家相の良い間取りで悩んでいる方は、平屋のポイントを意識して家づくりをしましょう。せっかく新築の平屋を建てるのなら、家相の良い最高の間取りにしたいですよね。
とはいえ、家相や風水は気をつけるポイントがたくさんあるので、素人では家相の良い間取りを考えるのは難しいです。
そこで、ここでは家相鑑定のプロ直伝の家相のより平屋の間取りにするポイントをご紹介します。
ここでご紹介したポイントを参考にして、運気の良い家族が幸せに暮らせる平屋の間取りにしましょう。
家相の良い間取りにするために知っておきたい事
平屋を建てる際に家相の良い間取りにするためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
家相の良い平屋にするために、知っておくべきことを紹介します。
正中線・四隅線(しぐうせん)
正中線とは、南・北と東・西を結んだ十字状の線。
四隅線とは、北東・南西と北西・南東を結んだX字状のの線のことを言います。
この線を平屋の平面図上に重ねることで、その平屋の家相を見ることが可能になるのです。
この正中線と四隅線が通る場所には、置いてしまうと家相が悪くなるものがあります。
それは、ストーブやガスコンロなどの火気、トイレの便器や浴槽、キッチンのシンク玄関ドアや掃き出し窓などの開口部です。
ごみを入れるポリバケツや、移動できるガスストーブや石油ストーブ、ファンヒーターなども、この線上に置かないようにしましょう。
正中線や四隅線の上にこれらのものがあると、災難に見舞われるといわれています。
また、これらの線上に「欠け」がある平屋も家相的に良くありません。
「欠け」とは一辺の長さの三分の二以内のへこみ、吹き抜け、階段のことを言い、この「欠け」が正中線・四隅線の上にある平屋はさまざまな凶事を招く家相です。
平屋の平面図を見てみると、四隅線がトイレを通っていますが、便器の上を通っていないため、家相的には問題がない間取りであるといえます。
鬼門(北東)・裏鬼門(南西)
宅心(平屋の平面図の中心)からみて北東を鬼門、南西を裏鬼門と言い、これらの方角は不吉なものであるとされています。
「鬼門と裏鬼門に三備を設けず」と言いますが、この三備とは玄関や門などの出入り口、キッチン、トイレやバスルームなどの水回りの事です。
また、建物の構造も鬼門と裏鬼門に建物の欠けや張りなどの凹凸がある場合も家相的に良くありません。
鬼門に良くない設備や構造があると、不動産や財産に関する問題や親族間の人間関係のトラブル、子どもの病気や子宝に恵まれないといった影響があるとされています。
また裏鬼門の家相が悪いと、多忙により疲労が重なる、努力が報われない、夫婦間にトラブルが起こる、妻に難が及ぶといったことが起こると言われています。
鬼門や裏鬼門にあっても大丈夫なものは、寝室、子ども部屋、書斎などです。
鬼門や裏鬼門は単に家相上の迷信的な物ではなく、昔の人の生活に根差した知恵による合理的な考え方の側面もあるのです。
例えば、現代では水回りの換気は換気扇などで行うことができます。
しかし、そのような設備がなかった時代には鬼門である北東は日が差しにくく、冬場は冷えや湿気などに悩まされていました。
また、裏鬼門である南西には夏場に強い日差しが当たるため、そこを台所にすると、冷蔵庫がなかった時代に食品の傷みが早くなるといったデメリットもありました。
家にさまざまな設備が整った現代であっても、そのような鬼門と裏鬼門に対する考え方のみが残り、家相に大きく影響するとされています。
平屋の平面図を見てみると、鬼門である北東に玄関があり、水回りも集中しているため、家相的にはあまり良い平屋であるとは言えません。
この悪い家相の平屋に住む場合には、いくつかの点に注意することで家相の悪さを軽減することができます。
その方法は、部屋の掃除を怠らず整理整頓を心がける、玄関のドアを開けっぱなしにしない、盛り塩を置き清めるといったことです。
また、魔除けになるといわれる葉にとげがあるヒイラギ、「難を転じる」南天、縁起物と言われる万年青など、鬼門除けとなる植物を庭木として植える方法もあります。
このように、鬼門に家相的に良くない設備が設置されている平屋でもさまざまな工夫をすることで、家相的な悪い点を軽減することが可能です。
風水・家相の間取りチェック:良い間取りにするには
風水や家相的に良い平屋とはどのような間取りなのでしょうか?ここでは平屋を建てる際に、良い間取りにするためのポイントを紹介していきます。
玄関
玄関は家の顔ともいえる場所で、外部社会と接触する場所となっています。
来訪者は玄関の雰囲気から、そこに住む人の印象や生活感を読み取ることができるでしょう。
ですので、来訪者に良い印象を持たれるような設計にする必要があります。
そのような役割も果たす玄関は、どの方位に作るのが最適なのでしょうか?
