平屋

【セキスイハイムの平屋】楽の家の特徴とは?価格はいくら?

住宅メーカーの戸建注文住宅の分類には、シリーズ分類やコンセプト分類などがあります。コンセプトとは、概念や発想のことをいいますが、ここでは分かりやすく特徴としておきます。

例えば、ある平屋が ” 子育て世代 ”と” ZEH( ゼロ・エネルギー・ハウス )” を特徴として開発された場合、この商品は、平屋シリーズ、子育て世代シリーズ、そしてZEHシリーズのいずれにも該当し、それぞれのシリーズ商品として重複して紹介されます。

しかし、シリーズにリストアップされた各商品のその他の特徴や仕様がすべて同じとは限りません。色々有る特徴の一部が共通しているだけなのです。

これが、住宅メーカーの各商品特徴や仕様を分かりにくくしている原因で、セキスイハイムも残念ながら同様です。

そこで、本記事ではセキスイハイムの平屋「楽の家」が、同社の住宅商品群の中で、どのようなポジションになっているのか、合わせて特徴、標準仕様、さらに価格を紹介していきます。参考にしてください。

楽の家のコンセプト

セキスイハイムの平屋「楽の家」は、2010年11月にプレス発表され、同月より沖縄と北海道を除く全国で発売されています。

少子高齢化が進み、世帯人数が減少していく時代を背景に、平屋の良さを見直した中高齢層をターゲットにした商品です。「気分が楽・身体が楽・家事が楽・家計が楽・将来が楽」の5つの楽をコンセプトにしています。

このコンセプトは、十数年経過した現在も大きく変わってはいませんが、表現方法が若干変化してきています。これについては後述します。

その前に、平屋シリーズにリストアップされている他商品の開発コンセプトや特徴がどのようなものか、プレス発表資料と現在のHP上での紹介情報から確認しておきましょう。

グリーンモデルパッケージ平屋(鉄骨系・木質系)

  • 環境貢献:電力を太陽光発電でまかない、脱炭素社会に貢献
  • 経済性:エネルギーの自給自足型の暮らしを促進
  • レジリエンス(回復力):停電時でも蓄電池を使い、より日常に近い暮らしを実現

2020年10月に発表されたグリーンモデルを、2030年の温室効果ガス削減目標を背景にして、2021年10月に進化させており、鉄骨系と木質系の両方に用意されています。

セキスイハイムのHP上では、このモデルも平屋シリーズの一つとしてリストアップされています。しかし、実態は以下で紹介する各平屋商品に、大容量の発電・蓄電の電力を効率的にコントロールするHEMS(スマートハイムナビ)、そしてエコキュートを付け加えた商品です。この辺も分かりづらいところですね。

ステイ&ワークモデル平屋(鉄骨系)

  • 快適エアリーでキレイな空気と快適温度
  • 家族が安心して過ごせる住環境
  • 家で快適に仕事が行えるテレワーク環境

ニューノーマルに対応した住宅で、おうち時間の豊かさと快適・安心を提案しています。

そだての家(鉄骨系)

  • 家族間のコミュニケーションを育む
  • 感性を育む
  • 健やかな成長を育む

子供の心を伸びやかに育む住環境を大切にした子育て世代の住宅です。

たのしみの家(鉄骨系)

  • おうちカフェを愉しむ
  • 趣味を愉しむ
  • 自然を愉しむ

中高齢層の夫婦世帯をターゲットに、大人の穏やかな家時間を愉しむ家です。

1.5階の平屋(鉄骨系)

  • ワンフロアで安心の確保
  • 小屋裏空間(コンファティック)で豊かさを表現
  • あったかハイム+安全安心でリタイア後の新しい暮らしをサポート
  • 将来も家計にやさしい住宅(ZEH可能)

小屋裏空間を居室化した、プラスアルファの暮らしが特徴の平屋2階建ての住宅です。

2×6のおしゃれな平屋(木質系)

  • 歳月を重ねても飽きのこない美しい勾配屋根
  • もっと平屋の心地よさを
  • 傾斜天井と小屋裏収納空間

唯一の木質住宅で、Japanese Style、Casual Style、ZEH Styleの3種類が用意されています。

 

以上を踏まえて、本記事のテーマである楽の家のコンセプト(特徴)を紹介しましょう。

楽の家(鉄骨系)

