今現在、日本にある戸建て住宅の多くは二階建てです。広い土地を確保できない都心部になると、三階建て住宅もよく見かけますよね。
これを踏まえてもわかるように、昔のような平屋造りの戸建て住宅はどんどん少なくなっています。
しかし、そんな今の時代だからこそ平屋に憧れる人が急増していることをご存知ですか?
なぜなら、二階建て住宅や三階建て住宅にはないメリットが平屋にはあるからです。わざわざ二階や三階に上って洗濯物を干す必要がないし、お掃除だって楽ちんですよね。
さらに、階段での移動がなくなれば、その分時間を有効に使うことができます。
つまり、忙しい現代人にとって平屋造りの住宅は、効率の良い暮らしをもたらしてくれるんですよ!
そこで今回は、以下の点に注目しました。
- ローコスト住宅メーカーで安い平屋を建てられる理由
- ローコスト住宅メーカーの基本的な価格
- 低コストで平屋を実現できるローコスト住宅メーカー
- 安く平屋を建てる裏技
マイホームを平屋で建築したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!
ローコストメーカーで安い平屋を建てられる理由
ローコスト住宅メーカーで安い平屋を建てられる理由は、経費を極限まで削減しているところにあります。
「質の悪い木材や職人を使っている」なんて噂もありますが、真実ではありません。
芸能人を起用し、大々的にテレビCMを行っているような大手ハウスメーカーとは違い、あらゆる経費を節約しているんですよ。
では、具体的にどのような経費を削減しているのかを解説しますね!
まず、削減している経費の内訳は次の4つになります。
- 材料費
- 人件費
- 広告宣伝費
- 諸経費
1つ目の材料費は、上記でご紹介したように安くて質の悪い木材を使用するのではありません。
仕入れ業者に、大量に仕入れることを条件に交渉し、仕入れ値の単価を下げているんです。
そして2つ目の人件費に関しては、規格化された建材や設備を使って建築することで、作業に必要な人数や時間をカットしていきます。
こちらに関しても、賃金の安い未熟な職人を使っているわけではありません。
3つ目の広告宣伝費ですが、こちらは地域を限定したテレビCMや広告を利用することで、発生する費用を大幅に抑えることができているんです。
最後4つ目の諸経費ですが、こちらはシンプルな間取りを提案することで、部屋数などを減らし、建築にかかる費用を削減しています。
ローコストハウスメーカーの坪単価や値段
ローコスト住宅メーカーの基本的な坪単価平均は、およそ30~40万円ほどです。
一般的な木造のハウスメーカーの坪単価平均が50~60万円となるため、20万円ほど安くなる計算です。
30坪を想定すると、坪単価が20万円安くなれば、単純に600万円節約できますよね。
さらに、鉄骨のハウスメーカーの坪単価平均は65~75万円といわれているため、こちらと比較すると35万円も安くなるんですよ。
同じく30坪なら、坪単価が35万円安くなるため、1,050万円もの節約になります。
ただし、ローコスト住宅メーカーには最低限の設備しかありません。
大手のハウスメーカーならついてくる設備も、すべて有料のオプションになってしまう可能性があります。
これを考えると、上記でご紹介したような大幅な節約にはならないかもしれませんね。
しかし、オプションをつけたとしても少なからずトータル金額を抑えることができるでしょう。
ローコスト住宅は家賃と同じ値段で家が買える
分譲住宅や注文住宅を、一括で現金で購入できる人はほとんどいません。
多くの方がローンを組み、毎月支払っているのが一般的です。
しかし、この月々の支払い額を見てみると、賃貸住宅の家賃とほとんど変わらない現実をご存知でしょうか。
例えば、ローコスト住宅メーカーで1,500万円の住宅を購入した場合。
毎月の支払いを5万円程度に抑えることだって、十分にできるんです。
これを考えると、家賃の方が上回ってしまう可能性も少なくありません。
賃貸住宅に家賃を払い続けても自分のものにはなりませんが、分譲住宅や注文住宅のローンを支払っていけば、いずれ100%自分の財産となります。
安い平屋が建てられるローコストハウスメーカー
「低予算で平屋を実現したい」「平屋の建築費用をできるだけ削減したい」
このように考えている方におすすめのローコスト住宅メーカーは以下となります。
- タマホーム
- レオハウス
- アキュラホーム
- アイフルホーム
- ユニバーサルホーム
- クレバリーホーム
- アエラホーム
- アイダ設計
それでは、これら一つ一つのローコスト住宅メーカーにどんな特徴があるのか、詳しくご紹介していきます。
タマホーム
坪単価 | 約40万円 |
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住宅のバリエーション | 普通 |
対応地域 | 全国 |
年間着工数 | 約10,000棟~11,000棟 |
経営理念 | より良いものをより安く提供することにより社会に奉仕する |
木村拓哉さんなどの有名芸能人を、テレビCMに起業したことで一気に知名度が上がったローコストハウスメーカーが、こちらの「タマホーム」です。
これだけの宣伝費用が発生しているのに、安く建築できる最大の特徴は、中間業者を省いているところなんですね。
中間業者が介入すると、どうしてもマージンが発生します。このマージンを削減することにより、大幅なコストカットが実現しました。
また、自由設計が可能になっているのもタマホームの特徴です。
対応エリアが全国区となっているため、ローコスト住宅メーカーで自由設計したい人にはかなりおすすめ!