ここでは風水と家相、双方の視点から玄関を作るのに最適な方位を紹介していきます。
風水だと玄関は最大吉である生気の北がおすすめ
出典:http://www.reizan-fusui.jp/madori.html
家相的には北に玄関を作ることはあまり良くないこととされていますが、風水的にはむしろ北にある玄関が最適であるとされています。
風水では「気」を重視します。ですので、この「気」の流れが風水に則って玄関を作る際に重要になってくるのです。
風水上北は最大吉の方角です。
玄関から入ってきた「気」が吉方位のベッドルームに続き、そのベッドルームにあるベッドの位置が大吉の方向にある、という平屋は吉運を得やすいとされています。
このような吉の流れを作りやすくするために、北に玄関を作ることが良いとされています。
家相の場合は東、東南、南、西、西北が吉
出典:http://w-wallet.com/kasou4.html
家相上、玄関を設置するのに最適な方位は東南です。東南にある玄関は社会的な信用を得ることができるという良い影響がもたらされます。
それ以外にも朝日が昇る東も、玄関を作るのに良いとされる方位です。子宝に恵まれやすい家相となります。
また、南の方角に玄関がある平屋は、仕事運が向上する家相です。それ以外にも、西と北西も玄関を作るのに良い方角とされています。
西の玄関は社交性が強くなるため周囲の人に好印象を持たれ、北西の玄関は堅実でまじめな印象を持たれる家相となります。
これらの方位が家相上玄関を作るのに良い方位ですが、いずれの場合も正中線や四隅線の上に重ならないように注意しましょう。
居間・リビング
居間(リビング)は、どの方位に作るのが良いのでしょうか?居間を作るのに最適とされる方位も、風水と家相では異なっています。
風水と家相では、居間を作るべき方位にどのような違いがあるのか解説していきます。
風水は日当たりが考慮されないので注意
風水でリビングに最適とされる方位は、東と南東です。
東のリビングは朝日を浴びるため、若々しさを保つことができ、明るくにぎやかな家庭に、南東のリビングは社交的で来客が多い家庭になるといわれています。
しかし、風水では日当たりがリビングを作る際の一番のポイントとはならないため、注意しましょう。
リビングの日当たりが悪いと住みにくいので、風水ではなく家相を重視すると快適に暮らせる家づくりができます。
家相で理想なリビングの方向は東南、南、東:リビングは日当たりを重視
家相で見た場合にリビングを作るのに適しているのは東南、南、東です。お気づきかとは思いますが、良い家相のリビングは日当たりが良いことを重視しています。
日当たりが良く明るいと、家族もリビングに集まりやすくなり円満な家庭になるとされています。
台所・キッチン
台所・キッチンはどの方位に作るべきかを解説していきます。この点は家相でも風水でも同様の方向であるとされています。
キッチンは東、東南、西北がおすすめ
キッチンは東、東南、北西に作ることをお勧めします。
これらの方位はキッチンを設置するのに良い方位といえますが、この中でも特に東南が最適な方位であるとされています。
北西は主人の方位であるとされているため、その方位をキッチンを使う女性が独占することは良くないとされていました。
しかし近年では男性も料理をすることが多いため、問題はないでしょう。
西、西南は夏場に食べ物が腐りやすくなるので避ける
西、南西はキッチンを設置するのに一番悪い方位です。南西は裏鬼門となるため、家相上も良くありません。
しかし現実的に、西と南西は西日が当たり高温になるため食品が傷みやすく、キッチンには不向きです。
お風呂場・浴室
お風呂場・浴室はどの方位に設置するべきなのでしょうか?
