注文住宅

滑り台のある注文住宅:滑り台付きの階段や間取りのポイント

滑り台2階からの事例

出典:http://miyauchi2345.com

注文住宅に滑り台を設置したいと憧れる方もいるのではないでしょうか。注文住宅には多種多様な間取りを取り入れることができます。

広いリビングや吹き抜け、リビング階段など好みやこだわりに合わせた家造りができる点が注文住宅の大きなメリットです。

そこで今回は、家内部に滑り台を取り入れるプランをご紹介します。滑り台を取り入れた場合の費用や実際の施工例も合わせてご紹介します。

家の内部で子供を遊ばせたいという方はぜひ、参考にしてください。

遊び心のある家を造れる

注文住宅のメリットは間取りを自由に決めることができる点です。

特にフルオーダー住宅の場合は間取りの自由度が高いので、様々なアイテムを住宅に取り入れることができます。

スケルトン階段やシアター風リビングなどその自由度の高さは住宅の域をはるかに超えており、遊び心満点の家造りが可能です。

今回ご紹介する滑り台も、実際に何軒もの注文住宅に取り入れられています。自由な家造りができるからこそ、遊び心溢れる家にしたいものです。

遊び心のある家は、家での居心地を増幅させます。

今回の滑り台を取り入れる事例を参考に、オリジナリティー溢れるマイホームを手に入れてください。

滑り台付きの階段にできる

滑り台付きの階段

出典:https://cleverlyhome.tokyo/item-ietore/sankai6/

写真は階段の隣に滑り台を取りつけた実際の施工例です。1階の天井を高くした場合、階段数が増えたり、階段の勾配が急になったりします。

そのため、小さなお子様がいる場合、抱っこしたり、おんぶしたりしなければ下の階に連れてくることができません。

また、目を離した隙に階段から落下してしまう恐れもあります。そんなときにこのような階段があれば、一人でスムーズに下の階に降りることができますね。

また、子どもだけで外に遊びにいくと、事故や思わぬトラブルに巻き込まれる恐れもあります。

しかし、家の中に滑り台があれば、子供だけで自由に遊ばせることができます。子どもたちからしても、家の中で思いっきり遊ぶことができるのは魅力的ですよね。

さらに、大人でも膝や腰に持病をお持ちの方は階段の昇り降りによる負担を抑えることができます。また、1階への移動の手間を省くことにも繋がります。

このように、家の中に滑り台を設置するメリットを多いです。もちろん、滑り台の勾配を急にし過ぎるとスピードが出過ぎて危険です。

なので、写真のように、頂点付近を若干低くして、勾配を調整する工夫も必要になります。

新築の家に滑り台を設置する費用はいくら

新築住宅に滑り台を設置するためには、おおよそ100万円前後の費用が必要です。

滑り台の規模や素材によって価格は異なるので、50万円以下になる場合もあれば、150万円になるケースもあります。

また、施工する業者によって足場代や施工期間、滑り台のプランなどが異なります。
そのため、業者ごとの価格の開きは大きいです。

新築の家に滑り台を取り付けたい方は、複数業者に見積もりを依頼し、比較・検討することをおすすめします。

滑り台のある家の間取り・事例

子どもでも大人でも利用することができ、たくさんのメリットがある家の中の滑り台。
ここでは、滑り台のある家の間取りや事例をご紹介します。

デザイン、開放感共に抜群で、快適性も計算された間取りばかりなので、ぜひ参考にしてください。

二階から滑り台のある家

滑り台2階からの事例出典:http://miyauchi2345.com

階段とほぼ同じ勾配、幅で作られた滑り台です。はばもしっかり確保してあるので、大人でも使える仕上がりになっています。

1階から見上げたときのカラーバランスがとてもきれいです。

壁のホワイトと、ほのかに変化をつけた手すり、滑り台の天板、階段のブラウン基調のカラーリングが絶妙です。

有効活用できる滑り台がインテリアの一部としての機能も果たしている、デザイン性の高い設計になっています。

滑り台で3階から1階まで下れる家

滑り台のある間取り出典:http://one-project.biz

3階から1階までを滑り台で降りられるようにした間取りです。2階で止まることができるように、踊り場を作ることでスピードが出過ぎない役割も果たしています。

左側に階段、右側に滑り台を設置することで動線もスムーズですれ違いの少ない間取りになっています。

このため、廊下が狭くても通勤動線が確保しやすく、ストレスを最小限にする工夫も施されています。

小さなお子様がいる場合、子供が家中をぐるぐる回って楽しそうですね。

滑り台のある家の間取り

滑り台のある家の間取り

出典:http://www.o-uccino.jp

異なる2種類の滑り台が設置された間取りです。左側は階段滑り台の間に手すりを、右側は完全に壁でそれぞれを独立させています。

日照、影の出来具合で見え方が変わるため、子供にとって飽きの来ない作りになっています。

特に右側の写真は、狭い空間になっているため、小規模な秘密基地間隔で楽しめそうですね。

子ども2人が横になることが出来るくらいの幅を取っているため、遊び方も幅広いです。

また、キャメルカラーの木材を使用することで明るく、木の温もりを感じやすいデザインになっています。

壁の内部を大きく切り抜いた豪快な作りは、デザイン性も抜群で家のシンボルにもなりますね。

1階の間取り

滑り台のある家の間取り

