ユニバーサルホームで家を買いたい!って思ったとき、どんな家を建てられるのか気になりますよね。
注文住宅を買って失敗したら困ってしまいます。せっかく家を買うなら納得のいく注文住宅を建てたいものです!
そこでこのページでは、ユニバーサルホームで家を買いたい方のために、特徴や坪単価。口コミや評判をご紹介します!
これからユニバーサルホームを考えている人に参考になるはずです。
ユニバーサルホームってどんな家?

(株)ユニバーサルホームは、フランチャイズを主な事業とする住宅会社です。
1995年に設立され、本社を東京に置く同社は、北海道から沖縄までのほぼ全都道府県でフランチャイズを展開しています。
フランチャイズ事業の規模としては上位に位置し、全国の加盟店は140店舗ほどになっています。(2018年時点)
ユニバーサルホームはローコスト住宅とされていますが、価格帯は40~70万円/坪と幅の広いものです。
以下から、ユニバーサルホームの特徴や事例等を紹介しますので、同住宅を検討されている方は参考にしてください。
ユニバーサルホームの特徴
ユニバーサルホームの地熱床システム

ユニバーサルホームは、冬季に外気温より暖かい地中の性質を利用した地熱利用の床暖システムを採用しており、同住宅最大の特徴としています。
上図のように通常のベタ基礎を逆さまにしたような形状の基礎(逆ベタ基礎)の中に温水管を埋設し、基礎の床部分を温める構造です。

ユニバーサルホームのHP上では、同住宅ユーザーの購入理由の一番が、地熱床システムになっています。しかし、1位から4位までの総数に対する割合で言えば38%弱ほどですから微妙な結果ですね。
なお、同住宅の床暖システムは必須ではなく、ユーザー選択だそうです。
ライフスタイル提案力

ユニバーサルホームが提案しているライフスタイルには、床暖の快適なくらし、災害に備えるくらし、子育て・・・と色々用意されています。
ここでは、一風変わった名称の” 名前のない家事 ”をテーマにした提案の概略を紹介しましょう。
部屋の片付けをしながらゴミをまとめる、あるいは洗濯しながら朝ごはんを作る・・・など一口に家事といっても、その作業内容は様々です。
また、同時並行して行う作業がほとんどです。
それらの多種多様で並行した作業を” 名前のない家事 ”と位置づけ、効率を考えた間取りと動線、そして収納などの工夫が提案されています。
夫婦共働きが一般化している現代で、家族との家事分担に配慮したプランは、これからの住宅で大きな要素になるでしょう。
高性能外壁ALC

ALC(Auto Lightweight Concrete)とは、軽量気泡コンクリートのことで、ユニバーサルホームが標準採用しているALCは厚み37mmのものです。
ALCの中には鉄筋が入っており、耐久性、防火性、そして強度に優れた性能をもっています。
一般的なサイディングに比べて圧倒的な厚みによる重厚感と比重0.6の軽量さから、外壁に採用されるケースが増えてきています。
納得の価格

フランチャイズ加盟店の受発注を取りまとめ、資材の一括仕入れと無駄な経費の削減、そして独自のノウハウで高品質とローコストを両立させています。
ただし、全ての資材を本部で一括仕入れするのではなく、現地調達の方がメリットのあるものを区別し、効率的なシステムとしているのです。
したがって、現地調達部分の仕様については、加盟店によって異なっている可能性があります。
ユニバーサルホームの商品ラインアップ

上の写真は、左からドマーチェテラスエディション、ラピスタ、ムク・ヌク、きづきの商品外観で、その他にも9タイプが用意されています。(2019年.11月現在)
ここでは、写真の4タイプを紹介します。
ドマーチェ テラスエディション

これは住宅の中に土間リビングを取り入れ、趣味やペットにと多目的に利用するライフスタイルを提案しています。
ラビスタ

このタイプは、高い天井や勾配天井で、家族がつどうリビングをのびのびとくつろげる気持ちのよい空間とする提案です。
ムク・ヌク(MUKU・NUKU)

ムクのフローリングと床暖による暖かさ、そして欧米の住宅にあるLDKの片隅に配置した居心地のよい場所(ヌック)をテーマにしています。
きづき(Kiduki)

