注文住宅を買う上で気になるのが値段ですよね。
「これは相場より高いか低いか」「今の時期に買うと高くつくか」といったことを考えますよね。家のように高いものであればなおさらです。
安いタイミングがあれば、安い時期に買いたいですよね。また、その時期を知りたいのではないでしょうか。
本記事では、注文住宅を安く買うための時期を中心に、お得な買い方を紹介します。
より安くマイホームを手に入れたいという人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
注文住宅の安い時期は決算前
まずは、注文住宅を建てるときに重要になってくる、「いつ頃買えば安く買えるか」を紹介しますね。
以下のポイントをよく理解して、より安く家を購入しましょう。
1月、3月、9月末がねらい目
注文住宅を安く買ううえで重要になるのは、購入する時期ですね。住宅も自動車や家電と同じで、決算前に購入するのが安く買うコツとなっています。
「決算前が安い」となると、気になるのはハウスメーカーの決算時期ですよね。ハウスメーカーでは、1月、3月、9月が決算の時期になっていることが多いです。
そのため、注文住宅を建てるときには、これらの時期のどこかで契約交渉や購入をするとよいでしょう。
もしも、「ここへ絶対に依頼したい」という風に依頼したい業者が決まっている場合には、その業者がいつ決算なのかを事前に調査しておくことをおすすめします。
いつ決算なのかが分かっていれば、「この業者は3月が決算か。よし、3月に交渉をしてみよう」というような行動ができますからね。
値下げしてくれる可能性が高い
「決算期になると、車や家電だけでなく家も値下げしてくれる」と紹介したところで、次は何故、値下げをしてくれるのかを説明しましょう。
決算期に値下げをしてくれる理由は、決算前に売り上げを少しでも伸ばしておきたいからですね。
「今期はこれだけの売り上げがありました」という発表の前に、ちょっとでも売り上げが伸びていれば、決算の数字がよくなるというわけです。
ただ、こういった理由で値下げをしてくれるため、決算のことをあまり意識していないような業者の場合、値下げ交渉は上手くいかないかもしれません。
決算期という武器が効果的に使えるかどうかの判断も、値下げ交渉をするうえで大切なことだと覚えておいてください。
注文住宅の値引きはどのくらいできる?
値下げ交渉にマッチした時期や、値引きしてくれる理由などについて紹介したところで、値引きについての口コミや事例を見てみましょう。
注文住宅の値引きは10%はできるケースが多い
値引率によって、坪単価は61.2万円/坪〜76.8万円/坪と変動が大きい。値引率の相場を
10%弱と仮定するならば、70万円/坪から75万円/坪で提案工事を含んだ住宅の建設が可能になると思われる。
e戸建てより引用
どれだけ値引きができるかは、業者によって変わってくるというのがポイントです。
たとえば、その地域の工務店よりかは、大手ハウスメーカーの方が大きく値引きしてもらいやすいですね。
このように、値引きしてもらいやすい傾向にある大手ハウスメーカーですが、どの会社なのかによって値引き率が変化します。
「一条工務店は値引きを全くしない」という話は有名ですね。
値引きしてくれる大手ハウスメーカーでは、10%くらいは値引いてくれることが多いです。
10%の値引きというと、3,000万円の家が2,700万円で買えることになりますね。300万円も安くなるというのは、非常に嬉しいことです。
業者の中には値引きをしてくれないところもありますが、10%ほど値引きしてくれる場合が往々にしてあります。
少しでも安く買うためにも、値引き交渉をすることはもちろん、どのくらいまで値引きしてくれるかの事前調査もしておいてくださいね。
実際に値引きした事例を紹介
先ほど見た例以外の値引き例も見てみましょう。家を買った経験のある人の話を聞いて、より理解を深めてください。
住友林業の600万円値引きされた方の口コミ
当初4,200万円の見積価格から、3,600万円まで値引きするって言われるわけですよ。そんなに値引きできるなんて当初の価格って適正、妥当なの?
e戸建てより引用
4,200万円のところから3,600万円まで値引きしてもらった例です。
こちらの例では、驚くことに約15%もの値引きがされています。「10%ほど値引きしてもらえることが多い」という業界で、15%という数字はなかなかのものです。
ここまで値引きしてもらえることもありますので、値引き交渉は忘れずにきちんと行いましょう。
忘れてしまったり遠慮してしまったりすると、数百万単位で損をしてしまうかもしれませんからね。
ミサワホームの5,200万円:値引き400万円の事例
見積の10%以上下がりますか?
