セキスイハイム

【セキスイハイムの注文住宅】何がオプション?費用はいくら?

セキスイハイムの注文住宅には、主力商品のパルフェやパルフェbjに代表されるBasic Modelの他に、SMART & RESILIENCE、そしてLifestyleの各シリーズがあります。

各シリーズの標準仕様はそれぞれに異なり、セキスイハイムが設定している仕様選択範囲の中にはオプション(追加)費用が発生するものもあります。

そこで、本記事ではセキスイハイムの主力商品パルフェとパルフェbjの標準仕様ならびに選択範囲、そして参考オプション(追加)費用を紹介していきます。

そもそもオプションとは?

標準仕様に対してオプション、一見わかりやすい表現ですが、よくよく考えてみると色々と疑問を感じる部分があるのではないですか?

例えば、標準仕様で一定のグレードに設定されているシステムキッチンでも、間取りによってサイズがL=2400の時もあれば、L=2550mmの時もあります。また、対面キッチンやオープンキッチンの時もあります。それらが定額であるはずがありませんよね。さらには、同じサイズと構成であっても、色やメーカーが変われば、価格も変わるのです。

つまり、注文住宅における標準仕様とは、メーカーが一定の範囲で設定した機能やグレードのことです。その範囲の中で、最安値のものが初期段階の参考見積りになり、最安値以外のものを選んだ時は、標準仕様の範囲でありながらも追加費用が発生するのです。

オプションとは厳密には、メーカーの設定した標準仕様以外のものをいいます。ですが、標準仕様に選択範囲があり、追加費用が発生することもあることが、オプションとの境界を曖昧にしてしまっているのです。

さらには、選択範囲の中にメーカーのオリジナル商品(最安値でない場合もある)があれば、それがお勧めの標準仕様となり、見積りに反映されます。

したがって、本記事では最安値あるいはセキスイハイムの推奨オリジナル商品を標準仕様とし、そこから追加費用が発生するものをオプションとして扱います。

ただし、先に述べたサイズやカラーなどによる追加費用は多種多様に渡るため、本記事では触れません。また、セキスイハイムの商品カタログの載っていない商品(本来のオプション)も、本記事では除外します。

以下で、セキスイハイムの部位ごとの標準仕様やオプション(追加)費用について説明していきましょう。

セキスイハイムの標準仕様と選択範囲

部位 標準仕様と選択範囲 説明
構造躯体 ★鉄骨BOXラーメン構造 ユニット工法
基礎 ★ベタ基礎
断熱材 ★屋根:グラスウール

★外壁:グラスウール

★基礎:ポリスチレンフォーム

屋根(天井):140mm

外壁:100mm

底盤:110mm、立上り:40mm

屋根 ★ステンレス折半(パルフェ)

★ガルバリウム鋼板(パルフェbj)

★軒先(屋根庇)はアルミ素材

 

外壁 ★磁器タイル

レリーフ外壁

パルフェ、パルフェbjでは磁器タイルが推奨品
★アルミ樹脂複合サッシ

樹脂サッシ

ハイカットペアガラス採用
★HDフローリング

突板フローリング

挽板フローリング

無垢材フローリング

プリントシート合板

価格:HD<突板<挽板<無垢材

キッチン  パナソニック

タカラ

LIXIL、他

支店によって、提携メーカーや商品が異なり、最安値メーカーも異なります
浴室 ★積水ホームテクノ

 

換気暖房乾燥機(7〜9万円)

