注文住宅

一条工務店、ハグミーの平屋住宅、いくらで建てられる?

一条工務店の「 ハグミー 」は、45周年記念として、2023年1月から販売開始されている期間&棟数限定の規格商品です。

同社の住宅商品は、超大手ハウスメーカーのようなハイエンドの注文住宅ではありませんが、比較的高額商品のクラスには入るでしょう。

そんな同社から、ローコスト住宅メーカーに負けない低価格の住宅商品が出たのですから、注目されるのも当然ですね。

本記事では、そんなハグミーの中でも平屋建てに照準を絞って、その本体価格や総額について紹介していきます。

ハグミー商品の概略と特徴

まず、ハグミーの大まかな特徴を紹介しておきましょう。

低価格なのに高性能

仕様の選択幅が小さい

厳選100プランで間取り変更ができない

期間&棟数限定の商品

本体価格は1,490万円〜、50万円前半/坪が主流

本体価格や坪単価は、プランあるいは延床面積によって変動しますが、50万円台前半/坪は、ローコスト住宅に負けない数字ですね。

 

低価格商品ですが、耐震性能は自社基準で最高等級3を大きく上回るもので、断熱性能も省エネの地域区分のⅢ地域以南のZEH基準をクリアしています。

また、上位商品にも標準採用されている熱交換型の全館換気システム「 ロスガード90 」も採用されています。

 

さらに、外壁にはメンテナンスや耐久性に優れたタイルを標準採用しており、「 住宅は性能 」をキャッチフレーズにしている一条工務店らしさは失っていません。

内外装や住設機器の選択幅が少ない

低価格に設定した規格住宅ですから、内外装や住設機器の選択幅が少ないのは、ある程度は仕方がありません。

ですから、設備や仕上げにこだわりがある場合は、少し不満が出るかもしれませんね。

しかし、一般的なライフスタイルで特にこだわりがなければ、十分な内容になっています。

グリル搭載の3つ口IHクッキングヒーター、370リッターのエコキュート、キッズカウンターキッチン(一部地域ではオープン型キッチン)などと、一般的に必要と思われるものは標準仕様に含まれています。

さらに、ウォークインクローゼットや必要な場所に備えられた収納スペース、らくらく部屋干し仕様など、いわゆるローコスト住宅メーカーにはないこだわりも感じられます。

一切のプラン変更できない

ハグミーでは、少しのプラン変更もできません。規格住宅を販売している他のハウスメーカーでは、若干の融通性を持たせているところもありますが、一条工務店では一切のプラン変更ができません。

そのために、ハグミーを諦めたユーザーもおられるようです。これは、厳しいようですが、プラン変更は営業や設計の業務を増やし、コストアップの要因になるのです。

 

ですから、ハグミーを建てられる人は、厳選100プランの中に気に入った間取りがあり、そして敷地に入ることが条件となります。

期間&棟数が限定されている

ハグミーを検討しているユーザーにとって、” いつまで? ” ” まだ変える? ”などが気になるところだと思います。

ハグミーは、2023年の1月に一条工務店の45周年記念として販売されていますから、2023年末までは、購入可能だろうと思われます。

棟数については不明ですが、まだ販売終了という情報は同社のホームページ上でもありませんから、大丈夫でしょう。

 

どうしても気になる方は、最寄りの一条工務店に問い合わせてください。正式に販売終了を発表していない限りは、断ることはないはずです。

ハグミーの平屋のバリエーション

先に規格住宅ハグミーには、厳選100プランが用意されているといいましたが、その中でも平屋プランは25件となっています。

ハグミーのデジタルプラン集では、東西向き、南向き、北向きの3グループに分けられており、方位に適したプランを選ぶとなると、ますます選択肢が少なくなりますね。

平屋プランは合計25プランの中から選ぶ

ハグミーの平屋プラン25件の内、道路が東あるいは西の場合は7プラン、北道路と南道路の場合で各9プランとなっています。

ですから、選んだプランが敷地に入るかどうかまでを検討すると、実際に残るのは数件ではないでしょうか。かなりハードルが高いのは事実ですね。

逆の見方をすると、気に入った間取りがあって敷地に入る場合は、ラッキーと言えるかもしれません。

ハグミー平屋の外観はほぼ同じ

ハグミーの外壁タイルに選べる色は3色ありますが、片流れ屋根とバルコニーを組み合わせた外観は、見た目にはほぼ同じになります。

同じ外観が悪いとは思いませんが、こだわりのあるユーザーには抵抗があるかもしれません。

それでもシンプルでまとまったな造形ですから、アプローチやシンボルツリーなどの植栽で見た目は大きくかわります。

二の次になりやすいエクステリアを、同時進行で計画すると全体的には個性ある外観になります。

総額2,500万円で建てられるか?

一般的に、新築に必要な総費用の内訳は、本体工事費で70%、付帯工事費で20%、諸費用で10%と言われています。

ここで言う本体工事費は、本体価格とオプションを含んだ工事の費用とします。

仮に、本体工事をオプションなしの1,500万円とした場合に上の比率をあてはめると、付帯工事費で430万円、諸費用で214万円となり、合計で2,144万円となります。

消費税を入れると、2,360万円ほどになりますから、オプションを限定すれば、総額2,500万円で新築のマイホームも可能になります。

本体価格1,490万円から

前述で、プランや延床面積で本体価格と坪単価は変わると述べましたが、実ユーザーの情報では、平屋の延床面積29坪で、本体価格が1,555万円とありました。

坪単価にすると、53.62万円ですから、全てではないにしても全般的に55万円前半/坪になっているようです。

期間&棟数限定ですが、低価格で高性能なハグミーは、やはりお買い得商品だと思います。

本体価格以外に必要な費用

本体価格以外に必要な費用には、付帯工事と諸費用があります。

付帯工事には、屋外給排水、アプローチ、カーポート、植栽などがあります。また、地盤補強が必要な場合は、その費用も含まれます。

諸費用には、登記・手続き費用、ローン手数料、保証料、火災保険などが含まれます。

先に述べた仮定の付帯工事費430万円、諸費用の214万円は、決して最低額を想定したものではありません。ですから、こだわりのオプションを限定すれば総額2,500万円は実現可能なのです。

一条工務店の高性能な住宅が2,500万円で建てられるのですから、すごいですね。

まとめ

一条工務店の45周年記念のハグミーは、お気に入りのプランが見つかり、敷地に入れば、お得な買い物になります。

とくに、プラン件数の少ない平屋で、敷地に入る気に入ったプランが見つかったユーザーは非常にラッキーだと思います。

 

ただし、外観や間取り、そして住設備などにこだわりがある場合、あるいはマイホームを作り上げる楽しみを求めるユーザーには向いていません。

これらは規格住宅のハードルで、ハグミーでは特にハードルが高いといえるでしょう。

一方で、ハグミーは外観や使い勝手で十分に検討された既製品で、非常にコストパフォーマンスの高い商品とも言えます。

ハグミーの標準仕様やプラン集は、同社のホームページで見ることができます。各プランには東西南北の全長が記載されていますから、一般ユーザーでも敷地に入るかどうかの見当はつくはずです。興味のある方は、参照してください。

ハグミー:商品紹介、標準仕様とオプションハグミーのデジタルプラン集

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