三井ホームは、決して安価で建て替えを行えるハウスメーカーではありません。
オリジナルの工法を取り入れたり、デザイン性に優れていたりと、豊かな暮らしを実現できる住まいを提供しています。
そのため、「三井ホームで建て替えを」という方も少なくありませんが、気になるのはやはり費用面です。
今回は、三井ホームに建て替えを依頼した際にかかる費用目安などをまとめましたのでご紹介します。
三井ホームで建て替えを検討している方は、参考にしてみてください!
三井ホームが建てる戸建ての特徴
三井ホームといえば、長らく2×4(ツーバイフォー)住宅の№1ブランドとして知られていましたが、2014年に2×6(ツーバイシックス)工法を標準化しています。
これにより主に断熱性能がさらに強化された戸建て住宅の実現が可能になりました。
具体的には外壁の枠組に2×6材を使用することで、従来の約1.6倍(140mm)の断熱材が充填されています。
また、三井ホームの戸建て住宅ではプレミアム・モノコック構法を採用。
プレミアム・モノコック構法は、すきま風などが発生する可能性がある軸組工法(鉄骨・木造)やコンクリートの外壁に蓄えられた熱が室内に影響を及ぼすRC造と異なります。
断熱性と気密性に優れているという特徴があります。
その他、四季を感じられる家、心安らぐ木の香りを楽しめる家、女性目線でデザインされた家など、豊富な商品ラインナップも三井ホームの大きな魅力といえるでしょう。
三井ホームの理念
三井ホームの理念をご紹介します。一生住む家を作ってくれる会社なので、どういった理念で家づくりをしているのか気になりますよね。
家は、ハウスではなく、ホームである。
ただの箱ではなく、家族の人生というかけがえのないものをあずかる場所です。
家をつくり続けて40年以上。 家の進化を追い求めた私たちの歩みは、住む人の幸福を追い求めた歩みでした。美しさ、強さ、健やかさ。すべてが揃って初めて、三井ホームの住まいになるのです。
生きる場所ではなく、生きる喜びをつくっている。家族の幸せな人生は、三井ホームから始まっています。
三井ホーム公式サイトより引用
理念を見ると、家は大切な家族が住む場所であり、ハウスではなく「ホーム」って言葉がとても好印象ですね!
大切な家族が住む場所だからこそ、大事に設計や建設して欲しいですよね。
そして、「家族の人生というかけがえのないものをあずかる場所」という言葉にも心がしみます。
こういった理念を見ると、そこのハウスメーカーがどのような家を建ててくれるのかがわかりますね。
本気で家づくりをしてくれる三井ホームで家を建てたいですよね!
三井ホームの注文住宅の5つの特長
三井ホームの注文住宅を評価する上で忘れてはならないのが、以下の5つの特長です。
- デザイン
- 耐震技術
- 健康住宅
- 生涯費用
- エコ住宅
詳細をひとつずつみていきましょう。
デザイン
三井ホームは北米で生まれた2×4工法を日本でいち早く取り入れたハウスメーカーであると同時に、デザインやインテリアの美しさにも定評があります。
口コミなどでは「オシャレな三井ホーム」などという評価もみられますが、実は北欧風のインテリアやデザインをいち早く取り入れたのも三井ホームといわれています。
三井ホームでは外部の建築家に設計依頼をしているため、設計やデザインの自由度の高さは抜群です。
耐震技術
三井ホームは耐震性に強い住まいを実現していることでも有名です。この耐震性の強さを支えているのが、前述のプレミアム・モノコック構法です。
三井ホームでは熊本地震など、実際に日本で起きた地震よりもさらに過酷な耐震実験に挑戦しています。
その結果、プレミアム・モノコックG(Gウォールと呼ばれる特殊で高価な構造壁)では、震度7の地震に60回も耐え抜いたのです。
プレミアム・モノコック構法は1階から2階に揺れが伝わりにくい構造、かつ家具に伝わる力も抑制します。
健康住宅
三井ホームではホコリ、花粉、カビの胞子などのハウスダスト問題にも積極的に取り組んでいるため、高度な健康テクノロジーを駆使した「健康住宅」の実現も可能にしています。
三井ホームが、健康住宅を実現するために取り入れている主な技術には以下のようなものがあります。
- プレミアム・モノコック構法
- 健康空調システム「スマートブリーズ」
