サンヨーホームズで家づくりを検討している方は、特徴が気になりますよね。
サンヨーホームズの坪単価や値段。口コミや評判ってどうなんだろう?って疑問に思うものです。
そこで本記事では、サンヨーホームズが気になっているあなたのために、坪単価や値段。口コミや評判を実際に家を建てた方を参考にしてご紹介します!
サンヨーホームズってどんな家?
サンヨーホームズ(株)は、三洋電機(株)のグループ会社でした。
でした、というのは、三洋電機が2009年にパナソニック傘下に入ったのを機に、住宅会社として完全に独立したためです。そして、2014年には東証一部に上場しています。
なお、サンヨーホームズの住宅構造の元は、2002に株式譲渡を受けた(株)クボタハウスのもので、軽量鉄骨造となります。
サンヨーホームズの事業拠点は、関東、中部、近畿、九州としており、年間の着工戸数は2,000棟ほどですから、ハウスメーカーとしては中堅ですね。また、同社の販売価格は、55~75万円/坪と言われていますから、価格帯としてもミドルクラスになります。
同社の住宅概要としては、軽量鉄骨造を採用し、ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)を標準とするなど、クボタハウスと三洋電機の遺伝子をしっかり引き継いでいることが挙げられます。
サンヨーホームズの特徴
環境に優しく安全・安心な住宅をコンセプトにしているサンヨーホームズの特徴には、軽量鉄骨造やZEHの他に、クラシテというライフスタイルの提案があります。
安全・安心
サンヨーホームズの住宅は、標準で長期優良住宅をクリアしています。長期優良住宅の基準には、3世代(90年)が住み続けるために必要な9つの基準項目があり、耐震性能では等級2以上となっています。
また、地震の揺れを50%に軽減するオリジナルの制震装置(GSフレームシステム)も用意されていますのでおすすめです。
同社の鉄骨部材を組み立てるボルトには、ゆるまないハードロックナットが採用されており、鉄骨の防錆処理は推定耐用年数が162年の高性能なものです。
このような構造性能や長期優良住宅の基準性能などで、サンヨーホームズは100年発想の安全・安心な「長寿命住宅」を実現しています。
ECO(エコ)
サンヨーホームズは、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)を標準仕様としています。
ZEHとは、消費するエネルギー以上のエネルギーを創出する住宅のことです。
その設備内容としては、太陽光発電システム、蓄エネ(蓄電池)、エコキュート、そしてHEM(ホームエネルギーマネジメントシステム)となります。
同社の住宅は、長期優良住宅の基準をクリアしていると先に紹介しましたが、ZEHの断熱性能基準は長期優良住宅の基準を40%以上も上回るものです。
合わせて、窓サッシはアルミと樹脂の複合サッシ枠で、断熱性の高いアルゴンガス封入の複層ガラスを採用しています。
それらは、夏の暑い熱気の伝達を防ぎ、冬の温かい暖気が外部に逃げるのを防いでくれるため、冷暖房の消費エネルギーも最小限に抑えられます。
そして、消費したエネルギーは、太陽光発電で補い、余ったエネルギーは蓄電したり、売電したりすることも可能なのです。
その他では、リフォームスパンを永くするフッ素コート塗装の外壁板や紫外線による色褪せを軽減するガラスコーティング塗装の屋根材を採用しています。
これらがリフォームスパンを長くし、維持管理コストを抑えてくれるのです。
ライフスタイル・クラシテ
サンヨーホームズでは、ユーザーの想いや夢を実現するためのライフスタイル(KURASI’TE:クラシテ)を提案しています。
子育てや家事、あるいはペットなどをテーマにしたライフスタイルの提案と共に、それぞれに適したアイテムを揃えています。
以下から、それらのアイテムを紹介していきましょう。
耐火構造住宅
サンヨーホームズの外壁材は、サイディングが標準で、30年耐久の塗装が施されています。
なお、準防・防火地域では耐火構造が必要になります。その場合、外壁は厚さ50mmのALC(軽量気泡コンクリート)外壁板、そして床は100mm厚のALCパネルの仕様となります。
