注文住宅

窓の断熱や冷気対策のおすすめ方法やグッズ!防寒対策はこれだ!

窓断熱

住宅において、窓の断熱性が重要ということを知っていますか?

日本の住宅では、窓から約50%もの熱が逃げてしまっています。いくら暖房などを使っても、熱が外に逃げてしまえば意味がありませんよね。

窓の断熱性を高めることで、冷暖房の向上や光熱費の低下が期待できます。一方で断熱性を高める方法や、重点的に行う場所がわからない方も多いでしょう。

本記事では窓の断熱性についてお伝えしていきます。

冬場に寒いのを軽減したい方は、窓の断熱を気をつけるようにしましょう。

日本の住宅は窓の断熱性がない

そもそも日本の住宅は、諸外国に比べて窓の断熱性がありません。このため夏は暑く冬は寒くなり、光熱費がかかる原因にもなっています。

窓の断熱性がない理由の1つに、窓の断熱性能の基準が1999年に定められたままという点があります。

窓の断熱性能を示す「熱貫流率」と呼ばれる基準は、以下の通りです。この数字が低いほど、断熱性能が高いことを示します。

世界の熱貫流率
  • 東京や大阪は、4.65W/㎡・K以下
  • EU各国は、2.0W/㎡・K以下が多い
  • 上海は、2.0W/㎡・K

上記より、東京や大阪では諸外国の半分以下の断熱性能しか求められません。

窓の断熱性能がないことは、冬季に室内が寒くなることにつながります。大手気象情報会社の調査によると、冬の朝は過半数の県で室温が12℃未満です。

中には西日本を中心に、10℃未満となっている県もあります。従って断熱性能がない住宅では、寒い冬の朝を過ごさなければなりません。

暖房性は意識して高めないと寒いままなので注意するようにしてください。

窓から50%前後の熱が無くなっている!

