近年、平屋の人気が高まっています。平屋と聞くと、昔ながらの家というイメージが根強いですが、最近ではデザイン性が高く個性的なプランも多く登場してい
平家は、階段がないためバリアフリー設計にしやすく、屋根や外壁のメンテナンスも2階建てに比べて容易です。間取りの自由度も高く、無駄のない設計プランを実現できます。
土地の広さを十分に確保できるのであれば、とてもおすすめな住宅スタイルなんですよ。
今回は、35坪程度の平屋を検討する場合の、価格相場や外観スタイルと間取りがステキな平屋の事例をご紹介いたします。
平屋の35坪の価格は1,000万円前後から
まずは、平屋の注文住宅の相場価格について詳しく見てみましょう。
ローコスト住宅メーカーなら1,000前後で建築可能
平屋の建築価格の相場は、1,000万~2,000万円ほどです。ローコスト住宅メーカーであれば、1,000万円でプランを提案してくれることもあります。
平屋は2階建て住宅と比べて、設計をする際にそれほど規制がないことが魅力です。
建物の高さがないので、道路斜線や北側斜線などの高さ制限を気にする必要がほとんどなく、屋根の形状を複雑に設計する必要はほとんどありません。
また、間取りの柔軟性も高いため、理想通りの家を建てやすいというメリットもありますよね。
やり方次第で価格を抑えながらも、家族の暮らしに合わせた間取りや住宅デザインを実現できます。
こだわれば高くなってしまうので注意
平屋は間取り設計の自由度が高いだけに、こだわりたくなってしまうもの。
ただ、理想の間取りやデザインを追求してしまうと、どんどん建築価格が高くなってしまうので注意が必要です。
特に平屋の外観デザインは、2階建て住宅と比べるとシンプルな印象です。
そのため、「天窓を付けてオシャレな雰囲気にしたい」「アクセントに中庭を設けたい」といろいろ挑戦してみたくなってしまいます。
しかし、そんなこだわりを採り入れようとするとすると、あっという間に予算オーバーしてしまうことも珍しくありません。
平屋と2階建ての建設費はそこまで差がない
35坪の平屋は35坪の2階建て住宅と比べて安くなるのか?というと、そうではありません。
実際には、2階建て住宅よりも基礎部分と屋根が広いために、基礎工事に費用がかかります。同じ35坪でも、平屋は基礎工事が2倍も必要になるためです。
「平屋にするか、2階建てにするか」を決める際には、価格を基準にするのではなく家族のライフスタイルや希望する間取りの形から検討することが望ましいでしょう。
平屋35坪の価格・相場の事例を紹介
35坪の平屋を実現した事例を外観デザイン・間取り・価格の点からご紹介します。
2,000万円台の35坪:中庭のある平屋
本体価格帯 | 2,000万円~2,499万円 |
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本体価格 | - |
坪単価 | - |
延床面積 | 113.86m2 |
敷地面積 | 240.84m2 |
工法 | 木造軸組 |
竣工 | 2015年2月 |
内装・イメージ
間取り図
出典:https://suumo.jp
外観デザインを見てみると、2階建てかな?と思ってしまいますが、れっきとした平屋の新築住宅です。屋根を高くし、天井の間に小屋裏収納を設けて収納を充実させています。
広々としたLDKと、家族が1室ずつ使える3つのプライベートスペースを配置。十分な住居スペースを確保しながらも、気持ちの良い中庭を採り入れることができています。
このように、ゆったりとした中庭を家の中心に配置できるのは、平屋ならではですよね。
平屋は複雑な間取りにしても耐震性を維持しやすいため、個性的な家を実現できます。
35坪の2,180万円の平屋:照明がおしゃれな平屋
本体価格 | 2180万円 |
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坪単価 | 61万円 |
延床面積 | 118.17m2 |
敷地面積 | 278.79m2 |
工法 | 木造軸組 |
内装・イメージ
間取り図
出典:https://suumo.jp
