家の間取りを考えるうえで、重要になってくるのは鬼門や裏鬼門の位置ですね。
これらの位置を考えずに間取りプランをつくってしまうと、家相の悪い家になってしまうかもしれません。
本記事では、鬼門と裏鬼門の位置を調べる方法や、鬼門に配置してはいけない設備には何があるかなどを紹介します。
これから家を建てるという人で、「鬼門や裏鬼門について知らない」という人はぜひ読んでみてください。
最後まで読めば、家の間取りをどうすればよいのかが分かりますよ。
鬼門・裏鬼門の間取りは?
鬼門と裏鬼門の間取りを考えるためには、家のどこが鬼門と裏鬼門にあたるのかを知る必要があります。
そのため、まずは鬼門と裏鬼門の調べ方を紹介しましょう。
東北が鬼門、南西が裏鬼門
鬼門は家の北東、裏鬼門は南西にあたります。上記の図だと、玄関やトイレのある方向が鬼門となり、南西の洋室のあたりが裏鬼門になりますね。
鬼門や裏鬼門には、玄関や水回り、キッチンといったものを設けない方がよいとされています。
上記の間取りでは、玄関やトイレが鬼門の方角にあるため、少々問題のある間取りです。
家の中心を探す
北東が鬼門、南西が裏鬼門といっても、どこを基準にしたうえで判断すればよいか分かりませんよね。
鬼門や裏鬼門を調べる際には、家の中心を基準にして調べてください。
上の図のように、四角い家だった場合には、対角線の交わるところが家の中心となりますね。この中心部から北東が鬼門、南西が裏鬼門と考えればよいわけです。
家の形状が複雑な場合
先ほど見たような四角形の家だった場合には、中心点を割り出すのは難しくありません。
ですが、間取りが四角ではなく、複雑な形をしている場合にはどこが中心なのか分かりませんよね。
間取りが複雑な家の場合には、図面を厚紙に貼って重心を探してみましょう。
厚紙がペン先に乗った場所が重心の位置となるので、これなら簡単な材料のみで手軽に家の中心を知ることが可能です。
鬼門の間取りが悪いとどうなるの?
鬼門の概要を紹介したところで、鬼門の間取りが悪い場合に、どういった問題が起きてしまうのかを紹介します。
親族間の人間関係の悪化
鬼門の間取りがよくない場合には、親族間での人間関係が悪くなる恐れがあります。
何故悪くなるのかというと、鬼門にあたる北東は日当たりが悪いからですね。
日当たりが悪い場所は、空気の流れが悪くなる場所でもあります。じめじめとした場所は不快に感じるもので、トイレや玄関の環境がよくないと特に気分が悪くなりますね。
長きに渡って家族の気分が悪くなれば、人間関係にも問題が生じてしまうものです。鬼門にはキッチンやトイレ、玄関を設けないようにしましょう。
子供の病気
鬼門の間取りがよくないせいで、病気にかかりやすくなるという話もあります。特に、家族の中でもか弱い存在である子供が病気をしてしまう可能性が高いです。
これは、鬼門の厄災が最も弱い部分に現れやすいからですね。
愛する我が子を健全に育てるためにも、鬼門の間取りにはよく注意してください。
子供に恵まれない
子宝に恵まれない場合は、鬼門の間取りが悪いからなのかもしれません。
「子宝に恵まれないからリフォームをする」という方法もありますが、リフォームの資金がある人ばかりではありません。
間取りを変えるのが不可能でしたら、盛り塩をしたり、水回りを綺麗にしたりするのがおすすめです。
「子宝に恵まれなくて悩んでいる」という人は、間取りを変えたり家での行いを改善したりしてみましょう。
財産に関する問題
人間関係の悪化や病気にかかりやすくなるといった問題以外にも、財産の部分でも問題が起こるかもしれません。
鬼門にあたる場所が汚れている場合、財産を失いやすいといわれています。
そのため、家の北東は念入りに掃除をすることをおすすめします。特に、水回りは汚くなりやすいものです。十分に気をつけてくださいね。
鬼門・裏鬼門に適していないものは
鬼門や裏鬼門にない方がよい設備はいくつかあります。ここではどういったものが適していないのかを紹介します。
水回り
キッチン、風呂、トイレといった水場を、鬼門や裏鬼門に設けるのはよくありません。
適していない理由ですが、鬼門は家の北東に位置していて、湿度が高くなりやすい場所だからです。
水回りがじめじめとしていては問題ですよね。
また、南西にあたる裏鬼門は、西日が差し込む場所のため、食品が傷みやすい傾向があります。
そのため、調理場を裏鬼門に設けてしまっては、悪いものを食べることになる可能性が高くなってしまうのです。
玄関
鬼門に玄関があるのも、よくない間取りですね。
先ほど紹介した通りに、鬼門では湿気が多くなりがちです。どんよりとした玄関から外出しては外での気分が落ち込むでしょう。
