白い枠の窓がある外壁、クラシックな屋根、広い芝生の庭や草木に囲まれた大きな平屋。家の各パーツにもレトロな趣(おもむき)があり、言葉では表せない素敵な魅力があるのがアメリカン住宅です。
「なぜだかわからないけれど、アメリカンな平屋に憧れる」という方は少なくありません。輸入住宅業者に足を運ぶ人も年々増えているようです。
この記事では、アメリカン住宅の平屋の特徴や魅力、アメリカン住宅の事例、輸入住宅に強い業者、業者選びのポイント等を紹介します。
アメリカン住宅の平屋に住みたい気持ちが、ますます高まってくるかもしれませんよ。
アメリカン住宅の平屋の魅力
アメリカン住宅の平屋の具体的な魅力を紹介します。日本家屋にはない特徴的な部分がいろいろありますよ。
おしゃれなデザイン
出典:ブルースホーム小倉
アメリカン住宅の平屋の魅力は、何と言っても外観のおしゃれなデザインにあります。
三角形の屋根のラインと幅の細い板を横に貼り合わせたラップサイディングの外壁は、とても軽快でシャープな印象を受けますね。
シンプルでありながら庭や緑などの自然と調和する、飽きのこない美しいデザインだといえるでしょう。
内装もおしゃれ
出典:ブルースホーム小倉
アメリカン住宅の平屋の魅力は、内装も非常におしゃれであることです。
上の写真は何の変哲もない室内に見えますが、白い壁と各所の木目とのコントラストも絶妙で、家具や照明器具もより内装を引き立てています。自然の趣と現代風デザインが見事に融合した空間ですね。
他人と被らない
アメリカン住宅の平屋の魅力は、「日本においてはまだまだ他人と家とは被らないデザインや造り」であることです。
日本の標準的な家々の中にアメリカン住宅の平屋がポツンとあれば、とても個性的で人目を引きます。
日本の住宅に見慣れている人には、アメリカン住宅の平屋の外観や内装すべてが新鮮に映るでしょう。「アメリカ映画で見たことがある家だ!」という素敵な驚きとインパクトがあることは間違いないでしょうね。
アメリカン住宅の平屋の事例
アメリカン住宅の平屋の事例を紹介します。どの家にもアメリカン住宅ならではの個性が光っていますよ。
テーマはアメリカのごく普通の家
上の写真は「アメリカのごく普通の家」というのがテーマだそうですが、日本にこの家があればとても注目を集めるでしょう。一目でカッコイイおしゃれな生活がイメージできそうです。
ウッドデッキのポーチは靴のまま気軽に上がれる自由な空間になっています。日本の住宅にはないひとつのライフスタイルが楽しめますね。
内装・間取り
室内とビルトインガレージとの境(バイクの右手側)には大きな窓を設置し、ガレージの愛車をいつでも眺めることができます。室内にあるマイギャラリーになりますね。
段差がないフラットなLDKは仕切りも無くとても開放的です。写真中央のテレビが掛かっている壁が目隠しになり、向こう側に玄関があります。
傷や汚れが付いたとしても味わいになる無垢フロアを選びました。長く住むほど愛着が湧く家になりますね。
出典:古川工務店
愛車のハーレーダビットソンが室内から眺められる、バイク好きにはとにかく嬉しい憧れの間取りではないでしょうか。
レトロ感がおしゃれなアメリカンスタイルの平屋
ラップサイディングに玄関から続くポーチが伝統のアメリカン住宅そのものですね。レトロではありますが、決して古臭さを感じさせません。
内装・イメージ
レンガ造りをイメージした玄関は重厚感に溢れ、外壁と同じ素材で素敵なアクセントになっています。
無垢のフローリングやアイボリーに塗られた壁は自然素材です。カウンターや中の棚も無垢材で、抑えめの色のインテリアと自然にマッチしています。モダンさと温もりが感じられます。
出典:古川工務店
キッチンのカウンターからも、おしゃれなLDK全体が視界に入ります。
平屋風のビルドインガレージのあるアメリカンスタイル
グリーンのラップサイディングとドーマー(屋根に小さな空間を設置して取り付けた窓)が印象的な、ビルトインガレージがあるアメリカンスタイルの平屋です。
内装・間取り
アンティーク調のLDKからは古き良きアメリカが感じさせられます。木製のらせん階段の存在が際立っていますね。
世界にひとつだけのハンドメイドのアイランドキッチン。塗装も作りも室内の調和を保っていますね。床のタイルもまさしく「アメリカン住宅」を表現しています。
小屋根部分を活用した、ちょっとした隠れ家的空間がおしゃれです。日射しが自然素材の壁に反射して一層柔らかい印象になっています。
出典:古川工務店
