注文住宅

注文住宅3階建ての価格の相場は?【間取り・費用】

見積もりの注意点

注文住宅3階建ての建築・購入を検討する場合、どうしても心配になってしまうのが価格とその相場です。

特に、注文住宅3階建てを建てようとする場合、2階建てや平屋の注文住宅に比べてお金がかかるイメージがあり、建築費用について不安になってしまいますよね。

ただ実際のところ、3階建ての注文住宅であっても、計画内容によっては2階建てや平屋と同等か、それ以上に安い金額で家を建てることも可能です。

こちらのページでは、注文住宅3階建ての価格・相場についてと、注文住宅3階建てを建てる際の注意点について解説していきます。

十分な耐震性・強度を持つ注文住宅3階建てをできるだけ安い金額で建てるための助けとなりますので、ぜひご一読いただければ幸いです。

注文住宅3階建ての間取り・相場の事例

実際に建てられた注文住宅3階建ての間取り・を価格別にご紹介します。

敷地面積や坪単価、間取りの違いにより、建築にどのくらいの費用がかかるかが変わってきます。

そのため、こちらの事例を見たうえで「どのくらいの敷地面積・坪単価・間取りのときに、どのくらいの建築費が必要になるのか」をイメージしましょう。

また、こちらでご紹介する事例の価格は目安であり、建てる地域・都道府県によって坪単価などの相場が変わってきます。

そのため、こちらでご紹介する事例の金額通りに3階建ての注文住宅を建てられるとは限りませんので、ご了承ください。

1,491万円注文住宅3階建て:坪単価60万円、敷地面積52.33平米

出典:スーモ

税込みで1,491万円の注文住宅3階建てになります。敷地面積は52.33平米であり、2~3人ほどの家族で住むのにおすすめです。

なお、1,491万円というのは、注文住宅3階建ての建物のみの価格となっています。そのため、土地を持っていない場合には、建物本体に加えて土地の購入費用も必要です。

毎月のローンの返済額

仮に、1,491万円を35年ローンで借りるとします。その場合、毎月の返済額は以下のようになります。

35年ボーナス払いなし、固定金利1.5%であると、毎月の返済額は45,652円です。

この金額にプラスして、土地の購入費用が必要になります。

このとき、土地の購入にかかった費用が1,000万円であった場合、毎月の返済額は76,270円です。

このくらいの支払いであれば、賃貸アパートやマンションに住んでいるときの家賃と同じくらいの費用です。

そして、注文住宅であれば最終的には自分の資産になることを考えると、賃貸物件に住み続けるよりもお買い得ではないでしょうか。

1,491万円注文住宅3階建ての間取り

1階

出典:スーモ

2階

出典:スーモ

3階

出典:スーモ

間取りとしては、1階にビルトインガレージが設置されており、2階には14.5畳と広めのLDKがあります。

また、2階と3階のそれぞれにバルコニーがあり、どちらの階も日当たりをよく考えられた作りとなっています。

敷地面積は52.33平米となっていますが、居住スペースは十分に広いのではないでしょうか。

購入予定の土地がそれほど広くなかったり、すでに持っている土地の面積が小さかったりする場合には、このような3階建ての注文住宅を検討してみるのもいいでしょう。

1,600万円注文住宅3階建て:坪単価40万円、敷地面積101.12平米

出典:スーモ

敷地面積101,12平米の注文住宅3階建てです。建物本体の価格は、税込みで1,600万円となっています。

なお、土地を持っていない場合には、建物本体に加えて土地の購入が必要になるため、こちらの価格はあくまでも目安であるとお考えください。

毎月のローンの返済額

仮に、1,600万円を35年ローンで借りるとします。このケースだと、毎月の返済額は次のようになります。

35年ボーナス払いなし、固定金利1.5%であれば、毎月48,989円の返済です。

この金額に追加して、土地の購入費用がかかります。

このときに、土地の購入費用が1,200万円であったとすると、毎月85,731円の返済です。

この金額であれば、賃貸アパートやマンションなどの家賃とそれほど差はないのではないでしょうか。

しかし、注文住宅を建築・購入して住む場合、賃貸物件を借りて住むケースとは異なり、固定資産税や建物の維持費などに費用がかかります。

そのため、注文住宅の建築・購入を考えるときには、建築にかかる費用以外の出費のことにも目を向けたうえで、無理のない資金計画を立てることが大切です。

1,600万円注文住宅3階建ての間取り

1階

出典:スーモ

2階

出典:スーモ

3階

