1LDKとは、1部屋の居室と8帖以上の広さのLDKがある間取りのことを言います。
1LDKの平屋を建てるためには、どれくらいの建築費用が掛かるのでしょうか?また、その建築費用には相場あるのでしょうか?
ここでは、そのような1LDKの平屋を建てる場合に必要な建築費用の相場や、1LDKの注文住宅の事例などを紹介していきます。
平屋の1LDKの価格に悩んでいる方は、参考にしてください。
1LDKは2人暮らしにおすすめ
1LDKは二人暮らし、特に夫婦二人で暮らしているご家族にお勧めの間取りです。
その理由は夫婦であれば寝室を分ける必要がなく、一つの居室を二人で寝室として使用できるためです。
もちろん1LDKの平屋は一人暮らしにも向いていますが、二人でも十分にゆとりのある生活をおくることができる間取りであるといえるでしょう。
老後に建て替えるなら1LDKがおすすめ
1LDKの間取りは、2人暮らしにお勧めであることは前述しました。この二人暮らしというのは、特に老夫婦に言えることです。
老後に家を新築し建て替えるなら、間取りは平屋の1LDKをお勧めします。その理由は、まず家族の人数が少なくなることです。
今まで子どもたちと住んでいた間取りの家は、老夫婦二人には広すぎます。
特に二階建ての家の場合には、老後は足腰が弱るため階段を使うのが億劫になり、二階の部屋をほとんど使わなくなるケースが多くなっていきます。
そのため、二階は使われなくなると同時に手入れも行き届かなくなってしまうのです。
これ以外に一階にある部屋も使うことのない部屋が増え、こちらも掃除などの頻度が落ちてしまうことが考えられます。
その点、1LDKであれば必要なキッチン・リビング・ダイニングに加え夫婦の寝室と必要最小限の間取りになりますが、その分掃除などの手間も少なくて済みます。
歳をとる思った以上に体の自由がきかなくなり、掃除をするのも一苦労といった状態になりかねません。
そのような場合に1LDKの間取りであれば、手入れも楽になります。
また、将来介護が必要になったときのために備えてバリアフリー設計をする際にも、1LDKという間取りであれば、費用を低く抑えることができます。
平屋の価格相場は1,000万円~
平屋を建てる際の価格の相場は、居室や水回りの配置にもよりますが、1,000万円からと考えておくとよいでしょう。
1LDKなら1,000万円前後で建てることも可能
平屋の1LDKを建てる場合、費用は1,000万円前後に抑えることも可能です。
この費用は、建てたい平屋の1LDKの延べ床面積や使用したい建材・設備により変わってきます。
広さや設備にとことんこだわれば、1,000万円以上の建築費がかかることも珍しくありません。
しかし、一般的な1LDKの平屋であれば1,000万円前後でも十分に満足のいく家を建てることができるでしょう。
人それぞれプランが違うので相場に注意する
一口に平屋の1LDKと言っても、人により希望する居室やキッチン・リビング・ダイニングの配置は異なります。
同じ延べ床面積の1LDKの平屋でも、これらの要素により建築費用が異なってくるため、注意が必要です。
平屋1LDK注文住宅の事例
ここで、1LDKの平屋の注文住宅の事例をいくつか紹介していきます。
ご自身が1LDKの平屋を建てる際に参考にされてください。
809万円(税別)南玄関12坪タイプ
出典:https://compact-house.jp
コンパクトにまとまった、二人暮らしにぴったりの平屋です。建坪は12坪、南に玄関が配置されています。
居室である4.5帖の洋室と6畳のリビングはどちらも南向きで、明るい陽光を取り入れることができます。
居室・リビングにクローゼットがある以外にも、玄関ホールに収納場所があり、二人暮らしの荷物をすっきりと収納することができるでしょう。
洗面脱衣所とバスルームは生活動線上便利なように隣接しており、洗面脱衣所には洗濯機を置くこともできます。
キッチンも3帖の広さがあるため、料理をする上で不便を感じることもありません。
建築費用を低く抑えることができることも、魅力の一つです。
398万円〜(税別)1LDK 12坪
シックな木目が印象的な外観の、平屋建て1LDKの住宅です。
建築費用の安さを感じさせない、高級感のある外観です。
内装・イメージ
リビング・ダイニングは家具の配置も計算されており、これからの時代のスマートな生活にフィットするように設計されています。
キッチンはダイニングとの対面式で、家族との会話も弾み動線についてもきちんと考えられた作りです。
寝室に至ってもシンプルな作りで、ゆっくりと休める過不足のないものとなっています。
間取り図
出典:https://www.fit-bond.jp/hiraya/
広々とした10.5帖のキッチンと6帖の寝室という間取りのこの平屋は、寝室とリビング・ダイニング以外にキッチン横に多目的ルームが備わっています。
ここを料理以外の家事室にしたり、また収納場所として活用することも可能です。
また、寝室はシングルベットを2台置くことも可能な広さがあり、さらにウォークインクローゼットも設置されています。
キッチン横の多目的ルームと合わせると、二人暮らしの荷物の収納場所としても十分なスペースが確保されています。
さらにリビング・ダイニングと寝室は引き戸で仕切られているため、この引き戸を開放することで続き部屋として活用することも可能です。
平屋の価格を抑えるためのコツやポイント
1LDKの平屋を建てる場合、その費用の相場はおよそ1,000万円程度ですが、その建築費用をさらに低く抑えるポイントがあります。
ここでは、そのポイントについて解説していきます。
部屋数を減らすと安くなる
まず、建築費用を抑えるのに一番有効なポイントとして、部屋数を減らすというものがあります。
1LDKの場合には、寝室を減らしワンルームの平屋にすることになります。
平屋のワンルームなんて住みにくいのでは?とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、ワンルームの一部を畳敷きにしたり、衝立(ついたて)で目隠しをすることによって就寝スペースを確保することで、十分に二人暮らしをすることも可能です。
ワンルームの間取りになっても、工夫次第で十分にプライバシーを守った暮らしをすることができます。
ローコスト住宅メーカーに依頼すると安くなる
1LDKの住宅を建築する場合に、ローコスト住宅メーカーに依頼することで、建築費用を低く抑えることができます。
ローコスト住宅とは安い建材や設備を使用したり、工事に手間をかけずに建てるものではありません。
必要な資材を大量に一括購入することにより安価で入手したり、広告宣伝費用を必要最低限に抑えるなどの企業努力により、建築費用を低く抑えた住宅のことを言います。
このようなローコスト住宅メーカーに1LDKの平屋の建築を依頼することで、建築費用を低く抑えることができます。
相見積もりを必ずしよう
同じような間取りや設備の1LDKの平屋を建てる場合でも、依頼する住宅メーカーや工務店により建築費用には違いがあります。
一番安く1LDKの平屋を建ててくれる業者と、一番高い業者の建築費用を比較した場合、時には数百万円の違いが出てくるケースもあるため注意が必要です。
ですので1LDKの平屋を建築することが決まったら、必ず複数の建築業者に相見積もりを取り、建築費用を比較することをお勧めします。
この相見積もりを取ることで、不要な出費を抑えることができるのです。せっかく平屋を建てるなら安くしたいですよね。
まとめ
ここまで、1LDKの平屋を建てる場合の建築費用の相場や建築事例、注意すべき点などについて解説してきました。
1LDKの平屋という一見シンプルな家を建てる場合にも、さまざまな点に注意が必要であることがお判りいただけたと思います。
1LDKの平屋を新築する際には、シンプルな間取りであるからこそ建築前に細部までどのような家にしたいかよく考え、建築を依頼する業者も十分に吟味するようにしましょう。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料