住宅の床に使われているフローリングには、材の製法から樹種、そして色合いや風合いまで様々なものがあります。
その様々にあるフローリングを選ぶ際には、何を基準にして選べばよいのでしょうか。コスト、耐久性、メンテナンス性などが基本になると思いますが、色や風合いによるイメージも重要だと思います。
床の色は、内装やインテリアなどのコーディネートに大きく影響しますからね。
本記事では、注文住宅を計画している方がフローリングの床材や色を選ぶ際の参考になる情報を紹介していきます。
一生に一度の注文住宅ですから、失敗や後悔はしたくありませんよね。参考にしてください。
フローリングの素材選び
フローリングには、上図のように合板のものと無垢(ムク)のものがあります。価格的には、材料費・施工費共に、合板よりも無垢の方が高くなるのが一般的です。
なお、合板フローリングにも、表面に無垢の挽板(ひきいた:薄板のこと)を張ったものや廉価版(れんかばん:安い)には木目をプリントした樹脂シートを張ったものもあります。
さらには、下地にもベニヤ合板や木質繊維を樹脂で固めたものまであります。
以下から、もう少し詳細に紹介していきましょう。
合板フローリング
出典:http://ikuta.co.jp
上の図は、一般的な合板フローリングの構成と断面の一例です。
図では、表面の無垢挽板(むくひきいた)の厚みが2mmとなっていますが、これくらいの厚みになると見た目には無垢のフローリングとほとんど変わりません。
比較的、高級な部類に入るでしょう。
廉価版(れんかばん)では、1mm以下の厚みのものや木目柄をプリントした樹脂化粧シートを貼ったものがあります。
なお、合板フローリングは見た目は細い板のように見えますが、実態は上図のように30cm前後の板巾に溝を作って製品化されているものが一般的です。
合板フローリングの良さは、比較的コストを抑えられること、色目も含めて製品バリエーションが多いことなどがあります。
また、傷がつきにくい塗装や抗菌塗装など、多機能なものもあり、中には無垢フローリングよりも高価なものもあるので覚えておきましょう。
一方、合板下地や表面仕上げの接着に樹脂を多用するため、踏み心地が固く冷たいと感じる面もあります。
なお、床暖房に対応しているものは合板フローリングが大半です。それでは、無垢材のフローリングについてお伝えしていきます。
無垢材のフローリング
出典:http://www.dairinet.com
無垢のフローリング床の良さは、何よりも自然の優しい風合いと高級感があることでしょう。また、踏み心地が柔らかく温かいのも特徴です。
その無垢のフローリング材の板巾は10cm前後のものが多く、床は一枚ずつその板を張って仕上げられます。
ですから合板フローリングに比べて手間がかかり、施工コストもアップするのです。無垢のフローリング材には、塗装したものと無塗装のものがあります。
無塗装板を張る場合には、汚れ防止のために何らかのワックスが必要ですが、自然木の風合いを損なわない程度にしておくことをおすすめします。
光りすぎないようにすることがポイントです。
なお、無垢の床は水を吸収しやすいために、頻繁に水拭きすることはやめましょう。湿気で、反ったり表面がささくれだったりすることがあるのです。
無垢のフローリング材にも床暖房用のものがあるようですが、一般的には向いていません。床暖房で無垢のフローリングを選ぶ際には、専門家に確認しておきましょう。
白い床のフローリング
床を白い(ホワイト系)フローリングにするのは少し勇気がいるかもしれませんね。しかし、明るく清潔感のあるイメージは斬新(ざんしん)で魅力的なものです。
ホワイト系のフローリング材には、塗装で白くしているものもありますが、基本的には素地そのものが比較的白く見える樹種を使用しています。
樹種には、ホワイトオーク(ブナ科)やメープル(カエデ科)などがあります。
なお、白い床の斬新的な魅力を活かすためには、内装カラーコーディネートやイアンテリアまでの全体イメージを事前に計画しておくことが重要です。
白いフローリングのメリット
白いフローリング床には、以下のようなメリットがあります。
- 部屋が明るくなる
- 狭い部屋も広く感じる
- ほこりが目立ちにくい