また、帰宅した際に、よどんだ空気の玄関を通るとなると、家の中での気分も悪くなってしまうでしょうね。
内面的な問題を抱えないためにも、玄関の配置をどこにするかはよく考えてください。
鬼門・裏鬼門除けの対処法
鬼門や裏鬼門の位置に、ない方がよい設備があるような家では、これから紹介する対処法を実践してみましょう。
生活や金銭の問題が改善するかもしれませんよ。
部屋の掃除をする
ここまでに紹介した通り、きちんと掃除をして、綺麗にしておくことが重要です。
湿気が多かったり、食べ物が傷みやすかったりする鬼門や裏鬼門では、特に清潔にしておきましょう。
また、清い状態にしておかないと、瘴気というよくないものが漂ってしまう可能性があります。
悪いものを集めないためにも、「まめに掃除をするのは面倒」なんて思わずに、こまめに掃除をしてくださいね。
窓やドアを開きっぱなしにしてはいけない
窓や玄関といった、外からの入口にあたるものを開けたままにしておくのもよくありません。
開放した状態のままにすると、「ここから家の中に入れるぞ」と何かが入ってきてしまうことがあるからですね。
家の中を悪い環境にしないためにも、こういった入口を開けっ放しにしないように心がけましょう。
盛り塩を置いて清める
不浄な状態を改善する効果を持っている、「盛り塩」という行為もおすすめです。
盛り塩には、悪いものを浄化してくれる作用があり、毎日きちんと新しいものに交換してあげれば効果を発揮してくれるでしょう。
嬉しいことに、盛り塩セットという道具を使えば、簡単に綺麗な盛り塩をつくることができます。
盛り塩を始めたい人は、このセットをまずは買ってみるのがよいかもしれませんね。
神社のお守り・お札を飾る
神社で販売しているお札やお守りを飾り付けるというのも、よい対処法ですね。
ただ、「飾るといってもどこに飾ればいいか分からない」という疑問が出てきます。
そんなときは、お札やお守りを売ってくれた神社に質問してみましょう。そのお札やお守りの使い方を熟知しているのは、それをつくった人々というわけです。
神社で厄除けをしてもらう
お札を飾ったり、部屋を綺麗にしたりと個人で行える対処法は様々なものがあります。こういった方法以外にも、神社に厄除けのお祓いをしてもらうという手もありますね。
ただ、神主様に自宅まで来てもらって行うお祓いは、数万円ほどの料金がかかってしまいます。
あまりお金をかけたくない人は、神社でのお祓いや個人で可能な対処法のみをやるのがよいでしょうね。
ヒイラギなどのトゲのある植物を置く
ヒイラギという葉がトゲトゲしている植物には、悪いものをしりぞける効果があります。そのため、対策としてヒイラギを設置するのはとてもおすすめです。
また、設置するのは、アロエやサボテンなどのトゲを持った植物であってもOKとなっています。
水をあまり必要としないサボテンなら、こまめに水やりをしなくて済むので、手軽に対策できますね。
南天を植えると魔除けになる
南天という小さな丸い実をつける植物も、悪いものをシャットアウトしてくれる効果があります。
こういった嬉しい効果を持った植物なので、家に庭がある場合には、ホームセンターや植木屋で南天を買ってきて植えてみるのがよいでしょう。
もし、庭がないのでしたら、鉢植えを置くのがおすすめです。
猿の置物や水晶を置く
昔々から対策として使われている猿の置物を飾るのはよい手ですね。
猿には、よくない気を追い払ってくれる能力があるため、対策として置くにはぴったりの置物となっています。
また、水晶という浄化のパワーを持った物体を飾るのもおすすめです。飾る前には、「水や塩などで浄化をしなければならない」というのがポイントですね。
明るい香りを使うと気を追い払える
よい香りを漂わせるという方法でも、悪い気を払うことが可能です。
じめじめとしたところでは、カビや湿気そのものの匂いで、「なんだかくさいな」と感じる空間になりがちです。
こういった場所には、悲しいことに悪いものが近寄ってくるので、お香やアロマを使ってよい匂いの空間にしましょう。
そうすれば、悪いものではなく、よいものが入ってくるようになります。
明るい色の花で玄関を鮮やかにする
元気をくれるような明るい花を玄関に飾れば、よくないものを遠ざけてくれることでしょう。
明るい色を持った物体を置くことは、対策方法として有効です。そのため、壁紙を明るくしたり、綺麗な絵を置いたりするのもよい対策ですね。
もちろん、明るい色の花を置いて、その場所をぐっと華やかにするのもおすすめの方法となっています。
水を交換する手間がありますが、綺麗なお花を飾って、玄関を素晴らしい空間にしてみましょうね。
家の間取りを凶相にしないコツ
住みやすい間取りにするのも大切ですが、凶相にならない間取りにするのも重要です。ここでは、間取りが凶相にならないようにするためのコツを紹介します。