ビルトインガレージ内は、室内の雰囲気とはうって変わってビタミンカラーのオレンジ。生活にもよりメリハリが生まれそうです。
輸入住宅を建てられるおすすめハウスメーカー
アメリカン住宅の平屋を建てたいという方に、輸入住宅を建てられるおすすめハウスメーカーを紹介します。
ロビンスジャパン
本社が千葉県にあるロビンスジャパンは、東京、千葉、横浜等に輸入スタジオを構えています。
輸入住宅をメインに、日本のライフスタイルにマッチした家を提供しています。以下にロビンスジャパンの特徴を紹介します。
≪安めの坪単価≫
ロビンスジャパンは消費や施工面積にもよりますが、坪単価はおおよそ25.8万円~35.6万円程度のローコスト。他の輸入住宅メーカーに比べるとかなり抑えめの価格です。
ロビンスジャパンは経営面のコスト削減に努めていて、モデルハウスを無くしたり、建築材料やメーカーとの取引ルートの開発を常に行っていたりしています。
その企業努力により、結果的にできるだけ割安な住宅価格の設定に成功しているのです。
≪個性的で美しいデザイン≫
ロビンスジャパンは、住宅を建築家の「作品」として捉え、購入者の希望に沿ったデザインの家を一邸一邸丁寧に仕上げています。
少数精鋭の専門家集団で、よりおしゃれな輸入住宅を提供しているのが口コミで評判です。
≪ツーバイフォー住宅≫
ロビンスジャパンの家は2 × 4住宅で、いくつものメリットがあります。
- 耐震性~ツーバイフォーの住宅は優れた耐震性を誇っています。さらにオプションで「3M VAX」という繰り返し起こる余震に備える装置を装着することも可能。
- 耐火性~ツーバイフォー住宅の中でもとくに耐火性に優れた素材を使用。火事が広がることを最小限に抑えられる住まいになります。
- 気密性~家の気密性が高いので、部屋の温度を省エネで調節可能。温度を逃がさず、光熱費も節約できます。
≪太陽光発電プラン≫
ロビンスジャパンでは、光熱費の節約のために太陽光発電のプランを提案しています。太陽光発電の導入で、月々の光熱費負担が7,000~8,000円程度節約できることもありますよ。1年単位で考えると、かなりの節約額になりますね。
セルコホーム
セルコホームはカナダからの輸入住宅No1のハウスメーカーです。支店・加盟店は全国に68社で、カナダにもオフィスがあります。
カナダの住宅の人気の理由は、常に新しい毎年異なるデザインと、伝統と先進の両方を感じさせてくれるスタイルです。
理想の住宅を世界レベルで探してきたセルコホームがたどり着いたのがカナダの住宅。そんなセルコホームの特徴を紹介します。
≪実現した適正価格≫
一般的に輸入住宅には高いイメージがあるかもしれませんが、セルコホームでは適正価格を目指しています。住宅のタイプによっては異なりますが、坪単価は45万円~70万円程度です。
輸入住宅のツーバイシックス工法としてはローコストだといえるでしょう。
良質な資材、窓、壁材、フローリング等をカナダから直輸入しているため、適正価格での提供が可能になっています。
≪デザインと機能≫
カナダでは、伝統的な住宅のデザインが地域ごとに異なり、それが国の中で共存しています。その地域の伝統デザインとオリジナリティが魅力であり、上質感と風格につながっています。
デザインにプラスして機能としては、家族一緒で過ごせるプレールーム・ファミリールームが設置されているのが特徴です。
≪ツーバイフォー工法≫
ロビンスジャパン同様、セルコホームでもツーバイフォー工法を採用しています。セルコホームのツーバイフォー工法の特徴を紹介します。
- 耐震性~ツーバイフォー自体が耐震性に優れていますが、カナディアンツーバイフォーもカナダの良質な木材で非常に優れた耐震性を誇っています。
- 耐火性~セルコホームでは鉄よりも強度がある木を使用しています。厚みがある太い木で、耐火実験でも、表面が燃えても内部までは燃えなかったという結果を出しています。
- 断熱性~セルコホームの家には「室温に四季はいらない」との考えをベースに、グラスウール32Kという高い断熱性を誇る材料を使用しています。冬は暖かく、夏はより涼しい室温をキープします。
≪安心の保証制度≫
セルコホームには4つの安心の制度があります。
- 住宅完成保証~施工業者が何らかの理由で家を完成できなくなった場合に、完成を保証する制度
- 地盤保証~住宅引き渡しから10年間は地盤沈下等で損害が発生した場合の修繕費を保証してくれます。
- 建設工事保証~建設中の火災や物損があった場合も、完成までの工事が保証されます。
