マイホームが平屋でなければ、階段という設備がありますよね。その階段ですが、配置によっては家相的に大きな問題となる場合があります。
新築注文住宅を建てるのなら最高の間取りで家を建てたいですよね。
本記事では、階段が家相的にどういった存在なのか、どのような場所につくったらよいのかなどを紹介します。
自宅の階段が家相的にどうなのか気になった人や、「これから家を建てるから階段のよい配置を知りたい」という人におすすめの記事です。
最後まで読めば、家の間取りを考えるうえで階段をどうしたらよいのかが分かりますよ。
家相において階段は「運気の通り道」
多くの住宅に設けられている階段という設備ですが、人が通るだけでなく外から入ってきた気が通る場所でもあります。
そのため、気の入口である玄関の目の前に階段があるのは少々問題です。
なぜなら、玄関から取り入れた気が上の階にだけいってしまい、下の階の気が悪くなってしまうからですね。
こういった事情があるため、階段をつくる場所は、玄関の正面ではない方が家相的にグッドです。
これから住宅を建てるという人は、このことに十分に気をつけて間取りを考えてみてください。
家相の階段を設置する注意点
「玄関の正面につくらない」という注意点以外にも、階段の設置場所には様々な注意点があります。
間取りを考える際には、以下のポイントに気をつけましょう。
宅心エリア内の設置は避ける
出典:http://kaso.co.jp/post-1921/
家の中心にあたる宅心エリアに階段をつくるのは、大凶相になってしまうので注意が必要ですね。
「階段を中心部に設けることで、部屋のスペースを大きくできるというメリットがある」といってくる業者がいるかもしれませんが、家相的には大問題です。
確かにそうすれば、廊下の面積を小さくできて、部屋へもっとスペースをまわせることでしょう。
ただ、部屋を大きくした反面、運気は悪くなってしまいます。
凶相の家に住まないためにも、中央部の階段をすすめてきた業者には、家相的にはどうなのかをきちんと確認してくださいね。
階段の下に神棚や仏壇を置かない
階段下に神棚や仏壇といったものを置くのはよくありません。
階段は、廊下同様、人が通る道なので昇り降りする際に神棚や仏壇を直接ではないにしろ、踏んでしまうことになります。
直感的に分かる通り、これは問題ですよね。
また、階段下に配置してはならない理由として、「気の動き方が急なため、落ち着かないから」というものもあります。
このように、階段の下に神棚や仏壇を設置するのは問題があります。そのため、階段の位置をちゃんと考慮しつつ、設けましょう。
階段には窓には設置する
階段の壁に窓をつくるのはとてもよいことです。何故よいのかですが、窓を設けるとその空間に光が差し込むからですね。
嬉しいことに、階段から光を取り入れると、住宅内の気がよくなります。
また、明るい階段であった方が足元をきちんと見ることができるので、事故が起きるリスクを小さくできるという効果もあるのです。
このように、階段に窓を設置すると、より住みやすい環境になることでしょう。
中央部に階段を設けると、窓をつくることができないので、ぜひ家の外周に階段をつくってください。
家の外周に沿って階段を造る
先ほど紹介した、「窓の設置が可能」という観点からも外周に階段を設けるのがおすすめですね。
家の外壁に沿って階段をつくるのは、家相的に非常に都合がよいです。窓からの採光がしやすいですし、家の中央部ではない位置に階段を設けられますからね。
「階段をどこにつくったらよいか分からない」という人は、「外周に沿ってつくればOK」と覚えていてください。
玄関の正面に設けられている階段は避ける
出典:https://www.fevecasa.com/
記事の冒頭で説明した通り、玄関から入ってすぐの場所に階段があるのはよくありませんね。
階段は気の通り道になっていて、玄関は気の入口となっています。そのため、玄関から入ってきた気が階段をつたって、2階へばかり流れ込んでしまうのです。
こうなってしまうと、1階の気に流れがなくなり、滞ってしまいます。
家の中の気をよい状態にしておくためにも、玄関と階段の位置関係にはよく注意してください。
階段の下にトイレは問題ない
出典:https://www.fevecasa.com/