これはユニバーサルホームの20周年を記念して企画された商品です。家族で暮らしを見守り続ける気づきをテーマにしたものです。
子供との学び・楽しみ・遊ぶ、そして家族と話す・創る・くつろぐ、などをテーマに様々な工夫が提案されています。
なお、同社のホームページには、「1000のひらめき」と言う間取りシミュレーションが用意されていますのでおすすめです。
ユニバーサルホームの事例・間取り
事例1:3年越しに建てた家
土地探しからはじめたとのことで、家を決めるまでの3年間の色々な思いが込められた住宅です。
<片流れ屋根と適度に凹凸感のある外観>

価格を抑えるためには外壁の凹凸は少ない方がいいのですが、この場合の凹凸はデザイン上の有効なアクセントになっています。グレードの高さを感じる外観です。
<間接照明で広さを感じるLDK>

夫婦と子供二人の4人家族のLDKです。十分に広く感じますが、まだお子さんが小さいのか、ダイニングスペースには食卓を置かず遊び場としています。
照明器具を間接ライトとし、照明器具をできるだけ視覚に入らないようにしていることも部屋を広く見せる工夫です。
<オープンなフラットカウンターのキッチン>

出典:https://www.universalhome.co.jp/works/318.html
最近は、写真のような奥行きのあるカウンターのシステムキッチンをよく見かけるようになりました。
フラットなカウンターと上部に壁を設けないことで、キッチンが明るく開放的になるだけでなく、家族で調理も楽しむスペースにもなります。
事例2:シンプルモダンの家
住宅相談センターで紹介された3社の中から、予算を含めてオーナーの希望が全て盛り込まれていたユニバーサルホームを選ばれたとのことです。
<陸屋根のシンプルな外観>

玄関ポーチと居室部分の2つのキューブ(箱)で構成されたシンプルなデザインですが、窓の形状や配置、そして色分けがオシャレですね。
<ヌックのあるLDK>

出典:https://www.universalhome.co.jp
欧米の住宅には、ヌックと言う居心地のよいスペースを配置されているものがあります。
写真手前右側の畳コーナーは、ちょうどそのような役割を果たしており、キッチンやダイニングとの距離感も良く、会話の飛び交う姿が想像できます。
事例3:存在感のある大屋根の家
相見積りをとる中で、最後に見積り依頼したユニバーサルホームの提案が気に入りお願いしたとのことです。
<複層切妻屋根の外観>

