家相・風水

家相の正中線の引き方:正しい正中線の書き方や四隅線との違い

家相正中線

注文住宅を建てるときは誰もが幸運を招き入れる家にしたいと思っていることでしょう。

より幸運を招く住宅を建てたいと希望する場合は、家相に関する基礎知識を身に付けておく必要があります。

家相とは土地や住宅の吉凶を判断する方法であり、家の中のものや設備を置く位置などによって吉相か凶相かが決定されるというものです。

今後、何十年と暮らす新築住宅ですから、どうせなら吉相の条件が整った間取りにしたいもの。

今回は新築住宅を建てる上で意識しておきたい家相や正中線、四隅線などに関するお役立ち情報を解説します。

正中線(せいちゅうせん)とは

鬼門間取り

家相を吉相に導くために覚えておきたいのが、正中線(せいちゅうせん)という言葉です。正中線とは東と西、北と南を結んだ「十字ライン」のことを指します。

正中線は後述する四遇線と深い関わりを持ち、置いてはいけないもの、置くと凶相とされるものなどがあります。

よって、これから家を建てる方は間取りを決める際に正中線を常に意識しておくようにしましょう。

ちなみに妊婦さんのおへそあたりにできる縦の線も正中線と呼ばれていますが、これは家相の正中線が由来といわれています。

四隅線(しぐうせん)とは

家相の中でもうひとつ重要なラインとされているのが四隅線(しぐうせん)です。四隅線とは北東と南西、北西と南東を結ぶ「×字ライン」のことです。

家相では「正中線上、もしくは四隅線上に持ってきてはいけないもの」という表現が頻繁に使用されますが、この場合はこれらの線の中心エリアにかかってはいけないという意味になります。

鬼門(北東)、裏鬼門(南西)

家相玄関鬼門

家相における鬼門とは北東の方角、裏鬼門とは南西の方角を指します。中国の説話では鬼が出入りする山があり、その北東に位置していた門のことを鬼門と呼んでいたそうです。

また陰陽道では北東と南西は陰陽の狭間で不安定になるとされています。これら複数の説によって鬼門と裏鬼門はセットで不吉な方角とされているのです。

具体的な鬼門、裏鬼門の範囲はそれぞれのラインから右に30度、左に30度の計60度となります。鬼門、裏鬼門ラインにも配置してはいけないものがありますので注意が必要です。

家の中心・宅心を求めよう

家相・風水中心

家相関連の話題になると必ずといっていいほど出てくるのが「宅心」という言葉です。宅心とは住宅の核となる部分、つまり家の中心のことを指します。

この宅心は家相にとって非常に重要なものとなり、宅心を正確に求めないと吉方だと思っていた方角が、実は凶方だったという事態を招く可能性もあります。

宅心の求め方についてですが、一般的な形状の家であれば対角線の中心がそのまま宅心となります。

基本的に正方形や長方形の家などは、対角線が中心で交わるようになっていますので参考にしてください。

家の形が複雑な場合

家相・風水中心

住宅は単純な形の間取りだけではなく、複雑な形状のものも多くあります。このようなケースでは対角線の中心がそのまま宅心というわけにはいきません。

では家の形が複雑な場合は、どのようにして宅心を求めるのか?

これには複数の方法がありますが、最も簡単にできるのは重心を求めるやり方です。重心とは簡単に説明すると「物体の中心」のことを指します。

身近なところでいうと筆記用具の鉛筆。鉛筆はある1点を指に乗せると、バランスが取れます。このバランスが取れた点が鉛筆の重心となります。

宅心を求めるときも、この重心を求める方法を使えば家の中心を割り出すことが可能です。やり方も比較的簡単です。

まず間取り図を厚紙に貼り、家の形が出来たところで外周を切り取ります。

その後、ボールペンなどのとがったものの上に乗せてバランスを取ってみましょう。水平になるポイントがその家の重心(宅心)となります。

この他、複雑な形をした家では左右2区画、上下2区画に分けてそれぞれの対角線の交点を結び、線分の交点を求める方法で宅心を探すやり方もあります。

宅心の求め方については複数ありますので、疑問点があったときは設計士などの専門家に質問してみましょう。

正中線や四隅線に置いてはいけないものや注意点

前述のように正中線、四隅線、鬼門や裏鬼門には配置すると災いを招くものなどが存在します。ここでは正中線や四隅線などに置いてはいけないもの、具体的な注意点を解説します。

欠け

張りと欠け

家相を意識したマイホームを建てる場合は、土地や建物の「欠け」「張り」も意識しておく必要があります。欠けとは建物の凹んだ部分のことを指し、張りは出っ張った部分のことです。

