リフォーム見積もり

お風呂・浴室リフォームの見積もりを取る前に知りたい5つの注意点

お風呂リフォーム見積もり

お風呂・浴室のリフォームを行おうと考えたとき、「見積もり」をリフォーム会社や工務店に依頼します。これにより、価格や内容などの目安がつくからです。

しかしながら、リフォームの見積もりを取る際、注意点やコツなどわからない部分が多いのではないでしょうか。

そこでこのページでは、これからお風呂・浴室のリフォームを行おうと検討している方が見積もりを取る際に役立つ情報をご紹介します。見積もりを取り、適正価格で優良業者に工事を依頼しましょう。

1.失敗しない見積もりのコツ

見積もりはリフォーム会社や工務店ごとに違います。また、行うリフォームの内容によっても変わってきます。

これは、同じ住宅で同じお風呂のリフォームであったとしても、内容は異なるからです。そのため、見積もりを取るコツを知った上でリフォーム会社に見積もり依頼を行わなければいけません。また、見積もりの内容によって、リフォーム内容や金額は決定します。

見積もりが失敗してしまうと、リフォームそのものが納得のいかないものになるのです。

これからリフォームを行う方は、見積もりのコツを踏まえた上で見積もり依頼を行ってください。

1-1.複数社見積もりを取る

見積もりを依頼する際、必ず複数社に見積もりを依頼するようにしましょう。1社だけでは価格が適正なのか判断できません。また、優良業者に工事を依頼するためにも、業者を比較する必要があります。

そして、この見積もりを複数社取ることを「相見積もり(あいみつもり)」といいます。つまり、リフォームを行う際、必ず相見積もりを取らなければいけません。

なぜなら、リフォームには電化製品のように「定価」というものが存在しないからです。たとえば、お風呂・浴室のリフォームの見積もりを1社だけに依頼したと仮定します。

  • A社:200万円

このとき、200万円の見積もり価格を提示された場合、適正価格なのか判断できません。一方、複数社見積もりを依頼したのであれば、いかがでしょうか。

  • A社:200万円
  • B社:150万円
  • C社:130万円

先ほどの200万円がほかの見積もりに比べて高いことがわかります。このように、定価が存在しないお風呂のリフォームは、複数社見積もりを依頼することで相場や適性価格を判断する必要があるのです。

そのため、複数社見積もりを依頼し、適正価格を見極めるようにしましょう。

1-2.同じユニットバスのグレードで見積もりを依頼する

複数社見積もりを取る際、必ずユニットバス(システムバス)のグレードは同じもので比べるようにしてください。当然ながら「普通のグレード」「高級なグレード」だと後者のほうが値段は高くなるため、正確に比較することができません。

たとえば、普通のグレードと高級なグレードを見積もりした場合、以下のような価格になったと仮定します。

  • 普通のグレード:100万円
  • 高級なグレード:150万円

この場合、当然高級なグレードのほうが高い値段になります。よって、条件が異なるため、価格などを比較することが難しいです。

同じリフォーム会社に見積もりを依頼するのであれば問題ありませんが、違う会社に見積もりを依頼する際は、同じグレードに統一するようにしてください。

1-3.値段だけで業者を選ばない

見積もりを複数社依頼した場合、値段だけで業者を選ばないようにしてください。リフォームは、工程を省いたり、材料を安いものを使ったりすると簡単に値段を下げることができるからです。

値段だけで業者を選ぶ場合、意図的に手抜き工事を行い、価格を下げている悪徳業者にリフォームを依頼してしまう可能性があります。

リフォームは、トラブル産業と呼ばれるほどトラブルが多いため、特に注意してください。

値段が安いリフォーム会社に工事を依頼して安く工事が行えたとしても、せっかくのリフォームが納得のいかないものだったり手抜き工事を行われたりしたのであれば、後悔してしまうのではないでしょうか。

