住宅ローンで家を購入する場合、金利が高くなると、支払う利子の割合が増えてしまうため、今後の金利の動向を気にする方は多いです。
これから住宅ローンで家を購入する方は、金利の動向を気にするようにしましょう。そして、なるべく低い金利で損をしない借り入れを行うようにしましょう。
ただ、住宅ローンの金利が今度どうなるのか予想することは難しいです。また、素人では内容が難しくて理解できません。
そこで、金利の知識がない方でも、住宅ローンの金利が今度どうなるのかをわかりやすく解説します。
金利の種類と要因
住宅ローンには、大きく分けて2種類あります。借りてから返すまでの金利が一定の「固定金利」と、返すまでの金利が変わる「変動金利」があります。
固定金利は安定している分、金利が高くなる特徴があり、変動金利は金利が変わる分、借入時の金利は低いです。ただし、変動金利は今後金利が高くなるリスクがあります。
ただ、金利を決める要因は、「固定金利」と「変動金利」によってそれぞれ異なります。
そのため、あなたがどちらのローンを組むのかによって、今後気にするところが変わってきます。したがって、それぞれ気にするポイントを間違えないようにしましょう。
固定金利の今後の動向と、見通しのポイント
固定金利を決める要因は、「10年物国債の利回り」によって決定します。数ある国債の中で最も取引量があるため、長期金利を決める要因になっています。
したがって、この10年物国債が上昇すれば、金利は高くなります。一方、これが下降すれば金利は低くなります。なお、以下がここ数十年の10年物国債の推移になります。
そのため、固定金利でローンを組む際は、これを参考にするようにしましょう。
ただ、固定金利の場合、お金を借りてから返すまでの期間の金利が一定なため、「ローンを組んでしまえば今後の動向を気にする必要はない」と思う方は多いです。
しかし、固定金利だとしても、今後さらに金利が低くなれば借り換えによって低金利でお金を借りることができます。
そうなれば、利子を多く払わなくて済む可能性があります。したがって、固定金利でお金を借りる場合でも、金利の動向を気にするようにしましょう。
変動金利の今後の動向と、見通しのポイント
一方、変動金利は固定金利とは違い、「短期プライムレート」によって決まります。この短期プライムレートというのは、銀行が信用力の高い企業に、融資する際の優遇金利になります。
つまり、世の中の金利の動向によって、変動金利を決めているということです。
また、変動金利は定期的に見直されます。景気に左右されるため、固定金利よりも金利の動向を気にする必要があります。そのため、これから変動金利で住宅ローンを借りる方は、短期プライムレートを気にするようにしましょう。
また、以下は変動金利の推移を表したものになります。
この表からわかるように、ここ数年(2016年)の金利は、20年前と比較して低金利なことがわかります。ただ、金利は今後どうなるかわからないため、この低金利がいつまでも続くとは限りません。
特に、住宅ローンの場合、35年間の長い支払いになります。このとき、30年後の金利がどうなるのかは誰にもわかりません。
金利が低くて返済額が固定金利よりも安い変動金利ですが、それらのリスクを考慮して借り入れを行う必要があります。
住宅ローンにおける金利の推移と動向を確認する方法
しかしながら、以上で述べたようなポイントがわかっていたとしても、素人が金利の動向を判断するのは難しいです。
そのため、「自分では判断することが難しい」というのであれば、住宅ローンアドバイザーなどのプロに相談すると良いです。金融関係のプロであれば、金利の動向を明確に教えてくれます。
その他にも、「いつローンを組んで住宅を購入すればいいのか」などの疑問に、親切に答えてくれます。また、現在住宅ローンを借りている場合は、「借り換えを行うことで得をするのか」などの、お得な情報なども教えてくれます。
ただ、金融機関によっては、そのように「借り換えを行うとお客様が得をする」という情報を持っていたとしても、わざわざ伝えてくれないところがあります。
すでに高い金利で借りているお客様が、低い金利で借り換えをすると、利益が減ってしまうからです。
したがって、そのような情報はローンを組んだ後でも、教えてくれる金融機関でお金を借りるようにしましょう。
そのためには、住宅ローンを組む際に、いろいろな金融機関に相談して納得した上で申し込む必要があります。
以上のように、現在ローンを組んでいる方は、借りた後も金利を確認するようにしましょう。金利が明らかに下がった場合、借り換えを行うとメリットが出る可能性があるからです。
そのため、「借り換えを行うと得をするのでは」と思ったのであれば、一度金融機関に行くと良いです。
なお、このとき行く金融機関は、ローンを借りているところ以外にも行くようにしましょう。そのほうが、客観的な立場から有益な情報を教えてくれるからです。
金利がどうなるのかを気にしておけば、低金利でお金を借りて、得をするチャンスがあります。住宅ローンは、数千万円単位の借金です。
そのため、なるべく低い金利でお金を借りるようにしましょう。そして、無駄な利子を払わず、夢のマイホームを手に入れるようにしましょう。
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