平屋

1500万円の家は平屋がおすすめ!間取りや価格、住宅購入時のコツ

平屋1500

すべての空間が1フロアにまとまる平屋は、階段がなく、老後も安心の間取りとなります。家事も同様で、同じフロアで完結するため、非常に人気があります。

毎日家事をすることを考えると平屋は家事動線が短いのでとても楽です。たとえば、洗濯の際に必要な動作として大きく4つあります。

洗濯物の動作
  • 洗面室で洗う
  • 庭で干す
  • 取り込んで畳む
  • 各部屋に収納する

以上の動作を、階段を使用せずにできるため、非常に負担が少ない間取りが平屋です。 洗濯物を干すために、わざわざ2階のバルコニーに移動するのは疲れますよね。

しかし、平屋は一般的な2階建て住宅と比較すると、割高の場合が多く、諦める方も少なくありません。

本記事では「1,500万円で平屋は建つのか」「1,500万円で購入した場合のローンはどうなるのか」といったことを中心に紹介します。

平屋は1500万円で建てられるのか

一般的な2階建てと比較すると割高であると前述しました。

理由は1.2階の空間をすべて1階に集約するため、地面に接する面積が広くなるため、家を支える基礎や、屋根の規模が大きくなるからです。

ですが、1,500万円で平屋を建築することは可能です。

詳細は後述しますが「住宅会社や工法」「シンプルで無駄のない間取り」など、工夫をすることで十分建築可能な費用です。

平屋の1500万円の住宅ローン返済プラン

では、平屋を1,500万円で購入した場合の毎月の返済額を紹介します。住宅ローンでは、以下の内容で大きく返済額が異なるため、こちらを指定して計算します。

  • 返済方式
    元利均等返済:毎月の支払額が一定となるもの
  • 金利
    変動金利:0.7%(金利の変動に合わせて借入の金利も変動する方式)
    固定金利:1.5%(借入時の金利から完済時までの金利が一定になる方式)
  • 借入年数
    30年間での完済と35年での完済
  • ボーナス払いの有無
    ボーナス月の追加支払い無し

変動金利0.7%

返済期間30年 返済期間35年
頭金なし 46,206円 40,278円
頭金200万円 40,045円 34,907円

固定金利1.5%

返済期間30年 返済期間35年
頭金なし 51,768円 45,927円
頭金200万円 44,865円 39,803円

金利は各金融機関により異なりますが「変動金利・固定金利」のどちらを選択するかで、月々の支払額が約1万円も変わる場合があります。

年間で考えると10万円以上の差額が出るため、なるべく安い方をと考えてしまいます。

しかし、変動金利とは「景気の影響を受ける」金利方式です。

たとえば、経済が活性化すると、金利が上昇します。それに合わせて住宅ローンの金利も上昇し、返済額も高くなります。

仮に、借入時が0.7%であっても、30~35年間の返済期間中に1%を超える可能性も十分にあります。

当初の返済額が35年間続くとは限らないため、そのリスクを知ったうえで選択しましょう。

変動金利方式・固定金利方式で月々の支払が約4万円~5万円となっています。ファミリータイプの賃貸住宅の家賃と比較すると安いと感じる方が多いのではないでしょうか。

3LDKの家賃の相場は、地域により大きく差がありますが、月々8万円~12万円と言われています。駐車場代も必要であることを考慮すると、お手頃な価格と言えます。

注文住宅1,500万円の平屋新築事例

1,500万円あれば、どのような間取りになるのでしょうか。住宅会社・工法・材料によって家の価格は大きく異なります。

1,500万円で建築できたとしても、必要な面積に達していなければ、建築できたとは言えません。

ここでは、実際に建築された平屋の新築事例を紹介します。ご自身の家族構成や計画と照らし合わせて、十分な面積や部屋数が確保できているかを参考にしてください。

1,229万円新築平屋:23坪3LDK

新築平屋1000万円23坪

出典:https://www.ipasso.jp/plan/hiraya0001/

家族の集まるLDKを南側に配置し、18帖を確保した明るさと広々とした空間になっています。水回りは北側に集約されており、家事の動線も短く、奥様に人気の間取りです。

各部屋も、5~6帖と収納も確保されており、就寝するスペースとしては十分な広さです。

間取りを見ると、全体的に長方形でシンプルな外壁になっており、建築費も抑えながら
無駄のない間取りになっていることがわかります。

4LDKの平屋1,500万円:LDK18帖

平屋1500万円 平屋1500万円間取り

出典:http://kendai-house.com/entry/298758/

4LDK、LDK18帖で2.7mの天井高でお洒落な梁見せ天井作りです。

各室にはクローゼットもあり、他にもリビングと廊下にも物入れがあるのでいろいろ収納できます。

対面キッチンカウンターは、お洒落なモザイクタイル張りで水に濡れても安心です。リビングには大きな掃き出し窓で屋根付き、タイル張りの5帖大のテラスに出ることができます。