これらの仕様は、業界トップレベルの一時間耐火性能で、近隣からの延焼を防ぎ、屋内の出火に対しては階上・階下への燃え広がりを抑えてくれるのです。
健康住宅
ゼロ・エネルギー住宅の断熱性能を基本に、敷地条件に合わせて採光・通風に優れたプランを提案し、夏も冬も快適に過ごせる住宅としています。
外観テイスト
街並みと自然に溶け込みながらも、ライフスタイルに合わせて個性を演出する屋根・外壁の仕様を選ぶことができます。
なお、屋根と外壁の組み合わせは、伝統からモダン、そして和風からヨーロピアンまでの6種類になります。
インテリアテイスト
インテリアも、屋根・外壁同様に、伝統からモダン、そして和風からヨーロピアンまで6種類を選ぶことができます。
コーディネート(クラシテ・フリー)
屋根・外壁、そしてインテリアをもっと自由にコーディネートしたい、そんな想いに答えるのが、クラシテ・フリーです。
サンヨーホームズが用意している内外装の組み合わせは、10,000通りを超え、オンリーワンのデザインとすることができます。
サンヨーホームズの事例・間取り
長期優良住宅とゼロエネルギー住宅を標準仕様とし、クラシテのライフスタイルで提案された住宅には、どのようなものがあるのか、実例で確かめてみましょう。
事例1:明るく快適な暮らしを求めて建てた家
建て替え前の住宅は冬の寒さがつらく、部屋も暗かったとのことで、明るく快適な暮らしを求めてサンヨーホームズを選んだそうです。
決め手は、同社の耐震性能と太陽光発電、そして同社がいち早く取り入れていたスマートハウスのノウハウとのことです。
<レンガ風タイルが上品な切妻住宅>
形としては非常にオーソドックスな切妻屋根の外観ですが、魅力的ですね。シンプルな造形を、一種類のレンガ・タイルで仕上げているのが上品に感じます。
<オープンキッチンとダイニング>
キッチンとダイニングとの間の垂れ壁をなくし、キッチンとダイニングに一体感を出しています。
子供が独立した親世代の建て替えらしく、落ち着いた雰囲気のコーディネートです。
<ゆったりした水回り>
出典:https://www.sanyohomes.co.jp/jitsurei/18.html
浴室は1620(1.25坪)タイプのユニットバスで、洗面とトイレもゆったりしています。
将来の車椅子利用も考慮して、廊下幅だけでなくトイレや洗面も利用しやすくしたとのことです。
事例2:リゾート雰囲気のある住宅
サンヨーホームズを選んだ決め手は、希望している土地を紹介してくれたこと、そして同社の安心できる耐震性能とのことです。
<石調タイルと丸窓がアクセントの住宅>
ホワイトを基調にした色合い、そして外観デザインに、何となくリゾート感があります。
<大判タイル床のLDK>
玄関ホールとLDKの床には、ホワイト系の大判タイルが使用されています。
タイル床は冷たさが気になりますが、この住宅では全館空調で室温を一定に保っているとのことです。断熱性能が良くなければ採用できない仕上げですね。
<プライバシーに配慮した中庭>
出典:https://www.sanyohomes.co.jp/jitsurei/26.html
半透明のパネルでプライバシーを確保したリゾート感覚の中庭です。LDK同様に床をタイル仕上げとして、折れ戸を開放すれば、室内外に一体感が出て、開放的な空間になります。
事例3:心の温もりを育む癒やしの住まい
様々な鉄骨系ハウスメーカーの中からサンヨーホームズを選んだ決め手は、耐震性能と標準仕様の太陽光発電システムでした。
豊かな緑に囲まれた広々とした新居で、爽やかな光や風とふれあう暮らしに満足されているとのことです。
<アクセントタイルが特徴の外観>
アクセントタイルの位置に少しアンバランスを感じますが、庭の植木部分にも同じタイルを使用して、オシャレ感を出しています。
<余裕のLDKと和室>
この住宅のLDKにも大判の床タイルが採用されています。ホワイト系でまとめられたコーディネートに、奥に見えるモダンな和室が象徴的です。
<見晴らしのいいテラスデッキ>
出典:https://www.sanyohomes.co.jp/jitsurei/new00.html
南向きのテラスデッキは見晴らしがよく、プライバシーも気になりませんから、居心地が良さそうです。
サンヨーホームズの価格はいくら?