冬季に住宅から外へ逃げる熱のうち、およそ半分は窓を経由しています。以下に示す情報は、これを裏付けるものです。

  • 住宅リフォーム推進協議会によると、窓から逃げる熱は全体の48%
  • YKK APによると、窓から逃げる熱は全体の52%

このため、冬はいくら暖房しても、窓際は寒いままとなってしまいます。

従って窓の断熱性をアップすることは、快適に暮らすために欠かせません。加えて、冷暖房の効果を高めることにもつながります。

家を建てる際は断熱性の高い窓がおすすめ

これから家を建てる際には二重窓やペアガラスなど断熱性の高い窓の活用がおすすめです。

断熱性の高い窓を導入すると、初期コストはある程度アップすることは否めません。その代わり冷暖房のコストは下がりますから、光熱費の削減が見込めます。

また断熱性の高い窓を導入することで、冬も温かく過ごすことが可能です。このため健康の維持にも役立てます。

加えて窓際も快適であるため、部屋を有効活用できる点もメリットです。

断熱性に注意する場所を紹介

住宅には、窓の断熱性に注意を要する場所が3ヶ所あります。ここではリビング、洗面所、子供部屋について、断熱性が求められる理由を解説します。

リビング

リビング断熱

リビングは、断熱性を求められる代表的な部屋の1つです。それは家族が集まる部屋ということと、くつろぐ部屋という2つの目的があるためです。

断熱性のある窓にすることで、光熱費を節約しながら快適に過ごせます。

もしリビングが冬は寒く、夏は暑い部屋ならどうでしょうか。春や秋ならともかく、夏や冬は不快であり、くつろぐどころの話ではありません。

このため夏や冬はリビングを避け、自室にひきこもるという事態になりかねません。

またリビングは日光を取り入れるため、大きな窓が採用されがちです。一方で大きい窓は、冬は熱が逃げやすく、夏は熱が入りやすい特徴もあります。

このため断熱性がないと、多額の光熱費が必要となってしまいます。

従ってリビングでは、快適な暮らしを保つためにも窓の断熱性が重要です。

脱衣所

脱衣所断熱出典:https://limia.jp/idea/96515/

脱衣所の断熱性は、あなたの生命を守るために必須の機能です。特に高齢者や生活習慣病を持つ方は、ヒートショックを防ぐ上で重要です。

暖かい部屋から寒い脱衣所へ移ると、血圧が急激に上昇します。この結果、心筋梗塞や脳梗塞など、重大な病気を発症するおそれがあります。

これが「ヒートショック」の意味です。イギリス保健省によると、室温が12℃以下で発症のリスクがあるとされています。

ヒートショック

出典:https://gafpsp.org/?p=644

東京都健康長寿医療センターは、ヒートショックに関する調査を2011年に実施しました。

この調査結果によると、ヒートショックにより入浴中に亡くなった方は、1年間で17,000人にのぼります。

これを防ぐためには、脱衣所を温めることが必要です。

暖房も効果的ですが、窓の断熱性を高めると冷えにくい部屋となり、暖房が効きやすくなります。

これによりヒートショックを防ぐだけでなく、冬場の寒さを和らげる効果も期待できます。

子供部屋

断熱窓

子供部屋もまた、断熱が必要な部屋の1つです。これは快適に過ごすためだけではありません。勉強の能率を上げること、また健康的に過ごすという点で重要です。

子供はよく風邪をひくなど、体調を崩しがちです。また学校からの宿題や受験勉強などの効果をあげるためには、快適な環境が欠かせません。

冬の温度低下や夏の温度上昇を和らげるには、窓の断熱も効果的です。

窓を断熱にすることで冷暖房の効果も上がるため、光熱費の軽減に役立ちます。また子供が健康的に育つこと、成績のアップも期待できます。

断熱性を高める5つの方法を紹介

窓の断熱性を高める方法は、あなたの予算に応じて選ぶことが可能です。ここでは断熱性を高める5つの方法を取り上げ、効果や費用について解説します。

プチプチ(気泡緩衝材)で覆う

断熱材プチプチ

窓をプチプチで覆う方法は、費用をかけずに断熱性を高めるよい方法の1つです。

これは空気が持つ、熱を伝えにくいという性質を利用しています。また薄くて軽いこと、入手方法が簡単なこともメリットにあげられます。

断熱性の向上には、シートが両面にある「3層品」の使用がおすすめです。3層品はシートとシートの間に空気の層ができているため、より高い断熱効果が見込めます。

一方でプチプチの多くは、片面に凹凸のある「2層品」です。2層品を窓に貼る場合は、気泡のある方を窓に貼りましょう。

これらの商品は、ホームセンターや通販サイトなどで購入できます。価格は1m×5mサイズで500円程度、3層品の場合は1,000円程度が目安です。

また3層品の応用として、窓に貼るための「断熱シート」を販売するメーカーもあります。これは、そのまま貼るだけでよい手軽さが魅力です。

価格は90×180cmのサイズで、1,000円から1,500円程度となっています。

なお、プチプチは川上産業の登録商標です。他社ではエアーキャップなどという名称で呼ばれています。

スタイロフォーム

スタイロフォーム