トイレは、階段同様、家の中央部につくるのがよくない設備です。また、窓のあるトイレの方がよいとされています。
こういった特徴を持っているので、外周に沿って階段を設けて、その下に窓ありのトイレをつくるというのがよい方法です。
注意してほしい点は、「階段下なら、どんなトイレでもOK」というわけでないというところですね。
「階段下のトイレはOKだから、中央にある階段の下につくろう」という風にしてしまうと、家の中央に窓なしトイレができてしまうため、非常に危ないです。
リビング階段は問題ない
リビングという家族団らんの空間に階段を設けることで、移動の際に家族と触れ合える環境をつくることが可能です。
そのため、昨今ではリビング階段という設計が注目されています。
このリビング階段が家相的にどうなのかですが、リビング階段そのものが問題になるということはありません。
ただ、家の中央に設けたり、明るくない場所につくったりするのはNGですね。
もしも、中央部に作ってしまった場合には、明るくするための照明を設けるのがよいでしょう。
階段の入り口の方向はどこがいいのか
ここまでに紹介したように、階段の設置場所には様々な注意点があり、階段の入口もまた気をつけなければならないポイントです。
そこで、ここでは階段の入口をどうすればよいのかを紹介しますね。
階段の設置方向は外壁沿いで鬼門(北東)がおすすめ
階段をどちら向きに設置するかですが、鬼門である北東へ向くように設けるのがよいでしょう。
鬼門(北東)は、キッチンやトイレ、浴室といった水回りをつくるのに向いていない方角です。
また、玄関を設置するのにも向いていないですね。こういった特徴を持っているので、階段を鬼門につくり、他のスペースに水回りや玄関を設けるのが賢い考えです。
先ほども紹介しましたが、階段は外周に沿ってつくるのがポイントです。向きだけでなく、家のどの辺りにつくるのかもよく考えてくださいね。
入り口は北東の15度を避ける
鬼門に階段を設けるのがおすすめの間取りなのですが、北東の真ん中からプラスマイナス15度にあたる位置にはつくらないようにしてください。
どういうことかというと、「北東を東へ15度回転させた地点と、西へ15度回転させた地点の間にはつくるな」ということです。
東か西のどちらかに15度より大きくずれていれば問題ありません。
具体的にどの範囲のことをいっているのかは、下記に示す赤と白で描かれた図をご覧ください。
裏鬼門でも可
鬼門の反対側にあたる裏鬼門につくるのもよい間取りですね。
裏鬼門は、南西にあたる方角のことで、この方角にもキッチンや玄関を設けるのはよくありません。
そのため、鬼門と同じように、裏鬼門には階段を設置して、他の場所に水回りや玄関をつくるというのがよいでしょうね。
ただ、南西から15度はずらさないと、凶相になってしまいます。
「南西ならOK」とシンプルにとらえず、凶相になるエリアがあることを覚えておいてください。
階段の入り口の方向で注意する方向
どの方向なら階段をつくっていいのかをまとめたのが下の図です。
- 北は避ける
- 北東は避ける
- 東は避ける
- 東南は避ける
- 南全域は避ける
- 南西は避ける
- 西全域は避ける
- 北西は避ける
赤い部分へ階段の入口をつくってしまうと、悲しいことに凶相になってしまいます。
特に、南や西のエリアはどの角度であっても、凶相になります。
そのため、階段をつくるのなら、西と南は避けて、図の白くなっている角度を狙って設置してください。
新築時の階段はプロに相談・提案してもらおう
ここまでに紹介したように、階段の位置を家相的によいところへ配置するのには、それなりの知識が必要です。
もし、家相にある程度詳しくても、専門家でないと分からないようなことがあったり、大事なポイントをうっかり見落としてしまったりすることでしょう。
家相的に問題のない位置に階段を設けるには、やはり、専門家へ相談するのが一番ですね。
家相のプロへ間取りを見てもらって、よりよい住宅を建てるのがおすすめです。
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専門家へ直接相談しに行くというのも手の1つですが、お金もかかりますし、「直接の相談はハードルが高い」と思う人もいることでしょう。
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