同社の本体価格は、55~75万円/坪と言われています。ハウスメーカーの中では、ミドルクラスの価格帯です。
しかし、長期優良住宅とゼロ・エネルギー住宅を標準としていることを考慮すると、割安感があります。
ユーザーの口コミから、同社の実売価格や評価を確認してみましょう。
<口コミ:2019-09-07>
サンヨーホームズさんで建てた者です。
施工床面積35~40 税抜き坪単価62万
延床面積30~35 税抜き坪単価66万(給排水工事・設計費用込、外構除)ZEH仕様で補助金100万以上受け取りました。
設備をそこまでこだわらなかったという面もありますが、ZEH補助金を受けられるスペックをこの坪単価で達成できる鉄骨系ハウスメーカーは他には無いと思います。(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9724/)
実ユーザーで、床面積に幅を設定しているのは不思議ですが、施工床面積あたりで62万円/坪、延床面積あたりで66万円/坪は、妥当なところでしょう。
むしろ、給排水工事や設計の費用を含めた価格ですから、良心的な価格だと言えます。その上、ZEHの補助金が100万円以上というのですから、納得の価格でしょう。
<口コミ:2019-01-01>
総合評価はダメです。。
費用は65?80万位です。65万は局所換気で、ショボいキッチンです。
リクシルショールームでデザイン性を求めたり、全館空調にしたりすると80位は行きます。また、構造は鉄骨造のため気密性は悪いです。鉄は温度を吸収しますので冬は極寒、夏は猛暑、頑丈なだけです。
鉄骨造が良いのであれば、上記問題の標準対策がされたハイムやパナを選んだ方がいいと思います。
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9724/50/)
厳しい評価ですね。しかし、この口コミは実際のサンヨーホームズユーザーの声ではなく、見積り評価に自身の知識による推測を加えた評価です。仮定や推測で断定的にディスるのは感心しません。
長期優良住宅とゼロエネルギー住宅を満足させる住宅が、65万円/坪なら妥当な価格です。また、デザイン性の高いものを求めたり、全館空調などのオプションを付ければ高額になるのは当たり前のことです。
鉄骨部分が住宅における熱橋(熱を伝える部分)になりやすいのは事実ですが、鉄骨造が木造に比べて気密性が悪いというのは全く根拠がありません。
いずれにしても、鉄骨が一般住宅に採用されて50年ほど経過しており、その間に熱橋や断熱・気密に対するノウハウは各社に蓄積され、解決されています。また、それらのノウハウは一般的な技術としても普及しているのです。
それでも、施工レベルの当たり外れはあるでしょう。ですから、担当の営業マンや現場監督と良好なコミュニケーションをとっておくことが重要なのです。
<口コミ:2012/04/22>
先日契約して、5月着工8月引渡し予定ですが、34坪で家本体が2200万でした。太陽光5KW、蓄電池、さんぞうくん、第1種換気、断熱材の増強など、込みで。
非常にリーズナブルな家が建ちそうです。ほとんどは標準仕様ばっかりですがそんなに安っぽさは感じなかったです。あと店長の人柄で決めました。
(https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/93704/res/350-400/)
この口コミの住宅は、ゼロ・エネルギー住宅を標準仕様とする前のものですが、内容的にはそれに準じるもので、坪単価は64万円になります。
少し古い情報で本来なら値上がりするのが一般的ですが、現在とほぼ同じ価格です。これは、太陽光発電システムの普及が進み、価格がリーズナブルになったこと、そして企業努力によるものでしょう。
いずれにしても、このユーザーのように担当者との良好な関係が、良心的な見積りになり、満足や納得につながると感じます。
サンヨーホームズの値引きはどのくらい?
