ハウスメーカーの特徴

バウハウスってどんなハウスメーカー?特徴や坪単価、評判や口コミを知りたい!

バウハウスで家を建てたいと思う方で、どんな家を建ててくれるのか気になる方は多いですよね。

家は高い買い物なので、失敗したくないです。なので、後悔しない家づくりをしたいものですよね。

そこでこのページでは、バウハウスで家を建てる方のために特徴や坪単価。実際に家を建てた方の口コミや評判をご紹介します。

これからバウハウスで家を建てようと考えている方の参考になるはずです。

バウハウスってどんな家?

住まい設計工房として知られている(株)バウハウスは、バウハウス一級建築士事務所も併設しています。

むしろ、設計事務所としての特色の方がよく現れている住宅会社で、ナチュラルな外観と開放的な間取りが特徴的です。

千葉県野田市に本社を置き、東京、千葉、埼玉、茨城を主な営業エリアとしています。

設計事務所のイメージが強い同社は、社員数が少ないため年間の受注棟数は十数棟(※1)と控えめです。

ある意味では、1棟1棟が施主と設計者との濃密な想いで建てられているとも言えるでしょう。

バウハウス(BAUHOUSE)とは1919年にドイツに設立された造形学校の名称で、革新的な造形手法や現代デザインで世界に大きな影響を与えました。

同校は1933年に閉鎖となりましたが、その影響は建築だけでなく家具や日用品にまでに及び、現代でもその思想は色褪せることなく生き続けています。

このように建築家にとっては象徴的なバウハウスを社名に使っている住宅会社は数社ありますが、本記事では千葉に本社を置くバウハウスについて紹介していきます。

※1:https://iejoho.com/archives/5082

バウハウスの特徴(ポイント)

バウハウスの特徴をハード部分(仕様・住宅性能)とソフト部分(デザイン・プラン)に分けて紹介してみます。

仕様・住宅性能

バウハウスは、外断熱工法を採用しています。

建物を断熱材で包み込む外断熱工法には、壁の内部に断熱材を充填する内断熱工法に比べて、施工ミスによる隙間や熱橋(熱の伝わる部分)が起こりにくい利点があります。

断熱性能を表す数値には熱損失係数(Q値)があり、数値が小さいほど高断熱性能となります。

バウハウスの外断熱工法によるQ値はHPによると2.0以下としており、次世代省エネ基準の2.7を下回るものです。

また、気密性も高く、同社のHPでは1.0c㎡/㎡と紹介されています。気密性(C値)は、延床面積あたりの隙間面積で表しており、C値が1.0の延床面積100㎡の住宅の総隙間面積は100c㎡となります。

つまり、10cm × 10cmの大きさということです。一般的な住宅のC値が4.0前後ですから高気密住宅といえるでしょう。

これらによる省エネ性能は、18畳用のエアコン(5kw程度)1台で全体をまかなえるほどで、次世代省エネ基準の温熱環境でも最高の等級4をクリアしています。

その他では、耐震性能の等級2、劣化対策では等級3としており、長期優良住宅の基準に適合したものです。

デザイン・プラン

バウハウスでは、「100%は造らない、70%を造り、後は住みながら手を入れていく」を提案しています。

日々の暮らしは、家族の成長や構成で変わってきます。また、住んでみて初めて分かることもあります。

そのためバウハウスでは、暮らしの変化に対応できるように、住人が手を入れられるクリアランスを設けているのです。

例えば、”小さな子供に個室は不要”との大胆な発想で、代わりに家族団らんの場であるリビングに比重をおいた設計としています。

バウハウスの想い(8つの提言)

バウハウスは豊かな暮らしを送るために、8つの提言をしています。同社のHPから引用して本記事なりに紹介してみましょう。

  • 楽しく暮らせる住まいであること
  • 快適に暮らせる住まいであること
  • きれいな空気の住まいであること
  • 地震で倒れない住まいであること
  • 永く住み続けられる住まいであること
  • 品格のある住まいであること
  • 年月と共に味わいが増す住まいであること
  • 環境に優しい住まいであること

これらを実現するためのノウハウやアイテムは、先に紹介した高気密・高断熱、そして省エネ性能であり、耐震性能になります。

また、無垢材をふんだんに採用した仕上げは、シックハウスを軽減すると共に、経年による味わいや風合いを醸成していくのです。

そして、バウハウスでは上の8つの想いをベースに、ユーザーの希望やこだわりを叶えています。

バウハウスの事例・間取り

事例1:梅の台の家、2階建て、延床面積118㎡(35.62坪)