断熱性が優れているプレミアム・モノコック構法は家中の温度差が少ないため、ヒートショックや熱中症の危険性を低くしてくれます。
出典:https://gafpsp.org/?p=644
また、健康空調システム「スマートブリーズ」には高性能フィルターが搭載されており、花粉やホコリの90%カットを実現。業界では初となる加湿機能も装備されているます。
これにより、冬場に増殖しやすいインフルエンザウイルスの生存率低下にも大きな効果を発揮します。
以下に三井ホームの健康住宅と一般住宅の空気中の違いをまとめましたので参考にしてください。
三井ホームと一般住宅の空気
ホコリは見えないですが、このように特殊なカメラで撮影するとこれほどまでの差があります。
常にいる家だからこそ、きれいな空気の家がいいですよね。
生涯費用
三井ホームの注文住宅はライフスタイルコストのことも考えて造られています。ライフスタイルコストとは建物にかかる生涯費用のことです。
三井ホームの注文住宅は耐久性などに優れた部材を使用しているため、家を建てたあとのメンテナンス費を必要最小限に抑えることができます。
三井ホームの坪単価は大手ハウスメーカーの中では割高ですが、生涯にかかる費用まで含めると、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
エコ住宅
三井ホームの注文住宅には、業界トップクラスの省エネ性能を誇るプレミアム・モノコック構法に、創エネ、蓄エネを効率よく行うスマート設備が備えられています。
標準仕様でZEH基準もクリアしているため、快適な室内環境と経済的な生活を同時に実現することが可能です。
三井ホームで建て替える際にかかる諸費用
三井ホームの坪単価相場は75万円~90万円以上ともいわれており、その他のハウスメーカーと比較しても本体工事にかかる費用は高いです。
そのため、三井ホームで建て替えを行う場合は、諸費用の金額も事前にしっかりと把握しておいたほうがよいでしょう。
一般的に建て替えの際に発生する諸費用は本体工事費の10%~15%とされています。
建て替えにかかる諸費用は約300万円以上
結論から述べると、一般的な建て替えに伴う諸費用は約300万円以上かかります。ここでは主な内訳と費用相場をまとめましたので解説します。
解体費用
既存の住宅を取り壊す必要がある建て替えでは、解体工事にかかる費用を支払わなければなりません。解体工事の費用相場は以下のとおりです。
構造 | 坪単価 |
木造住宅 | 3~4万円 |
鉄骨造 | 4~5万円 |
鉄筋コンクリート造 | 6~7万円 |
解体工事の費用は家の構造によって決定され、最も費用が安く収まるのが木造住宅、次いで鉄骨造、鉄筋コンクリート造となります。
引っ越し費用
新しい住まいを建築する期間は、仮住まいの家に移る必要がありますので、そのための引っ越し費用も捻出しなければなりません。
引っ越しにかかる費用は依頼する業者、荷物の量、仮住まいの家までの距離などによって異なりますが、概ね以下の金額が相場となります。
家族 2人 | 家族 3人 | 家族 4人 | 家族 5人以上 | |
~15km未満 (市区町村内) |
平均80,527円 | 平均93,593円 | 平均116,398円 | 平均138,115円 |
~50km未満 (都道府県内) |
平均81,822円 | 平均103,078円 | 平均114,283円 | 平均122,071円 |
出典:価格ドットコム
基本的には荷物の量が多い、引っ越し先までの距離があるといったケースでは料金が割高になりがちです。
仮住まいの費用
仮住まいの家といえども敷金、礼金、家賃の費用はしっかりと払わなければなりません。
仮に新居が建つまでの期間が8ヶ月だとすると、仮住まいにかかる総額費用は以下のようになります。
項目 | 費用 |
---|---|
仮住まい家賃 | 8万円 × 8カ月分 = 64万円 |
敷金 | 8万円 × 2カ月分 = 16万円 |
礼金 | 8万円 × 1カ月分 = 8万円 |
総額 | 88万円 |
また、上記の家賃、敷金、礼金以外にも場合によっては、共益費、住宅保険料、鍵交換費用なども必要になります。
そのほかにも諸費用がかかる
建て替えにかかる諸費用は解体工事費用、引っ越し費用、仮住まい費用だけではありません。以下に建て替えで発生するその他の諸費用をまとめましたのでご覧ください。
