注文住宅

狭小住宅のガレージハウス:10~30坪の間取り図や建設時の注意点

ガレージハウス10坪狭小

ガレージハウスとは住宅の一部に駐車スペースを取り入れた物件のことです。

狭小敷地の有効活用が可能となることや、愛車を保護する観点などから大きな注目を浴びています。

狭い敷地に対し、住宅を建築する必要がある場合、駐車スペースが確保できませんよね。
そのような場合、近隣に月極駐車場を借りる必要がありますが、毎月余計なコストがかかってしまいます。

しかし、ガレージハウスであれば建物内の空間をうまく利用し駐車スペースを設けることが可能です。

また、車を雨ざらしで駐車していると劣化を促進させるため、屋根を設けて対策をする人も多くいます。

そのほかにも、ガレージハウスは雨だけでなく、その他の外的要因をすべてシャットアウトすることができるうえ、車上荒らしなど防犯対策にも効果的です。

今回は、ガレージハウスの間取りやイメージについて具体的な事例を取り上げて詳しくご紹介いたします。

10坪のガレージハウスの間取り・事例

まずは10坪程度のガレージハウスです。

狭小敷地のなかで、十分な駐車場スペースを確保するため、構造などに工夫を凝らして実現をしています。

限られた空間を最大限生かして建築されたガレージハウスを、間取りと事例を写真付きでご紹介いたしますのでぜひ参考にしてください。

9坪の狭小ガレージハウスの事例

10坪以下のガレージハウス間取り
工法構造 木造軸組み(SE構法)
建築面積 29.82m2 / 9.0坪
延床面積 73.41m2 / 22.2坪
工事期間 5ヵ月

間取り・イメージ

狭小10坪ガレージハウス間取り 狭小10坪ガレージハウス間取り

出典:ハウスネットギャラリー

建築面積がわずか9坪というガレージハウスをご紹介いたします。

白を基調としたシンプルな外観は、2階のLDKから開放感を持たせるために設けられた横長の窓が特徴的です。

1階のガレージではしっかりとしたスペースを確保し、休日に車いじりを楽しむには十分です。

構造は木造軸組みで建築され、耐震性能と広い間取り空間を両立することができるSE構法を採用しています。

そのため、大きなガレージスペースや、内装においても開放的な大空間の実現を可能としています。

2階のLDKは全体的に白を基調としたシンプルな仕上がりが印象的です。

横長に広い窓が視線の抜けをつくりいっそう広く見せる効果を高め、たっぷりと光を取り入れることによって開放感に溢れた家族が集まる快適スペースとして機能しています。

透明なガラスで仕切った浴室は、多くの光を取り入れる採光性に優れ、圧迫感のない開放的な気分で癒し効果が高めます。

まるでホテルの浴室のような高級感を演出し、毎日の入浴が楽しくなることでしょう。

約12坪の狭小ガレージハウス

10坪のガレージハウス間取り
工法構造 木造軸組み(SE構法)
建築面積 41.68m2 / 12.6坪
延床面積 111.38m2 / 33.6坪
工事期間 5ヵ月

間取り・イメージ

狭小ガレージハウス間取り 狭小ガレージハウス間取り

出典:ハウスネットギャラリー

狭小敷地に建築した12坪のガレージハウスをご紹介いたします。

黒を基調としたシックな雰囲気が漂う外観は、引き戸で仕切られたガレージスペースが大きな特徴となっています。

構造は木造軸組みで建築され、耐震性能と広い間取り空間を両立することができるSE構法を採用し、明るく開放的なスペースの確保を実現しています。

SE構法とは

Safety Engineeringn(Engineering For Safety)の略で、「工学的に安全な構法」という意味です。

見た目にも味わいのある無垢フローリングは、保温性や調湿性などの機能性に優れ健康的な生活を支える優れものです。

また、高いデザイン性が魅力の鉄骨階段は、そこにあるだけで存在感を放ちます。

無垢フローリングの機能性と鉄骨階段のデザイン性を融合させ、さらに高窓からの採光による開放感溢れる吹き抜けを設けたリビングは、上質なリラックススペースを実現しています。

こういった家は憧れますよね。

狭小地でありながら、しっかりとしたスペースを確保したガレージは、グレーチングを使用した引き戸となっており、おしゃれな外観を演出しています。

20坪のガレージ ハウスの間取り・事例

続いて20坪程度のガレージハウスになります。

今回は店舗付きや地下室など、特殊なケースとして興味深い2件のガレージハウスです。
細部にまでこだわった内容の濃い物件をご紹介いたします。

約22坪の店舗兼用3階建てガレージハウス間取り

20坪ガレージハウス間取り
工法構造 重量鉄骨造3階建て
建築面積 75.73m2 / 22.91坪
延床面積 200.06m2 / 60.52坪
工事期間 5ヶ月

