キッチンは、家事の中でも作業時間が長い場所になるため、素材選びはとても重要です。その中の素材に、「ステンレス」があります。
ステンレスは独特なデザインや機能性が人気の素材です。
しかし、キッチンをステンレスにしたいと思う場合、おしゃれな外観とは裏腹に、どのようなメリットやデメリットがあるのかご存知の方は少ないのではないでしょうか。
キッチンは家事の中でも作業する時間が長いため、慎重に素材を選ばなければいけません。
そこで今回は、ステンレスキッチンのメリットやデメリットを紹介します。また、価格やおすすめメーカーなども解説するため、これからステンレスのキッチンを検討している方は、必ず目を通すようにしてください。
1.ステンレスキッチンおすすめ商品
いざステンレスのキッチンにしようと考えてたとき、どのメーカーの商品があるのかわからない方もいるのではないでしょうか。ここでは、ステンレスキッチンのおすすめ商品をご紹介します。
1-1.サンワカンパニー:グラッド45
1-1-1. グラッド45設置イメージ
1-1-2.グラッド45事例
1-2.クリナップ:システムキッチンS.S.
出典:クリナップ・S.S.
1-2-1.S.S. のこだわり
出典:クリナップ・S.S.
1-2-2.収納へのこだわり
出典:クリナップ・S.S.
1-3.NASLUCK・ステンレスキッチンシリーズ
1-3-1.SESPA(セスパ)
出典:NASLUCK・セスパ
1-3-2.BAZERO(バゼロ)
出典:NASLUCK・バゼロ
1-4.憧れのシステムキッチンをセミオーダーするならLAアーキテクツ
出典:LAアーキテクツ
1-4-1.Wall型(壁付け型キッチン)
出典:LAアーキテクツ・商品ラインナップ
1-4-2.ペニンシュラ型
出典:LAアーキテクツ・商品ラインナップ
1-4-3.アイランド型キッチン
出典:LAアーキテクツ・商品ラインナップ
1-4-4.L型
出典:LAアーキテクツ・商品ラインナップ
1-4-5.II型
出典:LAアーキテクツ・商品ラインナップ
2.ステンレスキッチンのメリット
キッチンを「ステンレスのものにしよう」と考えたとき、どのようなメリットがあるのでしょうか。ステンレスキッチンは、以下のメリットがあります。
- サビに強くて丈夫
- 汚れに強くふき取りやすい
- 衛生的で清潔
- 匂いがつかない
- 高級感のあるデザイン性
具体的にどのような特長があるのか順番にお伝えしていきます。
2-1.サビに強くて丈夫
ステンレスは、サビに強く丈夫な特徴があります。そもそもなぜステンレスと呼ばれるのでしょうか。その理由は、「汚れ(ステイン)がない(レス)」ということが由来だからです。
つまり、サビに強い金属になり、強度も強いため、キッチンに適した素材になります。
ただし、サビに強いというわけであり、必ず腐食しないわけではないため注意が必要です。とはいえ、最近のステンレスは、研究開発によってさらにサビにくくなっています。
また、ステンレスの中でも「SUS304」と呼ばれる18-8ステンレス素材は、水や熱に強く、強度も優れているため、キッチンに最適です。ステンレスのキッチンを検討している方は、このステンレス素材を検討しましょう。
2-2.汚れに強くふき取りやすい
ステンレスは汚れに強く、しみ込みにくい素材です。そのため、汚れがついても簡単にふき取ることができます。
簡単な汚れの場合、中性洗剤を使えば落ちてしまいます。また、それでも落ちない頑固な汚れは、メラミンスポンジ(代表的な商品:激落ちくん)やクレンザーなどで落とすようにしてください。以下がそのイメージです。
キッチンは、火や水、油を使用する場所になるため、汚れやすいのではないでしょうか。もし、簡単にサッと汚れをふき取ることができれば、掃除がとても楽になります。
少しでも家事の負担を減らすためには、ステンレスキッチンで掃除を楽しましょう。
2-3.衛生的で清潔
ステンレスキッチンは、医療器具にも使われるほど衛生的で清潔になります。そのため、調理をするキッチンの素材に適しています。
台所は、家族の料理を毎日作る場所です。常に、清潔な状態を保ちたなければいけません。また、ステンレスはアルコールなどで吹いても問題ないため、清潔な状態に保ちやすいです。
なお、オールステンレスのキッチンは、ゴキブリの侵入率がとても低い特徴があります。ステンレスキッチンを選び、衛生的で清潔なキッチンにしましょう。
2-4.臭いがつかない
ステンレスのキッチンは臭いがつきにくいため、常に清潔な状態を保つことができます。キッチンは、いろいろな食材を扱うので、臭いが気になるものです。
しかし、ステンレスのキッチンであれば、臭いがつきません。キッチンは常にきれいな状態を保ちたいものです。キッチンの素材をステンレスにして、臭いのつかない清潔感のあるキッチンにしましょう。
