注文住宅

一条工務店のハイグレード仕様、グレイス・バスを徹底紹介

一条工務店の仕様特徴として、内外の仕上げや住設備機器に自社のオリジナル商品が多く採用されているというのがあります。

中でも、住設備機器が特に充実しており、専業メーカーに劣らない品質・性能を備えています。

そこで、今回は同社のユニットバス、「 グレイス・バス 」を徹底的に紹介していきます。

水回り設備の専業メーカー商品に比べて、どのような違いがあるのか、その品質・性能は?などを紹介しますので、是非参考にしてください。

一条工務店の仕様スタイル( グレード )

一条工務店の注文住宅では、スタイルに合わせて水回り設備を3種類から選べるようになっています。ただし、同社の紹介文では、住宅タイプによっては選べない場合があるとのことです。

これは、選べないのではなく、住宅タイプ(グレード)によっては、オプションになると言う意味でしょう。

今回紹介する「 グレイス・バス 」は、最高グレード住宅商品のグラン・スマートやグラン・セゾンで標準仕様となっています。

グレイスシリーズ

グレイス( Grace )とは、優雅さや優しさという意味で、ハイグレードらしい名称ですね。なお、品質・性能などの詳細は後述しますので、ここではイメージ写真だけにとどめておきます。

  グレイス:ノワール

カラーコーディネートには上の4種類があり、2段のグラリオンカウンターがハイグレードの象徴になっています。グラリオとは、有機ガラスと雲母で天然石を忠実に再現したものです。

写真のノワールはブラック系で、高級感がありますね。

スマートシリーズ

このシリーズは、一条工務店の主力商品アイ・スマートの標準仕様とされています。

人造大理石浴槽、御影石カウンター、ワイドミラー、スライド式シャワーフック(2個)の仕様となっています。

浴槽は、ホワイトとブラックの2種類あり、壁のカラーバリエーションは3色用意されています。

アクセサリーを含めて、必要にして十分な内容ですね。

ラシックシリーズ

アイ・キューブ、セゾン、ブリアールなどに採用されている標準仕様です。

  壁:ホワイト、床:グレー

浴槽は、ホワイト1色のみで、壁等のカラーバリエーションは、ホワイトタイプとベージュタイプの2種類となります。なお、鏡、シャワーフック(2個)、タオル掛などは、着脱可能なマグネットタイプです。

カウンターは1段ですが、必要なものは揃っていますので、こだわりがなければこれで十分のような気がします。

グレイス・バス詳細

上で、グレイ・バスのイメージ写真を紹介しましたが、ここからはその詳細を紹介しましょう。

カラーコーディネート

グレイス・バスには4種類のコーディネートタイプがあります。

  左側:ノワール                   右側:アーバン

  左側:ジャポネ                   右側:エクリュ

<ノワール>

天井:木目ダーク、壁:グレイッシュホワイト、床:ブラック、カウンター:ブラック

<アーバン>

天井:ホワイト石目、壁:オイスターベージュ、床:ベージュ、カウンター:ベージュ

<ジャポネ)

天井:木目ライト、壁:グレイッシュホワイト、床:ベージュ、カウンター:ブラック

<エクリュ>

天井:・ホワイト石目、壁:オイスターベージュ、床:ベージュ、カウンター:ベージュ

上の4種類以外の組み合わせが可能かどうかはわかりませんが、写真からはノワールとアーバンに優雅さのイメージがあり、ジャポネとエクリュに優しさのイメージがあります。

バスタブ

一条工務店のバスタブは、冷めにくい真空浴槽の構造となっています。ただ、現在の一般的なバスタブでは高断熱仕様が一般的ですので、ほぼ同性能と考えていいいでしょう。

一条工務店のユニットバスで特徴的なのが床暖房仕様となっていることです。全館床暖房を特徴としている同社では当然のことかもしれませんね。

マグネットアクセサリー

グレイスバスには、着脱可能なマグネット式のアクセサリーが多用されています。これは、スタンダードクラスのラシックにも採用されていますが、ミドルクラスのスマートには何故か採用されていません。さて、どちらがいいのでしょうか。

ミラー

 

マグネット式ですから、タテ位置でもヨコ位置でも、そして高さも自由に付け替えが可能です。ですが、比較的小さいミラーで、スマートバスに採用されているワイドミラーに比べると見劣りがしますね。