間取り・イメージ

狭小ガレージハウス間取り 狭小ガレージハウス間取り

出典:ハウスネットギャラリー

店舗を兼ねた3階建てガレージハウスのご紹介です。建築面積は22坪で構造は重量鉄骨造となります。

敷地に合わせて隅切りをした大きなバルコニーが特徴的な外観です。

出っ張った部分を異なる色を使って塗り分けることで、アクセントとなり立体感を増す効果を持たせます。

LDKは全体的に清潔感が漂う白を基調とし、床にタイルを使用することで高級感のある仕上がりとなっています。

アイランドキッチンはデザイン性の良さに加え、空間を広々と有効的に利用できることや、調理に利用する動線を確保しやすいなど多くのメリットがあります。

幼い子供を持つ世帯であれば、常に見守りができる安全性に優れることや、家族間で会話をしながら調理を楽しめますよね。

このように、家族間のコミュニケーションを深めるという点では最適なものです。

ちょっとした畳スペースを設けるだけで、家事の合間に休憩をしたり、子供の遊び場として利用したりできるなど使い勝手の良い部屋として活用することが可能となります。

また、重量鉄骨造ならではの強い構造体は、間取りの自由度を高める効果が魅力のひとつです。

できるだけ柱を少なくした広々とした空間になります。

まるで、住宅とは思えないおしゃれな演出で、店舗としての機能を存分に発揮することができます。

24坪の地下のあるガレージハウスの事例

ガレージハウス間取り
工法構造 鉄筋コンクリート造+木造軸組金物工法(ハイブリッド)
建築面積 81.98m2 / 24.79坪
延床面積 218.6m2 / 66.12坪 (地下含む、小屋裏・ビルトインガレージ含まず)
工事期間 5ヶ月
坪単価 78万円(地下工事含む)

間取り・イメージ

狭小ガレージハウス間取り地下 狭小ガレージハウス間取り

出典:ハウスネットギャラリー

建築面積が24坪で周囲を塀で囲まれた中庭を持つコートハウスのご紹介です。

鉄筋コンクリート造と木造軸組金物工法のハイブリッド構造となっており、地下スペースと地下ガレージを持つことが大きな特徴です。

白を基調とした外壁の一部と玄関ドアに木目調をあしらい、ずっしりとした高級感のあるアクセントとして効果を発揮しています。

趣味に専念するための地下スペースとコンクリート打ちっぱなしの地下ガレージは連結しており、バイクなどを展示して鑑賞することができるこだわりのつくりとなっています。

一方、広々としたリビングは大きな窓から注ぐ日差しによって明るく開放的で、外には塀で囲まれたプライベート空間となる中庭が生活を豊かなものにしてくれます。

ダイニングには小上がりの畳スペースが家族の団らんの場となり、そこから通じる中庭からは日ざしとともに気持ちの良い風が通り抜けます。

趣味と利便性、さらに快適性などいくつもの理想を形にしたガレージハウスです。

30坪のガレージハウスの間取り・事例

最後は30坪程度のガレージハウスになります。

少し大きめの建物で外観もしっかりとしており、内装にも高級感が漂う仕上げを多く見ることができます。

ガレージハウスとしての魅力がたくさん詰まった2件を詳しくご紹介いたします。

約28坪のガレージハウス間取り・事例

狭小ガレージハウス間取り
工法構造 在来軸組
建築面積 93.09m2 / 28.16坪
延床面積 98.28m2 / 29.73坪
本体価格 2,500万円未満

