住宅の基礎知識

注文住宅の和室の費用・値段はいくら?安く設置する方法や裏技

注文住宅和室費用

注文住宅で家を建てる時、和室の設置に悩んでしまう例が多くあります。たとえば、以下のように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

  • 「費用によっては和室をつけようか迷っている」
  • 「和室がなければ建築費を削減できるのかしら?」

昔の日本住宅では和室の存在が当たり前でしたが、ライフスタイルが欧米化した現代では、和室の必要性がなくなってきました。

そのため、そもそも和室は必要なのか?といった悩みも多いと言います。

「和室がある場合とない場合で価格差はあるのか」また、「和室の費用をコストダウンする方法はあるのか」といったコストの問題、及び和室のメリットデメリットの観点から和室の必要性を再確認していきたいと思います。

まずは、注文住宅に和室を設置するメリットデメリットから見ていきましょう。

新築注文住宅に和室を設置するメリット

和室には、その性質や生活の中での使い方から多くのメリットがあります。

和室を設置するメリット
  • LDKと繋げると使いやすくなる
  • 来客時に客間として利用しやすい
  • 畳独特の香りとぬくもりが癒しをくれる

和室にはフローリングでは実現できない使い方があります。ひとつずつ見ていきましょう。

LDKと繋げると使い勝手が良い

和室オプション

和室はフローリングとは異なり、ゴロンと転がっても痛くないので、床に座ったり寝転んだりできることが大きなポイントです。

例えば、洗濯物をたたむ時は畳の上で座りながらでき、赤ちゃんのおむつ替えをする時は、畳が柔らかいので布団を敷く必要がありません。

また、子どもが遊ぶ部屋としても安心して使えます。畳が柔らかいため子どもの足に負担が少なく、万が一転んだ時も大きなケガにはなりません。

LDKと一体になった和室があれば、リビングと同じ空間に子どもが安全に遊べるスペースを作ることができます。

また、母親がキッチンで料理しながらでも、和室で遊ぶ子ども達の様子を見ることができ、家事と子育てがラクになるというメリットもあります。

来客時に利用できる

和室客室

和室は厳かな雰囲気が魅力です。そのため、大切なお客様が来る時には、客間として利用することが多くあります。

品のある和室にお通しするだけでも、丁寧なおもてなしができるため、来客が多い家ではパブリックスペースとして重宝する空間です。

生活感のある家具や小物は置かずにコーディネイトしておけば、急な来客があってもすぐに対応できますね。

畳の香りと温かみのある家になる

注文住宅和室

和室には畳や障子、木材の鴨居などが使われています。これらのほとんどは自然素材でできているため、質感が柔らかくぬくもりがあることが特徴です。

特に畳は青々しいイ草の香りが心を癒してくれます。イ草は香りによる癒し効果の他、消臭効果、調湿効果も高いことで知られています。

和室は自然素材そのものの働きにより、あたたかみのある過ごしやすい空間を作ってくれることがメリットです。

和室を設置するデメリットはあるのか

注文住宅に和室を採り入れようか悩むのは、和室独特の使いにくさに原因があります。和室のデメリットとしては、次の3点が挙げられます。

和室のデメリット
  • プライベートスペースとしては使いにくい
  • 畳や障子はメンテナンスが必要になる
  • 大きな家具を置きにくい

和室を採用する際には、デメリットも把握しておくことが大切です。ひとつずつチェックしていきましょう。

部屋としては利用しにくい

昔は日常的に使っていた和室も、現代ではリビングとして使う例はほとんど見なくなりました。理由としては、デザインの古臭さや汎用性の低さが挙げられます。

畳や障子で構成された基本的な和室は、オシャレな欧米風のインテリア家具とはあまり相性が良くありません。おしゃれにコーディネイトしたくても、古くさいイメージが残ってしまいます。

和室は「和」を基本としたデザインからは抜け出しにくいため、汎用性が低いことが難点です。

対して、フローリングでできた近代的な内装であれば、様々なインテリアコーディネイトに対応できます。

その時代のトレンドや自分の趣味嗜好に合わせて、部屋のデザインを決めるのであれば、和室ではなくシンプルなフローリングの居室のほうが使いやすいという特徴があります。

タンスなどの大きな家具を置けない

畳タンス

和室に設置する畳は弾力と柔らかさが魅力ですが、一方で傷や跡が付きやすいというデメリットがあります。タンスやベッドなど重量がある家具を置くと、畳に傷や凹み跡が残ります。