家族みんなが楽しめる家と薪ストーブにあこがれていたオーナーが、空気の質の良さと施工の丁寧さ、そして家づくりコンセプトに惹かれて契約したとのことです。

モルタル掻き落としと杉板張りの外観

一見、平屋建てに見えますが、屋根裏を全面利用した2階建てです。

外壁のモルタル掻き落としと言うのは、モルタルをコテで塗った後、ワイヤブラシなどで表面を掻き取り、素材の質感を見せる技法です。

人工的なモルタルをナチュラルに見せる効果がありますので、杉板張りとのマッチングもピッタリだと思います。

広々としたLDK

お子さんがまだ小さいこともありますが、上部の吹抜けとも合わせて夫婦と子供二人には十二分すぎると思えるほどの空間ですね。

柱・梁、フローリング、テーブル、階段、そして本棚と自然木がいっぱいです。

子供と学ぶ

出典:https://www.bauhouse.co.jp

子供が小さい内はリビングが勉強の場、そんなライフスタイルを形にしたように感じられます。

奥に見える小さな机はリビングのどこにでも移動でき、遊びも勉強も家族の見守る中で行えます。

事例2:習志野鷺沼台の家、2階建て、延床面積123.83㎡(37.52坪)

木造のガレージと薪ストーブが欲しいとの想いで、バウハウスが選ばれました。1階をガレージスペースとし、2階を住居スペースとした家です。

葺きおろし屋根の外観

葺きおろし屋根とは、写真のように1階の屋根を2階の屋根の続きとしたもので、見た目がスッキリします。

この住宅でも、杉板の鎧張り(よろいばり)がアクセントになっており、真っ赤なポーチ庇にデザインされた住宅であることを感じます。

遊べる大空間

仲間が集まっても大丈夫な広さが希望だったとのことですが、十分でしょう。そして、どのような家具をレイアウトするか飾り付けるかは、住人の思うままです。

配管を意匠に使ったガレージ

出典:https://www.bauhouse.co.jp

1階は玄関、ガレージ、シャワーブースのみで、趣味に徹した間取りです。2階の給排水管は、むき出しのままですが意匠化しています。

配管を内装の一部とするのは店舗などでは時折見かけますが、住宅で採用するには少し勇気がいるかも知れません。

しかし、メンテナンスしやすい面や仕上げコストが下がる面がありますから、ガレージなどには参考になりますね。

事例3:印西戸神の家

ご夫婦とお子さん2人の家です。オーナーは、自然素材を使ったナチュラルな住まい、そして夏涼しく冬暖かい住まいが希望で、バウハウスを選ばれました。

緑に溶け込むナチュラルカラーの外観

外壁のモルタルは櫛引(くしびき)仕上げです。櫛引仕上げは、モルタル表面を櫛状のコテで溝をつけるもので、先に紹介した掻き落とし同様にナチュラルな仕上がりになります。

バウハウスの外観の仕上げは、モルタル、杉板張り、そして大屋根が共通アイテムのようです。

それらによる外観は、単調になると思われるかもしれません。

しかし、日々生活する住宅に虚飾は必要がなく、永く住み続けるためには、飽きのこないデザインが有効なのです。

ボルタリングができるリビング

リビングにボルタリング用の壁を設け、室内でアウトドアを楽しめる空間としています。

バウハウスの内装に共通しているのは、クロス仕上げを最小限にして、最大限に木肌を見せていることです。

写真右側の壁は木片を圧縮接着させたもの(OSBパネル)で、一般的には下地材として使われているものです。

また、あえて天井を造らず柱・梁や床・屋根の下地板を見せる手法は木の自然を感じさせるだけでなく、コスト削減にも大きく貢献しています。

造り付けシンクのある洗面所

出典:https://www.bauhouse.co.jp

大きめのシンクをモザイクタイルを貼ったカウンターにセットしています。

このような洗面台は、造り付けならではのもので、ユーザーと設計者のこだわりが現れます。使いやすそうですね。

バウハウスの価格はいくら?

ネットで検索した結果では、延床面積37.9坪で坪単価が66.22万円、34.7坪で65.7万円、32.5坪で74.15万円・・・とありました。概ね、70万円前後/坪というところでしょうか。

(https://suumo.jp/b/chumon/t/バウハウス%E3%80%80価格/)

一方、バウハウスのHP上で同社の実例を挙げて延床面積と価格が紹介されています。

それを参考にすると、延べ坪数によって増減しますが、坪単価は60~70万円となっています。価格的にはハウスメーカーのミドルクラスですね。

なお、同じHP上に同社の申請手数料や設計料などの諸経費についても触れており、工事費の20~30%としているようです。

設計を特徴としている同社に値引きはありません。むしろ、予算の範囲で設計・施工を依頼するのが筋でしょう。

バウハウスの口コミ

非常に個性的なバウハウスですから、ユーザーも納得して選んでいるのでしょう。明らかなマイナス評価は見られません。

バウハウスの年間着工戸数は十数戸ですから、口コミ情報は多くありませんが、いくつかをして紹介します。

口コミ:入居済み住民さん

野田市のバウハウスで建てました。5年以上住んでいますが冬場は暖かく夏は涼しいので大変満足しています。薪ストーブも楽しく使っています。

友人も同時期違うメーカーで家を購入しましたが暖かさが全然違うと言っていました。今でも自慢のお家です。

(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9888/4/)

5年以上住んでいてなおも満足しているというのは、とても幸せなことだと思います。

ユーザーの想いとバウハウスの想いが一致したのでしょう。

口コミ:42歳、女性

家の中の空気がとっても気持ちがよくて快適です。特に2番目の息子(5歳)は朝起きたときの咳がひどかったのが、ここに住み始めてから全然咳が出なくなりました。

すぐに体調を崩す体力のない子供たちだったのがみるみる元気になっていくのがわかり、BAUHOUSEで家を建てて本当によかったと思っています。

(http://saitama-orderhouse.com/bauhouse.html)