テラスには、外からの視線を気にする事がないように風通しに支障がない斜壁があります。

内装・イメージ

平屋4LDK間取り 平屋4LDK間取り

LDKを18帖の広さを確保しながら、4部屋と部屋数も確保できた間取りです。集約された水回りとすべての空間に収納が設置されており、家事の負担少ないです。

使いやすさと広さを保ちながら「LDKの梁をみせた天井」「凹凸のある外観」で表情をみせ、デザイン性の高い住宅になっています。

無駄を無くした1,500万円の新築平屋

注文住宅バリアフリー平屋
工法構造 在来軸組 平屋
建築面積 98.54m2 / 29.80坪
延床面積 96.88m2 / 29.30坪
工事期間 3ヶ月
坪単価 40万円
本体価格 1,000万円台
建築地 滋賀県東近江市
竣工年 2016年

内装・イメージ

注文住宅バリアフリーリビングダイニング 注文住宅バリアフリー寝室 注文住宅バリアフリー玄関

出典:https://www.hng.ne.jp/case_detail676-5.html

事例1と同様に、外観はシンプルにまとめられており、室内への光を確保するための窓のみが配置されています。そうすることで、建築費を抑えて設備や面積といった別のところをこだわれます。

特に、外壁や屋根材は家を造る材料の中でも価格が高く、複雑な形状にするとコストが上昇する原因となります。

外観と内装のバランスを考慮して、コストを調整することも重要です。

平屋を総額1500万円にするポイント

一般的に高いと言われる平屋を1,500万円にするにはいくつかポイントがあります。住宅の価格は、会社によってはどんぶり勘定で明細が曖昧なことも多いです。

たとえば、材料費は追加変更で上下します。しかし、施工費といった現場で大工さんが造っていく作業は人件費です。

少しの変更や追加は交渉すれば、サービスしてくれる場合があります。各項目を細かく確認することで、コストカットができる方法が見えることもあるので注意して見ておきましょう。

なんとなく、出てきた見積もりを見るのではなく、しっかりと内容を確認しましょう。

そして、なぜその項目に表示されている金額が必要なのかを都度質問して、理解しておくことが重要です。

諸費用が1割かかることを考慮する

「平屋を1,500万円で建てる」といっても、住宅の価格には以下の項目があります。

住宅購入の3要素
  1. 建物本体価格
  2. 現地工事費(電気や水道など、インフラを整える工事)
  3. 諸費用

建物本体価格と現地工事費は同時に見積もりで提示されていることがほとんどですが『諸費用』に関しては別途で表示されている場合があります。

たとえば、代表的な項目として以下のものが挙げられます。

購入時にかかる主な諸費用
  1. 登記費用(所有者を明確にするもの)
  2. 水道市納金(水道設備を利用するため、市町村に支払う費用)
  3. 印紙代(契約書に貼付ることで支払う印紙税)
  4. 住宅ローン手数料・保証料(住宅ローンを利用するために必要な費用)

これらの合計は購入価格の1割が平均的な金額です。

建物価格と諸費用込みで、予算1,500万円で考えている場合は、諸費用分考慮して建物価格を検討しましょう。

ローコスト住宅メーカーに依頼する

住宅会社は「ハウスメーカー」と「工務店」の大きく2つに分けられます。

一般的には「ハウスメーカー」は保証やアフターサービスが充実しているため、初期の建築費用が高く、「工務店」はそれらのサービスは必要最低限の代わりに費用を安く建てられます。

しかし、近年では「ローコストメーカー」と呼ばれ、建築費用を抑えた住宅を販売する大規模な会社も多く存在します。

地場の工務店では規模が小さく会社も無数に存在するため、どこからまわっていいかわからないともいわれます。

まずはCMでもよく見る、有名なローコストメーカーに見積もりの依頼をしてみましょう。

一括資料請求サービスを活用する

ローコストメーカーに依頼することをおすすめしましたが「どこがローコストメーカーなのか」「いくつか相見積もりを取りたいが手間を省きたい」場合は「一括資料請求サービス」を利用しましょう。

これは、複数の会社の資料を一括で請求できるサービスで、インターネットで簡単に取り寄せることができます。

実際に資料請求すると以下のようなパンフレットを無料でもらうことができます。

パンフレット

たった3分の入力で、複数のハウスメーカーや工務店のパンフレットが無料でもらえるのでおすすめです。住宅会社に、1社1社まわり話を聞いてまわる時間と労力を少なくすることができますよね。

資料の中には、過去の住宅建築事例も用意している会社もあり、自分好みの住宅や価格を見極めたうえで気になる会社を絞ることができます。

まとめ

日本で住宅を建てられる会社は約6万社存在すると言われています。

そのたくさんの会社の中から「平屋」「1,500万円の予算」「間取り」といった細かい要望を叶えてくれる会社を探すのは大変なことです。

まずは資料を請求し、気になる住宅会社を絞ること。そこから各住宅会社で希望の予算で建築可能な方法を一緒に考えてもらいましょう。

コストを抑える方法や工夫は、会社により様々です。工法や素材が違えば、コストの抑え方も異なります。プロの担当者としっかりと打ち合わせを行い、納得のいく価格と住宅を手に入れましょう。

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