見積総額5200万円で、値引き400万円です。
e戸建てより引用
5,200万円を400万円安くしてもらった例ですね。
値引き後の金額は、
5,200 - 400 = 4,800
となるので、4,800万円となっています。
この例の値引きしてもらった割合は、およそ9%なので10%より値引き率は低いですね。
もう少し粘り強く交渉をすれば、最低プラス1%ほどはこれより値引きしてもらえたかもしれません。
1%は大きな数字ではありませんが、5,200万円の1%です。値段が1%ダウンするだけでも52万円の値引きですからね。
強引な値引き交渉はよくありませんが、安くしてもらえるラインまではきっちり安くしてもらいましょう。
トヨタホームの事例:仮契約で400万円以上値引き
今は仮契約ですが…本契約の後で仕様変更できるということですか?
今は400万円値引きしてもらってます。e戸建てより引用
トヨタホームの値引きは、5%が相場といわれていますね。そのため、8,000万円ほどの家を7,600万円にしてもらえたのなら、悪くない値引き結果といえるでしょう。
ただ、トヨタホームでも10%以上の値引きに成功したという人もいるようなので、もっと根気強く交渉してもよかったかもしれません。
やはり、どの程度の値引きが見込めるかの事前調査は大事ですね。
値引きしすぎると手抜き工事になるので注意
値引きというと家を買う側からはプラスのイメージがありますが、よくない側面もありますね。値引きされることによって起こるデメリットは、「家の建設工事が手抜きになる」というものです。
建設費が安くなるということは、「当初の金額より少ない費用で設計図通りの家をつくる」ということに他なりません。
設計図は変わらないわけですから、建材の質を落としたり、短い工期にして人件費を削ったりするしかないわけです。
ある程度の値引きは問題ないでしょう。ですが、無理な値引きをしてしまうと、このような問題が起こるリスクが大きくなります。
業者が困るようなことをすれば、マイホームへとしわ寄せが来るということを肝に銘じておきましょう。
そのほかの家を買うタイミング
「決算前に購入する」というのは、家を買うタイミングの1つです。この決算という要素以外にも、家を買った方がよい時期がありますね。
そこで、ここでは、世の中や自分と家族の人生がどういった状態になっているときに買うのが吉なのかを紹介します。
これらのことを参考にして、自分たちにマッチした時期に家を買いましょう。
金利の影響から家を購入する
金利 | 月々の返済額 | 支払い総額 |
0.5% | 77,875円 | 32,707,560円 |
1% | 84,685円 | 35,567,804円 |
差額 | 6,810円 | 2,860,244円 |
家を買うということは、住宅ローンを組んで、それを返済していくということでもあります。
一括で支払えるような人も一握りだけいますが、ローンを組む人がほとんどでしょう。
住宅ローンを組むうえで気をつけなければならない点は、金利の高さです。金利が高ければ高いほど支払い額は大きくなり、低ければ低いほど安くなりますからね。
住宅は個人が購入するものの中でも、非常に高価なものです。そのため、金利が少し違うだけでも支払い額に大きな影響を与えます。
具体的にどのくらい額が変わるかは、上記の表を参考にしてみてください。
上記の表は3,000万円ほどの家を買った場合の例です。金利がたった0.5%違うだけで、300万弱もの差が出ているのが分かりますね。
このように、ほんの少し金利が変わるだけでも支払い額は大きく変動します。そのため、家を買うのなら低金利の時期にするのがおすすめです。
消費税増税の前に購入する
2019年10月には消費税が10%へ引き上げられる予定です。ご存知の通り、消費税がアップすれば、物品を購入するときに支払う税額が増えます。
そのため、「増税前に購入すれば消費税が低い分、お得に購入できる」といえますね。
