夢の注文住宅を購入したとしても、必ず納得のいく家になるわけではありません。あなたの好きな仕様にできる注文住宅ですが、実際に住んでみると想像とは違うものです。
実際に、新築一戸建てを購入したのにもかかわらず、「失敗して後悔している」という方もいらっしゃいます。
せっかく間取りやデザインなどを選べる注文住宅ならば、後悔や失敗のない納得のいく家づくりをしたいものですよね。
そこで本記事では、注文住宅を購入している方が後悔や失敗してしまったことをご紹介します。ここでお伝えすることを参考にして、理想のマイホームを手に入れましょう。
注文住宅間取りの後悔・失敗
注文住宅の間取りで後悔や失敗してしまう方は多くいらっしゃいます。
以下では、間取りの後悔や失敗談をご紹介します。後悔や失敗のない間取りにするために、ぜひ参考にしてください。
LDKとトイレがつながっていて失敗
廊下のスペースを減らせる分、LDKとトイレを隣接させたところ、後悔してしまっている方は多く見られます。
臭いや衛生面を考えると、キッチンやダイニングなど食事を作るスペースとトイレが隣接しているのは控えたほうがいいです。
施工会社によっては、LDKとトイレがつながっているプランを提案してくるケースがありますが、あまりおすすめはできません。
実際に生活することを想像して、判断するようにしてください。
リビングとキッチンが狭くて失敗してしまった
リビングとキッチンの間取りを決める際、広さには十分に注意しましょう。図面では広そうでも、実際は思っていたよりも狭いということになりかねないからです。
実際の広さがどのくらいなのかを知るためには、住宅展示場などに行き、広さを実体験するのがおすすめです。
家づくりの広さは、図面だけで判断するのではなく、その広さがどのくらいなのかを目で見て確かめておきましょう。
日当たりが悪くて後悔
日当たりが悪く後悔してしまう方は多くいらっしゃいます。一般的に、南側は日当たりが良いです。リビングに日差しが欲しいのならば、南側に設置するようにしましょう。
日当たりを考えた間取りにして、日差しが室内に差し込むような仕様にしましょう。
また、トップライト(天窓)を設置して日差しを取り込む方法もあります。状況に応じて間取りを決めましょう。
使わない部屋があり失敗
注文住宅は、部屋の数などを自分で決められますが、使わない部屋があるともったいないです。
たとえば、屋上を造ったが使っていないという方もいらっしゃいます。部屋の数が増えればその分費用が高くなるため、できれば無駄がないように間取りを決めるようにしましょう。
キッチンの高さが合わなくて失敗
キッチンの高さをよく考えなかったため、使いにくく腰を痛めてしまうケースがあります。したがって、キッチンは一番使う方が使いやすい高さにしましょう。
使いやすいキッチンの高さは以下の方法で求められます。
身長 ÷ 2 + 5㎝ = 理想のキッチンの高さ
つまり、身長が158㎝の方の場合、84㎝の高さが理想的なキッチンの高さになります。以下がそのイメージです。
出典:はじめての家づくり
作業時間が長いキッチンだからこそ、使いやすい高さにして家事を少しでも楽にできるように工夫しましょう。
コンセントの数や場所で失敗
コンセントの数や場所は、生活することを考慮して決めましょう。タンスなどを置きたい場所にコンセントがあると不便です。
また、電化製品を置く場所の近くにコンセントがあると便利ですよね。実際に生活することを考えてコンセントの数や場所を設置するようにしてください。
収納スペースが少なくて失敗
収納スペースは多いと便利です。服などはもちろんのこと、いろいろなものを収納できるので、部屋をきれいに保てます。
後からクローゼットなどを設置することはできないため、間取りを決定する段階からクローゼットを各部屋に設けるなどするようにしましょう。
吹き抜けの失敗
おしゃれな吹き抜けですが、冷暖房が効きにくいデメリットがあります。また、冷暖房費も高くなりがちです。
吹き抜けにして後悔してしまう方の多くは、冷暖房が効きにくいこと原因です。おしゃれな吹き抜けも良いですが、実用性を考えたプランを考えるようにしましょう。
注文住宅の庭の失敗や後悔
