家を建てる際に家相を気にするうえで、多くの方が悩むのが玄関です。あなたも玄関の配置に悩んでいるのではないでしょうか。
北西や南東がいいのかなど、悩みどころですよね。
家を建てるのであれば、良い家相の家を建てたいものです。
本記事では、これから新築を計画される方が参考になるよう、家相における玄関の位置について紹介していきます。
家相で玄関に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
家相における玄関とは
家相における玄関は、その家の「運気」を左右する重要な役割を果たしています。つまり、外部からの「運気」が入ってくる場所として重要視されているのです。
その玄関が、凶相の位置にあるとマイナスの「運気」が入り、吉相の位置にあるとプラスの「運気」が入ってきます。
当然、誰もがプラスの「運気」を望むことでしょう。しかし、そのためには事前に家相における吉相の玄関位置を知っておく必要があります。
玄関は家の顔になりとても重要
出典:http://www.fudosan.biz/door.html
玄関は、「運気」が入ってくる場所であると同時に、その家の顔でもあります。そこに住む家族の生活スタイルや好み、そして人柄が現れる場所なのです。
明るい玄関であれば、健康的で楽しそうなイメージを持ちますが、暗い玄関では、消極的で客を拒んでいるようなイメージにもなります。
このように、玄関は外部との接触場所として、家相上、そして現実的な問題としても重要な場所です。
1つの家に2つ以上の玄関や入り口を設置してはいけない
出典:http://www.n-hokken.jp/data/2012-10-04/118.html
上で、玄関は「運気」の出入り口と紹介しましたが、人にたとえると「口」になるとも言われています。
その口が2つあると、意見が別れ言い争いで災いの元になります。つまり、凶相です。
では2世帯住宅の玄関はどうすればいいのでしょうか。2世帯住宅といっても大きく分けると、完全分離型、部分共有型、完全同居型があります。
完全分離型の2世帯住宅は、実質的に2件の家ですから、それぞれに玄関があっても問題にはなりません。また、完全共有型では玄関が1箇所ですから、これも特に問題はありません。
問題となるのは部分共有型で、生活のリズムが違うことから、あるいは便利だからと1件の家に玄関を2箇所つけてしまう場合です。この場合、上で説明したような災いの元になります。
なお、住宅全般に共通のことですが、玄関以外に頻繁に出入りする出入り口を設置することも2つの口を持つことと同じになります。詳細は以下で説明します。
勝手口は常用利用しないので問題ない
勝手口は、買い物荷物の運び込みや、ゴミ出しなどの目的で設置されるのが一般的です。ですから、通勤・通学や来訪者が日常的に使用するものではありません。
この場合は、上の2箇所以上の出入り口には該当しません。
しかし、設置場所によっては、玄関を通るよりも便利だからと常用的に使ってしまうかもしれませんね。その場合は、凶相になってしまいます。
鬼門(北東)・裏鬼門(南西)は避ける
鬼門(表鬼門とも言う)は、北東45°の範囲を指し、裏鬼門は南西45°の範囲をいいます。いずれも家相では凶相の方位で、玄関や水回りを設置しないこととされています。
正中線・四隅線避ける
正中線とは、東-西と南-北の線で、四隅線とは北東-南西、北西-南東の線を言います。それらの線をまたぐ15°の範囲は、吉凶の方位にかかわらず、避けておく場所です。
正中線や四隅線は、その方位の「気」のパワーが最大になる聖域部分です。
そのため、凶相方位の各鬼門を避けるのは当然ですが、吉相方位においても避ける場所とされています。それぞれにパワーが強すぎると理解しておけばいいでしょう。
玄関は鬼門・裏鬼門と正中線(15度)を避ければOK
家相で玄関に悪い方位は、鬼門、裏鬼門、西、そして上で紹介した正中線あるいは四隅線を含めた15°の範囲になります。
ですから、それ以外の方位を玄関とすれば良いのですが、それぞれの方位によって、「運気」の種類が異なります。
以下から、それらの方位の「運気」について紹介していきます。
北の玄関の家相について
北玄関の家相は、上図のように良いとはされていませんが、悪いともされていません。
しかし、昔の住宅では北玄関は隙間風や出入りのたびに北風が吹き込むなどで好まれていませんでした。
これは、日本の地理上の特性として、北側は風が強く日当りが悪いことがあるからでしょう。
現代の玄関ドアでは気密性が良く隙間風が入るものではありません。しかし、地域によっては、ドアの開閉時に一気に北風が入り込むことがあり、何らかの工夫は必要かもしれません。
たとえば、ポーチの袖壁や植木などで風を遮るような工夫があります。また地域によっては、玄関前に防風室が必要な場合もあります。