出典:スーモ

間取りは、1階部分に2台分の駐車場として使える広めのフリースペースがあり、2階部分に17.4畳のLDKが設置されています。

3階部分には広めのインナーバルコニーがあり、雨の日であっても洗濯を干すのに便利です。

3~4人ほどの家族で住むのに向いている間取りであるため、3~4人家族の方であれば、このようなプランで3階建ての注文住宅を建ててみるのもいいのではないでしょうか。

注文住宅の相場については、「注文住宅の相場・費用【土地ありなしの予算や価格】地域別の坪単価」の記事でも解説しているため、合わせて読むようにしてみてください。

注文住宅3階建ての建築費を高くしてしまう要因

3階建ての注文住宅を建てる際に費用が高くなりがちになる要素として、次の2つがあります。

  • 構造計算費用
  • 地盤改良費用

これら2つの要素について、以下より1つずつ順番に説明します。

構造計算費用

3階建ての注文住宅の場合、2階建てや平屋の住宅とは異なり、構造計算をする必要があります。その理由は、3階建ての住宅を建てる際に、法律の規制がかかるからです。

現在の建築法規では、構造計算をしなければ3階建ての住宅を建てられないことになっています。

その一方で、2階建てや平屋などの住宅に関しては、住宅の確認申請の際に構造計算書を添付する義務がないのです。

このことから、2階建てや平屋の注文住宅の場合、極端に言えば必要最低限の耐震性であっても建築可能となっています。

一方で、しっかりと構造計算を行なった3階建ての注文住宅の場合、構造計算の基準をクリアするために、資材の質や柱の数などにかかる費用が多くなりがちです。

さらに、住宅の構造計算をするためには、特殊な機器や資格がなければできません。そのため、構造計算を行うこと自体にも費用がかかります。

逆に言えば、3階建ての注文住宅の場合、構造計算をしっかりと行った上で建築されるため、構造計算を一切行わずに建てられる2階建てや平屋の住宅に比べ、安全面が高いと考えることもできるでしょう。

地盤改良費用

3階建ての注文住宅を建てる場合、2階建てや平屋の注文住宅に比べて、住宅そのものの重量が大きくなります。

そのため、3階建ての注文住宅を建てる際には、2階建てや平屋の注文住宅を建てる場合よりも、頑丈な地盤をもつ土地が必要です。

そして、3階建て注文住宅を建てる予定の土地の地盤調査をしたとき、「3階建て注文住宅の重さに耐えられるだけの強度がない」とわかった場合、地盤の強度を上げるための改良工事(地盤改良工事)を行うことになります。

また、3階建て注文住宅を建築する土地が決まっていない場合であっても、新しく土地を購入した後で地盤調査を行い、地盤改良を行うケースが大半です。

その理由は、ほとんどの地主が、土地を購入してもらう前に地盤調査を行うことを嫌がるからです。

地盤調査が完了した場合、今度は地盤改良にどのような工事が必要になるのかが分かります。このとき、運が良ければ何も地盤改良を行わずに済むケースもあります。

一方、地盤改良をする必要がある場合には、費用が安い方法から順番に、「表層改良工法」「柱状改良工法」「鋼管杭工法」などの工事を行います。

表層改良工法の場合、強度が低い地盤が深さ2mほどまでのケースで行う地盤改良方法です。

表層改良工法では、強度が低い地盤の耐久性を高め、その地盤の下側にある頑丈な地盤と一体化させて地盤を改良する工法となっています。

また、表層改良工法を行う場合、50万円ほどの費用が必要です。

柱状改良工法の場合、強度が弱い地盤が8mほどまでの深さの場合に実施する工法となっています。

柱状改良工法では、地中にコンクリートの柱を作り上げて、頑丈な地盤まだ掘り進めていき、住宅を支える地盤を確保します。

柱状改良工法の場合、掘る深さによってかかる費用が変動しますが、約50~100万円ほどの費用が必要です。

鋼管杭工法の場合、工事内容が柱状改良工法と少し似ており、鋼の杭を深くにある地盤に打ち込んで地盤の強度を高める工法となっています。

そして鋼管杭工法の場合、柱状改良工法よりも奥深くの地盤まで掘り進めるケースもあります。

鋼管杭工法の場合、ときには100万円を超える費用が必要です。

このように、3階建ての注文住宅を建てる場合、家を建てる地盤の状態によって地盤改良の工事が必要になります。

そして、地盤改良工事の工法によって、50~100万円以上の費用がかかるため、注意が必要です。

家を建てる際の諸費用については、「家を建てる諸費用はいくら?新築注文住宅本体以外にかかる費用」の記事を確認しましょう。家以外の費用について解説しているので、費用や値段を抑える方法がわかります。