- 白い床はオシャレなインテリアに合いやすい
一つずつ紹介していきましょう。
部屋が明るい印象に
出典:http://sumai.panasonic.jp
白い床の一番のメリットは、部屋が明るくなるということです。同じ部屋や窓の大きさでも、ナチュラル系やダーク系の床に比べて格段に明るくなります。
窓や照明器具からの光は、床から反射して影の少ない空間をつくります。
これは、めりはりのない空間とも言えますが、その独特な茫洋(ぼうよう:境のない)とした雰囲気も魅力です。
狭い部屋も広く感じる
上で述べた白い床の明るさは、部屋を広く感じさせる効果もあります。
ですから、比較的部屋が狭い時や窓からの採光を十分にとれない時には、床をホワイト系にすることも工夫のひとつです。
ほこりが目立ちにくい
白い床では、ほこりが目立ちにくいと言う良さがあります。だからと言って、掃除をサボることはしないと思いますが、神経質になる必要はないかもしれませんね。
ほこりをあまり気にしなくていいのが魅力的です。
白いフローリング床はオシャレなインテリアに合いやすい
白いフローリング床を活かすためには、インテリアにも少しこだわってください。
その代わり、そのこだわりは白いフローリング床をベースにしたオシャレで可愛い空間を作ってくれます。
白い床のフローリングのデメリット
斬新でおしゃれな白いフローリング床ですが、デメリットもあります。写真やカタログを見て、単にかっこよさだけで選ぶのはやめましょう。
- 重厚感がない
- 髪の毛が1本でも目立ってしまう
- 壁の色に注意する
では、上の3点について以下に紹介します。
重圧感がない
ホワイト系のフローリングに重厚感がないのは仕方がありません。しかし、その独特の雰囲気は、他にはないものです。
オシャレで凝った内装・インテリアにしたい時におすすめです。
髪の毛が1本でも目立ってしまう
これは、床のほこりが目立たないメリットの逆の部分で、髪の毛や黒っぽいものが落ちていると目立ちます。
ただし、目立っていればすぐ拾ったり掃除したりで、清潔に保てると言う風に捉えればメリットにもなりますよね。
なお、ホワイト系の床に深いキズがついた時は注意が必要です。深いキズに入った汚れは簡単には取れず、白い床に黒く目立つようになります。
また、床の塗装やワックスが紫外線で黄ばんでくることがあります。これは他のフローリングでも同じことですが、ホワイト系ではより目立つようになります。
ですから、ホワイト系のフローリング床を選ぶ際には、専門家の意見を聞いておくと共に、定期的なワックスメンテナンスに注意しましょう。
壁の色に注意する
ホワイト系の床に限らず、壁の色は床よりも明るい色にするのが基本です。床よりも濃い色合いの壁にすると、空間の重心が上に移動し不安定な印象を与えてしまいます。
ですから、ホワイト系の床でもそれよりも白い壁となるのですが、それでは空間がぼやけてしまうと感じるかもしれませんね。
しかし、その清潔感とどこまでも広がるイメージ(茫洋感:ぼうようかん)には独特の魅力があります。
また、家具やインテリアのキャンバスとしては最高のものです。
いずれにしても、内装やインテリアにこだわりを持ち、具体的な計画を持っている場合を除いて、単にあこがれやかっこよさだけで選ぶのはやめましょう。
おしゃれな白いフローリングの事例
上で白いフローリングのメリット・デメリットを述べました。それらを具体な事例で紹介しましょう。なお、以下の実例に対する紹介は個人的な感想です。
人によっては感じ方は異なるかもしれませんが、参考にしてください。
大きくて広い部屋が特長的なフローリング
出典:http://sumai.panasonic.jp
モノトーンの印象が強い内装と家具です。正面の窓からの光が、象徴的で眩しいほどです。
写真のように長手方向に板の張り方向を合わせると、より奥行きが深く感じられまそう。白いフローリングと壁の拡散効果とも相まって実際よりも広く感じるのではないでしょうか。
白い壁とフローリングがおしゃれ
出典:http://sumai.panasonic.jp
上の写真もホワイト系でまとめられていますが、床の色合いに少し赤みがあり、暖かみが感じられます。床の色合いとクッションの色が良くコーディネートされていますね。
