良い家相の間取りにするのであれば、ウッドデッキの位置は重要なポイントになります。
ウッドデッキは欠けになってしまう恐れがあるので、注意が必要です。家相において「欠け」は凶相になるからです。
新築住宅にウッドデッキを設ける際は、付ける方位や形状に注意するようにしてください。
今回は、家相の良し悪しの観点から、上手なウッドデッキの取り付け方についてご紹介していきます。
ウッドデッキは建物として含めない
良い家相の間取りを考える際にまず注意したいのは、「ウッドデッキは建物に含まれない」ことです。
つまり、家相における「張り」と「欠け」の状態を見る時には、ウッドデッキは除外してチェックしていきます。
ウッドデッキは欠けになる
家相は建物の形状や方位からその家の運勢を見る占術で、日本独自の風土や暮らしから生まれたものです。
建物の形が綺麗な長方形であることが良しとされ、長方形から出っ張りが出ているところを「張り」、形が欠けているところを「欠け」と言います。
張りとは、建物の一辺の長さの3/1以内が出っ張っていれば吉とされる形状です。
対して、欠けとは、建物の一辺の長さの3/1以上が引っ込んでいる形状を指し、欠けがある家は凶とされます。
ウッドデッキを家に設置する際は、家の一部分を引っ込ませ、そこへウッドデッキを当て込むことが多くあります。
すると家の形は一見、長方形に見えますが、家相の観点で見るとウッドデッキは建物に含まれないため「欠け」の状態になります。
コの字になるような間取りは避ける
ウッドデッキを南側の真ん中あたりに位置させることで、室内に太陽光が差し込みやすく、開放的な空間になります。
建物をコの字にさせ、ウッドデッキと接する面を増やすことで、外と室内の一体感がより素敵に演出できますよね。
そんな爽やかなウッドデッキのある家も、家相では「凶」と判断されてしまうのです。家相で見ると、ウッドデッキは建物に含まれないため「欠け」の状態になります。
特にコの字の欠けは、問題や苦労が起きやすいとされ「大凶」と判断されることもあります。
家の外にウッドデッキを作る分には問題ない
出典:https://平屋間取り.com
では反対に、欠けの部分にウッドデッキを設置するのではなく、外にはみ出した形でウッドデッキを付けるのはどうでしょうか?
先ほども言ったように、ウッドデッキは建物に含まれないため、ウッドデッキが大きく張り出していても、問題もありません。
玄関からはみ出したポーチも同様の扱いになります。
ウッドデッキを設置する方位はどこがいい?
次に、ウッドデッキを設置する方位について見てみましょう。良い家相にするには、方位を検討することも大切になってきます。
鬼門(北東)・裏鬼門(南西)はNG
鬼門(きもん)とは、不吉な方位として昔から意識されている方角で「悪い気が出入りする」とされています。
北東に位置する鬼門とは反対側の南西の方角を裏鬼門と呼びます。
一般的には、鬼門には浴室やトイレなどの水廻りが位置することが多くあります。
陽射しが当たりやすい南や西側に居室を設けることが多いため、自然と鬼門方向に水廻りが集まりやすいのです。
この鬼門にウッドデッキを設置するのは、あまり良しとされていません。
鬼門はできるだけ壁で囲ったほうが良いと言われています。
鬼門また裏鬼門方向に窓やウッドデッキなどを設けて開放的にしていると、悪い気が入りやすくなると考えられているためです。
北側にウッドデッキは人間関係が悪化する
北側に欠けをつくってウッドデッキを設置すると「出世しない」「子宝に恵まれない」「病気にかかりやすい」などの不吉な出来事が起きやすいと言われています。
北側は地位や名誉に大きく関係する方位とされているため、仕事や後継者に関わる問題が起きると考えられています。
西側にウッドデッキはお金の問題・トラブルになる
西側に欠けをつくってウッドデッキを設置すると「金銭面で苦労する」「お金がたまらない」「主人が遊び好きになる」と言われています。
西側は金運に関わる方位とされているためです。
ウッドデッキで張りを作ると吉になる
家相が「欠け」の状態でウッドデッキを設定すると凶ですが、家相が張りの状態でウッドデッキを設置すれば、吉になります。
「張り」は、一辺の長さの3/1以内の出っ張りがある形状です。
その出っ張った部分を補うようにウッドデッキを設ければ、きれいな長方形を維持しながらウッドデッキを設置できます。
ウッドデッキは幅が広くなり予算UPにも繋がりますが、家相を重視するのであれば、張りのある間取りを検討してみましょう。
家の中心に設置する場合はインナーテラスにする
出典:https://www.fevecasa.com/life/20132/
「家相を意識しながらも開放的な中庭のある家を実現したい」という方には、インナーテラスがおすすめです。
インナーテラスは外の雰囲気を取り入れながらも、リビングと繋がった室内空間として活用する場所です。
インナーテラスであれば「欠け」にならないので、家の中心が抜けていても家相には問題ないとされています。
サンルームは建物扱いになるので注意
ウッドデッキに似たスペースとしてサンルームがあります。洗濯物を干したり観葉植物を飾ったりと、様々な使い方ができる便利なスペースですよね。
サンルームは、壁がなく陽射しがたっぷり入る空間ですが、窓に覆われているため室内空間として認識されています。
家相で見ると、ウッドデッキは建物として扱われませんが、サンルームは建物として扱われます。
ウッドデッキを設置するならプロに相談
これまでのご説明から、良い家相を維持したまま理想のウッドデッキを設置するのは難しいと考えてしまう人も多いのではないでしょうか?
ウッドデッキを良い家相で設置するには、家づくりの初期段階からプロに相談するのがよいでしょう。
プロなら家相で失敗しない
良い家相を実現するには、家相判断のプロに任せるのが一番良い方法です。
独学で家相の良い間取りを考えるのも、もちろんよいのですが、プロに依頼すれば失敗することはありません。自分で考えるよりも、手間も時間も削減できます。
依頼する専門家は、実績や経験が多い方を選ぶとよいでしょう。
家相を重視した建築事務所であれば、家相に関しての豊富なアドバイスをもらえ、さらに具体的な間取り提案もしてくれます。
せっかくなら家相のよいウッドデッキにする
家は、家族が長い時間を共にする場所ですから、せっかくなら家相の良い間取りにしたいですよね。
家相のはじまりは古代中国とされていますが、日本に伝わると日本独自の風土や慣習に合わせて発展していきました。
ただの占いごとなのではなく、良い住まい・良い暮らしに導く先人の知恵とも言えます。
ウッドデッキひとつにとっても、位置や形状にこだわることで豊かな暮らしを生み出してくれるかもしれませんね。
ウッドデッキの無料診断ができる一括資料請求サービス
「価格や間取りを比較して検討したい」「いろいろな間取りを見てじっくり判断したい」
そんな人も多いはずです。
確かに、検討段階からハウスメーカーを1社に絞って、家づくりをスタートさせるのはおすすめできません。
ウッドデッキのある間取りを様々な目線から検討するなら、無料で間取り提案してくれるサービスを利用してみましょう。
一括資料請求サービスの「タウンライフ家づくり」では、資料請求が便利なだけでなく、複数社のハウスメーカーから、まとめて間取りの無料提案を受けることも可能です。
会員登録や利用料も完全無料で全国のハウスメーカーに依頼できます。間取りや予算を比較してじっくりと家づくりをしていきたいと考えてる人には、おすすめのサービスです。