家相と風水、両方の面から解説していきます。
北、東、西、東南が吉
浴室を設置するのに向いている方位は北、東、西、東南です。逆に絶対に設置すべきではない方位は北東、南西です。
この方位は鬼門、裏鬼門となるため、浴室を設置することは避けましょう。
正中線、四隅線もできるだけ避ける
浴室を設置する場合、良い方位であっても正中線と四隅線の上に設置することも避けたほうが良いでしょう。
設計上どうしても正中線又は四隅線の上に設置せざるを得ない場合には、浴槽だけでも各線上に設置しないようにしましょう。
風水では吉方位に配置しない
風水の考え方では、浴室は凶方位に配置します。その理由は、凶のエネルギーを水と一緒に外へ出すろ言う考えがもとになっているためです。
トイレ
トイレはどの方位に設置するのが最適なのでしょうか?
トイレも浴室やキッチンと同様に水回りであるため、設置する方位には細心の注意を払う必要があります。
トイレの配置は難しい
間取りの中で、一番設置する方位を決めるのが難しいとされているのがトイレです。トイレを設置するのに良いとされている方位は、実はありません。
トイレは基本的に陰の気(悪気)がこもる場所なので、平屋の中のどこあっても良くないとされているためです。
風水では凶の方位に配置
風水の場合、トイレは凶の方位に設置するとよいとされています。
この考え方は、浴室と同様に陰の気(悪気)を凶の方位に向けて排出するという考え方から来ています。
寝室
寝室はどの方位に設置するのが良いのでしょうか?
最適な場所に設置して、心安らぐ寝室にしましょう。
真南以外はOK
家相による考え方に則って寝室を設置する場合、真南以外は良い方位であるとされています。
真南が寝室に向かない理由は、真南に寝室を設置すると生活が派手になると言われるので、心身を休めるという目的にそぐわないからです。
実は風水だと北枕はおすすめ
北枕は亡くなった方を寝かせる方法なので、一般的に縁起が悪いものであるとされていますが、風水では逆にお勧めの眠り方であるとされています。
風水の考え方で重要な「気」は、北から南に流れるとされています。
北枕で眠ると、睡眠中に自然に「気」を体内に取り入れることができるのです。
子供部屋
子ども部屋は、子どもが一人であれば一部屋を良い方位に設置すればよいのですが、二人以上の子どもがいると、その人数分の部屋を良い方位に置かなければなりません。
ここでは子ども部屋に向いている方位を解説していきます。
エネルギーを受け集中できる方位に配置する
子ども部屋はエネルギーを受けることができ、かつ集中できる方位に設置することが望ましいでしょう。
その方位とは、東と東南です。この方位は朝日が昇る際に日光が入る方位であるため、子ども部屋に最適です。
さらに細かく言えば、男の子には東が、女の子には東南がベストです。
階段・廊下
このページでは平屋がテーマですが、屋内に数段の階段を設けるケースもあるかもしれません。
しかし階段には、良い方位というものは存在しません。特に玄関近くの階段は避けるべきだとされています。
平屋を作る際は、数段のものであってもなるべく階段を設けないようにしましょう。
また、廊下についても解説していきます。
家の真ん中にある階段は凶
家の真ん中にある階段は、良くないものとされています。その理由は気の乱れが大きくなるためであるといわれています。
家の真ん中には、窓も作ることができず暗くなりがちなので、明るめの照明器具を設置して明るさを保てるようにする必要があります。
また、こまめな掃除も大切です。このようにして、陰の気(悪気)をため込まないようにしましょう。