- 住宅性能評価~第三者機関が着工から完成までの施工がきちんと行われているかを検査します。
スウェーデンハウス
スウェーデンハウスは、東京の世田谷に本社を構える30年以上の実績を持っています。支店や営業所、提携店、グループ会社は全国各地に点在している大手の輸入住宅メーカーですよ。では、以下にスウェーデンハウスの特徴を紹介します。
≪高品質の輸入住宅≫
スウェーデンハウスは、スウェーデンから材料を輸入して高品質の住宅を提供してくれます。
輸入住宅である分、坪単価はおおよそ65万円~100万円です。ただ、スウェーデンでは、家は良質な資産であり、3代まで住み続けられることが当たり前だという考え方。それだけ質の良い家を常に目指しています。
≪3層ガラスの木製サッシ≫
スウェーデンハウスが1984年の創業時からこだわっているのが3層サッシの窓です。
- 結露をシャットダウンでき、日本の気候にピッタリ適した窓。一般のガラスより厚い4mmの厚みのガラスを採用しています。
- 遮音性~楽器や大きな音を出しても大丈夫な防音性を誇っています。逆に、素との音もしっかり遮断し、夜は静寂の中で過ごせるでしょう。
- 防犯性~窓ガラスを割って侵入しようとする者にとっては、3重ガラスを壊すことは非常に困難です。
≪気密性能≫
1邸1邸断熱性能を計算しているスウェーデンハウスの気密性能を紹介します。
- 気密施工~壁パネル同士の接合部にグラスウールを挟み、空気が漏れないように施工。さらにその上には防湿気密フィルムを覆う徹底ぶり。
- 断熱材~魔法瓶のように、家の周囲を包む断熱構造で、本物の断熱効果を得られます。
- 24時間換気システム~室内の空気が2時間に1回すべて入れ替わるように設置された換気システム。常に新鮮な空気の中で生活できます。
≪耐震性≫
スウェーデンハウスは耐震実験(震度6以上の揺れで19回)を実施。それにより強度不足が考えられたすべての部分を、ホールダウン金物、アンカーボルト、帯金物、フレームコーナー等の金物で補強しています。
輸入住宅を建てる際のポイントは?
輸入住宅を建てる際に気を付けたいポイントを紹介します。
輸入住宅の場合安い業者には注意する
輸入住宅を建てる際には、「ずいぶんと費用が安いな」という業者には要注意です。輸入住宅は、材料等を輸入するだけでも日本国内メーカーに比べたらコストがかかります。
それでもかなり安いと感じる輸入住宅業者には気を付けてください。
「全部だと思っていた見積もりが一部のものだった」「説明が不明確で追加料金が発声した」「後々オプションをしつこくすすめられた」等のトラブルは決して他人事ではありません。
とにかく料金が安ければ良いのではなく、安いには安いことに納得がいかない場合は、他の業者を当たってみた方が良いでしょう。
業者選びを慎重にする
輸入住宅を建てる際には、業者選びを慎重に行なうことです。
それは、輸入住宅は素材が輸入品であるため、後々のメンテナンスまでしっかり面倒をみてくれる業者でないと欠品が出て困る事態を招くからです。
輸入住宅の素材は専門知識がなければなかなか扱えません。素材が特殊なものになればいつでも調達できるわけでもありません。
そのために、メンテナンス知識とサービスがしっかりしている業者のアフターサービスが重要なのです。
輸入住宅業者は年々増えていますが、家の建築を依頼するだけでなく、住んでからのサポート内容を十分に聞いた上で決定するようにしましょう。
必ず相見積もりを取り価格を比較する
輸入住宅を建てようと考えたら、必ず複数業者から相見積もりを取り、それぞれを比較検討することをおすすめします。
住宅の価格は必ずしも均一ではありません。同じような材料、同じようなグレードの家でも、建てる業者によって数百万円から一千万円以上の差が生じることもあります。
その金額差は、見積もりをしっかりとチェックしなければ、素人ではなかなかわかりません。
相見積もりは2~3社ではなく、5~10社程度から取り寄せてください。1社ごとに見ていくと「こんなにも違うものか!」ということに気づけるでしょう。
まとめ
アメリカン住宅の平屋には、さまざまな心惹かれる魅力がありますね。アメリカン住宅が好きな人にとっては憧れに近いものもあるかもしれません。
ただ、輸入住宅では、国内メーカーで家を建てるよりも調べたり確認したりすることは多いでしょう。ぜひ信頼できる業者に依頼して、心豊かになる理想のアメリカン住宅を手に入れてください。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料