  • 外まで広がるワンフロア:程よい距離感で気分が楽、上下移動がなく家事が楽
  • 家族もペットも楽しい:快適な温熱環境と空気環境
  • ゆとりが楽しい:多目的の和室と小屋裏収納

先に述べた楽の家のコンセプト5つの楽が、時代の経過と共に進化して、上の3つのポイントにまとめられています。また、楽(Easy)を楽しい(Happy)に表現をかえていることにも気づくと思います。

こうして平屋の各商品を比べてみると、明らかに対象ユーザーの異なるものもありますが、いくつか似ているものもありますね。そこで、楽の家のコンセプトや特徴、そして対象ユーザーをもう少し掘り下げて見ましょう。

楽の家の3つのポイント

当初の特徴としては、気分が楽、身体が楽、家事が楽、家計が楽、将来が楽の5ポイントとしていましたが、現在の商品紹介では、上の3つのポイントにまとめられています。

なお、5つの楽や3つの楽しいは、世代を問わず当てはまるものですから、若い夫婦2人世帯の場合でも、選択肢に入れられるかも知れませんね。

外まで広がるワンフロア

外部テラスを設けることで、平屋の広がりをより拡大させると共に、お互いの気配を感じられる程よい距離感の良さを挙げています。また、家事作業に上下移動がないため、スムーズに行えることもアピールしています。

家族もペットも楽しい

セキスイハイムの高気密・高断熱の構造躯体に快適エアリーを標準採用することで、家じゅうが心地よい快適な温熱環境となり、ヒートショックを防いでくれます。

また、高性能フィルターにより、花粉・粉塵などのアレルギー原因物質を取り除き、良好な空気環境を実現し、身体への負担を和らげ、身体が楽な住まいとなります。

ゆとりが楽しい

楽の家では、LDKに隣接するオープンな和室が特徴で、趣味や孫の遊び場所、そしてお客様のおもてなしの場など、多様な利用が可能になります。

また、小屋裏を利用した収納庫は、生活空間をスッキリさせるとともに、ゆとりある日常生活にしてくれます。

楽の家の標準仕様

ここまで、楽の家のコンセプトや特徴を紹介してきましたが、それらを支える標準仕様がどのようなものか、紹介しましょう。

部位 標準仕様 説明
構造躯体 鉄骨BOXラーメン構造 ユニット工法
基礎 ベタ基礎
断熱材 屋根:グラスウール

外壁:グラスウール

基礎:ポリスチレンフォーム

屋根(天井):140mm

外壁:100mm

底盤:110mm、立上り:40mm

窓サッシ アルミ樹脂複合サッシ ハイカットペアガラス採用
屋根 セメント瓦
外壁 レリーフ外壁(SFCボード) UVAコーティング塗装、塗装耐久性20年
HDフローリング プリントシート合板
キッチン IHクッキングヒーター

自動フィルター洗浄付きレンジフード

 

月に1回の自動洗浄で10年間フィルターの取り外し不要

浴室 らくりーんコート浴槽 シャワーだけで汚れを落とす親水コーティング
トイレ 縁無しトイレ 超平面平滑技術で汚れにくく洗い流しやすい
空調 快適エアリー 熱交換型第一種換気+冷暖房
太陽光発電 オプション

構造躯体〜窓サッシ

セキスイハイムの住宅商品は、耐震等級と断熱等性能等級をいずれも最高等級とし、長期優良住宅基準を標準としています。ですから、構造躯体から窓サッシまでの住宅性能に関する仕様は全商品で同じと考えていいでしょう。

なお、当初の楽の家のプレス発表では、鉄骨系と木質系を用意していたようですが、現在のHPを見る限りは、鉄骨系のみとなっています。

屋根・外壁

平板瓦と洋瓦風のものが用意されており、いずれも軽量化を図ったセメント瓦となります。外壁のレリーフは、木繊維と熱硬化セメントの混合材を加熱・圧縮したものにUVA塗装したものです。

一般的な塗装の耐久年数10年前後に比べて、15〜20年ほどの耐久性があるとされており、5つの楽のうちの家計が楽としている根拠です。

床(フロア材)

木目にプリントされたシート(厚み:0.1〜0.2mm)を合板に貼り付けたもので、汚れにくく耐久性の高いもので、同様の床材は他メーカーでも一般的に採用されています。

