大和ハウス

大和ハウスの注文住宅、必見xevoシリーズの相場価格!!

マイホームの新築を計画する際、最も気になるのは、建築総額でいくらになるのか?、ではないでしょうか。また、ハウスメーカーは、どこがいいかも気になるところですよね。

本記事では、大和ハウスで注文住宅を計画されている方の参考になるよう、同社の相場価格や他社との比較、そして商品構成などを紹介していきます。

大和ハウスの注文住宅に対するコンセプト

まず、大和ハウスの注文住宅のコンセプトと設計スタンスを紹介しておきましょう。

同社は、「 時代を超えても変わらない普遍的な価値 」を住宅のコンセプトとし、「 自然・家族・私・街 」のそれぞれの時間を充実させ、生き方をデザインする住宅としています。

そして、同社の注文住宅のコンセプトとして、以下の3つを挙げています。

人生を豊かにする自由設計

営業、設計、インテリアコーディネーター、施工、アフターサービスの各プロで構成されている「 チーム xevo 」が自由設計で理想のマイホームを作ります。

将来の変化を見据えたテクノロジー

大和ハウスでは、「 研究、実験、検証 」を繰り返し、イメージではなく事実としての「 品質・性能 」を形にしています。

その一例が、鉄骨造のxevoΣ(ジーヴォシグマ)に標準装備されている、震度7クラスの地震にも耐える独自のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」です。

木造のxevo GranWoodでは、「 構造用集成材+接合金物+構造用面材+シームレス一体スラブ基礎 」の採用で安定した性能を確保すると共に、邸別の構造解析で安心の構造設計としています。

また、上位のxevo GranWood Premiumでは、鉄骨造と同様のエネルギー吸収型木造耐震壁グランデバイスが採用されています。

大地震が幾度も起きている日本では、新築時の耐震性能を維持していくための制震装置は、これからの必須アイテムでしょう。

人生に寄り添うサポート

業界トップクラスの保証・アフターサービスをはじめ、変わりつづけるライフステージに寄り添うサポート体制をとっています。

子育て世代から老後までに起こりうる転勤や賃貸、そして売却などのライフステージの変化に対応できるよう、グループの総合力を活かしたサポート体制としています。

大和ハウスの商品構成

大和ハウスは工業化住宅のパイオニアとして先進的な技術を進化させたxevoシリーズが有名です。

xevoΣxevoΣPREMIUM>(軽量鉄骨造:平屋建て、2階建て)  xevoΣ

いずれも鉄骨構造の注文住宅で、xevoΣが同社の主力商品となります。PREMIUM商品共に、2.72mの天井高さと大開口で開放感のある大空間が魅力です。

2014年のプレス発表時のxevoΣの本体価格は税込みで67.7万円〜/坪となっています。しかし、同社のIR情報(業績情報)の単位面積あたりの売り上げ高から推測した値上がり率は、2022年との対比で約30%ほどのアップとなっていますので、現在の相場価格では90万円〜にはなっているでしょう。

なお、xevoΣ PREMIUMは10万円ほど高くなり100万円〜/坪となります。

Skye3>(重量鉄骨造:3階建て)都市部の限られた敷地を有効に活用することを目的として、自由な設計でも高い耐震性を確保するために重量鉄骨造が採用されています。

2020年のプレス発表資料によると、延床面積40.62坪の試算では本体価格が税込みで89.9万円/坪となっています。同社のIR情報による鉄骨造戸建て住宅の単位面積辺りの単価は、2022年比較で3%アップですから、現在の相場価格は95万円〜/坪くらいと見ておいた方がいいでしょう。

xevo GranWood>(木造:平屋建て、2階建て)長年培ってきた鉄骨の技術を活かし、究極のくつろぎを目指した木造住宅です。なお、軸組に純国産材を利用しているのも同商品の特徴です。

2013年のプレス発表時の本体価格は税込みで49.2万円〜/坪となっています。しかし、10年も前の価格ですから、同様にIR情報の値上がり率から推測すると、現在の相場価格は65万円〜/坪ほどになります。