部屋の窓から庭の緑が見えますが、室内にアクセントになる植木があれば映える感じがします。
ここでも部屋の長手方向に板の方向をあわせています。これは鉄則ですね。
白いフローリングと黒いドアがマッチしている事例
出典:http://sumai.panasonic.jp
上の写真では、出入り口ドアと造り付けの家具がアクセントになっており、落ち着きのある引き締まった空間になっています。
ただし、これ以上ダークブラウン系の色が増えると空間イメージがそちらに移り、床のオシャレ感が薄れてしまうかも知れません。
白い床で、高級感のある空間作りに成功している例ですね。
ナチュラル色の床材:フローリングの特徴
フローリングで一番多いのがナチュラル色で、一番バリエーションが多く無難な選択だと言えます。
つまり、特徴がないとも言えますが、クロスや家具を合わせやすく安心感があります。
ナチュラル色のフローリングは、塗装する場合でも素材の良さを活かすために無色(クリア)の塗装が使われているものがほとんどです。
以下では、改めてナチュラル色のメリット・デメリットなどをチェックしてみますので、これから注文住宅を計画している方は参考にしてください。
ナチュラル色の床のメリット
ナチュラル色のフローリングは、樹種の木目や色合いをそのままに表したもので、より自然を感じられるものです。
ナチュラル色のフローリング床のメリットには色々ありますが、大まかには以下のようなものでしょう。
- 木の温かみがある
- ナチュラルな雰囲気になる
- 家具などのインテリアに合いやすい
- 髪の毛・ホコリが目立ちにくい
上の4点について紹介していきます。
木の温かみがある
赤みや黄みのあるナチュラル色は、より自然の風合いがあり、目に優しい色です。
数多いバリエーション中から、都会風から田舎風まで希望するイメージに合ったものを選ぶことができます。
むしろ、バリエーションが多すぎて選択に困るほどかもしれません。
ナチュラルな雰囲気になる
自然素材そのままの表情を利用したナチュラル色のフローリング床は、居住空間に優しい雰囲気を与えてくれます。
特徴の少ない、ほとんど主張しないナチュラル色が疲れない空間を作ってくれるのです。
家具などのインテリアに合いやすい
ナチュラル色の床には、家具などのインテリアを選ばず合わせやすいと言う大きなメリットがあります。これが、無難で失敗しない理由なんです。
髪の毛・ホコリが目立ちにくい
ナチュラル色は中間色ですから、生活の中で自然と出るホコリや髪の毛などはあまり目立つことがありません。
上で紹介したホワイト系や後述するダーク系のフロアに比べて、一番目立ちにくいフローリングと言えるでしょう。
ナチュラル色の床のデメリット
デメリットの少ないナチュラル色のフローリング床ですが、少し注意しておくこともあります。以下に紹介しますので、注文住宅の床材を選ぶ時の参考にしてください。
- 高級感を出しにくい
- 素材の良し悪しがわかりやすい
上記の注意点が具体的にはどのようなことなのか、紹介していきます。
高級感を出しにくい
一番多く使われているナチュラル色のフローリング床ですが、あまり印象には残りません。数ある中から比較的高価なものを選んでも、印象に残らないのでは少し残念ですね。
特に、合板フローリングで色を揃えすぎているものは、自然の風合いも薄れて高級感がなくなります。
素材の良し悪しがわかりやすい
上で紹介したように、ナチュラル色では樹種の表情をそのままに表していますから、素材の良し悪しもそのままに現れてしまいます。
一方、自然木の木目や節をあえて強調して、それを楽しむ使い方もあります。
ナチュラル系のフローリングの事例
ナチュラル系のフローリング床は、あまり主張せず無難な選択ですが、少し工夫すればオシャレな雰囲気にすることもできます。
どのような実例があるのか、紹介していきましょう。
ナチュラルフローリングにアイアン家具が良く似合う
出典:https://www.daiken.jp/
上のベージュ系のフローリング床には、適度に色の濃淡があり優しい風合いがあります。ナチュラル色の良さが現れている例です。
その床にアイアン製のデスクとチェアーが良く合っていますね。