注文住宅3階建ては、居住スペースを広く確保しやすい

3階建ての注文住宅の場合、2階建てや平屋の注文住宅に比べ、狭い土地でも居住スペースを広く確保しやすいです。

3階建ての注文住宅の場合、2階建てや平屋の注文住宅と同じ広さの居住スペースを確保しようとすると、必要な土地の面積は1/2~1/3ほど小さくても良くなります。

そのため、3階建ての注文住宅であれば、2階建てや平屋の注文住宅よりも、 土地の購入にかかる費用を抑えることが可能です。

ただ、3階建ての方が2階建てや平屋に比べ、どうしても坪単価が割高になってしまいます。

ハウスメーカー・工務店にもよりますが、通常の坪単価にプラスして、5万円、もしくは3割ほど価格が上がるケースが多いです。

しかし、その分だけ購入する土地の面積を少なくすることで、2階建てや平屋よりも広い居住スペースを確保しながら、建築費用を抑えることが可能です。

たとえば、2階建ての注文住宅を建てることを考えているとき、十分な居住スペースを確保するために、40坪分の面積の土地が必要であったと仮定します。

この場合、土地の坪単価が50万円であると、土地を購入する費用は2,000万円です。

一方、上記の2階建て注文住宅と同じ居住スペースをもつ3階建て注文住宅を建てることにした場合、30坪分の面積の土地があれば十分であったと仮定します。

この場合、3階建ての注文住宅の建築により、坪単価が10万円増えて60万円になったとしても、土地を購入する費用は1,800万円で済むことになるのです。

このように、3階建ての注文住宅は、2階建てや平屋の注文住宅に比べ、十分な居住スペースを確保するために必要な面積が小さくて済みます。

これにより、2階建てや平屋の注文住宅に比べて3階建て注文住宅の方が、場合によっては土地の購入費用を安く抑えることも可能です。

注文住宅3階建ての建築・購入での注意点

注文住宅3階建ての建築・購入をする際に注意するべき点として、以下の5つがあります。

  • 3階建て注文住宅の実績が多いハウスメーカーを比較して依頼
  • 生活の動線を考えた間取りにする
  • 構造で価格や耐震性が異なることを知っておく
  • 土地を買う前に地盤調査を行う
  • ビルトインガレージはできるだけ設置しない

これらの注意点について、1つずつ解説していきます。

3階建て注文住宅の実績が多いハウスメーカーを比較して依頼

3階建ての注文住宅を建てる場合、できるだけ3階建て注文住宅を建てた実績のあるハウスメーカー・工務店に依頼するのが大切です。

その理由は、3階建て注文住宅を建てた実績のある業者・メーカーであるほど、3階建ての注文住宅を建てる際にさまざまな提案やアイデアを出してくれることが期待できるためです。

また、3階建ての注文住宅の場合、2階建てや平屋の注文住宅と比べると、収納スペースの活用法や階段の位置などの異なる点が複数あげられます。

さらに、「二世帯住宅にする予定だから」「買える土地の面積が狭いから」といった事情で3階建ての注文住宅を建てる場合であれば、3階建て注文住宅の建築に実績のある業者からの提案やアイデアは特にありがたいものになるでしょう。

