家をローンによって購入することは、借金をして住宅を買うことになります。
家は一生に一度の買い物になるため、毎月十万円以上の支払いになる方がほとんどです。しかし、場合によっては支払えなくなり滞納してしまう方がいます。
このとき、適切な手段を取らないと家に住むことができなくなり、今後ローンを組めなくなる可能性があります。そのため、焦らず行動するようにしましょう。
そこで、ここでは住宅ローンを滞納してしまった際の対処法をお教えします。これを学び、実際に役立ててください。
住宅ローンを滞納してもすぐに追い出されるわけではない
住宅ローンが払えなくなり、1~2ヵ月滞納してしまっている場合、累計延滞が3ヵ月までは、電話や手紙によって借り入れ先から催促が来ます。
そして、この3ヵ月が過ぎると、「期限利益の過失通知書」が届きます。これは、「残りのローン残高を一括で返済してください」という通知になります。
つまり、滞納が2ヵ月程度ならば、その分を支払えば良いですが、3ヵ月を過ぎてしまうと、一括で返済する必要があります。
そのため、「4ヵ月滞納してボーナスで後々支払えばいい」という考え方は間違っているということになります。
また、どうしても支払えないのであれば、金融機関にリスケジュールを相談するようにしましょう。このリスケジュールとは、月々の返済額を減らして返済期間を延ばす方法になります。
たとえば、毎月の返済10万円の場合、これを7万円にして返済期間を延ばしてもらいます。「10万円だと返済できないが、7万円なら支払える」そのような方はこれを行うと良いです。
しかし、必ずこのリスケジュールが行えるわけではありません。
そして、滞納をすると預金がロックされてしまいます。そのため、お金が下ろせなくなる可能性があります。したがって、必要な現金は下ろしておくようにしましょう。
また、たとえ残債を一括で請求されたとしても、当然支払える方はいません。そのままではお金を支払えないため、自宅の売却を考える必要がでてきます。このとき、自分で家を売り、返済しなければいけません。
もし、返済ができなければ、金融機関はあなたの家を強制的に売却して、借金を回収する手続きを行います。
そして、過失通知書が来てから約6か月後に自宅が競売にかけられます。また、落札が終わり売却も完了すると、最短1ヵ月半ほどで自宅から強制退去させられます。
ここまで述べてきたことから分かるように、住宅ローンを支払えない場合、家を手放さなければいけなくなります。
しかし、住宅ローンを滞納しても、しばらくはそのまま住み続けることが可能です。なお、このときは滞納しているため、ローンの支払いはありません。そのため、この間に引っ越す準備やお金を貯金すると良いです。
競売にかけられる前に任意売却を行う
ただ、ローンを滞納してしまうと今後ローンを組むことは難しくなります。そのため、競売にかけられるのを防ぐためには、急いで手を打つ必要があります。
そこで、任意売却を行うと良いです。これは、競売にかけられる前に自分の意志で住宅を売却することになります。そのため、競売よりも好条件で物件を売りにだすことができます。
たとえば、競売の場合、市場価格よりも低い値段で買われてしまいます。しかし、任意売却であれば、市場価格に近い値段で売ることが可能です。
任意売却のメリットデメリット
そして、任意売却を行うとその他にもメリットがあります。不動産を売却する際、手数料などの費用がかかりますが、任意売却の場合は、この費用が債務者によって支払われます。そのため、手数料などの費用をあなたが負担しなくて済みます。
また、競売の場合は、手元に一切のお金を残すことができません。
しかし、任意売却ならば、交渉次第でその後の引っ越し費用などお金を手元に残すことができます。さらに任意売却の良いところは、近所などに知られることなく物件を売ることができることです。
通常、競売にかけられた場合、情報がネットなどに掲載されます。そのため、周りの人に知られたくない場合は、任意売却を行うようにしましょう。
ただ、任意売却にはデメリットも存在します。それは、「自分自身で物件を売らなければいけない点」や「債権者が同意してくれない」などの場合です。
任意売却ではなく、競売の場合であれば、何もしなくても家は勝手に手続きが行われ売れていきます。一方、任意売却の場合、いろいろな手続きや家の売却をあなたが行う必要があります。
これらを完全にあなたが行うことは難しいため、専用の業者に頼むと話がスムーズです。
しかしこのとき、お金を借りている金融機関が任意売却を許してくれない場合があります。また、ローンに連帯保証人などがいる場合、その人の承諾を得る必要があります。
以上から分かるように、任意売却はいろいろな手間がかかります。しかし、競売にかけられてしまうとお金の面の融通が利かないため、なるべく任意売却を行うと良いです。
なお、任意売却であれば、借家という形で家賃を支払い、そのまま自宅に住み続けることも可能です。
ここまで、住宅ローンを滞納してしまった場合の対処法を紹介してきました。理想的なのは、住宅ローンをそのまま滞納せずに支払い続けることです。
ただ、それでもローンを支払えないのであれば、ここまで述べてきたことを参考にすると良いです。
ただし、ここで紹介した方法が、必ずしもあなたに当てはまるわけではありません。ローンを組んでいる金融機関や内容によって細かい部分が異なるからです。そのため、困ったらプロである不動産業者に相談するようにしましょう。
また、ローンが支払えず家を手放すことは残念ですが、賃貸でも幸せに暮らしている家庭は存在します。そのため、前向きに行動して、後悔のない選択をするようにしましょう。
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