出典:http://www.o-uccino.jp

階段、滑り台を家の中央に配置し、部屋のスペースを最大限確保した間取りです。

滑り台から降りたらすぐにLDKへも洗面所、脱衣所へ行くことができます。毎朝の準備や食事の際に効率のいい動きができる設計になっています。

2階の間取り

滑り台のある家の間取り

出典:http://www.o-uccino.jp

2階は、広い子供部屋と寝室を幅の大きい廊下で豪快に区切ったシンプルな間取りです。

廊下を広くすることで、音の響きを少なくする効果をプラスしています。そのため、寝室が静かで快適になるのでぐっすり睡眠が取れそうですね。

また、北側を子供部屋、南側を父母の寝室にすることで、通学、通勤の準備時にそれぞれの動線が交わらない工夫もプラスされています。

階段や廊下で思わぬ接触をしない効果もあるため、安全性も高く、昇り降りの手間が少ない設計なので、朝のドタバタも最小限に留めることができます。

滑り台のデメリット

家の中に取り入れることで、魅力的かつ実用的な効果を発揮する滑り台。

特におしゃれで他の家には少ない間取りになるため、家のシンボルとしての役割も果たす間取りです。

しかし、滑り台を家の中に取り入れることにはデメリットも存在します。

滑り台のデメリット
  • 子供が大きくなると使わなくなる
  • スペースの無駄
  • コストがかかる
  • 滑り台から転倒してケガ

特に、長く住み続けるためには把握しておかないと後悔する恐れのあるものもあります。

しっかりとデメリットを把握し、将来的にどうするかも考慮した上で間取りに取り入れるようにしてください。

では、1つずつご紹介します。

子供が大きくなると使わなくなる

子どもが小さい頃は頻繁に使っても、大きくなると使用頻度が極端に落ちます。

特に小学校高学年から中学生頃には、滑り台に魅力を感じることも少なくなるでしょう。そのため、誰も使わなくなってしまう恐れがある点が滑り台を家の中に設置するデメリットです。

膝や腰が悪い、もしくは移動を楽にする目的で設置したとしても、現在の日本では階段が主流です。そのため、子供が使わなければ使用頻度は激減します。

滑り台を取り入れる場合は、子供が大きくなってからのことを考えることも大切なことの1つです。

スペースの無駄

滑り台に必要なスペースはかなり広いです。滑り台に充てたスペースをリビングや寝室、子供部屋に充てるとさらに広くて快適な間取りを作ることができます。

特に前述の通り、使用しなくなった場合は滑り台のスペースは完全に無駄です。

最初は奇抜で、楽しく使えていても、何年も使い続けていると飽きもやがてやってきます。

そのため、滑り台を設置する場合は、数年先を見据えるだけなく、長期的な視点から取り入れるべきかどうか判断する必要があります。

コストがかかる

滑り台を取りつけるためには100万円前後の追加費用が必要です。

また、規格住宅やセミオーダー住宅では対応していない可能性が高いため、フルオーダー住宅を選ばなければなりません。

そうすると、滑り台設置の費用だけではなく、建物全体の費用も底上げされてしまいます。

また、滑り台として使用できる木材には滑りやすさを出すために、特殊な加工を施すことも必要です。

そのため、数年経つとメンテナンスが必要になるため、コストが多くなる恐れがあります。
建設時から建設後まで、長期にわたってコストが発生する点も留意するようにしましょう。

滑り台から転倒してケガ

小さなお子様だけでなく、大人も勢い余ってケガをしてしまう恐れがあります。

階段であれば、入り口のスペースを狭くすることができます。そのため、落下や転倒の危険性を最小限に抑えることが可能です。

しかし、階段と滑り台を併設する間取りでは、2階部分の階段・滑り台への入り口付近のスペースを広くしなければなりません。

そのため、「足を滑らせる」「思わぬ転倒」を招くリスクも高くなります。

滑り台は途中で止まることができず、下の階の壁に激突して大けがをしてしまう危険性もあります。

滑り台を設置する場合は、不測の事態に備え、安全に十分な配慮を行うことも必要です。

まとめ

遊び心満点の家は、住む人の心も豊かにしてくれます。

間取りの自由度が高い注文住宅では、遊び心のある家造りが可能で、家の中に滑り台を設置することも可能です。

他の家にはなかなか見ない間取りなので、あるだけでシンボル的な役割も果たしてくれます。

また、子供にとってもテーマパークのようになり、家の中で思いっきり遊ぶことができるようになります。

そのため、外に連れて行く手間が省けたり、目を離す時間が増えたりと、育児の面でのメリットも大きいです。

また、膝や腰が悪かったり、移動を楽にしたりする効果もあります。さらには、階段を分けることで動線がスムーズになる点も滑り台のメリットです。

ただ、以下のようなデメリットがあるのも事実です。

滑り台のデメリット
  • 子供が成長すると使わなくなる
  • 必要なスペースが大きくなり無駄が増える
  • コストが100万円前後かかる(素材や勾配、業者の価格設定により異なります)
  • 転倒や転落など思わぬケガに繋がるリスクがある

間取りに滑り台を取り入れようと思った場合、このようなデメリットに対する適切な対処を考えることが必要です。

滑り台設置を決める前に、きちんと業者比較をして費用差を把握するとともに、本当に必要かどうかも家族でしっかりと話し合って決めるようにしましょう。

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