それでも同社商品の中では、比較的リーズナブルな価格だと思います。

xevo Be Wood>(木造:平屋、2階建て)  xevo BE WoodSimple Natural

丈夫で末永く住み続けられるをコンセプトに開発された商品です。シンプルな外観が特徴で、比較的リーズナブルな価格設定になっていると思われます。

残念ながら、xevo BE Woodのプレス発表やネット情報がないため相場価格は不明ですが、60万円〜/坪になるのではないかと推測しています。

低価格帯の商品と思われますが、耐震等級は最高の3レベル、断熱性能もZEH基準をクリアするもので、住宅の基本性能はしっかり確保されています。

その他商品では、鉄骨造の店舗併用や賃貸マンションなどに対応したSkyeプラス、そして富裕層を対象としたMAREや木造のPremium GranWoodなどもありますが、本記事では省略させてもらいます。

なお、コストを抑えたWeb専用商品の「LifegenicW」は2023年4月1日で販売終了となっています。高額商品に力を注ぐということかもしれませんね。

大和ハウスの相場価格と他メーカー比較

すでに上で大和ハウスの商品価格の一部を紹介していますが、改めて同社の主力商品であるxevoシリーズの相場価格を他社と比較してみましょう。なお、前提として2階建てで、各社の主力商品をサンプルとし、価格は本体価格とします。

<鉄骨造>

ハウスメーカー 主力商品 単価/坪 構造・他
大和ハウス xevoΣ 90万円〜 Σ型断面鉄骨造、持続型耐震構造
積水ハウス イズ・ステージ 90万円〜 ダイナミックフレーム、制震構造シーカス
トヨタホーム シンセ・フィーラス 75万円〜 鉄骨ラーメンユニット制震T4システム
パナホーム カサート 80万円〜 制震鉄骨軸組構
ヘーベルハウス RATIUS RD 90万円〜 重量鉄骨制震構造
セキスイハイム パルフェ 90万円〜 ボックスラーメンユニット構造

<木造>

ハウスメーカー 主力商品 単価/坪 特徴・他
大和ハウス Xevo GranWood 65万円〜 純国産材軸組構法
積水ハウス シャーウッド 80万円〜 シャーウッド構法
住友林業 マイフォレストBF 85万円〜 ビッグフレーム構法
住友不動産 ジェイ・レジデンス 75万円 木造軸組構法、木造枠組構法
ミサワホーム CENTURY 70万円〜 木質パネル構法
一条工務店 GRAND SAISON 70万円 木造軸組構法

表から、やはり大手のハウスメーカーは高額だと言うことがわかります。なお、表には記載していませんが、各社共に耐震等級級3を標準としており、ZEH(ゼロエネルギーハウス)にも対応可能としています。

鉄骨系で気づくのは、何らかの制震システムを採用していることで、木造系では軸組構造を基本とした構法が多く、接合金物などに各社独自の工夫が加えられていることです。

中でも、住友林業の105mm×560mmmの柱を採用しているビッグフレームは特異な存在と言えます。

建築本体価格以外に必要な費用

 掲載元:大和ハウス

ここまでは、各ハウスメーカーの建築本体価格について延べてきました。しかし、注文住宅を手に入れるためには、それ以外にも屋外給排水や植栽などの付帯工事費用、そしてローンや登記などの諸費用も必要になります。

一般的に、建築本体以外の費用は、新築総予算の3割を占めると言われています。

つまり、総予算5,000万円の場合では建築本体価格の予算は3,500万円ほどになります。

詳しい説明は、大和ハウスのHPでも紹介していますので、参考にしてください。いずれにしても、注文住宅を計画する際には、建築本体価格以外の費用も忘れないようにしてくださいね。

* 大和ハウス:建物以外にかかる費用 

ハウスメーカーを選ぶ前にユーザーが決めておくこと

住宅の基本性能で重要なのは、耐震性能と断熱性能です。各大手ハウスメーカーの耐震性能や断熱性能などの詳細は省略しますが、各社共に若干の差はあるものの、ほぼ満足のいく性能と言っていいでしょう。

各社共に、耐震性能や断熱性能は、それぞれに最高等級を標準としており、ZEHにも対応可能としています。

ですから、何を持ってハウスメーカーを選ぶかは、悩ましいところだと思います。ユーザーが感じる企業イメージが多いかもしれませんし、担当営業マンとの相性かもしれませんね。