2 階から1階まで繋がる切妻大屋根が全体をバランスさせています。また、1階で入母屋風にしているのもグレードの高さを感じさせます。
<高級感のあるLDK>

出典:https://www.universalhome.co.jp/works/131.html
落ち着いたカラーとインテリアで、外観同様に高級感があります。ユニバーサルホームの中ではハイグレードな仕様でしょう。
ユニバーサルホームの価格・値引きはどのくらい?
冒頭で紹介したように、ユニバーサルホームの本体価格は40~70万円/坪と幅の広い価格帯になっています。
では、実際の本体価格はどれくらいなのでしょうか。実ユーザーの情報から探ってみましょう。参考にしてください。
<口コミ:2019-04-07>
先日、ほぼ希望聞かれないままに図面かいてもらって提案を受けたのですが、
建築面積32坪税抜き1500万、付帯工事諸経費込みで1900万、これに外構カーテン照明地盤改良250万、火災保険とか登記費用などで70万。ベタ基礎サイディングだと-125万だそうです。ユニバーサルにするなら床暖つけるのでベタ基礎とかにはしないつもりですが、・・・以下略
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/751-800/)
この情報から、税別で46.87万円/坪となります。ユーザー希望を取り入れていないとのことですから、ほぼユニバーサルホームの標準仕様なのでしょう。
ユニバーサルホームの逆ベタ基礎+床暖から、一般的なベタ基礎に変更すればマイナス125万円とのことで、床暖を選択する時の参考になります。
本体工事以外の費用は、合わせて720万円になります。この費用はユーザーや敷地によって異なりますが、新築時に必要な費用として考慮しておきましょう。
<口コミ:2019-08-19>
現在34坪1600万で検討中です。
今回提案されたのが、ヘーベルライト50で直張り工法で断熱材はロックウールを勧められているのですが、・・・以下略。(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/851-900/)
建物のみ1600万です。坪47万くらいですね。陸屋根、デザインパネル、塗装ジーファスをやめれば坪40万くらいも可能でした。
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/851-900/)
ジーファスとは塗装のことではなく、ALC版の岩肌調パネルのことです。
ユニバーサルホームの標準ALC版の厚みは37mmで、ヘーベルライトは厚み50mmの少しグレードが上のものです。
いずれにしても、この口コミでも本体価格が47万円/坪になり、先の口コミ情報とほぼ同様になっています。このあたりが、ユニバーサルホームの標準的な価格帯なのかもしれません。
<口コミ:2019-04-08>
うちは30坪、1350万でした。諸費用全部コミコミ1650万ぐらい。
地盤改良は運良くなし、外構はなし、カーテンも照明もほとんど自分でつけました。・・・以下略
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/751-800/)
この口コミの場合は、本体価格で45万円/坪になります。コミコミの1,650万円というのは、本体を建て自立させるための付帯工事や諸経費を加えたものでしょう。
このユーザーは、オプションを最小限にして、総二階にするなどのコストをおさえる工夫をされています。
プランや仕様を業者任せにしない姿勢が大事ですね。
<口コミ:2019-08-31>
坪単価60万と言われました。
ローコストよりは高い、大手よりは安いって感じなんですね??値下げは基本出来ませんと言われたんですが皆さんもそうですか?
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/851-900/)
ユニバーサルホームはフランチャイズですから、価格設定や見積額は各加盟店が行います。
つまり、値引きの有無も加盟店によるのです。しかし、価格競争が激しく利幅の少ないローコストの価格帯では、値引きできないのが実情でしょう。
ですから、この口コミにあるように基本的に値引きはできないというのが一般的です。
なお、坪単価60万円については内容が分かりませんから、ここでのコメントは控えておきます。
ユニバーサルホームの床暖ってどう?
ユニバーサルホームの最大の特徴は、地熱利用の床暖房システムです。しかし、同住宅の地熱床システムには賛否両論があります。
口コミ評価だけで全てを判断することは出来ませんが、参考にしてください。
<口コミ:2019-04-11>
昨年ユニバーサルホームで建築しました。逆ベタ基礎の床暖房ありです。
冬は床暖房が入っているとフローリングもタイルも暖かいです。暖かいですが電気代が高額になります。月18,000円くらいでした。
この時期になって床暖房を切りましたがフローリングはいいですがタイルの部分が冷たいです。
断熱には問題なく暖房なしでも朝晩寒いと感じません。なのでもしもう一度家を建てるならユニバーサルホームでベタ基礎の床暖房なしで建てたいと思います。(そんなことができるかどうか分からないのですが)
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/751-800/)
ユニバーサルに対しては好印象のようですが、同住宅の最大の特徴である床暖については、次回は採用しないと言う、複雑な評価です。
床暖そのものは暖かくて快適そうですが、床暖を切った時のタイルの冷たさ、あるいは電気代の高さが、次回は選択しない理由なのかもしれません。