また、家具の設置面は日が当たらないため、数年経つと日焼けしている部分との色味に差が出てきます。

家具を動かして模様替えをした時に、日焼け後が目立ってしまうということもよくあります。

畳はデリケートな素材なので大きな家具は置かずに、小さな小物入れやローテーブルなどを使うのがよいでしょう。

畳は10年で張り替えが必要

畳和室

和室の畳や障子、襖などはメンテナンスが必要です。頻繁に使っていなくても、自然素材なので経年劣化するものです。

畳は、足や家具の摩擦を受け続けることで、イ草がほつれてきます。また、乾燥や紫外線によっても、ささくれが起こりやすくなります。

ズボンのすそなど衣類に、ほつれたイ草が付くようになれば貼り替え時です。畳の貼り替えは、一般的に1畳当たり5,000~10,000円程度です。

また、障子や襖は使っているうちに手垢やホコリによって黄ばみ黒ずみが起こります。破けることがあれば見た目が悪くなるため、貼り替えが必要です。

これら和室の素材は、フローリングやビニールクロスとは異なり、劣化が早くメンテナンスの手間が多いことが難点です。

「畳の掃除や貼り替えは面倒だな」「シンプルな壁や床のほうが住みやすい」という考えなら、和室でははくフローリングの洋室のほうが扱いやすいでしょう。

新築注文住宅で畳はいくらぐらいの費用がかかる?

では、新築の注文住宅に和室を取り入れる場合は、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか?

和室のデザインや広さによっても異なりますが、現代風の簡易的な和室であれば、費用が大きくかかることはありません。

畳だけを入れるなら値段は変わらない

畳フローリングバリアフリー

「畳の質感や香りが好き」という方は、畳だけを採用する方法もあります。リビングダイニングの一角に畳を敷くいわゆる「畳コーナー」と呼ばれるタイプです。

ひとつの部屋として和室を造るのではなく、畳を敷いた簡単なスペースです。

畳を置くだけなら建築費用は大きく変わりません。畳だけなら内装デザインに大きな影響もなく、リビングとの一体感を保ちやすいというメリットもあります。

また、家族構成やライフスタイルの変化で、将来和室をなくしたいという時にも、比較的簡単にリフォームが可能です。

注文住宅に和室を取り入れる場合、主に3つのタイプがあります。

和室の3つのタイプ
  • 畳を置くだけの畳コーナータイプ
  • リビング隣接タイプの半個室の和室
  • 完全に独立した和室

最近の分譲マンションなどでは、リビングに隣接した半個室タイプの和室が一般的です。さらに一体感を出したい場合やコストダウンしたい場合は、畳コーナーが採用されます。

独立した個室は最も価格が高くなりますが、客間として利用したい家には適した造りになります。

襖や壁材などにこだわると高くなる

和室を構成する建材は、畳だけではありません。襖や障子、床柱や鴨居・敷居といった木材も使います。

壁はビニールクロスでは雰囲気を損なうため、手塗りの左官壁が採用されることが多くあります。

これら和室に使われる壁材や建具は、木材や紙などデリケートな材料で作られるため、建築コストは自ずと高くなります。

材料自体のコストが安いビニールクロスやフローリングと比べると、材料費そのものも高くなってしまうのです。

さらに、畳や壁材の材質にはランクがあります。

例えば、畳は外国産のイ草を使った大量生産されるような畳なら1畳当たり2,000~5,000円程度ですが、上質な国内産であれば1万~5万円ほどの高級品もあります。

値段に応じてグレードを決めるようにしましょう。

コストを抑えるのであれば和室風の部屋にする

和室から洋室への畳リフォーム

和室はこだわればこだわるほど、コストがアップしていくものです。予算が気になるようであれば、壁を手塗り風のビニールクロスにするなどコストダウンする工夫が必要です。

しかし「ビニールクロスを使ったら安っぽくなるのでは?」と心配する声も少なくないでしょう。

最近の建売住宅や分譲マンションでは、和風のビニールクロスを採用したり、ポリプロピレンというプラスチック素材でできた畳を使ったりと、”和室風”の部屋に仕上げることが多くなりました。