省エネ設備、24時間換気システムなどを取り入れ、長期優良住宅にも対応しているから、安心してマイホームを任せられます。
レオハウス
坪単価 | 約40万円 |
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住宅バリエーション | 自由設計なので多い |
対応地域 | 全国 |
年間着工数 | 約1,700~1,800棟 |
経営理念 | 日本のマイホームづくりを高品質でありながら、もっとリーズナブルに、そして、お客さまの暮らしをもっと豊かに。さらなる思いを胸に、レオハウスはこれからも拡大し続けます。 |
レオハウスは、ローコスト住宅メーカーでありながら、最大60年のメンテナンス保証を行っているのが特徴的ですね。
「地震が怖い」「火事が不安」といったニーズに応え、強固な住宅づくりに力を入れているのも大きなポイントです。
また、タマホーム同様に自由設計が可能となっているため、マイホームに取り入れたいこだわりも実現します。
断熱気密性にも力を入れていることから、室内の極端な寒暖差を軽減し、冬でも温かく過ごせるところが好評です。
アキュラホーム
坪単価 | 約30万円~ |
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住宅のバリエーション | 多い |
対応地域 | 関東から関西 |
年間着工数 | 約1,500棟 |
社長メッセージ | アキュラホームは全社員一丸となり、「匠の心」で住まう方の夢を実現します |
ローコスト住宅メーカーの中でも、リーズナブルな価格が魅力的なアキュラホーム。
こちらでは、資材を大量に仕入れることで徹底的に経費を削減しています。
その削減した価格がローコストにつながっているのだから、私たちにとってはありがたいですよね。
さらに、これだけのローコストでマイホームを建てることができるのに、太陽光発電や平屋造りの家といった、あらゆるニーズに応えてくれるのも魅力的!
「品質も価格も諦めない」がコンセプトのハウスメーカーなので、安くて質の良い住宅を建築したい方におすすめです。
アイフルホーム
坪単価 | 約30万円~ |
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住宅のバリエーション | 多い |
対応地域 | 全国 |
年間着工数 | 約5,000棟 |
企業理念 | よりよい家を より多くの人に より合理的に |
アイフルホームは、フランチャイズ方式を採用しているローコスト住宅メーカーになります。
実際に施工を担当してくれるのは、アイフルホームに加盟している地域の工務店。
地元の方から親しまれている工務店が施工してくれるならと、安心感を求めて訪れる方も急増しています。
また、品質を落とさずにローコストを実現するため、建築に使用される資材は大量発注によってコストの削減が行われているのも大きなポイントですね!
安いからと妥協せず、耐震等級3クラスの耐久性を実現していたり、長寿命の住宅を実現していたりするところが、アイフルホームの良いところです。
ユニバーサルホーム
坪単価 | 約30万円~ |
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住宅のバリエーション | 多い |
対応地域 | 全国 |
年間着工数 | 約2,000棟 |
企業理念 |
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毎年梅雨の時期になると、決まってニュースで取り上げられているのが、大雨による水害ですよね。
そんな水害に強い住宅をモットーに、日々家づくりを行っているのが、ユニバーサルホームです。
床下に空間を作らないことで、床下浸水が起こらない住宅になっています。
耐震住宅に力を入れている住宅メーカーが増える中、これだけ水害に対し力を入れている会社は少ないのではないでしょうか。
さらに、ユニバーサルホームは「災害に強い家」に力を入れたことで、もう一つのメリットが生まれました。
その特徴とは、地熱床システムです。
地熱を生かした床システムは、夏は涼しいのに冬はほんのりと暖かいのが特徴的。
この自然エネルギーの力を最大限有効活用することで、冷暖房費の節約にもつながります!
クレバリーホーム
坪単価 | 約30万円~ |
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住宅のバリエーション | 多い |
対応地域 | 本州全域 |
年間着工数 | 約2,000棟 |
家づくりのテーマ | ハイクオリティのタイルの家 |
ローコスト住宅メーカーの中では、少し価格が高くなってしまうことも多いクレバリーホーム。
その最大の理由は、外壁タイルに強いこだわりを持っているからなんです。
見た目の高級感はもちろん、耐久性が高いため、メンテナンスにかかる費用も抑えられるのが魅力的!