これも最高のプラス評価ですね。

木を多用した内装と高気密・高断熱、そして24時間換気でコントロールされた空気環境の快適さが、家族を健康にさせたようです。

口コミ:44歳、男性

バウハウスのログハウスをみて一目惚れしました。夢の薪ストーブの設置は子どもがいるのですごく迷ったのですが、今は設置してよかったと満足しています。

夜、暗めの部屋で薪ストーブをつけると利かん坊の子どもたちもおとなしくなりすぐに眠りにつくようになりました。それと念願の檜風呂。毎日家に少しでも早く帰りたくてたまりません。いい家が建てられました。

(http://saitama-orderhouse.com/bauhouse.html)

照明を落として、家族で薪ストーブの火を眺めている風景を想像してしまいます。いい家が建てられたと言う感想は、心からのものだと思います。

口コミ

内覧会で木の香り、木のぬくもりを感じ一気にひかれてしまいました。デザインも素敵で、こんな家に住みたいなと憧れたのですが、あれもこれもとお願いしてみたら手の届かない金額になってしまいました。身の丈にあった家を探すことにします。

(http://saitama-orderhouse.com/bauhouse.html)

決して悪い評価ではなく、具体的な金額も判りませんが、注文住宅で欲しいものを積み上げたら、確かに高額になってしまいます。

バウハウスの特徴は、一般的なハウスメーカーでは出来ないこだわりの住宅を実現するところにありますから、多少割高感はあります。

口コミ:30代、男性

薪ストーブの手入れはそれほどしていません。毎シーズン煙突掃除しなくちゃいけないとは思いつつもやっていないのが現状ですね。

煙突掃除も専門の業者さんに頼めば35,000円程でやってくれるそうなので検討中です。

薪は定期的にバウハウスさんが薪割り大会を開催してくれるので参加していれば困りませんね。ただ今年割った分は来シーズン、再来シーズン用とするので自宅に薪棚は必要になりますね。

薪にしたものを乾燥しないで使うと火力がなく火が大きくなりません。薪割り大会にはバウハウスで建てた方たちが参加するので薪ストーブの話だけでなくバウハウス住宅についていろいろと情報交換してますよ。(笑)

(https://www.e-kodate.com/bbs/thread/9888/5/)

マイナス評価ではありませんが、バウハウスの特徴の一つである薪ストーブの注意点としては参考になりますね。

煙突の掃除や薪の調達、そしてストック棚など、魅力的な薪ストーブを維持するためには、相応の苦労もあるようです。

バウハウスで家を建てるコツ

同社の住まいづくりに対する想いやコンセプトで建てられた家は、万人に適したものとは言えません。

たとえば、木肌を多く見せる内装は決して華やかなものではありません。むしろ、質素に見えるかもしれません。

つまり、バウハウスを選ぶ際には、同社の想いやコンセプトを理解することも必要なのです。

そして、その想いやコンセプトとユーザーの希望やこだわりとマッチした時には、非常に満足度の高い住宅とすることができます。それがバウハウスで家を建てる時のコツですね。

ほかの住宅メーカーにも話を聞こう

非常に個性的で魅力的なバウハウスの住宅です。しかし、例え気に入っていても決定する前には、ほかの住宅メーカーの話も聞くようにしてください。

ただし、バウハウスを検討する際に他社と仕様やグレードに関して比較することは、あまり意味がありません。

家族構成やライフスタイルの変化、そして住み続けた時のイメージなどを思い浮かべて比較してください。

ほかの住宅メーカーの話を聞くことで、本当に望む家の姿がよりはっきりと見えてくることもあるのです。

相見積もりを必ず行う

注文住宅相見積もり

同じ施主の希望を取り入れた注文住宅でも、設計者の理解や考え方で大きく設計内容が異なってきます。当然、見積額も異なります。

バウハウスのように、下地材を仕上げ材に活用する場合、内装材のコストは安くなります。

反面、洗面所や浴室を造り付けとする場合には、オリジナリティーはあるもののコストは上がるでしょう。

さらに、同じ設計・施工の住宅会社でも、販売促進費や設計料などの諸経費は大きく異なります。

これらのことから、見積り額が上の図のように1,000万円以上の差が出ることも珍しくありません。

いずれにしても、住宅会社を選ぶ際には例え気に入った会社があっても、相見積りをとるようにしてください。

どんなに気にいっていても予算に合わなければ家は建てられないのです。

無料でカタログをもらおう

住宅会社の情報を得るには、カタログが便利です。しかし、お気に入りの住宅会社が小規模の場合、十分なカタログを用意していないこともあります。

そんな時は、自身でHPなどから情報を得ることになりますが、合わせて無料の一括資料請求サービスなどで他社のカタログも集めるようにしてください。

そうして集めた資料からは住宅知識を得られると共に、業者選びの参考にもなりますのでおすすめです。

 

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