間取り・イメージ

狭小ガレージハウス間取り 狭小ガレージハウス間取り

出典:ハウスネットギャラリー

スタイリッシュな外観が印象的な28坪のガレージハウスをご紹介いたします。

手入れの行き届いた植栽が、どっしりとした重厚感溢れる外構に溶け込んで、大きなインパクトを与えます。

広いスペースを確保したガレージからはそのまま住居スペースに進むことができるなど、効率の良い生活動線にも工夫を凝らしています。

リビングの床には無垢材、壁や天井には漆喰を施しており、住む人の健康や癒しに大きく貢献する仕上げとなっています。

さらに杉の化粧梁や、壁の一部に石を使用するなど、あらゆるこだわりが詰まった理想の空間として家族が安らぐ時間を過ごせそうです。

トイレや洗面などの水回りでは大きなスペースを使い、床や壁に白いタイルを貼ることで清潔感と高級感のある贅沢な仕上がりとなっています。

毎日使用する場所だからこそ、特別なひとときを過ごすことができる空間が必要なのかもしれません。

吹き抜けのある2台停めれるガレージハウス

吹き抜けのあるガレージハウス30坪
工法構造 在来工法・2階建て
建築面積 107.28m2 / 32.50坪
延床面積 157.77m2 / 47.80坪

間取り・イメージ

ガレージハウス間取り ガレージハウスリビング

出典:ハウスネットギャラリー

2台駐車が可能な大きなガレージが特徴的な32坪のガレージハウスです。

実際には家とガレージが離れていますが、屋根勾配を揃え一体感のある外観となっています。

家とガレージのどちらの屋根にも太陽光パネルを設置し、発電した電気を電力会社に売ることによって現金収入を得ることができ、光熱費を削減することができます。

月々の光熱費を抑えることができるのでとてもエコですよね。

ひとたび玄関に入ると、2階まで突き抜けた吹き抜けには大きな窓から明るい光が差し込み、豪華でおしゃれなシャンデリアが圧倒的なインパクトで迎えてくれます。

リビングでは壁掛けでテレビを設置する予定の壁に、色あいを変化させメリハリをつけたアクセントクロスを採用しています。

テレビの背面となる部分ということで、最もフォーカスされる位置となり、アクセント効果が得やすく雰囲気づくりには最適です。

狭小敷地で建てるガレージハウスの注意点

狭小敷地で住宅を建築するには、限られたスペースを効果的に使用できるレージハウスが適しています。

そのなかでも注意しておきたいことがいくつかありますが、それはどのようなことなのか具体的に解説いたします。

居住スペースが限られる

ガレージハウスに限らず、住宅建築の際に注意しておく必要があります。それは、敷地面積によって建ぺい率と容積率が自治体によって定められているということす。

建ぺい率と容積率(ようせきりつ)

建築基準法において、建ぺい率とは建築物の建築面積の敷地に対する割合で、容積率とは建築物の延べ面積の敷地に対する割合となります。

つまり、土地には建てられる建物の大きさが決まっているのです。

例えば100㎡の土地において、建ぺい率60%、容積率200%という条件が定められているとします。

その場合、建築できる面積は60㎡、延床面積は200㎡に限られます。

ガレージハウスを建てたいと思っていても、土地の条件によっては建てられない恐れがあるのです。

車庫に関する部分において、条件に該当する場合では、これらに算入しないとする緩和措置もあります。

しかし、ガレージハウスでは、適用するための条件を満たすことは難しいということが現実です。

建ぺい率における、緩和措置を受けるための条件のひとつに「外壁を有しない部分が連続して4メートル以上であること」とあります。

この点でガレージハウスでは条件を満たすことができないため、建ぺい率に算入されることになります。

そのため相対的に居住スペースが限られることになるというわけです。

階数を増やすようにする

敷地面積が少ないということは、1階ごとの床面積は狭くなります。

また、車庫スペースが建ぺい率に算入されるガレージハウスにおいて、居住スペースを確保する方法としては、容積率の範囲で階数を積み上げることが対策となります。

例えば、100㎡の土地において、容積率が200%で定められている場合、延床面積は200㎡以内で建築できますが、60%だと60㎡、80%だと80㎡以内と地域によって建築できる大きさが変わるのです。

したがって、限られた延床面積のなかで階数を積み上げることになります。

ただし、ガレージハウスの場合は緩和措置があります。

建築物の自動車車庫等部分については、敷地内の建築物の延床面積に対し1/5を限度として緩和を適用することができます。

つまり、延床面積の1/5までは駐車スペースとして容積率に算入しなくてもよいということです。

このように、多層階にすることで延床面積が増えて居住スペースが広くなり、空間を効果的に利用することができます。

耐震性に注意する

ガレージは車の出入りのために間口を大きく確保する必要があることから、壁が少なくなるという傾向にあります。

したがって、耐震性能には配慮が必要で、狭小で多層階という条件であった場合は構造計算のうえ、安全性の高い構造での建築が必須となります。

車の出し入れがしにくい

駐車スペースが住宅の一部に組み込まれたガレージハウスは、周囲を壁に囲まれているケースが多く、見通しが悪くなり車の出し入れが困難な状況になることがあります。

また全面道路が狭いときなどは、事故や接触などの危険性が高まります。そのため、ミラーやコーナーガードなどで対策する必要もあるでしょう。

1.5階のスキップフロアを活用する

空間を広く使う方法として有効なのがスキップフロアです。

主に、1階ガレージの上部と2階フロアの間はデッドスペースとなることが多くなるため、1階ガレージ上部の2階フロアを部分的に少し下げてスキップフロアを設けます。

こうすることで視線に変化をつけ、広がりを感じることができます。

まとめ

狭小敷地で効果を発揮するガレージハウスをご紹介いたしました。

限られたスペースのなかで空間をうまく利用することができる点において、非常にメリットが多く魅力的な住宅形態です、

その一方で、注意しておきたいポイントについては考慮して検討することが必要です。

特に耐震性能については、高度な構造計算に基づいた住宅が確実に建築される必要があるため、信頼のおけるハウスメーカーや工務店に依頼をするようにしましょう。

狭小敷地での住宅建築を検討している方は、ガレージハウスをプランのひとつとして候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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