項目 | 費用相場 |
登記費用(減失登記・表題登記・所有権保存登記・抵当権設定登記) | 約23万円~30万円 |
印紙代 | 約2万円~3万5,000円 |
火災・地震保険 | 約10万円~(5年) |
建て替えで注意しておきたい点は、解体工事後に必要になる減失登記や表題登記など、登記にかかる費用が発生することです。
新しい土地に新築を建てる際は登記費用のことも考えている方は多いですが、建て替えでは登記費用が発生することを知らなかったという方もいます。
費用も20万円を超すケースがほとんどですので、事前にしっかりと登記費用のことも頭に入れておきましょう。
三井ホームで建て替えをする注意点
三井ホームで建て替えを検討している方は多いですが、事前にいくつか抑えておきたいポイントがあります。
このポイントを無視して建て替えを行うと、大手ハウスメーカーといえども建築後に満足できない結果に終わる可能性が大です。
ここでは三井ホームで建て替えを行う際に注意しておきたいポイントを3つまとめましたのでご覧ください。
三井ホーム以外のハウスメーカーの意見を聞く
建て替え時のときには、1社の意見だけではなく、複数のハウスメーカーのプラン内容や意見なども聞くようにしましょう。
これは一口にハウスメーカーといっても各社で得意とする工法やデザインの特徴などがまったく異なるためです。
たとえばですが、木をメイン部材に使った家造りが得意なハウスメーカーに、鉄骨住宅などの家造りを依頼しても100%希望通りの仕上がりにするのは難しいということもあります。
そのため、まずは自身の希望に合致した家造りを得意とするハウスメーカーを何社かピックアップし、それぞれの意見を聞くところから始めましょう。
三井ホームで不可能なプランでも、他のハウスメーカーであれば可能ということもありますし、もちろんその逆も然りです。
見積もりを比較して適正価格で注文住宅を購入する
希望の家造りを実現してくれそうなハウスメーカーを複数社ピックアップしたら、次は見積もりを比較してみましょう。
見積もりを比較するメリットは、適正価格が把握しやすいということです。
1社だけに見積もりをとってもそれが適性な価格なのかが判断できません。
しかし、複数社に見積もりをとることで、大体の相場観が把握できるため、ぼったくり価格で請け負う悪徳メーカーなどへの依頼も防ぐことができます。
また、見積もりをとるときは可能であれば、住宅完成後にかかるメンテナンス費用の目安なども確認しておくようにしましょう。
前述のように三井ホームは坪単価が高いことで有名ですが、その分ライフスタイルコストを抑えられるという特徴があります。
このようなハウスメーカーの場合は、極端に坪単価が安すぎる業者よりも生涯にかかる費用が安く収まることもあるでしょう。
坪単価だけに捉われない長期的な目線で見た総額費用に関してもしっかりと質問しておくことが大切です。
一括資料請求サービスを活用しよう
インターネット全盛の現代社会では、家造りの情報収集としてWEBから一括資料請求サービスを利用される方も多いです。
一括資料請求サービスの利点は指定された入力作業を完了させれば、全国の注文住宅会社の資料をまとめて取り寄せられることです。
登録業者も一括資料請求サービスの運営が厳正にチェックしていますので、間違って悪質な業者に依頼してしまうという心配もありません。
仕事などが忙しい方にはぴったりのサービスといえるでしょう。
まとめ
デザイン性の高さや健康、エコなども最大限考慮した家造りを実現できるのが三井ホームの魅力です。
ただし、建て替えを行う際は複数のハウスメーカーの意見を聞いたり、見積もりをとったりすることも大切です。
後々「やっぱり他のハウスメーカーに依頼しとけば…」とならないように、事前に気になる点はすべて質問しておくようにしましょう。
住宅は一生に一度の高価な買い物です。数千万円単位になるため、できれば値段を安くしたいものです。
実は値段の高い注文住宅ですが、建売よりも安く家を建てられる方法があるってご存知ですか?
建売でもいいですが、せっかくであれば自由に仕様や間取りを選べる注文住宅がいいですよね。
ただ、注文住宅は失敗してしまう方がほとんどです。夢のマイホームで後悔したくないですよね。
※お断り自由・完全無料