もし、これが普通の木製家具であれば、写真ほどの印象が残ることはないでしょう。家具選びのセンスが光っています。
優しいナチュラルを生かしたコーディネート
出典:https://www.daiken.jp
先の実例と比較すれば、机や椅子の印象は強くありません。しかし、机と椅子が床に溶け込んで、床の温かい自然木の良さが前面に出ています。
ナチュラルカラーをカントリー風に活かす
出典:https://www.westbuild.com
フローリングにあえて節のある材料を使い、自然の荒々しい雰囲気を出しています。
天井の荒木の梁や建具などを見ると、施主の好みに合わせたコーディネートイメージから床材を選んだと思われます。
カントリーっぽい雰囲気で良くまとめられていますね。
ブラウン・黒系のフローリングの特徴
ブラウンやダーク系のフローリングには、少し着色しているものがあります。
素地でブラウン・ダーク系の樹種には、ウォールナット(クルミ科)やアカシア(マメ科)などがあります。
ブラウン・ダーク系のフローリングは、その高級感から一時期流行ったこともありましたが、広い部屋でないと圧迫感があることから、今では少なくなってきています。
しかし、その高級感や重厚感は捨てがたく、グレードの高い注文住宅では大きな役割を果たしています。
ブラウン・黒系のフローリングのメリット
ブラウン・ダーク系のフローリングを選ぶ際のメリットには、以下の3点があると思います。
- 細かい傷や汚れが目立たない
- 髪の毛が目立ちにくい
- 高級感・重圧感のある雰囲気が出る
それぞれについて紹介していきますので参考にしてください。
細かい傷や汚れが目立たない
ホワイト系の床では、経年でキズが目立つようになると紹介しましたが、ブラウン・ダーク系の床では、ほとんど目立ちません。
また、床についたキズは家の歴史を表すものですから、それが少し大きめのキズでも適切に処理しておけば経年の味わいにもなります。
これも、キズが見た目の汚れとして目立たないブラウン・ダーク系の良さでしょう。
髪の毛が目立ちにくい
ブラウン・ダーク系のフローリングでは、キズが目立たない上に髪の毛が落ちていても目立ちません。見方を変えれば、掃除の際に見落としてしまう可能性もある訳です。
しかし、髪の毛が目立つか否かでフローリングを選ぶことはないと思います。参考程度にしてください。
高級感・重圧感のある雰囲気が出る
上で説明したように、ある程度の広さは必要ですが、ブラウン・ダーク系のフローリングを選ぶ最大のメリットは、高級感と重厚感があることでしょう。
注文住宅のグレードを上げるひとつの方法です。
ブラウン・黒系のフローリングのデメリット
ブラウン・ダーク系のフローリング床で、特に気になるデメリットは以下の3点です。
- 部屋が暗く狭く感じる
- ほこりなどの白いゴミが目立つ
- 濡れて白化する恐れがある
以下で具体的に説明します。
部屋が暗く狭く感じる
上でブラウン・ダーク系のフローリング床は減ってきているといいましたが、その原因は部屋が暗く狭く感じられることが最大のものです。
一般的な注文住宅で、比較的広いスペースを確保できるのはダイニング・リビングです。
しかし、家族が集い団欒(だんらん)するダイニング・リビングの明るく広いイメージとブラウン・ダーク系の黒い色合いは合いにくいかもしれませんね。
ですから、リビング・ダイニングにブラウン・ダーク系のフローリングを使う時には、視覚的な広さをできるだけ広く、窓からの採光をできるだけ多くすることが必要です。
つまり、暗さや狭さを解消する工夫が必要なのです。
ほこりなどの白いゴミが目立つ
キズや汚れが目立たないダーク系の床ですが、ホコリは目立つようになります。ですから、簡単に掃除できるようにコードレスの掃除機などが必須かもしれません。
濡れて白化する恐れがある
フローリングには何らかのワックスが施されています。そのワックスを長時間水分に触れた状態にしていると白く濁ったようになります。
ですから、水をこぼした時はすばやく拭き取るようにしましょう。
また、アルコールが含まれている洗剤などをこぼすと、見る間にフローリング表面が白くなります。
これは、アルコール成分でワックス類が分解されるからです。耐アルコール性のワックスもありますが一般住宅用ではあまりありません。