エイジレスプラウドバス

★Smart

Advance

Advance S

洗面  パナソニック

LIXIL、他

支店によって、提携メーカーや商品が異なり、最安値メーカーも異なります
トイレ ★TOTO

パナソニック

LIXIL

タンクを化粧棚で隠した仕様

パナソニックのアラウーノSⅡにした場合、10万円ほどの追加が必要

空調 ★快適エアリーT-SAS 熱交換型第一種換気システム+冷暖房除湿ユニット

1階部分:80万円、2階部分:40万円

電気錠 ★カードキー

リモコンキー

リモコンキーの場合10万円前後の追加費用

上表で、★マークは最安値品もしくはメーカー推奨仕様

構造躯体〜断熱材

セキスイハイムの注文住宅では、耐震等級と断熱等性能等級を最高等級とし、長期優良住宅基準を標準仕様としています。ですから、表の構造躯体〜断熱材までの仕様は選択肢がなくメーカー指定となります。

なお、断熱材の種類や厚みは、寒冷地や一般地域などによって断熱等性能等級に求められる性能が異なります。表の各断熱材と厚みは一般地域(4〜7地域)の場合です。

屋根・庇

パルフェのフラット屋根では、ステンレス素材のハイパーデュラティックルーフを推奨品としています。通常のステンレス材の4倍もの耐久性があり、屋根本体のメンテナンスは必要なく、軒先のアルミ部分の防水シールを20年ごとに行うだけで良いとあります。

パルフェbjの屋根は、ガルバリウム鋼板が標準となっています。ガルバリウム鋼板の耐久性は一般的なスレート瓦に比べて高く、20〜30年とされていますが、塗装などの定期的なメンテナンスは必要になってきます。

カタログや実ユーザーの公開情報ではその他の素材も選べるようですが、住宅の寿命にも関係してきますので、メーカーの推奨品がいいでしょう。

なお、ステンレス素材の屋根は、一般的なスレート屋根やガルバリウム鋼板屋根に比べて、倍以上の価格になり、初期コストは高くなりますが、ほぼメンテナンスフリーのため長期的なコストパフォーマンスに優れています。

外壁

パルフェやパルフェbjでは、塗り替えの必要がない磁器タイルを前提として見積りされますが、セキスイハイムのオリジナル商品のレリーフ外壁に比べると、100万円以上の金額アップとなります。

しかし、長期のランニングコストを考えれば、初期コストは高くてもメンテナンスフリーの磁器タイルになります。

レリーフ外壁とは、木繊維と熱硬化セメントの混合材を加熱・圧縮したもので、いわゆるサイディングに似たものです。15〜20年ほどで塗替えが必要になります。

外壁側にアルミ、室内側に樹脂を採用したアルミ樹脂複合サッシで、日射・紫外線の反射率に優れたハイカットペアガラスを組み合わせています。

より断熱性能を上げたい時には、樹脂サッシとなりますが、やはり高額の追加費用が発生します。一般的な地域であれば、アルミ樹脂の複合サッシとハイカットペアガラスの組み合わせで十分な断熱性能を発揮します。

なお、断熱材と同様に地域によって求められる断熱性能が異なりますので、北海道などでは樹脂サッシのトリプルガラスが標準仕様となっています。

標準はHDフローリングで、木目にプリントされたシート(厚み:0.1〜0.2mm)を合板に貼り付けたものです。プリント技術の向上で、品質や性能が上がり一般的にも普及しています。

HDフローリング

突板フローリングは、自然木を1mm前後に薄くスライスしたものを合板に貼り合わせたもので、自然木の優しさと耐久性を兼ね備えています。また、表面に貼る自然木を厚くしたもの(2〜3mm)を挽板フローリングといい、見た目はほとんど無垢材と同じです。

無垢材フローリングは、自然木をそのままに板材にしたもので、より自然の味わいがありますが、キズやシミがつきやすく、相応のメンテナンスが必要です。

価格は、HDフローリング<突板フローリング<挽板フローリング<無垢材フローリングが一般的ですが、突板や挽板、そして無垢材は材種によって大きく価格が上下します。特に、無垢材が顕著です。