注文住宅の楽しみは、家だけではありません。おしゃれな庭にするのも1つの楽しみです。しかしながら、おしゃれな庭にしても、使いにくければ後悔してしまうものです。
機能性を重視して住みやすい家づくりを目指しましょう。
芝にしたら手入れが大変で失敗した
緑色の芝に憧れる方は多く見られます。しかし、芝は定期的に手入れをしなければいけません。
おしゃれな芝に憧れたのはいいものの、後悔してしまう方は多くいらっしゃいます。夏場になれば、水をあげたり芝刈りをしたりしなければいけません。
また、芝が伸びる時期になると、毎週のように手入れをする必要があります。ガーデニングが趣味の方はいいかもしれませんが、毎週手入れをするのが苦痛の方は芝にするのは控えるようにしましょう。
雑草が生えるから手入れに疲れる
庭には、雑草が生えます。そのため、手入れが楽なようにコンクリートにしたり、除草シート(草が生えないようにするためのシート)を敷いたりして雑草対策するようにしましょう。
植栽の手入れが大変で後悔
庭に植栽(植木)などがあると手入れをしなければいけません。メンテナンスが楽なものであればいいですが、定期的に手入れをする必要があると大変です。
「せっかくの休日を庭の手入れに使いたくない」という方は、メンテナンスが楽な庭づくりをしましょう。
土地選びの後悔・失敗
注文住宅は、建物だけでなく土地選びも重要です。建物の間取りだけではなく、土地選びで後悔や失敗してしまっている方もいらっしゃいます。
土地選びで後悔しないために、実際の失敗談を参考にしましょう。
日当たりが悪い土地で失敗
日当たりが悪い土地を購入してしまい、後悔してしまっている方は多くいらっしゃいます。
たとえば、分譲地で余っている安い土地を購入したが、日当たりが悪いケースがあります。
一般的に南側は日当たりが良いです。分譲地などでも北側は日当たりがあまり良くありません。そのため、価格が安い傾向にあります。
安いからという理由だけで購入すると、日当たりが悪く後悔してしまうことになりかねません。土地選びをする際は、日当たりにも考慮して土地を選ぶようにしてください。
隣の家の木の葉が落ちてくる
秋になると、隣の家の木の葉が敷地に落ちてくるケースがあります。土地探しの際は、春や夏だったため、葉が落ちてくることがわからなかったという方もいるのではないでしょうか。
近隣トラブルになるケースがあるため、土地探しの際は周囲の環境をよく気にした上で購入しましょう。
依頼先による後悔・失敗
注文住宅を購入する上で、施工会社選びは重要です。住宅会社によって、プランや価格などが決まってしまうため、依頼先で後悔してしまう方は多くいらっしゃいます。
せっかくの注文住宅は、品質の良い施工を行ってくれるところに依頼したいですよね。そこで以下では、実際に依頼先選びで後悔してしまっている方の失敗談をご紹介します。
大手に依頼して後悔している
注文住宅を建てる上で、大手ハウスメーカーに依頼して後悔している方がいらっしゃいます。
大手ハウスメーカーの場合、注文住宅といってもある程度規格が決まっているため、あなたの好きな仕様にすることができないケースがあるからです。
注文住宅といえば、好きな仕様を選べるとお考えの方は多くいらっしゃいます。しかし、住宅会社によってはある程度規格が決まっているため、その中から選ばなければいけません。
たとえば、キッチンの種類を選ぶ際、3種類の中からしか選べない恐れがあります。これでは、せっかくの注文住宅にもかかわらず、こだわれませんよね。
したがって、値段ばかり高いわりに、好きなようにこだわれずに後悔している方は多くいらっしゃいます。家づくりは施工会社によって決まってしまいます。
複数社に見積もりを依頼し、後悔のないように施工会社を選びましょう。
まとめ
注文住宅は、土地を購入して建物を建てるため、住みやすい家づくりができます。ただ、一時的な感情で注文住宅を購入した結果、後悔や失敗してしまった方は多くいらっしゃいます。
ここでお伝えしたことを参考にして、後悔や失敗のない注文住宅を購入する用意しましょう。
一緒に一度の高価な買い物だからこそ、納得のいく家を手に入れるようにしてください。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料