階段はエネルギーの変動が大きい
階段は気の通り抜けが早く、気を乱しがちになるといわれています。
ですので、風水的に見てもどの方位に設置すれば開運につながるという方位はありません。
家の真ん中にある廊下は凶:できるだけ廊下はないほうが良い
出典:http://iezuki.net/?p=822
平屋の真ん中に位置し、平屋を縦断又は横断することによって部屋同士を隔てる廊下は、家庭不和などの原因になるといわれています。
廊下は部屋同士をつないだり、用途を切り替えたりと使い勝手の良いスペースですが、あまりにも多くスペースを取ると悪い家相になってしまいます。
どうしても廊下が必要な場合でも、廊下の長さが部屋の長いほうの一辺の三分の二以下になるようにしましょう。
そのほかの間取りを良くする家相・風水のポイント
そのほかにも家相的・風水的に意識すべき平屋のポイントを解説していきます。
張りと欠けを意識した家の形
「張り」とは、建物の一辺の長さの三分の一以内が出っ張っていること、「欠け」は建物の三分の二以内が引っ込んでいることを言います。
家相では「張り」は吉とされていますが、鬼門と裏鬼門にある場合には凶になるとされています。
また、「欠け」は家相、風水共に凶とされていますが、鬼門と裏鬼門の「欠け」は特に悪いものです。
中庭やコの字の家にしない
平屋に中庭を設けた場合、「外に平屋の中心がある」という状態になってしまいます。
この状態は家庭生活に安定性を欠き、家族関係が冷えていて意識が家庭内に向かず、外へと向かってしまう状態を表しています。
ですので、家族の関係が冷め切った状態になってしまうのです。
このようなことは、コの字型の平屋にも同様であるといえます。平屋を建てる際は中庭を作ったり、コの字型の形の建物にしないようにしましょう。
新築注文住宅は風水・家相を意識した間取りにする
平屋の新築住宅を建てる際には、風水や家相を意識した間取りにしましょう。風水や家相はあながち迷信ではなく、生活の知恵に根差したものです。
建てた後に後悔しないよう、設計の段階から風水的・家相的に良い間取りづくりを心がけましょう。
プロに家相鑑定してもらう
ここでは家相と風水的に良い間取り・悪い間取りを解説してきました。
しかし、土地の形状や向きによってはここで解説したとおりの平屋を建てることができるとは限りません。
そのような場合でも、家相と風水の考え方に沿った平屋が建てられるように、必ず専門家に相談し、家相を鑑定してもらうことをお勧めします。
家族が幸せになれる家相の最高の間取りにする
家相や風水の考え方に沿って良い平屋を建てるということは、家族みんなが幸せに暮らすことができる家を建てるということです。
最高の家相の間取りの平屋を建てて、円満な家庭を築きましょう。
風水・家相が無料相談できる一括資料請求サービスを活用
家の間取りが、風水や家相の考え方に沿った良いものであるかどうかを専門家に相談すべきであることは前述しました。
しかし、相談できる業者はたくさんあり、その業者に相談するかを悩むことになるかもしれません。
そのような場合には、風水と家相を相談できる業者の一括資料請求サービスを活用されてはいかがでしょうか。ほとんどが有料による相談です。無料で家相診断ができるのは、珍しいです。
無料で家相診断ができるなら依頼しないと損ですよね。
さらに、この一括資料請求サービスは、このサービスを利用して手にした資料を精査することで、間取りの相談を依頼する業者を決めるのに役立ちます。
間取りの相談を依頼する業者を決める際には、このサービスの利用をお勧めします。