いずれにしても、注文住宅でハウスメーカーを選ぶ前にユーザー自らが決めておかなければならないのが、次の3点です。

1:建築総予算

これは、手持ち資金と返済可能金額に基づいた借り入れ金額から算出できます。なお、借り入れ可能金額は、銀行窓口で相談することもできますし、金融機関が提供しているローンシミュレーションでも確認することができます。

住宅金融支援機構ローンシミュレーション

2:希望するマイホームのイメージ

自身のライフスタイルに合ったマイホームのイメージをしっかり持っておくようにしてください。

ハウスメーカーの展示場やカタログのモデルハウスはどれも魅力的ですが、それに惑わされて、自身が希望しているイメージと異なるデザインや間取りになっては、後悔の元になります。

3:構造種別

鉄骨造と木造、いずれにも一長一短はありますが、各社共に技術的な努力を行い、完成した住宅においてはその構造が判断できないほどです。

ただし、一部には構法や工業化によって、外観デザインや間取りが制限されることもありますので、施工事例などを参考に選ぶようにしましょう。

以上を踏まえた上で、ハウスメーカーを選ぶ際のチェック項目も紹介しておきます。

ハウスメーカーを選ぶ基準

注文住宅で、ハウスメーカーを選ぶ際の基準は、人それぞれだと思いますが、抑えておきたい点は、以下の5点です。

1:希望する構造の主力商品を選ぶ

各ハウスメーカーには、得意とする構法や構造があり、多くは、それを主力商品にしています。

つまり、希望する構造を得意とするハウスメーカーの主力商品を選べば、性能・品質・施工に安定感があり、より間違いのない選択になるのです。

2:価格と標準仕様

おなじ価格帯であっても、内装や設備の標準仕様が好みにあっているか、変更は可能か、オプション価格は妥当か、などで見積金額は変わってきます。

標準仕様を確認すると共に、数社から相見積りをとり、十分に内容を確認するようにしてください。

3:住宅性能・他

前述で、住宅の基本性能はほぼ満足のいくものだと延べましたが、その他では長期優良住宅やZEHに対応しているかなども確認しておかなければなりません。

これからの新築住宅では、いずれにも対応していることが望まれますが、標準仕様としているかどうかで、見積り金額が変わってきます。見積り依頼時に、担当者に確認しておきましょう。

4:保証・アフターサービス

住宅品質確保法に定められている構造躯体と雨漏りに関する保証は10年です。ですが、大手ハウスメーカーの保証は、初期保証を30年とし、その後の有償メンテナンスで60年まで保証するシステムが主流となっています。

 掲載元:大和ハウス

また、設備を一定期間保証しているところもあり、大和ハウスでは、水回り設備やエアコン・給湯器などの7品目の保証を10年としてます。

5:担当者との相性

もしかすると、新築住宅でハウスメーカーを決定する際に最も大きな要素となるのは、担当者との相性かもしれません。

担当者の能力の有無以前に、相性が悪くてコミュニケーションが取れないのでは、満足のいくマイホームができる訳がありません。

また、気に入ったハウスメーカーで担当者との相性が悪くて諦めるというのは残念すぎます。可能であれば、担当者を代えてもらう、あるいは一旦保留にするなども考えないといけないでしょう。

我慢して、十分に希望を伝えられず、後悔するマイホームにならないようにしてください。

まとめ

大和ハウスの鉄骨造商品のxevoΣの本体相場価格は、90万円〜/坪で、木造のxevo GranWoodでは65万円〜/坪となっています。

大手ハウスメーカーの中では特に高くも安くもない、妥当な相場価格と言えるでしょう。ただ、同社は鉄骨系の工業化住宅のパイオニアらしく、xevoΣの住宅性能には価格以上の価値を感じます。

ですから、大和ハウスの注文住宅を選ぶなら鉄骨造のxevoΣになりますが、木造のGranWoodも十分に魅力的で、上位のPremium GranWoodは鉄骨商品を上回るほどの品質となっています。

大和ハウスの注文住宅は、長年の「 研究・実験・検証 」による技術に裏付けされたもので、コンセプトの「時代を超えても変わらない普遍的な価値」にふさわしいものです。

本記事が、大和ハウスで注文住宅を計画されている方の参考になれば幸いです。

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