HDフローリングを突板フローリングにした場合は、7,000円前後/㎡、挽板フローリングでは、15,000円前後/㎡の追加費用が発生します。

キッチン

LIXIL:ハイブリッドクオーツシンク、セラミックトップ

選択できるメーカーや商品は、支店によって異なっているため、一概にいえませんが、主な厨房機器メーカーが揃っていると考えていいでしょう。

システムキッチンには多種多様な付属機能が求められ、本体が同じ商品でもセットする内容によって、価格はそれぞれに異なります。

住宅設備の中でもキッチンは最も使用頻度が高く、日常生活を豊かにしてくれる重要なアイテムです。十分に検討やシミュレーションを行い、ライフスタイルにふさわしいシステムキッチン選びとしましょう。

浴室

エイジレスプラウドバス:Smart

標準仕様としては、積水ホームテクノのエイジレスプラウドバスのみで、グレードが3種類あります。

標準は、最安値のSmartで、必要かつ十分な機能を備えたタイプです。上位のAdvanceに変更すると10万円ほどアップします。また、壁の色や浴槽の形状などを変更した場合も追加費用が発生します。

グレードによる追加費用は基本的に差額ですが、仕様選択範囲以外の場合には、差額以上の金額になることもありますので、注意ですね。

浴室換気乾燥暖房機は、標準仕様には含まれていません。オプションで付ける場合はランドリーパイプ付きで7〜9万円ほどになります。

洗面

これも、先のキッチン同様に、支店によって標準仕様の提携メーカーが異なります。また、提携メーカーのものでも、多くはセキスイハイム仕様になっていますので、ショールームなどで実物を確認しておきましょう。

トイレ

標準はTOTOのタンク付きですが、タンク部分をパネルで囲み棚状にしてタンクレス風にしています。

なお、TOTO(09トイレ)からパナソニックのアラウーノSⅡにすると、10万円ほどの差額がでます。いずれも、暖房洗浄機能付きのものの場合です。

空調

快適エアリーT-SASは、熱交換型の第一種換気と冷暖房除湿ユニットを組み合わせたもので、セキスイハイムのオリジナル商品です。第一種換気とは、吸気・排気ともに換気扇で強制的に行うもので、ダクト配管を伴うのが一般的です。

あったかハイムのコンセプト商品ですから、この空調システムがないとセキスイハイムらしくないのですが、1階だけで80万円ほどの費用がかかりますから、悩ましいところですね。

メンテナンスの特殊性や床の吹出口に家具がおけないなどから、敬遠されるユーザーもあり、メリット・デメリットを十分に検討しておく必要があります。

オプションの対費用効果を考えよう

比較的抑えたつもりでも予算を上回るのが常ですが、希望するままにグレードや機能を上位のものにしてしまうと、驚くようなオプション金額になってしまいます。

ですから、本当に必要なものかどうかは、日常だけでなく、数年先の利用状況も含めてシミュレーションしてみるのも一つの方法です。さらに、十数年先に必要となるかもしれないリフレッシュ工事やリフォームも考慮しておかなければなりません。それらを十分に検討した上で、対費用効果(コストパフォーマンス)も考えておきましょう。

屋根や外壁を含めた建物本体の寿命は、長期優良住宅の普及もあって、3世代が住み続けることができるほどになっています。

一方、設備機器の寿命は一般的には10年、上手に使っても20年です。その間に設備機器の性能向上が進んだり付加価値が変わったりして、当時は高価だったものも陳腐化してしまうことがあります。劣化や故障で交換するよりも陳腐化による買い替えの方が多いかもしれません。

ですから、追加しなかったことですぐに後悔しそうなものは別として、迷っているようなものは、見送っておく方が無難かもしれませんね。

あれば便利と欲しい物、そして必要なものは、異なります。追加やオプション選びは、慎重に行いましょう。

おすすめオプションと価格

厳しい予算の中でも、外すことのできない、あるいは優先的に予算を振り分けたいものがあります。もちろん、個人差はありますが、一般的に選ばれるものを紹介していきます。

外壁:磁器タイル

磁器タイルは、パルフェやパルフェbjらしさの大きな要素です。初期費用は一般的なサイディングに比べて高額になりますが、長期優良住宅が普及しつつある現在の住宅では、長いスパンでのメンテナンス費用のイメージをもっておくことが重要です。