2.お風呂・浴室リフォームの費用や相場

お風呂・浴室のリフォームの見積もりを取る際、多くの方が気にされるのが費用や相場です。リフォームは定価がない上に、数十万円から数百万円単位の値段がかかります。

ただし、リフォームの見積もり価格は、都道府県ごとや工務店ごとことなるため、一概にいくらとお伝えすることはできません。

とはいえ、それでも気になってしまうものではないでしょうか。

そこで以下では、お風呂・浴室リフォームの費用や相場をご紹介します。必ずお伝えする値段になるわけではありませんが、参考にするとよいでしょう。

2-1.お風呂・浴室リフォームの中心価格:100~150万円

お風呂・浴室のリフォームは100~150万円が多く見られる価格帯です。そのため、お風呂・浴室のリフォームを検討しているのであれば、この程度の費用がかかることを覚えておきましょう。

また、お風呂・浴室のリフォームといっても、工事内容によって費用は異なります。そのため、工事の規模が大きくなるほど価格が高くなることを覚えておきましょう。

2-2.ユニットバスの入れ替えのリフォームの費用・相場

お風呂リフォーム

ユニットバスの入れ替えのリフォームの価格は、100万円程度が一般的です。ユニットバスの場合、入れ替えるだけになるため、工期がかかりません。

しかし、ユニットバスの商品の購入価格によって値段は大きく変わります。つまり、良いグレードのものにする場合、さらに値段は高くなります。そのことを踏まえた上で、リフォームしましょう。

2-3.在来工法からユニットバスへのリフォーム費用・相場

在来工法(タイル張りの昔のお風呂)からユニットバスにリフォームする場合、100~300万円ほどの費用がかかります。既存のお風呂の解体など工事の規模が大規模になるからです。

なお、以下が在来工法のお風呂のイメージです。

在来工法お風呂

出典:リフォームオウチーノ

在来工法のお風呂をユニットバスにリフォームする場合は、費用が高くなりやすいです。そのため、在来工法のお風呂をリフォームする場合は、あらかじめ費用が高くなることを覚えておきましょう。

3.お風呂・浴室のリフォーム見積もり事例

お風呂・浴室リフォームの見積もりの事例をご紹介します。実際の見積書がどのようなものかがわかれば、見積もりを依頼する際に役立ちます。お風呂の見積書がどのようなものなのか把握しておきましょう。

3-1.お風呂・浴室のリフォーム見積もり事例1

お風呂リフォーム見積もり事例

項目が少なく「一式」という表記になっています。一式という表記の場合、詳細がわからないため、このような見積もりが提示されたのであれば、リフォーム会社や工務店に詳しい内容を確認しましょう。

3-2.お風呂・浴室のリフォーム見積もり事例2

お風呂リフォーム見積書事例

工事の項目が細かくなっていますが、もう少し詳細を記載してくれるとわかりやすいです。

たとえば、この見積もりの場合、古いユニットバスの撤去費用や処分費用が記載されていません。当然ながら無料ではないため、一式の中に含まれていると考えられます。

しかしながら、素人目線ではそのようなことはわからないのではないでしょうか。

お客様の目線では、工事の見積書を見てわからないことはたくさんあることでしょう。見積もりに対して気になることや疑問があった場合、どのような些細なことでも構いませんので、積極的に質問するようにしてください。

わからないままにしておくと後々後悔してしまいます。リフォームは高価な買い物です。失敗しないためには、わからないことをそのままにしておかないようにしてください。

3-3.お風呂・浴室のリフォーム見積もり事例3

お風呂リフォーム見積書

一見、詳細が記載してあるため、良さそうな見積書に見えます。しかし、大幅に値下げしているので注意が必要です。

先ほどお伝えしたように、リフォームは手抜き工事を行えばいくらでも値段を下げることができます。そのため、極端に値下げをしている見積書には注意しましょう。

4.お風呂・浴室におけるリフォームの成功のコツ

お風呂・浴室のリフォームを行う際、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

実は、お風呂のリフォームを成功させるためには、いくつかのコツがあります。ポイントを抑えて見積もりを依頼しない場合、後で再度見積もり依頼をしなければいけなくなります。

