ツーバイフォー(2×4)という用語は比較的頻繁に聞きます。
ただし、どのようなものなのか、多くの方々がしっかり理解できている訳ではありません。どういったものなのかわかりませんよね。
そこで、本記事ではツーバイフォーについてご紹介します。ツーバイフォーがわからない方は、ぜひご覧ください。
なお、DIY(ディーアイワイ:日曜大工)する方は、サイズなどをよく理解しておくようにしてください。
ツーバイフォー(2×4)とは?
ツーバイフォー(2×4)とは、木材の規格名称のことであり、木口の厚さが2インチと幅が4インチの組み合わせのことを言います。そのため、サイズによって呼び方が変わってきます。
他にもツーバイシックス(2×6)などと言ったタイプもあり、これは幅が6インチのものに対して言います。
引用:https://www.cosmokensetsu.co.jp/technology/twobyfour/
ツーバイフォーはどのような木の種類か
実際にはツーバイフォー(2×4)は、規格にあった木材なら、すべてツーバイフォー(2×4)材として扱うことができます。ツーバイフォーとは、あくまでも大きさやサイズの総称だからです。
SPF材
引用:https://kurashi-no.jp/I0013594
ツーバイフォーは、DIYでよく使われる材料です。DIYで、ツーバイフォー(2×4)材を使用しようと思っている方におすすめはSPF材です。
SPF材は、北米原産の、常緑針葉樹の木材のことを言います。SPF材は、加工に楽な柔らかさを持ち、軽くて仕上げも見た目が綺麗です。ここ
ただし、他の木材と比較して耐水性は弱いと言われています。ですから屋外のウッドデッキなどでは出来るだけ使用は控えるようにしましょう。
日本のホームセンターなどで販売されている多くはSPF材です。安いのではじめてDIYという方におすすめです。SPF材はあらかじめ寿命は短くなるということを理解した上で購入するようにしてください。
ウエスタンレッドシダー(WRC)
引用:https://interexfp.com/ja/our-products/western-red-cedar/
ウッドデッキでは、多くがウエスタンレッドシダー(WRC)が使用されています。ウエスタンレッドシダー(WRC)は、カナダ産の針葉樹の木のことです。
ウエスタンレッドシダー(WRC)には、防虫・防腐効果が期待でき、施工後にそれほど防虫防腐塗装に意識を傾ける必要もなくなるでしょう。WRCは、耐久性が高く、反りや曲がりが少ない特徴があります。
ホワイトウッド(W・W)
引用:https://www.03-woodcenter.com/item/803/
ホワイトウッド(W・W)は、北欧・スウェーデン産の木材で、表面が白っぽいのが特徴です。
SPF材と同じ程度軽く、加工しやすい柔らかさがあります。
若いうちに伐採し節があまり目立たない木材のため、屋内に使用すれば綺麗な仕上げにすることが出来ます。
ツーバイフォー材(2×4)の規格とサイズ
ツーバイフォー(2×4)では、一般的に使用されている㎝や㎜ではなくインチが使用されているからわかりづらいかもしれません。1インチは25.4㎜にあたります。2×4になるため、厚みは2インチ、幅が4インチということになります。
DIYの設計など考えるときには、まず、規格・サイズを頭の中で具体的にしていかなければなりません。
ただ、2×4というのは、未乾燥かつ製材前に測った寸法であり、流通しているものは乾燥かつ製材済です。
木材は乾燥すると収縮するので、若干小さくなっている恐れがあります。
木材を購入する際は必ず買う前に寸法を測るようにしてください。
ツーバイフォー材のサイズ・寸法
サイズ | 読み方 | 断面サイズ (高さ×幅) |
---|---|---|
2×2 | ツーバイツー | 38mm×38mm |
2×3 | ツーバイスリー | 38mm×63mm |
2×4 | ツーバイフォー | 38mm×89mm |
2×6 | ツーバイシックス | 38mm×140mm |
2×8 | ツーバイエイト | 38mm×184mm |
2×10 | ツーバイテン | 38mm×235mm |
1×4 | ワンバイフォー | 19mm×89mm |
1×6 | ワンバイシックス | 19mm×140mm |
1×8 | ワンバイエイト | 19mm×184mm |
1×10 | ワンバイテン | 19mm×235mm |
サイズによって呼び方が変わってくるので材料を選ぶ際は注意してください。
ツーバイフォーの長さ
ft(フィート) サイズ |
mm(ミリメートル) サイズ |
---|---|
1ft | 約 304.8 mm |
3ft | 約 914.4 mm |
6ft | 約 1828.8 mm |
10ft | 約 3048 mm |
12ft | 約 3657.6 mm |
ツーバイフォー材を購入する際は、長さもありますので覚えておきましょう。
ツーバイフォー(2×4)材の選び方
DIYショップやホームセンターなどで、ツーバイフォー(2×4)材を買い求めるとき、品質をしっかりチェックして購入するようにしましょう。
曲がり・反りがない、まっすぐな木材を選ぶようにしてください。細かい加工がある場合、年輪が細かい木材を選ぶといいです。
ヤニが出ていない木材を選んで、大きな節・傷があるものは避けると節抜け(節の部分が完全に取れてしまっていて穴が開いている状態のこと)を防ぐことができます。
そして、施工した後の変形を出来る限り回避するためには、乾燥している木材を選ぶようにしましょう。
水分を含んでいると乾燥した際に木材が縮むからです。そのため、乾燥するとサイズが小さくなってしまう恐れがあります。
まとめ
ツーバイフォーのサイズや長さは理解できましたでしょうか。ツーバイフォーは、規格の呼び方なので覚えておきましょう。
ホームセンターなどでツーバイフォーを購入する際は、先ほどの表を参考にして購入するようにしてください。
また、長さもあるので注意しましょう。
そして、選ぶ際はできるだけ状態の良いものを選びましょう。木材は天然素材なので、全く同じというわけではありません。反りかえっていたり割れそうだったりします。
ホームセンターには、数多く販売されているのでその中から良いものを選ぶようにしましょう。
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