どのくらいお得になるかですが、3,000万円の家を購入した場合を例に考えてみましょう。2019年10月になるまでは消費税の税率は8%です。
そのため、8%のうちに購入すれば、消費税額は240万円で済みます。
ですが、10%へ増税した後に購入すると、消費税額は300万円となり、60万円も高くなるのです。
2%アップしただけでも、これだけの金額差が出ます。
将来、10%より税率が高くなる可能性はゼロではありませんし、これを機に購入をするというのも悪くない手なのです。
家族構成から考える
家族の状況に合わせて家を買うというのも、購入タイミングの1つです。
「今、マイホームを買えば、子供が転校しないで済む」、「転勤のない職についた」なんていうのが、購入をするタイミングの例となっています。
家族たちがより幸せになるタイミングを考えると、こういった例が想像できますね。
ただ、購入したい時期が来たときに家が安く買える保証はありません。
「子供が小学生になる前に買いたいけど、金利が高い」なんてことが起きるかもしれないわけです。
安く買いつつ、丁度よいタイミングに住み始めるためにも、支払い額と家族の状況がどちらもそこそこよいときに買うのがよいかもしれません。
年齢から考える
先ほどの話と少々重複しますが、家族の年齢を基に買うタイミングを決めるという方法もありますね。
加齢にともなって、家族全員のライフスタイルが変化します。「子供が小学校へ通うようになる」というのがよい例ですね。
「小学校へ通い始めたけど、新居へ引っ越しするから転校」となっては、子供へ精神的な負担をかけてしまうことでしょう。
また、「住宅を買う年齢が高ければ高いほど、ローンを支払い終える年齢が高くなってしまう」という話もありますね。
場合によっては、定年退職後もローンの支払いをしなければならないという状況になるかもしれません。
若いうちの方がローンを組みやすいということもありますし、できる限り早めに購入した方がよいでしょう。
注文住宅は時間がかかるので情報収集をしておこう
注文住宅は建売とは違って、つくると決めてから建て終わるまでに時間がかかります。
もし、こういった事実を知らなかったのであれば、情報収集をしておいた方がよいでしょうね。
注文住宅はとにかく時間がかかる
注文住宅はオーダーメイドの家なので、設計を考えたりや家を建てるための土地を探したりします。
そのため、どうしても建売住宅を買うより時間がかかってしまうのです。
「注文住宅を建てるには時間がかかる」ということを知らずに、注文住宅を建てようとしてしまうと、人生設計に少々影響が出るかもしれません。
家を建てると思ってからすぐに新居へ住めるとは思わず、余裕を持った人生設計をしてみてください。
家を建てる1年以上前には行動しよう
先ほども紹介しましたが、注文住宅はすぐに手に入れることはできません。なんと注文住宅を建てるには、短くとも1年ほどかかるのです。
そのため、家を建てるための行動は、家が建っていてほしい時期の1年以上前からした方がよいでしょうね。
1年といいましたが、これは最低限の期間です。「注文住宅を建てると考えてから、実際に家が建て終わるまでに3年以上かかった」という人もいます。
それゆえに、1年といわず、可能な限り早くから行動をした方がよいですね。
注文住宅は一括資料請求サービスがおすすめ
「早めに行動をした方がよいといっても、何からしたらよいのか分からない」となる人もいることでしょう。
最初にやることが分からないという人は、一括資料請求サービスを利用してみてください。
このサービスを利用すれば、様々な注文住宅の資金計画や間取りの例を無料で手に入れられます。
ネットから申し込みが可能なので、手軽に利用できるのも嬉しいところですね。
何をするか悩んでいる人は、ぜひこちらのサービスを利用して、情報を集めてみてください。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料