まるで高台に佇むカフェレストランのような、おしゃれな外観デザインの平屋です。リビングダイニングとの繋がりを大切にした、テラスリビングがとても気持ち良さそうですよね。
家の中心に位置したテラスリビングでは、外の開放感を味わうことができ、家の中に爽やかな空気を送りこんでくれます。
室内デザインは木目を強調した天井と木の梁を見えるように設計することで、自然との一体感をより一層強くしています。
このように個性のある平屋にすると2,000万円以上になると想定できますね。
35坪の1,840万円の平屋:
本体価格 | 1840万円 |
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坪単価 | 54万円 |
延床面積 | 114.27m2 |
敷地面積 | 364.47m2 |
工法 | 木造軸組 |
竣工 | 2017年5月 |
内装・イメージ
出典:https://suumo.jp
シンプルながらも重厚感のある和のデザインが特徴的な平屋です。日本人の生活に馴染みやすく飽きのこない「和テイスト」は、平屋の定番デザインですね。
室内は日本の伝統色を思わせる若草色と木目を強調したデザインで、落ち着きと和の品格を演出しています。
平屋の価格・値段を安くする秘訣
理想の平屋の家を予算内で実現するには、工夫が必要です。家づくりを始める時に、最初に必ずチェックしておきたい「価格を安くする方法」をご紹介します。
設備のグレードを下げたり間取りをシンプルにする
平屋は複雑な間取りで設計しやすく、デザインは多種多様です。
しかし、こだわりすぎると予算オーバーになってしまいます。
「大きな中庭とアウトドアリビングをつけたい」「広いカースペースと玄関ポーチをつけたい」と、仕様を贅沢にしていくと、予算はどんどン膨らむばかりです。
間取りは、できるだけシンプルなほうが安くすみます。
まずは、絶対必要な居室の数や広さを確保してから、予算内で実現できる仕様・設備を選んでいきましょう。
ローコスト住宅メーカーに依頼する
新築住宅の価格は、大手ハウスメーカーよりもローコスト住宅メーカーのほうが格段に安くなります。
テレビCMや大きな看板広告でよく見かけるような大手の有名ハウスメーカーは、広告費や人件費が多くかかっている分、建築費用も高く設定されています。
対して、地場の工務店やローコスト住宅メーカーと呼ばれるハウスメーカーは、広告費や人件費の他、資材費などを節約することで、品質を維持しながらも低価格の住宅を提供しています。
ハウスメーカーを上手に選ぶことで、質が高く価格が安い新築住宅を実現することが可能です。
相見積もりをして安い業者を選ぶ
相見積もりとは、複数のハウスメーカーに同じ条件で見積もりを依頼し、それぞれの価格を見比べることを言います。
相見積もりをすると、価格を比較できるだけでなく、提案してくれる間取りデザインや設備の違い、スタッフの対応力も比較することができます。
いろいろなハウスメーカーの提案を受けていると、時には1,000万円以上の価格差に気づくこともあります。品質には大きな違いがないのに、価格が高いなんて実にもったいないこと。
家づくりを始める前のハウスメーカー選びには、「相見積もり」が欠かせないのです。
まとめ
平屋の人気が高まっている今、平屋プランはどのハウスメーカーでも力を入れている住宅スタイルです。
平屋の外観デザインは和風スタイルが主流でしたが、今では北欧スタイルやモダンスタイルなど、おしゃれなデザインも増えてきています。
間取りは平屋のメリットを活用した、大きく開いた窓や広々としたテラスのある家も多くあります。
無理のない価格であれば、こだわりの平屋を建てたいですよね。
こだわりをできるだけ妥協せずに予算内で平屋を実現するには、いろんなハウスメーカーに相談することをおすすめします。
あなたの理想の平屋を建ててくれるのは、どんなハウスメーカーでしょうか?まずは、全国600社のハウスメーカーに相談できる一括資料請求サービスでスタートしてみましょう。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料