さらに、住宅自体にも南海トラフ地震などに備えた強力な耐久性を誇っている点が、選ばれている理由の1つではないでしょうか。
「木造軸組工法」と「ツーバイフォー工法」のメリットを兼ね備えたプレミアム ハイブリット工法により、地震はもちろん災害にも強い家となっているのが、クレバリーホームです。
アエラホーム
坪単価 | 約40万円 |
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住宅のバリエーション | 多い |
対応地域 | 主な地域は東日本 |
年間着工数 | 約1,000棟 |
家づくりのテーマ | アルミで包んだ家 |
「長く安心して住める家」をコンセプトに、耐久性やシロアリ対策にも力を入れているのが、アエラホームです。
もともとは甲府にある工務店でしたが、2011年にアエラホームとなりました。メインとなる地域は東日本になりますが、徐々にエリアを拡大しています。
こちらでは、宣伝広告費を一切かけないことにより、建築に使用する資材等に力を入れています。
さらに、気密性や断熱性にもこだわっているため、次世代省エネ基準を満たす家としても評判を集めているんですね。
できるだけ安いのはもちろん、一定のクオリティーを保った住宅メーカーで家を建てたいとお考えの方に、アエラホームはおすすめです。
アイダ設計
坪単価 | 約30万円 |
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住宅のバリエーション | 多い |
対応地域 | 本州・沖縄 |
年間着工数 | 約3,000棟 |
家づくりのテーマ | 「正直価格」でお客様に向き合う |
アイダ設計は、分譲住宅や建売住宅を中心に販売してきた住宅メーカーです。
以前まで注文住宅のイメージはありませんでしたが、最近ではかなり注目度が上がっているんですね。
人気を集めている理由は、やはり価格が安いところにあります。
資材の大量仕入れはもちろん、自社工場で生産を行うことで、建築にかかる費用をコストダウンさせているんです。
また、基本が設計会社だけあり、プロに設計を提案してもらえる点も高評価!
1,000万円台で、こだわりの家づくりがしたい方に適している、ローコスト住宅メーカーになります。
安く平屋を建てるコツや裏技
建築費用を抑え、安く平家を建てるためには、以下の4つのコツと裏技があります。
- 間取りをシンプルにする
- 設備のグレードを下げる
- ローコスト住宅メーカーに依頼する
- 価格を比較して安い業者を選ぶ
これを知っているのと、知っていないのとでは大違いなので、ぜひこの機会に覚えておいてください!
間取りをシンプルにする
平屋造りの家は、一般的な二階建ての家よりも建設費用が高くなってしまうことをご存知でしょうか。
理由としては、敷地面積が広くなる分「基礎工事」と「屋根工事」の費用が高くなるからです。
確かに、一般的な二階建ての住宅と同じような間取りにしようと思うと、広い敷地面積が必要ですよね。
そこで、このデメリットを解消するためには、間取りをシンプルにすることが重要なんですよ。
間取りをシンプルにし、部屋数も少なくすれば、敷地面積を抑えることができます。
その分、基礎工事にかかる費用と屋根工事にかかる費用の両方を節約することができるため、安く平家を建てられるんですね。
また、間取りをシンプルにすれば建築にかかる資材や、人件費も減らすことができます。
設備のグレードを下げる
夢のマイホームを建築するとなれば、あらゆるこだわりを取り入れたくなるものです。
しかし、設備のグレードを上げすぎてしまうと、それだけでコストがぐんと跳ね上がります。
「不要なものは取り入れず、必要なものは有名メーカーにこだわらない」
これを実践するだけでも、大幅に建築費用を抑えることができますよ!
特にキッチンなどの水回りに必要な設備は、品質にだけこだわり、コスパを重視して選ぶのがおすすめです。
ローコスト住宅メーカーに依頼する
上記でお話しした「ローコストメーカーの坪単価や値段」でもご紹介しましたが、ローコスト住宅メーカーと、大手住宅メーカーでは、坪単価が大幅に変わってきます。
少しでも安く平家を建てたいのであれば、ローコスト住宅メーカーに依頼するのがおすすめです。
最近では、優秀なローコスト住宅メーカーが続々と増えています。
大手の住宅メーカーと比較しても遜色ない仕上がりとなっているため、ぜひ候補に入れてみてください。
価格を比較して安い業者を選ぶ
今回ご紹介したローコスト住宅メーカーを見ていただいてもわかるように、数え切れないほどの会社があります。
この中から、あなたにピッタリのローコスト住宅メーカーを探し出すのは至難の業です。
そこで便利なのが、価格を一括で比較できる相見積もりになります。
これなら価格を一目で比較することができますし、しつこく勧誘されることもありません。
ご夫婦や家族でじっくりと吟味しながら、自分に一番合った安い業者を選べます。
住宅は一生に一度の高額なお買い物です。時間をかけて比較しながら、損をしない業者を選ぶことが大切ですよ!
まとめ
今回は、安い平家を建てたいと考えている方に向けて、さまざまな情報をお届けしました。
ご紹介した内容を簡単にまとめると、以下となります。
- ローコスト住宅メーカーは経費を削っているから安い。
- ローコスト住宅メーカーの基本的な坪単価は約30~40万円
- ローコスト住宅メーカーのローンは、賃貸物件の家賃と変わらない
- ローコスト住宅メーカーにはさまざまな特徴がある
- 安く平家を建てるためには「間取りをシンプルにする」「設備のグレードを下げる」「ローコスト住宅メーカーに依頼」が重要
- 相見積もりで価格を比較して安い業者を選ぶと損をしない
平屋を建築される予定がある方は、ぜひ実践してみてくださいね!
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料