2-5.高級感のあるデザイン性
ステンレスのキッチンは、シンプルな形状の上にデザイン性がいいです。そのため、独特な高級感があります。
たとえば、この写真のキッチンは、「sanwa companyのグラッド45」という商品になり、グッドデザイン賞(良いデザインに送られる賞)を受賞しました。以下がグッドデザイン賞のロゴのイメージです。
キッチンをステンレスにするだけで、台所全体の印象が高級感のある雰囲気になります。
もし、キッチンを「高級感のあるイメージにしたい」のであれば、ステンレスキッチンにするのも良いのではないでしょうか。
3.ステンレスキッチンのデメリット
ステンレスキッチンには、メリットもあればデメリットもあります。いい点だけをとらえて選んでしまうと、後々後悔することになりかねません。必ずメリットデメリットを考慮した上で、素材を決めるようにしてください。
主にステンレスのキッチンには以下のデメリットがあります。
- 時間が経過すると光沢が無くなる
- 凹みが目立ちやすい
- 無機質な独特な雰囲気
- もらいサビがつく
キッチンの素材を選ぶのであれば、納得のいくものを選びたいものです。ステンレスキッチンにする前に、しっかりどのようなデメリットがあるのかを把握しておきましょう。
3-1.時間が経過すると光沢が無くなる
ステンレスは、細かい傷がつきやすく目立ちやすいです。また、年数が経過すると光沢も無くなってきます。そのため、ステンレスのキッチンを選ぶ際は、このことを把握しておきましょう。
ただし、ステンレスキッチンの傷のつきやすさを解決するために、表面に特殊な加工をしているものがあります。
出典:クリナップ
特殊な加工を行うと、傷がつくのを防ぐことができるのです。せっかくおしゃれなステンレスキッチンにしたのであれば、できるだけきれいな状態を保ちたいのではないでしょうか。
そのため、ステンレスキッチンにする際は、表面をあらかじめ加工してあるものにすると、傷などが目立たなくなります。
3-2.凹みが目立ちやすい
ステンレスキッチンは丈夫ですが、全く傷がつかないわけではありません。強い衝撃などで凹んでしまう可能性があります。一度凹みが出来てしまうと目立ってしまうため、注意が必要です。
3-3.無機質な独特な雰囲気
先ほど述べたように、ステンレスのキッチンは独特な雰囲気があります。しかし、それがメリットであり、デメリットになります。人によっては、ステンレスの無機質な雰囲気が好みではない方もいるのではないでしょうか。
もし、ステンレスのキッチンにする場合は、家族の意見を踏まえた上で選ぶようにしてください。
3-4.もらいサビがつく
ステンレスキッチンは、サビがつきにくいのが特長です。しかし、もらいサビがついてしまう可能性があります。
たとえば、上の写真のように濡れたスチール缶をそのまま放置したり、食塩水で濡れた場所に食器をそのまま置いたりしておくとサビが発生してしまうケースがあります。
ステンレスは、サビにくい特徴があります。ただ、必ずしもサビないわけではないため、あらかじめ把握しておくようにしましょう。
4.ステンレスキッチンの価格
ステンレスキッチンにしようと考えるとき、多くの方が価格を気にするのではないでしょうか。キッチンは水回りの中でも値段が高くなりやすい場所になるため、できるだけ値段を抑えたいという方は多く見られます。
そこで、ステンレスキッチンの価格や相場を紹介します。
ただし、値段はメーカーやグレードなどによって異なります。したがって、あくまでも目安程度になることをあらかじめご了承ください。
4-1.ステンレスキッチンの価格帯:60~200万円
ステンレスキッチンの価格は、多くのメーカーで60~200万円が多い価格帯になります。さらに、これに加えて施工費用が必要です。グレードの良いものになると値段は高くなるため注意が必要です。
また、ステンレスは素材自体の価格も高く、施工に手間がかかる上に技術が必要になります。ステンレスキッチンにする際は、値段が高くなることを覚えておきましょう。
まとめ
ステンレスキッチンは、独特な雰囲気がありおしゃれなキッチンです。
しかし、ステンレス特有のメリットやデメリットがあるため、見栄えだけではなく機能性やいい点悪い点を踏まえた上で選ぶようにしてください。
キッチンは家事の中でも作業時間が長い場所です。使いにくいと後々の生活でストレスになってしまいます。
ここでお伝えした内容を参考にして、理想のキッチンにしましょう。
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同じ内容のリフォームなら安くておしゃれなほうがいいですよね。