正中線・四隅線に不浄のものを配置してはいけない
まず、正中線と四隅線について紹介しますね。正中線は、北と南、そして、東と西を結んだ線のことです。
北を上にした場合には、漢字の十のようになります。四隅線は、北東と南西、北西と南東をつないだ線ですね。
先ほどの正中線を45度ずらした線ともいえるでしょう。どちらの線も、交差している箇所が家の中心になっているのがポイントです。
この2つの線上に、不浄のものを置いてしまうのはよくありません。ここでいう不浄のものというのは、トイレや流し台、ごみ置き場などのことですね。
こういったものが線の上にあるのは、凶相になってしまうので、配置する際には十分に気をつけてください。
張り・欠けを意識した間取り
張りや欠けには様々な考え方がありますが、つまるところ、家から出っ張っているのが張りで、へこんでいる部分が欠けです。
具体的な話をすると、張りの長さが1辺の3分の1以内なら吉となります。もし、3分の1以上だった場合には欠けとなるため、悪いものとされます。
鬼門や裏鬼門とどのように関わってくるかですが、悲しいことに鬼門や裏鬼門に欠けがあった場合、凶より悪い大凶となってしまうのです。
間取りに出っ張っている部分やへこんでいる箇所を設けると、凶相になりかねません。よく注意をしてくださいね。
三所に三備を設けない
まずは用語の説明をしましょう。三所とは、鬼門と裏鬼門、そして、宅心と呼ばれる家の中心のことです。
もう1つの用語である三備ですが、こちらは
- 玄関
- キッチン
- トイレ
のことですね。
このような用語の意味なので、「三所に三備を設けない」というのは、鬼門、裏鬼門、家の中心に玄関、キッチン、トイレをつくってはならないということになります。
もし、これらの箇所につくっては問題のあるものを設けてしまうと、凶相になってしまいますね。
このように、玄関、キッチン、トイレの配置を間違うと、非常に問題となるので気をつけましょう。
吹き抜けは欠けになるのでNG
吹き抜けがあると、開放的な空間になりますよね。
ですがその反面、吹き抜けは先ほど紹介した、「欠け」にあたるものなので、実はよくないものなのです。
「吹き抜けをつくって、オープンな雰囲気の家にしよう」と思っている人は、凶相になってしまうというデメリットがあることを知っておいてくださいね。
階段を宅心に設置するのもNG
階段という設備もまた、「欠け」にあたる設備です。特に、家の中心にあるのは大きな問題となります。
そのため、階段をつくるのは、家の外周にするのがおすすめです。
「部屋の数を確保しなければならないから、階段を中心に設置しよう」と考えている人は、考え直した方がよいでしょうね。
新築注文住宅は鬼門を意識した家づくりをする
ここまでに紹介したように、鬼門や裏鬼門といったものを意識したつくりにしないと、よくないことが起きるかもしれません。
そのため、これから紹介することを実践して、よい住宅を建てましょう。
プロに家相鑑定してもらう
家相の良し悪しは自力である程度は判断できますが、やはりプロへ相談して鑑定してもらうのがよいでしょう。
プロでない人間が判断しても、どこか見落としがあったり、勘違いをしてしまっていたりしますからね。
鑑定には数万円ほどかかってしまいますが、家相のよい住宅へ住むためにも、きちんとした鑑定を受けるのがおすすめです。
後で変更できないため後悔しない家づくりをしよう
古い家をリフォームするなんて場合を除けば、お金持ちでもない限り、家にある設備の位置を変更することはできません。
そのため、家を建てる前によく間取りを見て、よくない家相になっていないかを確認することが大切です。
「家相の良し悪しが分からないから、このまま建てていいのか不安」という人は、家相をよく知るプロへ相談しましょう。
家の建築は何千万ものお金が動くことですからね、慎重に行うのがよい判断です。
風水・家相に特化した一括資料請求サービスを活用
1からよい家相の間取りを考えるなんてことは、プロではないとできないでしょう。そうなると、欲しくなるのは、家相に詳しい人が考案した間取りプランですよね。
よい家相の間取りプランが欲しい人は、一括資料請求サービスを利用するのをおすすめします。
嬉しいことに、家づくりを専門とした会社では、様々な間取りプランや資金計画書を提供してくれるサービスを実施しているのです。
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この一括資料請求サービスを使って、どんな風な家がよいのかを知ってみましょう。無料で利用できるので、少しでもよいと思ったらぜひ使ってみてくださいね。