ですから白化した場合は、専業者に依頼するか、同じワックス材で表面を拭き取り(溶かす)、再度ワックスがけする必要があります。
白化は、ブラウン・ダーク系のフローリングに限りませんが、より目立つと言えます。
ブラウン・黒系のフローリングの事例
ブラウン・ダーク系のフローリング床には、ある程度の広さが必要ですが、高級感や重厚感は注文住宅にとっては魅力的なものですよね。
以下から、参考実例を紹介していきます。
広い空間が締まって見えるダークフロア
出典:http://daiwa-xevo.com
広いダイニング・リビングです。これくらいの広さ天井高さがあれば、ダーク系のフローリングでも狭さを感じさせません。
むしろ空間を引き締める効果があり、重厚感と安定感もあります。
ダークフロアでクラシックな雰囲気を楽しむ
出典:https://www.houzz.jp
写真では全体の広さが判りませんが、見える範囲の広さでも狭いと感じません。ポイントは巾木とサッシ、そしてマットのホワイト色ですよね。
計算されたオシャレなコーディネートだと思います。
ダークフロアも採光がたっぷりなら重くならない
出典:http://daiwa-xevo.com
吹き抜けを含めた前面の大きな窓からの採光で、ブラウンの床材も全く重く感じません。
フロア材に合わせた木製の化粧梁、サッシ、家具、そして絵の額縁など、良くコーディネートされた内装です。
注文住宅のフローリングの色選びのポイント
上でフローリングの種類や色のメリット・デメリットなどを紹介してきました。
それらをフローリングを選ぶ際の参考にしていただきたいのですが、もう少し注意する点があります。
以下で紹介しましょう。
カタログだけで判断してはいけない
出典:https://www.lonseal.co.jp
フローリングを選ぶ際には、まずカタログを参考にすると思います。
しかしカタログでは、価格比較や合板か無垢かの選択、そして大まかなイメージを掴む程度にしておきましょう。
できれば、カタログだけでなくカットサンプルなどでも確認しておくことをすすめます。
なお、最終的な判断は後述する展示場などでの実物確認になりますから、カタログやカットサンプルでは、いくつかの候補を選んでおくようにしましょう。
家具やドア・壁紙などのバランスを考える
注文住宅の内装を考える場合、人によって床が中心の時があれば、壁仕上げが中心になる時もあります。
また、お気に入りの家具がキーポイントになる場合もあるでしょう。
いずれにしても、単にフローリング材だけではなく、壁紙やドア、そして家具なども含めた全体的なバランスを考えておくようにしましょう。
場合によってはコーディネーターに相談することをおすすめします。
必ず住宅展示場などで実物を見ること
カタログやカットサンプルで選んだフローリング材を最終決定する際には、必ず展示場などで実物の施工例で確認しておきましょう。
カタログ写真と実物の印象は異なります。また、カットサンプルでも大きな面積で見ると印象が異なる場合がほとんどです。
展示場などでの施工例が、候補に選んだフローリンと同じものはないかもしれません。その場合は、選んだ候補のカットサンプルを床に置いてイメージを膨らませてください。
注文住宅では、それも楽しい作業だと思います。
まとめ
フローリング材の種類には、合板のものと無垢のものとがあります。標準的な評価としては、自然木で高級な無垢、耐久性がありメンテナンス性の良い合板、となります。
フローリング床のカラーは、大きく分けてホワイト系、ナチュラル系、ブラウン・ダーク系があり、もっともポピュラーなものはナチュラル系になります。
また、もっとも失敗リスクが少ないのもナチュラル系です。
ホワイト系やブラウン・ダーク系には、それぞれに注意する点がありますが、それらに注意して特徴を活かせば、個性のある内装とすることができます。
なお、フローリングを選ぶ際には、カタログやカットサンプルなどから選んだいくつかの候補を展示場などの実施例で必ず確認しておくようにしてください。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料