なお、北玄関の家では、「運気」が安定し、女性はしっかりした奥さんの良い家庭になると言われています。
ただし、北正中線の15°エリアは避けるようにしてください。
鬼門(北東)の玄関の家相について
鬼門(北東)方向は、北風が強く日当りが悪いため、暗くジメジメした環境になります。これでは気持ちよく人を迎え入れる環境とはいえませんね。
玄関ドアや外壁材の性能が向上した現代でも、北東のカビが生えやすい自然環境は変わりません。
このように、鬼門方向に玄関を設けることを凶相としている理由には、合理性があるのです。
この方位の玄関では、煩わしいことが多く、忙しく働くばかりでお金はたまらないと言われています。やはり凶相の方位ですね。
東の玄関と家相について
この方位の玄関では、一時的に運勢が不安定になりますが、その後に再生・好転するといわれています。また、跡継ぎ運に恵まれる方位です。
東玄関は、朝日を受ける方角ですから、一日の始まりの通勤・通学も気持ちよく出かけられる方位ですね。
ただし、繰り返しになりますが、正中線15°の範囲は避けてください。
東南の位置は最高の場所
東南の位置は社交的になる場所で、人が出入りする玄関に向いています。また、夢がゆっくりかなう方位とも言われています。
一方、男性は社交的で外に向かうようになり、家事や子育てを奥様に押し付けるようになります。
ですから、男性は意識して家事や子育てに協力するようにした方がいいですね。
南の玄関と家相について
南の玄関は、願望に向かって積極的になる方位で、仕事運も強くなります。ただし、積極的になりすぎて孤立する恐れもありますので、注意しましょう。
一般的に、南側はリビングなどの日差しを重視する部屋にあてがわれますので、玄関を優先して割り当てるのは、もったいないかもしれませんね。
裏鬼門(南西)の玄関は避ける
南西は、停滞する方位で玄関には向いていません。努力が報われることがなく、正当な評価がえられない場所です。
また、この南西玄関の住宅に住む女性は、立場が強くなりすぎて、争い事が起こるとも言われています。
西の玄関と家相について
西玄関の住宅は、社交性が強く周囲に好印象を与える家相になります。ただし、見栄っ張りな気質が強くなり、金銭面での苦労を負いやすくなります。
ですから、安易に保証人になることや、お金を貸すことは、避けた方がいいですね。
北西の玄関も吉
この方位も玄関に良い場所です。堅実で真面目な性格になり、少し近寄りがたい雰囲気もありますが、面倒見が良くなる方位といわれています。
一方、現実的な面から見ると、北風で寒く西日の影響も受けますので、北玄関と同様の工夫が必要です。
良い玄関の配置で素敵な家を建てよう
出典:https://shikakutore.com/house-chief-entrance/
玄関は外部の「運気」を取り入れる場所です。また、家の顔として、家族の生活スタイルや人柄が表に現れる場所にもなります。
生涯に一度の折角の新築ですから、よい「運気」を取りいれ、家族の繁栄につながる玄関位置としたいですよね。
そのために、上で紹介した吉凶の方位を参考に、訪問者が訪れやすい、気持ちの良い玄関にしてください。
ただし、上で紹介した内容は、家相の玄関に関する基本的な部分です。すべてを紹介している訳ではありません。
ですから、可能であれば、以下で紹介するプロに鑑定してもらうことをすすめます。
プロに玄関の位置を考えてもらおう
本記事で、玄関に良い方位、悪い方位を紹介しましたが、あくまでも家相上の基本的なものです。本記事の紹介以外にも、注意する点が数多くあります。
プロの家相鑑定では、玄関の位置だけでなく、家の形状、さらには敷地形状も考慮して行います。
折角の新築を、本当に安心して満足できる家相とするには、プロに鑑定してもらう方がいいと思います。
プロなら玄関以外の間取りのアドバイスもしてくれる
合理的に計画した間取りの玄関が、家相上で良い位置になるとは限りません。また、本記事を参考に家相を意識して計画しても、他の部屋との関係から全てを満足させることが出来ない場合もあります。
そんな時、プロにアドバイスしてもらい、合理性と家相を両立させることができれば、より満足できるのではないでしょうか。
可能であれば、間取りを確定する前に、プロに相談することをおすすめします。
家相の無料診断ができる一括資料請求サービス
本記事では、玄関の家相のついての基本的なことを紹介してきました。ですから、一般の方が本記事を参考にプランニングすることも基本的には可能だと思います。
しかし、敷地形状や前面道路の位置などから、満足のいく間取りや家相とするには大変なネルギーが必要になります。
インターネット上には、家相や間取りを相談できる無料の一括の資料請求サービスがあります。
このサービスを上手に利用して、安心できる家相の間取りとしてください。