これからリフォーム会社に見積もりの依頼を検討している方は、必ず先に目を通すようにしてください。

4-1.オプションはショールームで確認する

お風呂のリフォームを行う際、多くの方がオプションに悩みます。メーカーのパンフレットやホームページを見ると、魅力的なオプションがたくさんあるからです。

テレビやジェットバス(ジャグジー)など、憧れる方は多く見受けられます。ついついオプションを付けてしまいがちです。

ただし、オプションは必ずショールームで確認するようにしてください。憧れてオプションを付けたものの、結局使っていない方がいらっしゃるからです。

したがって、お風呂・浴室のリフォームの見積もりを依頼する前に、必ずオプションをショールームで確認しましょう。

4-2.デザイン性よりも機能性を重視する

お風呂は毎日使う場所になるため、デザイン性よりも機能性を重視しましょう。かっこいいお風呂でも使いにくかったら元も子もないからです。

たとえば、おしゃれなタイルや照明にこだわり、ユニットバスのグレードを普通のものにしたとします。

しかし、おしゃれなデザインは、最初は良かったもののすぐに飽きてしまい、その分、「浴槽のグレードを上げておけばよかった」と後悔する方もいらっしゃいます。

メーカーのパンフレットやホームページを見るとおしゃれなお風呂には、あこがれるものです。しかし、リフォームのプランを考える際は、実際に使うことを考慮して決めるようにしてください。

4-3.家族の意見を取り入れる

お風呂は、家族が毎日使う場所です。そのため、必ず家族全員の意見を取り入れるようにしましょう。

よくあるのが、旦那さんがリフォームに意気込み、勝手にオプションなどを決めてしまい、後々家族から猛反対を受けることです。

男性と女性では、お風呂の要望は異なります。また、お年寄りの場合、手すりなどの安全面が気になるためバリアフリーにしたいものです。

したがって、お風呂のリフォームの見積もりを依頼する前に家族で必ず話し合い、どのようなプランにするのかを決めるようにしましょう。

5.お風呂・浴室リフォームの価格を抑える3つの裏技

お風呂・浴室のリフォームの見積もりを取る際、値段を抑える方法があります。リフォームの価格は数十万円から数百万円単位になるため、できるだけ価格を抑えたいものではないでしょうか。

そこで見積もりを依頼する際に、値段を抑える3つの裏技をご紹介します。リフォームは、無駄なく行えば値段を抑えられるため、ここでお伝えする内容を参考にして見積もりを依頼しましょう。

5-1.メーカーにこだわらないと安くなる

お風呂のリフォームを行う際、ユニットバスのメーカーにこだわらないと値段を抑えられます。そのため、特にこだわりがないのであれば、リフォーム会社や工務店に任せてしまうのも1つの方法です。

有名なメーカーでなくても、品質は一流メーカーとほとんど変わりません。

有名なメーカーになるほど値段は高くなるため、費用を抑えるのであれば、リフォーム会社に任せてみましょう。

5-2.水回りはセットやパックを利用する

お風呂・浴室のリフォームは水回りになるため、セットやパックを利用すると費用を抑えられます。リフォーム会社や工務店によっては、水回りを一式リフォームすると値段が安くなるセットやパックのものがあるからです。

もし、水回りのリフォームを今後行う予定があるのならば、お得なセットやパックを利用しましょう。

5-3.大手ハウスメーカーに工事を依頼しない

リフォームを行う際、大手になるほど値段は高くなります。広告宣伝費や営業費用はもちろんのこと、仲介手数料がかかるからです。

一般的に大手のハウスメーカーの場合、30~40%程度の仲介手数料が発生します。

大手ハウスメーカー仲介手数料

たとえば、大手ハウスメーカーにお風呂のリフォームを依頼した場合、200万円だったと仮定します。

200万円(工事費用) × 0.4(仲介手数料の割合) = 80万円(仲介手数料の金額)

つまり、200万円の工事の場合、80万円が手数料になるということです。そのため、実際に工事に使われる金額は、仲介手数料を引かれた120万円になります。

大手ハウスメーカーに工事を依頼するということは、仲介手数料が上乗せされていることを覚えておきましょう。

まとめ

お風呂・浴室のリフォームの見積もりについてご紹介しました。見積もりを上手に取ることができれば、適正価格で優良業者に工事を依頼できます。

それでは、見積もりのポイントを今一度確認しましょう。

  • 複数社見積もりを取る
  • 同じユニットバスのグレードで見積もりを依頼する
  • 値段だけで業者を選ばない

見積もりを依頼する際は、このポイントを抑えて行うようにしてください。お風呂・浴室は毎日家族が使う場所になります。そのため、誰が使うのかを踏まえた上でリフォームしましょう。

そして、快適なお風呂で日々の疲れを癒してください。

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