<口コミ:2019-07-19>
うちの場合は1階は床暖だけで十分でした。
真冬は夕方6時頃から運転して、明け方に切れる設定です。吹抜けなので、2階も多少は暖かいですが、寝室は暖房機を省エネモードで使っています。
地域によって異なるとは思います。うちは愛知県です。
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/801-850/)
愛知県の省エネ区分は5地域か6地域で、国内に最も多く存在する区域です。ですから、コメントユーザーの住宅の断熱・省エネレベルは、標準的と考えていいでしょう。
その状況で、真冬に夜間(半日)の床暖使用で一日中暖かいと言うのは十分な性能だと思います。
<口コミ:2019-04-17>
床暖房の入っていないシーズンはタイルは冷たいですが、床暖房を入れている時期はタイマー設定でナイトタイムに入れておいてデイタイムに切っていても24時間タイルは暖かったです。
・・・中略
前も言いましたが逆ベタ基礎なら床暖房は必至でしたが普通のベタ基礎なら床暖房までいらないので次建て直すなら普通のベタ基礎で床暖房なし。そうなるとタイルは冷たくてつらいのでフローリングにするかなーと妄想します。
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/801-850/)
この口コミでも、半日の床暖使用で一日中暖かいと言う評価です。しかし、先の口コミ同様に床暖に対しては好評価にも関わらず、次回は床暖を選ばないとのことです。
興味深いのは、逆ベタ基礎だから床暖が必要だったという評価です。確かに、コンクリートスラブ(土間)の上にフローリングを貼ったのでは冷たいと思いますが、何か本末転倒のように感じます。
ユニバーサルの床暖システムについては、少し情報を集めて詳細にチェックしておく必要がありそうです。
<口コミ:2019-09-24>
はっきり言ってあの基礎は床暖ありきで床暖無しでは逆にフローリング温度が極端に下がり素足では歩けない程に冷たくなります。
普通の基礎でもそこそこの床断熱材と挽き板などの少し高価なフローリング入れるだけで冬場も素足で快適ですよ。・・・以下略
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/565918/res/901-938/)
この口コミでは、ユニバーサルホームの床暖の実情をはっきり伝えています。
逆ベタ基礎と床暖には、それぞれにメリット・デメリットがあります。しかし、それらをセットとすることで、結果としてプラスマイナスゼロでは、無駄な費用になる可能性があるのではないでしょうか。
一般的なベタ基礎で床下に十分な断熱材を敷き込み、床暖+フローリング・タイルとする方がメリットを受けられるように感じます。
いずれにしても、ユニバーサルホームの地熱床システムを選択する際には第三者の意見も聞いておくことをおすすめします。
ユニバーサルホームで家を建てるコツ
ユニバーサルホームの耐震性能や省エネ性能は、現行の建築基準法と省エネ基準に適合させたものです。つまり、長期優良住宅や次世代省エネ基準はオプション扱いになります。
注文住宅の場合、プランによっては長期優良住宅基準や次世代省エネ基準に適合させることができない場合があります。ですから、現行基準を基本性能とするユニバーサルホームのスタンスは間違いではありません。
しかし、長寿命・長期使用が標準化している現在の住宅では、数十年先の安心や快適性、そして維持・メンテナンス費用も考慮しておく必要があります。
ですから、長期優良住宅の基準項目全てではなくとも、住宅の基本性能である安心(耐震)や省エネなどの性能はできるだけ最新のものとしておくことをおすすめします。
ほかの住宅メーカーにも話を聞こう
ユニバーサルホームの住宅は、現行の建築基準法や省エネ基準のレベルで、ベイシックな仕様・性能と言えるでしょう。
つまり、ほかの住宅メーカーとの価格や性能の比較がしやすいのです。
現在の新築住宅では、長期優良住宅、次世代省エネ基準、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)などの付加価値を選ぶことができます。
住宅は、一生一度の買い物です。希望する住宅の付加価値に何を選び、満足のいく住宅とするのかをイメージするためにも、ほかの住宅メーカーの話を聞くようにしてください。
相見積もりを必ず行う

上の表は同じ住宅の相見積り結果の参考例です。ローコスト住宅の標準仕様だけでは、表のような1,400万円もの差額がでることはないでしょう。
しかし、色々なオプションを付けて行く中で、同じ内容でも大きく差がでてきます。
標準仕様ではコストを抑えて価格提示されるのに対して、オプションでは正当な利益率、あるいはそれ以上の価格設定としているのが一般的です。また、事業規模による経費などの大小も影響しています。ビジネスですから仕方がありませんね。
ですから、新築する際には間取りや外観だけでなく、オプション内容も十分に検討した上で相見積りをとるようにしてください。
無料でカタログをもらおう

インターネットには、住宅メーカーのカタログを一括で資料請求してくれる無料のサービスがあります。
カタログ資料には、上で紹介した相見積りをとる業者選びの重要な情報が載っています。また、家族でカタログを元に希望する住宅のイメージを固める参考書にもなるのです。
一括資料請求サービスの利用をおすすめします。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料