キッチン〜トイレ

レンジフードや水回り設備の清掃は、家事の中でも負担が大きく面倒なものですよね。

楽の家では、シャワーで流すだけで皮脂汚れを落とす「らくり~んコート浴槽」や、手入れしやすいフチなしシステムトイレを標準採用しています。

また、レンジフードの清掃には、約10年間フィルター取り外し不要のフィルター自動洗浄タイプを採用しています。さらに、吹きこぼれも簡単に拭き取れるIHクッキングヒーターとしています。

いずれの設備も、家事の負担を楽にしてくれるアイテムですが、現在では楽の家に限らず一般的に選ばれているものですから、特段の根拠とするには弱いですね。

空調

楽の家では、快適エアリーが標準仕様で、高性能3層フィルターによるきれいな空気環境と家じゅうが心地よい温度で身体に楽な環境を提供してくれます。

こうして仕様全般を見てみると、楽の家の特徴と言うのは、ハード面よりもソフト面の方が重要な気がします。

中高齢層の夫婦2人の生活で、時には友人や子供・孫が訪れるステージを想定した間取りにこそ楽の家の特徴があると思います。

楽の家の価格

プレス発表時(2010年11月)の価格は、73.67㎡(22.28坪)で1,550万円からとしており、坪単価では、69.5万円となります。しかし、十数年の経過と近年の資材高騰などで、値上がりしているだろうことは容易に推測できます。

国交省の建設工事費デフレーター(物価指数)によると、2010年を100とすると2021年では122となっており、22%のコストアップになっています。

セキスイハイムがこのコストアップをそのまま商品価格に反映させているとは限りませんが、仮に反映させているとすれば、先の坪単価は、84.8万円となります。

この坪単価は、セキスイハイム実ユーザーの公開情報(80〜100万円/坪)とも合っており、妥当なところでしょう。

セキスイハイムの太陽光発電と価格

楽の家では標準仕様になっていませんが、可能であれば是非検討して欲しいものに太陽光発電があります。

セキスイハイムの販売棟数に対するZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)比率は89%で、業界でもトップクラスの実績を持っています。以下で、同社の太陽光発電システムの概要を説明しておきます。

スマートハイムナビ(HEMS)

発電・蓄電した電力を24時間効率的にコントロールするセキスイハイム独自の装置です。

電力のコントロールだけではなく、快適エアリー、エコキュート、照明などのオン/オフ、温度設定、お湯はりなどを行ってくれ、AIスピーカーと連携させれば音声操作も可能になります。さらに外出先からの操作も可能で、その他数多くの先進機能が詰まっています。

スマートパワー・ステーション

大容量の太陽光発電、大容量の蓄電池、HEMS、さらにエコキュートを備えた住宅(ステーション)のことで、セキスイハイムのグリーンモデルとほぼ同義語です。つまり、装置そのものではなく、太陽光発電システム付きの住宅を言い、ZEHを進化させた住宅と言えるでしょう。

太陽光パネルの価格は、発電容量を10kwとすればおよそ250〜300万円ほどで、同程度の蓄電池は250万円ほどになります。なお、太陽光パネルは値引き対象で、実質的には相殺(サービス)されるとの実ユーザー情報もあります。

住宅のオプションには、生活の質を向上させるもの、維持メンテナンスなどを向上させるもの、そしてランニングコストを低減するものがあります。

なにを優先するかは、ユーザーのライフスタイルにもよりますが、太陽光発電は時代の流れで、将来的にも後悔しない選択だと思います。

まとめ

一般ユーザーが住宅を選ぶ時、果たして本記事で紹介したような、詳細なコンセプトや特徴を元に選んでいるのかどうかは分かりません。しかし、住宅メーカーが設定したコンセプトや特徴は、住宅のプランニングや仕様に反映されているのです。

ですから、できる限り自身や家族のライフスタイルにあったコンセプトの住宅を選ぶことを勧めます。

セキスイハイムの楽の家は、中高齢層夫婦の心と身体を楽にし、日々の暮らしの楽しみを大切にする、そんなライフスタイルをコンセプトにして企画・開発された商品です。

子供たちが独立して巣立った後の建て替え、あるいは都会から少し離れて静かな自然の中でのセカンドステージを楽しむ住宅に向いています。

団塊ジュニアが中高齢を迎えている現在は、他の住宅メーカーにおいても積極的に平屋商品が開発されています。そして、楽の家と同様のコンセプト住宅も多く見かけます。

ですから、出来るだけ多くの平屋商品情報を収集し、比較検討して選ぶようにしましょう。その際には、ネットでの無料一括資料請求サービスが便利でお勧めです。

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