスメーカー仲介手数料

たとえば、2,000万円の注文住宅を建設する場合、以下のような計算式になります。

2,000万円(住宅の費用) × 40%(仲介手数料の割合) = 800万円(仲介手数料)

つまり、実際の工事に使われる費用は、仲介手数料を差し引いた1,200万円になるのです。大手ハウスメーカーに工事を依頼する場合、高額な仲介手数料が必要になります。

最悪の場合、下請け業者は手抜き工事を仕方がなく行わなければいけなくなります。大手ハウスメーカーに、利益が出るかどうかギリギリの金額で工事を受注させられるからです。

注文住宅を建設する場合、できるだけ地域密着の工務店に依頼すると仲介手数料が必要のないため、より良いものが造れます。

家の値引きについては、「注文住宅購入・見積もりの値引き交渉:安く家を建てる方法」の記事にも目を通しておきましょう。

まとめ

注文住宅は、土地がある無しでは建物にかける費用や借入金額が異なります。後々、生活が苦しくなってしまわないためにも、それぞれ適切な金額で家を購入するようにしましょう。

また、ローンの支払い以外にも固定資産税や住宅の修繕費用がかかることを覚えておきましょう。

そして、住宅購入時にはいろいろな諸費用が必要になります。何にいくらかかるのかをあらかじめ把握して、準備するようにしてください。

注文住宅は、あなたの好きな仕様で建てることができます。しかし、こだわるほど値段が高くなるので、予算を考慮した上でプランを考えるようにしてください。家を建てる費用は、決して安い金額ではありません。

ここでお伝えした内容を参考にして、理想の注文住宅を納得のいく価格で購入しましょう。

【悪用厳禁】注文住宅を723万円も安く買ったコツ

住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。

実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?

建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。

ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。

【FP監修】建売よりも安く失敗しない注文住宅を建てるコツはこちら

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