家相では原則欠けはマイナスに働き、張りはプラスに作用するといわれています。

ただしすべての張りがプラスに作用するわけではなく、吉とされる張りは長さが3分の1以内のものとされています。

特に北西の欠けに関してはその家の力を奪い、衰退させるといわれているため、家相を重視する場合は注意が必要です。

水回り・不浄物:トイレ、キッチン、お風呂

家相トイレ

正中線、四隅線にトイレ、キッチン、お風呂などの水回り関連を配置すると災難に見舞われるといいます。

家相ではトイレやお風呂などの水回りは「穢れ(けがれ)を流す場所」と考えているため、正中線の上、鬼門と裏鬼門を結ぶ線の上、宅心に配置すると不浄の気を強めるとされています。

開口部:門、出入り口、玄関、窓、ドア

玄関ドア

玄関、窓、ドアなどの開口部は幸運や不幸を招き入れるといった特徴があります。

そのため、開口部は運気が良くなる方角に設置するのが理想的ですが、家相では正中線と四隅線に玄関などを設置するのはNG

もちろん鬼門、裏鬼門の方角に設置するのも厳禁であり、仮にこの場所に開口部を設けると強烈な不幸ばかりを招くともいわれています。

このような理由から玄関などの開口部設置場所は、慎重に決めるようにしましょう。

火気:ガスストーブ、石油ストーブ

家相トイレ暖房

冬場になると活躍するガスストーブや石油ストーブなどの火気設備の配置場所にも注意が必要です。

家相での火気は気のエネルギーを狂わせる力があるとされているため、水回りの設備と同様不浄物として扱われます。

ですから正中線、四隅線、鬼門や裏鬼門の方角に設置するのは厳禁です。火気というとストーブなどに目がいきがちですが、ガスレンジなどの配置場所にも注意しておきましょう。

電気ストーブも極力置かない

ガス、石油ストーブの場合は火気になりますので配置場所には注意しなければなりません。

しかし、ここでひとつ疑問なのが電気を使った電気ストーブは家相に関係なく配置してよいのかということです。

結論から述べるとたとえ電気を使ったストーブであっても極力正中線上や四隅線上には置かないほうがよいでしょう。

電気ストーブはガスや石油ストーブほどの危険性はありませんが、一歩間違うと似たような事故やトラブルが起きる可能性があるためです。

家を建てる際は正中線・四隅線に注意しよう

マイホームを建てる際は多くの幸運を招き、そして家族を不幸から守るために、正中線や四隅線を意識した間取り設計を行うことが推奨されています。

ここでは家相を重視したマイホームを建てる際に、押さえておくべきポイントをまとめましたので解説します。

家相のプロに間取り相談をしよう

風水を相談

家相を重視した家を建てたい場合は、家相に関する専門知識を持ったプロに間取り相談をしてみましょう。

近年はインターネット上でも家相や風水を長年研究している設計士などが大きな注目を集めています。

このような家相に精通した専門家は、家の中心の求め方や正中線、四隅線に関する知識、鬼門や裏鬼門の方角などを十分に理解できています。

そのため、一般の人のように吉方だと思っていた方角が、実は凶方だったというミスを犯す心配もありません。

もちろん評価が高い専門家であれば家相を意識しながらも、各世帯の希望に近い間取りを設計してくれるでしょう。

家相のプロに間取り相談をするときは、複数の専門家に依頼するのもおすすめです。

家相の良い間取りにするのは素人では難しい

家相主婦病気

現代では一般の方でも無料のソフトを使って間取り図を作成することは可能です。しかし、家相を意識した間取り図を一般の方が作成するのは非常に難易度が高いです。

家の形状が複雑だった場合は、宅心を求めるだけでもひと苦労しますので、最悪の場合は正中線や四隅線の位置が間違った状態で間取りを作成してしまう可能性もあります。

仮に間違った家相のまま家を建て、後々になってリフォームをするというケースになればさらに高額な費用が発生します。

このような理由から一般の方が家相を意識した間取り図を作成するのは推奨できることではありません。

家相の無料相談ができる一括資料請求サービスがおすすめ

パンフレット

前述のように家相が良好な新築注文住宅を建てる場合は、家相のプロや専門家に相談するのがおすすめです。

しかし、多くの方は家相に精通した専門家を探すだけでもひと苦労します。このようなときに活用したいのが一括資料請求サービスです。

一括資料請求サービスを利用すれば、家相の専門家を探すこともできますし、複数の業者へ見積もり依頼を行うことも可能です。

注文住宅を建てるときは優良業者に依頼するために複数の業者へ見積もり依頼を行うのが好ましいとされています。

一括資料請求サービスを利用することで、複数業者への見積もり依頼も容易になるため、家相を意識した家を建ててくれる優良業者も見つけやすくなります。

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