そして、3階建ての注文住宅の建築に対して、どのようなアドバイス・提案を出してくれるのかは、それぞれのハウスメーカー・工務店によって変わってきます。

これらのことから、3階建ての注文住宅の建築を考えている場合、必ず3階建ての注文住宅を建てた実績のあるハウスメーカー・工務店に依頼するのがいいでしょう。

そして、3階建ての注文住宅の建築を依頼するハウスメーカー・工務店は、一つに絞るのではなく、複数社に相談した上で決めることが重要です。

生活の動線を考えた間取りにする

3階建ての注文住宅の場合、2階建てや平屋の注文住宅に比べて階数が多いため、これらの住宅よりも間取りが複雑になりやすいです。

そして、自分や家族のこだわりだけを考えて間取りを考えて家を建ててしまうと、スムーズにもう来づらくて生活しづらい動線の住宅になる可能性が高くなります。

たとえば、3階建ての注文住宅を建てたときに、「洗濯物を干す場所が屋上にあり、洗濯機がある部屋が一階にある」というケースがあったとします。

この場合、洗濯物を干すために洗濯物を一階から3階まで運ぶ必要があります。これでは、毎日洗濯物を干すのが非常に大変な作業になってしまうでしょう。

このような事態にならないためにも、3階建ての注文住宅の間取りを決める際には、毎日の家事などのことも踏まえて、生活しやすい動線を採り入れることが重要です。

構造で価格や耐震性が異なることを知っておく

3階建ての注文住宅を建築する場合、どういった方法や構造を採り入れて住宅を建てるかで、耐震性や建築にかかる費用が大きく変わってきます。

実際のところ、しっかりと構造計算をしたうえで建てられる3階建て注文住宅とはいっても、「大きな地震であっても十分に耐えられる」という保障があるわけではありません。

このことを考えると、やはり「大地震にも耐えられるように、できるだけ頑丈な構造と優れた耐震性を持つ住宅を建築したい」という気持ちが芽生えてきますよね。

3階建て注文住宅を建てるときに採り入れられる構造は、「木造」「鉄骨」「木造と鉄骨の混合」「RC」といったものです。

これらのうち、最も耐久性が強い構造を順番に並べると、「RC→ 鉄骨→木造と鉄骨の混合→木造」という順序になります。

そして、最も優れた強度を持つ構造から順番に建築にかかる費用が高くなるので、注意が必要です。

これらのことから、3階建ての注文住宅を建てる際に、できるだけ優れた耐震性を持つ家にしたい場合は、予算も考慮したうえで「どの構造を選ぶか」を検討するのが大切です。

土地を買う前に地盤調査を行う

3階建ての注文住宅の場合、2階建てや平屋の注文住宅に比べ、どうしても建物としての重量が大きくなります。

そのため、3階建ての注文住宅を建てる際には、建築する土地の地盤に十分な強度があるかをしっかりと調査しなければいけません。

しかし、地盤改良工事をする場合、かなり多くの費用がかかる傾向にあります。そのため、できることなら、最初から地盤が頑丈な土地を購入した方が良いです。

ただ実際のところ、地主の多くは、土地の売買契約をする前に地盤を調査することを嫌がります。

これに関しては、3階建て住宅の建築を依頼するハウスメーカー・工務店の営業マンに何とか交渉してもらう必要があるでしょう。

土地の地盤の強度が不十分な場合、100万円もの地盤改良費用がかかる恐れがあります。

こうした状況を避けるため、できるだけ頑丈な地盤を持つ土地を見つけることが重要です。

また、地盤調査をプロの調査会社に頼む場合には、5~10万円ほどの調査費用が発生します。

その一方で、ハウスメーカー・工務店の中には、地盤調査を無料で行ってくれるところもあります。

これらのことから、3階建て注文住宅の建築を検討している場合には、ハウスメーカーや調査会社などの力を借りて、できるだけ丈夫な地盤を持つ土地を見つけて購入するようにしましょう。

ビルトインガレージはできるだけ設置しない

ビルトインガレージとは、「住宅の1階部分に駐車スペースを設置している作り」のことを指します。

現在建てられている3階建て注文住宅の場合、このビルトインガレージを設置しているケースが多いです。

実際、3階建ての注文住宅を建築する土地の面積が狭い場合であれば、ビルトインガレージを設置する必要も出てくるでしょう。

しかし、ビルトインガレージを設置しなくても十分な駐車スペースが確保できるのであれば、あえてビルトインガレージを作る必要性は薄いです。

その理由は、ビルトインガレージを作る際に、1階部分の構造をできるだけ頑丈なものにする必要があり、強度を上げるために建築費用が割高になってしまう恐れがあるからです。

このことから、ビルトインガレージを設置しなくても駐車スペースを確保できるだけの土地がある場合には、ビルトインガレージを設置しない方がいいでしょう。

まとめ

注文住宅3階建てを建築・購入する場合、構造計算や土地改良などの都合上、2階建てや平屋の注文住宅に比べて多めに予算がかかることがあります。

ただし、2階建てや平屋の注文住宅に比べ、3階建ての注文住宅の方が、土地の面積が狭くても十分な居住スペースを用意しやすいため、土地の購入費用を安く抑えることも可能です。

また、3階建ての注文住宅の建築を依頼する場合には、3階建ての注文住宅を建てた実績が多いハウスメーカー・工務店を複数社ピックアップし、それぞれの業者から「3階建ての注文住宅を建てる際のアドバイス・提案」を聞くのがおすすめです。

そうすることで、3階建て注文住宅を建築・購入した後で、「生活の動線を気にせずに建てたら、思っていた以上に生活しにくくなってしまった…」といった失敗・後悔を避けられます。

ぜひ今回お伝えした内容を参考にしつつ、3階建て注文住宅の建築・購入のプランを立ててみてください。

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