住宅業界全般では値上がり傾向にありますが、世情から各ハウスメーカーは思うほど上げられないのが実情です。つまり、値引きしにくい状況にあると思います。
そんな中で、サンヨーホームズの値引きは、どのようになっているのでしょうか。調べてみましょう。
<口コミ:2013-02-07>
価格提示の際に3%くらいは引けると言われたのですが、他のHMよりも安価な価格設定の為、やはり値引となると厳しいものがあるみたいですね。
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/311657/res/1-1000/)
他のハウスメーカーよりも安価な価格設定・・・という部分に、ミドルクラスのハウスメーカーとしての苦しさが現れています。
ローコスト住宅とハイクラス住宅との間に挟まれて、ハイクラスなみの住宅基本性能を確保しながらコストを抑える苦労がみえるのです。
それでも、3%くらいの値引きがあれば良い方ではないでしょうか。ローコストやミドルクラスには、全く値引きしないメーカーもあるのですから。
<口コミ:2013-02-07>
検討してたときは、紹介割引3%(誰からも紹介されてないけど)+50万(内覧会開催)くらいを提示されましたね。結局別のメーカーにしましたけど。
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/311657/res/1-1000/)
誰からも紹介されていないのに紹介割引3%というのは苦笑いですね。おそらく、3%の割引は営業担当者の裁量に任されているのでしょう。
口コミの内覧会開催というのは、契約者の住宅を建築中や完成後に一般ユーザーに観てもらい、ハウスメーカーの営業活動に利用することをいいます。
その協力に対するサービスとして、+50万円の値引きということです。
<口コミ:2013-02>
本体とキッチングレードアップ等の追加工事を入れた価格から6%引きの提示を受けましたが、まだ決めるのは尚早でしょうか?延床45坪弱です。
(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/311657/res/1-1000/)
この口コミには、驚きです。タイミングや地域性があるのかもしれませんね。
いずれにしても、このような割引が提示されたなら、迷わず仮押さえしておくべきでしょう。
サンヨーホームズで家を建てるコツ
長期優良住宅とゼロ・エネルギー住宅を標準仕様としているサンヨーホームズの住宅基本性能は、同社の「長寿命住宅」のコンセプトに沿ったものです。
また、それらは国の施策でもあり、これからの新築では必須条件といえるでしょう。
そのような住宅性能をミドルクラスの55~75万円で提供しているハウスメーカーはそれほど多くありません。
ですから、これから新築を計画されている方には、選択候補に入れて欲しいハウスメーカーです。そして、内外装の組み合わせは、標準のバリエーション内でコーディネートすることをすすめます。
ほかの住宅メーカーにも話を聞こう
ローコストハウスメーカーでもオプション追加すれば、長期優良住宅やゼロ・エネルギー住宅にすることはできます。
しかし、同じ発電容量の太陽光発電システムでも、その設備内容や性能、そしてメンテナンスや保証などの細かい部分で異なります。
それらを比較・検討するためにも、必ず他の住宅メーカーの話も聞くようにしてください。
また同じ設計条件でも、住宅メーカーの提案内容はそれぞれに異なります。いくつかの住宅メーカーの話を聞く中で、住宅に関する情報や工夫を学ぶこともできるのです。
各社から得た知識やアイデアを参考に、満足いく住宅づくりとしてください。
相見積もりを必ず行う
上の図は、同じ規模と仕様の住宅で相見積りをとった時の一例です。実に、最高と最低では1,400万円の差でローコストなら、もう一軒建ちそうなほどです。
この差は、主にハウスメーカーの事業規模の大小によるものですが、ある仕様を標準としているか、オプションとしているかでも大きく異なります。
たとえば、サンヨーホームズのように、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)を標準仕様としている場合と、オプションでZEH仕様とする場合とでは、価格設定が異なるのです。
一般的にはオプションで同じ仕様とした場合の方が高くなります。
いずれにしても、相見積りは同じ規模・仕様でとるようにしてください。
無料でカタログをもらおう
長期優良住宅やゼロ・エネルギー住宅に必要な性能は、一般の方には難しい部分があります。インターネットでそれらを調べることも可能ですが、やはり手元に置いて家族と一緒に学ぶ方がいいでしょう。
そんな時は、ハウスメーカーのカタログが便利で、非常に判りやすく図解入りで説明しているものもあります。また、相見積りのハウスメーカー探しにも役にたちます。
ハウスメーカーのカタログを集める方法として、インターネット上には一括資料請求サービスがあります。
利用に際しては、住所や敷地情報、そして希望する住宅の情報などを入力する必要はありますが、無料ですからおすすめです。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料