スタイロフォームも、窓の断熱性を安価で手軽に高める方法の1つです。スタイロフォームはポリスチレン製の素材で軽く、内部には無数の気泡があります。

住宅を建てる際の断熱材にも使われているため、断熱性には実績のある素材です。

一方でスタイロフォームを窓の全面に貼ると、外が見えなくなることが欠点です。これを解決する方法は、窓の下半分や、4分の1だけを覆うことがあげられます。

その理由は、冷たい空気は床に貯まりやすい性質があるためです。床に近い部分だけを貼ることで、断熱効果と視界の確保を両立できます。

またスタイロフォームを貼ると、窓や窓枠に結露が起きやすくなります。

このためスタイロフォームはテープなどで貼るよりも、窓のサイズに切ってはめこむことがおすすめです。

晴れた日にはスタイロフォームを外して、窓と窓枠を乾燥させましょう。

スタイロフォームも気泡緩衝材と同様、ホームセンターや通販サイトで購入できます。価格は91cm×91cmのサイズで、500円~1,000円程度です。

断熱フィルム

断熱フィルム

断熱フィルムは安価な一方で、見えやすさと断熱性を両立できる製品です。

窓枠に貼りつけることで、窓ガラスとフィルムの間に空気の層を作り出し、断熱性を確保します。

断熱フィルムは透明な製品を選ぶことも可能です。気泡緩衝材やスタイロフォームと異なり、窓に貼っても視界が妨げられない点がメリットです。

またフィルムと窓の間に乾燥剤を入れることで、結露を防ぐこともできます。

断熱フィルムも気泡緩衝材などと同様、ホームセンターや通販サイトなどで購入できます。価格は0.9m×1.8mで、1,300円~1,700円程度です。

冷気ストップライナーカーテン

玄関断熱

出典:https://www.pinterest.jp/

冷気を遮断する方法として、「冷気ストップレイナ―カーテン」があります。これは、ビニールのカーテンになり、どこでも簡単に断熱することができます。

画像は玄関ですが、リビングの窓に設置してもいいですし、気になる場所に設置できるのでおすすめです。

値段も600~800円程度なのでとても安いのでおすすめです!

あまりお金をかけたくないという方や手間をかけたくないという方でも、手軽に簡単にできるのがいいですよね!

ペアガラス

ペアガラス

出典:https://www.ykkap.co.jp

ペアガラスは費用がかかりますが、その分だけ断熱効果も見込める方法です。費用は幅1.7m、高さ1.8mの窓で8万円~11万円かかります。

一方で断熱効果は二重窓の次に高く、断熱フィルムよりもはるかに高くなっています。

ペアガラスは、1つの窓枠に2枚のガラスがあることが特徴です。ガラスとガラスの間に空気の層ができることで、断熱性を高める働きがあります。

またLow-E複層ガラスと樹脂製の窓枠を使うことで、EU諸国と同様の高い断熱性が得られます。例えば外気温が0℃の状況を考えてみましょう。

樹脂製窓枠のペアガラスを使うと、室内側の温度は10℃から15℃程度になります。これは通常の窓と比べて、5℃から10℃高い温度です。

ペアガラスは遮熱タイプの製品以外にも、UVカットや強化ガラスなどがあることも特徴です。このため、住まいの事情にあわせて製品を選べます。

二重窓

二重窓

出典:https://bouon-glass.com

二重窓をつけることは、最も断熱効果の高い方法です。寒冷地にお住まいの方、断熱性にお金をかけられる方におすすめです。

費用は幅1.7m、高さ1.8mの窓の場合で8万円~11万円かかります。

ペアガラスとの違いは、窓枠の部分も二重という点です。このため窓と窓との間に空気の層ができるため、高い断熱効果が見込めます。

窓枠の素材がアルミではなく、樹脂など熱を伝えにくい素材の場合は、さらに効果的です。

一方で窓が二重になりますから、窓を開ける手間は2倍になる点はデメリットとなります。

二重窓を導入したい場合はペアガラスと同様、リフォーム業者などにご相談ください。

まとめ

窓の断熱性を高めることで冷暖房が効きやすくなり、快適に過ごせます。加えて、光熱費を節約できる点もうれしいメリットです。

中でもリビングや脱衣所、子供部屋の窓は、優先的に断熱性を高める必要があります。断熱性を高める方法は5種類ありますから、住宅の現状と予算にあわせて選べます。

ただしこれから家を建てる場合は、より効果の高いペアガラスや二重窓がおすすめです。

注文住宅を700万円も安くして失敗・後悔しないコツ

住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。

実は、値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?

建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。

ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。

【FP監修】建売よりも安く失敗しない注文住宅を建てるコツはこちら

※お断り自由・完全無料

合わせて読まれている記事
トップへ戻る