最新の塗装は耐久性能が上がっているとは言え、15〜20年ほどで塗り替えを計画しておかなければなりません。その際の費用は住宅規模にもよりますが、100万円前後は必要になります。ですから、20年・40年・60年先を考えると、ランニングコストでは磁器タイルが優勢になります。

塗り替えの必要のないメンテナンス性を考えれば、やはりこれは外せないところでしょう。

突板合板フローリング

これは、好みの問題になるかもしれませんが、可能であればHDフローリングではなく、突板フローリングをお勧めします。

理由は、内装のグレード感が追加した費用以上に向上するからです。また、壁クロスと違って、簡単に張り替えることができません。住み替えがない限り、生涯を同じフローリングで過ごされる方がほとんどだと思います。

決して、最高級の無垢材である必要はありません。むしろ、突板合板の方が耐久性と自然木の優しさを兼ね備えているためお勧めです。また、全ての床をアップグレードする必要はなく、リビングや玄関ホールなどの中心となる空間だけでもよいのです。

浴室換気暖房乾燥機

現在は、全自動の乾燥機付き洗濯機も普及していますが、できれば浴室の換気扇を暖房乾燥付きにすることをお勧めします。

初期費用としては7〜9万円ほどかかりますが、洗濯物の乾燥、真冬の予備暖房や入浴後の浴室乾燥など、多様な使い方ができます。

10年以上(頻繁な使用でなければ20年ほど)の耐用年数を考えるとコストパフォーマンスの高いお得な買い物と言えるでしょう。

快適エアリーT-SASか市販エアコンか

これもセキスイハイムのオリジナル商品です。現在は、法律で24時間換気を義務化していますが、熱交換型の第一種換気と冷暖房除湿器までをセットにしたシステムが本当に必要か、となるとためらってしまいます。快適エアリーの床吹き出しグリル

先に、床の吹出口やメンテナンスの特殊性の件は述べましたが、それ以外にもコストの問題があるのです。1階だけでも80万円ほどかかり、2階にも採用すると合計で120万円ほどにもなります。

一方、一般的な第二種換気あるいは第三種換気と市販のエアコンを組み合わせれば、全室にエアコンを設置しても80〜90万円くらいに納まるでしょう。

第二種換気とは、吸気のみを機械で行い、排気を自然で行うもので、第三種換気とは、その逆のものです。いずれもメンテナンスは一般的なものでコストを抑えることができます。

快適エアリーT-SASは、花粉やPM2.5などを除去する機能がありますから、アレルギー体質の方には有効な換気・冷暖房システムだと思います。

まとめ

セキスイハイムに限らず住宅メーカーには、様々なカタログが用意されており、カタログの中からそれぞれの仕様を選ぶことで、追加費用(オプション)の有無や金額が見積書に反映されます。

建売住宅や規格住宅に比べて注文住宅では、仕様選択の範囲が広く、標準仕様の範囲でも追加費用が発生することがあります。

一般に、メーカーのカタログに載っている商品はオプション(追加)扱いであっても、提携などで比較的抑えられた価格となっています。ですが、カタログに載っていない商品については個別仕入れになるため、予想以上の金額になることがあります。ですから、特別な場合を除いて避けておいた方がいいでしょう。

選んだ住宅で何が標準仕様か、そして選択範囲を確認してください。さらには、標準仕様(最安値あるいは推奨品)以外で、何を変更・追加するかの優先順位を決めておくといいでしょう。

なお、契約前にカタログ等を取り寄せる時には、ネットでの無料カタログ請求サービスが便利で、同時に他社のカタログも一括請求できるため、比較・検討することができます。

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