これらは材料費がコストカットできるだけでなく、お手入れしやすいというメリットもあります。プラスチックやビニールは劣化しにくい素材です。

また汚れが付きにくいので掃除もラクになります。さらにデザイン性も高いため、ブラウンやピンクの畳なども実現可能です。

和室独特の厳かな雰囲気はなくなりますが、子どもも馴染みやすいカジュアルな和室に仕上げることができます。

和室を設置する際にコストダウンするコツ

では、実際に注文住宅を依頼する際に、和室の建築費を削減するにはどうしたらよいのでしょうか?

和室を安く取り付けたい!と思っても、ハウスメーカーによっては和室のプランを変えることができずに「コストダウンの手立てがなかった」という失敗もありがちです。

ハウスメーカーや工務店の言いなりにならずに、思った通りの和室を実現するには、最初の業者選びがポイントになります。

相見積もりを取り業者を比較する

注文住宅相見積もり

注文住宅を依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・建築事務所など選びきれないほどあります。

その中から、理想のプランとコストで対応してくれる業者を探すには、複数社を比較しながら見定めなければなりません。

業者を比較する = 相見積もりをすることです。

相見積もりとは

「相見積もり」とは、複数社に同じ条件で見積もりをもらい、価格とその内容を見比べることです。

同じ条件で見積もりをもらったのに、業者によって価格が全く異なっていることが分かると思います。

また、価格は同じ程度でも使っている建材のランクが違うこともあるので、見積もり項目もしっかりチェックすることが大切です。

畳などの材料費を削ると安くなる

和室のコストダウンにこだわりたい場合は、和室の材料費を詳しく記載した見積もりをもらってもいいでしょう。

また「和室の材料を変更することは可能か」「和室のプラン変更は可能か」といった内容も相談しておくと安心です。

例えば畳ひとつにしても、国産イ草の畳なのかポリプロピレンの畳なのかによっても価格が大きく異なります。

また、床の間をつけるかなど和室の内装デザインによってもコストが変動するため、細かくチェックすることをおすすめします。

一括資料請求サービスで安く和室を設置できる業者を探す

パンフレット

注文住宅でコストダウンを実現するには相見積もりが重要ですが、相見積もりをするには手間と時間がかかります。

1件1件のハウスメーカーに条件を提示して見積もりを依頼しなければならないので、途中で断念してしまうことも少なくありません。

そこでおすすめなのが「一括で見積もり依頼できるポータルサイトを利用する」ことです。

業者に直接、見積もりを依頼するのではなく、全国の業者の情報を集めているサイトを利用し、一括で見積もりをもらう方法です。

一括見積りサービスを使うメリットは主に5つあります。

一括資料請求サービスの5つのメリット
  • 同じ条件で見積もりを依頼できる
  • たった3分の登録だけなので時間も手間もかからない
  • 好きな業者を選べるので、業者探しの手間もいらない
  • 見積もりだけでなく資料請求や間取り提案依頼もできる
  • 面倒なセールスがない

ポータルサイトの利用はすべて無料。年会費や登録料など価格がかかることは一切ありません。

なぜなら、業者の広告費で運営しているので、利用する側には料金が発生しないのです。

「数十社の業者を検討している」「見積もりの取り方が分からない」という人も、簡単に相見積もりができます。

まとめ

注文住宅にいざ住み始めてから「やっぱり和室を設置すればよかった」「和室にこだわりすぎたかも」などと、和室に関して後悔しないように、業者選びからしっかり行っていきましょう。

和室にかける費用は、材料やデザインを工夫すれば大きくコストダウンが可能です。

高級感や演出にこだわらなければ、カジュアルな和室に仕上げてみることも検討してみてくださいね。

和室は、ライフプランや生活スタイルに合わせて設置するのが望ましいと言えます。将来の生活もイメージしながら考えてみてください。

まずは、見積もりと資料請求から始めてみましょう。

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