使い勝手や身長に合わせて付け替えられることは斬新で便利ですが、なぜスタンダードクラスと同じ仕様なのか、やはり疑問が残ります。

シャワーヘッド・他

 

シャワーフックがスライド式でないのは、マグネット式を採用しているためでしょう。

しかし、前述したように、ユーザーによっては、ワイドミラーやスライド式のシャワーフックの方に高級感を感じるユーザーも多いのではないでしょうか。

タオル掛け/用具掛けが自由に位置を付け替えられるのは、いいと思います。

ランドリーパイプ・他

 

 

以上、グレイス・バスを細かく見てきましたが、標準仕様で採用されている場合を除いて、オプションとしてグレイ・バスにグレードアップさせる価値はあるのか? 少し疑問が残ります。

好き嫌いもありますが、スライド式のシャワーフックやワイドミラーを採用しているスマートシリーズの方に魅力を感じるユーザーが多いのではないでしょうか。

グレイス・バスのオプション

 

一条工務店のユニットバスには、オプションで自動洗浄装置を付けることができます。浴室の掃除は、ほぼ毎日のことで大変な作業ですから、できることなら自動化したいものです。

ただし、15万円ほどのオプション費用がかかります。浴室の掃除は、バスタブだけではなく、床と腰壁部分もありますから、自動洗浄装置ですべての掃除労力を解決できるわけではありません。それに見合うコスパかどうか、十分に検討してくださいね。

専業メーカーとの比較

水回り設備の専業メーカー商品には、おおむねハイグレード・ミドル・スタンダードの3種類が用意されています。

そして、一条工務店の水回り設備にも前述のように、グレイス・スマート・ラシックの3種類があります。

しかし、専業メーカーのハイグレード商品と比べると、グレイスは専業メーカーのミドルクラスというのが現実的な見方でしょう。

水回り専業メーカーでない住宅メーカーが、販売数の少ないハイエンド商品をオリジナル商品とするのは採算面でもリスクがありますから、仕方がないですね。

一条工務店のグレイス・バスに相当する専業メーカーのユニットバスをみてみましょう。

<TOTO>

  TOTO:サザナ

大理石調の壁、ほっかり床、魔法瓶浴槽が特徴で、スライド式シャワーフックが標準です。

TOTOのシステムバスの中では、セカンドクラスになっていますが、グレイスとほぼ同じグレードにみえます。

<パナソニック>

  パナソニック:ビバス

またぎやすい浴槽、手すり兼用の収納棚、ほっと床などが特徴です。床・壁・天井の仕上げにこだわりがあり、木目調や石目調を採用しています。

グレード的には、パナソニックのミドルクラスですが、グレイス・バスよりも高価格帯になっていると思われます。

以上、2メーカーとの比較で一概には言えませんが、一条工務店のグレイス・バスは、専業メーカーのミドルクラスにほぼ相当する品質・性能と言えるでしょう。

お風呂に必要なもの

住生活が多様化してきている中で、お風呂に求める快適性や機能などの要素も様々です。

しかし、せっかくのグレードアップや付けたオプション機能も住み初めの満足感だけで、やがては、その付加価値を感じる頻度が減ってしまうのではコスパが悪すぎます。

それだけでなく、掃除などのメンテナンスに時間と労力が増えるのでは、後悔につながることもあります。

一生に一度のマイホームで、気持ちが高揚する気持ちは分かりますが、冷静に本当に必要な、あるいは快適となるようなグレードやオプション選びとしてください。

まとめ

一条工務店のオリジナルバスは専業メーカーに負けない品質と性能を持っており、グレイス・バスは、同社にある3スタイルの内の最高グレード商品です。

鏡やシャワーフックを含めて、タオル掛けなどをマグネット式にするなど、他社にはない特徴を持っています。

着脱可能なマグネット式とすることで、身長や使い勝手に応じた配置とすることができ、ユーザー目線に立った斬新な発想だと思います。

一方、下位グレードのスマートシリーズではマグネット式ではなく、ワイドミラーやスライド式シャワーフックが標準仕様となっており、グレイス・バスよりも魅力的な部分があります。

グレードの高いものを選べば良いと言う訳ではなく、本当に必要なものを見極めて選ぶべきだと思います。

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